JP3056665B2 - 感光体装置 - Google Patents

感光体装置

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JP3056665B2
JP3056665B2 JP7048576A JP4857695A JP3056665B2 JP 3056665 B2 JP3056665 B2 JP 3056665B2 JP 7048576 A JP7048576 A JP 7048576A JP 4857695 A JP4857695 A JP 4857695A JP 3056665 B2 JP3056665 B2 JP 3056665B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光体ドラムと、この
感光体ドラムに嵌合されて感光体ドラムを回転駆動する
フランジとを有する例えば複写機用感光体、プリンタ用
感光体又はその他の画像形成装置に供される感光体等の
感光体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の感光体装置には、例えば、実開昭
61−155863号公報に開示されたものがある。こ
の感光体装置は、図6及び図7に示すように、感光体ド
ラム100の両端部近傍に感光体ドラム100を支持す
る複数のコロ101…を設け、感光体ドラム100の内
周面に設けられたフランジ102の内歯車部103に歯
合するギヤ104によって感光体ドラム100を駆動す
るものである。
【0003】また、例えば、特開昭58−120265
号公報には、図8に示すように、感光体ドラム200の
全長の中央部近傍の内側に取り付けたフランジ201の
内歯車部202と、感光体ドラム200の内部に設けた
モータ203のギヤ204とを噛み合わせる構成とした
感光体装置が開示されている。
【0004】さらに、他の従来例の感光体装置として
は、図9に示すように、感光体ドラム300の端部に、
内歯車部301を有するフランジ302を嵌合して設
け、駆動用小歯車303を含む駆動系にて感光体ドラム
300を回転させるものがある。
【0005】このフランジ302には、内歯車部301
を支持すべく感光体ドラム300の軸に垂直な面にて形
成される内歯車支持部304と、内歯車支持部304の
中心位置に形成される回転軸受部305とから構成され
ている。
【0006】そして、この回転軸受部305の軸方向の
外側端部305aは内歯車部301の外側端部301a
よりも軸方向の内側に位置した構造となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の感光体装置では、軸受部等が内歯車の直下にあるの
で、内歯車の磨耗によって発生する粉塵等の異物の落下
により軸受部等に異物が入り、摩擦抵抗が大きくなった
り、軸受部が損傷したりし、これによって、感光体ドラ
ムに回転むら、ガタ、ロック又は負荷の増大等を招来す
るという問題点を有している。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、異物の回転軸受部と回転
軸との間への侵入による、回転軸受部と回転軸との摩擦
抵抗の増大、回転軸受部の損傷並びにこの損傷による感
光体ドラムの回転むら、ガタ、ロック及び負荷の増大等
を防止し得る感光体装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の感
光体装置は、上記課題を解決するために、感光体ドラム
と、この感光体ドラムに嵌合されて感光体ドラムを回転
駆動するフランジとを有する感光体装置において、上記
フランジは、内歯車部と、この内歯車部を支持すべく感
光体ドラムの軸に垂直な面にて形成される内歯車支持部
と、内歯車支持部の中心位置に形成される回転軸受部と
から構成されると共に、上記内歯車部及び回転軸受部は
内歯車支持部よりも軸方向の外側に突出して形成され、
かつ回転軸受部の軸方向の外側端部は内歯車部よりもさ
らに軸方向の外側に延びて形成されていることを特徴と
している。
【0010】請求項2記載の発明の感光体装置は、上記
課題を解決するために、感光体ドラムと、この感光体ド
ラムに嵌合されて感光体ドラムを回転駆動するフランジ
とを有する感光体装置において、上記フランジは、内歯
車部と、この内歯車部を支持すべく感光体ドラムの軸に
垂直な面にて形成される内歯車支持部と、内歯車支持部
の中心位置に形成される回転軸受部とを有すると共に、
上記内歯車部及び回転軸受部は内歯車支持部よりも軸方
向の外側に突出して形成され、かつ回転軸受部と内歯車
部との間で回転軸受部の外周を覆う覆体が内歯車支持部
から軸方向の外側に突出して形成され、かつ覆体の軸方
向の外側端部は内歯車部よりもさらに軸方向の外側に延
びて形成されていることを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明の感光体装置は、上記
課題を解決するために、感光体ドラムと、この感光体ド
ラムに嵌合されて感光体ドラムを回転駆動するフランジ
とを有する感光体装置において、上記フランジは、内歯
車部と、この内歯車部を支持すべく感光体ドラムの軸に
垂直な面にて形成される内歯車支持部と、内歯車支持部
の中心位置に形成される回転軸受部とから構成されると
共に、上記内歯車部及び回転軸受部は内歯車支持部より
も軸方向の外側に突出して形成され、かつ回転軸受部と
内歯車部との間で回転軸受部の外周を覆う覆体が、感光
体ドラムの回転軸を支持すべくフランジの軸方向の外側
に設けられる例えばプロセスフレーム又は本体フレーム
等のドラム回転軸支持部材から軸方向の内側に突出して
形成されていることを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1の構成によれば、フランジの回転軸受
部の軸方向の外側端部は内歯車部よりもさらに軸方向の
外側に延びて形成されている。
【0013】したがって、内歯車部の磨耗によって発生
する粉塵等の異物が落下した場合においても、回転軸受
部の外周壁面に落下するのみで、これら異物が回転軸受
部と回転軸との間から侵入するのを防止することができ
る。このため、異物の回転軸受部と回転軸との間への侵
入による、回転軸受部と回転軸との摩擦抵抗の増大、回
転軸受部の損傷並びにこの損傷による感光体ドラムの回
転むら、ガタ、ロック及び負荷の増大等を防止すること
ができる。
【0014】また、この効果を得るために、回転軸受部
を内歯車部よりもさらに軸方向の外側に延びて形成する
のみで良いので、簡単に形成することができる。
【0015】請求項2及び請求項3の構成によれば、フ
ランジの回転軸受部には、回転軸受部と内歯車部との間
で回転軸受部の外周を覆う覆体が形成されている。
【0016】したがって、内歯車部の磨耗によって発生
する粉塵等の異物が落下した場合においても、覆体の外
周壁面に落下するのみで、これら異物が回転軸受部と回
転軸との間から侵入するのを防止することができる。こ
のため、異物の回転軸受部と回転軸との間への侵入によ
る、回転軸受部と回転軸との摩擦抵抗の増大、回転軸受
部の損傷並びにこの損傷による感光体ドラムの回転む
ら、ガタ、ロック及び負荷の増大等を確実に防止するこ
とができる。
【