JP3057145U - 化粧シート - Google Patents

化粧シート

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JP3057145U
JP3057145U JP1998006699U JP669998U JP3057145U JP 3057145 U JP3057145 U JP 3057145U JP 1998006699 U JP1998006699 U JP 1998006699U JP 669998 U JP669998 U JP 669998U JP 3057145 U JP3057145 U JP 3057145U
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JP
Japan
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film
pattern
decorative sheet
layer
base material
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JP1998006699U
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English (en)
Inventor
修 加藤
修三 水野
Original Assignee
日本デコール株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 グラビヤ印刷によって安価に製造することが
できるソフト感覚の化粧シートを提供すること。 【解決手段】 化粧シートは、耐熱性を有する基材10
の表面にベタ印刷12をし又はこれをしないで設けたコ
ート層14と、該コート層14上にグラビヤ版の地模様
又は柄模様を高固型分インキで印刷した模様印刷層16
とを有し、さらに、基材の裏面に設けた粘着剤層18
と、該粘着剤層上の保護シート20とを有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建築物の外装、建築物、車両等の内装、住宅設備機器、家電製品等 のための表面材として用いられる化粧シートに関し、特に、製造時における加熱 に抗する耐熱性を備えた基材上に、艶消しの、ベルベットやスウエードのような 風合の地模様又は柄模様をもつ、ソフト感覚の化粧シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
艶消しの化粧シートには、特開平2−24138公報に示されているように、 弾性球状の樹脂ビーズを混合した艶消し用塗料を使用したものがある。この化粧 シートは、製造時、樹脂ビーズをインキ又は塗料とし、ロールコーター、スプレ ーコーター、ナイフコーター等で塩化ビニルフィルムや紙の上に塗布するもので あるが、樹脂ビーズを顔料ベースとするインキ又は塗料素材は、ビーズ粒径すな わち顔料粒径が20〜70μと大きいため、通常の印刷方式による印刷には使用 することができないため、製品である化粧シートは非常に高価につく。これは、 樹脂ビーズを顔料ベースとするインキ又は塗料自体が高価であるばかりでなく、 このようなインキ又は塗料をロールコーター等により塩化ビニルフィルム、紙等 の基材上に塗布する工程は作業能率に欠け、生産性が低いことによる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、本考案の目的は、高価な樹脂ビーズ系の顔料を使用することなく 、通常の印刷方式、特にグラビヤ印刷によって、安価に製造することができるソ フト感覚の化粧シートを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の上記目的は、耐熱性を有する基材の表面にベタ印刷をし又はこれをし ないで設けたコート層と、該コート層上にグラビヤ版の地模様又は柄模様を高固 型分インキで印刷した模様印刷層とを有する化粧シートによって、また、前記基 材の裏面に設けた粘着剤層と、該粘着剤層上の保護シートとを有する化粧シート によって達成することができる。
【0005】
【考案の効果】
本考案による化粧シートは、艶消しの、ベルベットやスウエードのような風合 の地模様又は柄模様をもち、ソフト感覚の外観を呈するほか、基材が耐熱性を有 することから、製造過程や被化粧素材への接着過程における加熱に対する寸法安 定性に優れ、高い寸法精度を得ることができる。
【0006】
【実施の態様】
模様印刷層を地模様の印刷によって形成する例を示す図1及び模様印刷層を柄 模様の印刷によって形成する例を示す図2を参照するに、本考案にかかる化粧シ ートの製造に際しては、まず、基材10の表面にベタ印刷によるインキ層12を 設ける。
【0007】 基材10として、ポリエステル系フィルム、熱可塑性飽和ポリエステル系フィ ルム、ポリアクリロニトリル系フィルム、ポリイミド系フィルム、ポリエステル イミドフィルム、ポリエーテルエーテルケトン系フィルム、ポリサルホン系フィ ルム、ポリカーボネートフィルム、ポリエーテルサルホン系フィルム、ポリフェ ニレンサルファイドフィルム、フッ素系フィルム、熱可塑性ポリウレタンフィル ム、ナイロンフィルム、アクリルフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、ポ リエチレン系フィルム、ポリプロピレン系フィルム、生分解性フィルム、合成紙 、金属箔フィルム、不織布のほか、建材用薄葉紙、エマルジョン含浸紙のような 紙又は塩化ビニルフィルムを用いることができる。後に説明する模様印刷に使用 するインキの加熱硬化や得られた化粧シートの被化粧材料への熱間接着を考慮し て、使用温度によっては、紙を除く他の耐熱性の基材材料を使用することが好ま しく、また、後日の焼却処理を考慮すれば、塩化ビニルフィルムを除く他の基材 材料を使用することが好ましい。
【0008】 インキ層12上に、次いで、艶消し又は超艶消し状態の二液のウレタン樹脂を 塗布することにより、コート層14を設ける。このコート層14は、基材10上 にインキ層12を設けることなしに、該基材に直接設けることもできる。
【0009】 その後、コート層14上に、後に説明するグラビヤ版を使用してその梨地又は 砂目の地模様(図1)または花柄、木目柄のような具象柄や格子柄のような抽象 柄の如き柄模様(図2)を高固型分インキにより印刷して模様印刷層16形成す る。この高固型分インキとして、二液ウレタン、不飽和ポリエステル、塩ビゾル 又はアクリルエマルジョンをビヒクルとして用いた、揮発残分が50〜100% であるインキを使用する。
【0010】 模様印刷層16を形成された化粧シートは、150〜250℃の雰囲気中で加 熱され、高固型分インキの硬化が促進される。
【0011】 前記のグラビヤ版は、ベルベット調の化粧シートの製造のために、地模様を形 成する凹部の最大長さをグラビヤシリンダー上で200μ以下とし、前記凹部の 総面積の平坦部の総面積に対する比率をグラビヤシリンダー上で30〜55%と し、かつ、前記凹部の深度を40〜60μとする。
【0012】 また、前記グラビヤ版は、スウエード調の化粧シートの製造のために、地模様 を形成する凹部の最大長さをグラビヤシリンダー上で400μ以下とし、前記凹 部の総面積の平坦部の総面積に対する比率をグラビヤシリンダー上で40〜70 %とし、かつ、前記凹部の深度を55〜90μとする。
【0013】 他方、グラビヤ版を使用した柄模様の印刷では、該柄模様を形成する凹部の深 度を75〜200μとする。
【0014】 グラビヤ版のグラビヤシリンダー上における凹部総面積の平坦部総面積に対す る比率および該凹部の深度を前記の範囲に設定することにより、艶消しのベルベ ット調又はスウエード調の地模様、又は、艶消し又は超艶消しのコート層と75 〜200μの深度をもつ凹部により得られた柄模様によって、いわゆるソフト感 覚の化粧シートを得ることができる。
【0015】 被化粧材料(図示せず)との結合のために、模様印刷層16を形成した後、基 材10の裏面にロールコーターにより粘着性の接着剤を塗布して粘着剤層18を 形成する。その後、粘着剤層18上に剥離可能の保護シートを配置する。粘着剤 層18の材料は、化粧シートが貼られる金属板、プラスチック板、木質系板等の 被化粧材料に応じて適宜に選択する。化粧シートは、保護シートを剥がした後、 熱圧下で金属板等の被化粧材料に強固に接着される。
【図面の簡単な説明】
【図1】地模様の印刷層を有する、本考案に係る化粧シ
ートの部分拡大断面図。
【図2】柄模様の印刷層を有する、本考案に係る化粧シ
ートの部分拡大断面図。
【符号の説明】
10 基材 12 ベタ刷層 14 コート層 16 模様印刷層 18 粘着剤層 20 保護シート

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性を有する基材の表面にベタ印刷を
    し又はこれをしないで設けたコート層と、該コート層上
    にグラビヤ版の地模様又は柄模様を高固型分インキで印
    刷した模様印刷層とを有する化粧シート。
  2. 【請求項2】 耐熱性を有する基材の表面にベタ印刷を
    し又はこれをしないで設けたコート層と、該コート層上
    にグラビヤ版の地模様又は柄模様を高固型分インキで印
    刷した模様印刷層と、基材の裏面に設けた粘着剤層と、
    該粘着剤層上の保護シートとを有する化粧シート。
  3. 【請求項3】 前記基材は、ポリエステル系フィルム、
    熱可塑性飽和ポリエステル系フィルム、ポリアクリロニ
    トリル系フィルム、ポリイミド系フィルム、ポリエステ
    ルイミドフィルム、ポリエーテルエーテルケトン系フィ
    ルム、ポリサルホン系フィルム、ポリカーボネートフィ
    ルム、ポリエーテルサルホン系フィルム、ポリフェニレ
    ンサルファイドフィルム、フッ素系フィルム、熱可塑性
    ポリウレタンフィルム、ナイロンフィルム、アクリルフ
    ィルム、ポリビニルアルコールフィルム、ポリエチレン
    系フィルム、ポリプロピレン系フィルム、生分解性フィ
    ルム、合成紙、金属箔フィルム、不織布、紙又は塩化ビ
    ニルフィルムである、請求項1又は2に記載の化粧シー
    ト。
  4. 【請求項4】 前記地模様は梨地又は砂目の模様であ
    り、前記柄模様は具象柄又は抽象柄の模様である、請求
    項1又は2に記載の化粧シート。
  5. 【請求項5】 前記高固型分インキは、二液ウレタン、
    不飽和ポリエステル、塩ビゾル又はアクリルエマルジョ
    ンをビヒクルとして用いた、揮発残分が50〜100%
    のインキである、請求項1に記載の化粧シート。
  6. 【請求項6】 前記コート層は、艶消し又は超艶消し状
    態の二液のウレタン樹脂を塗布してなる、請求項1又は
    2に記載の化粧シート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102971145A (zh) * 2010-06-07 2013-03-13 株式会社日立*** 防带电片材及其制造方法
CN108116071A (zh) * 2018-02-11 2018-06-05 东莞市东雅家居用品有限公司 一种压纹套印烫金塑胶桌垫及其制造方法
US11286679B2 (en) 2017-11-14 2022-03-29 Nichiha Corporation Repair seal, method for manufacturing repair seal, and repair structure

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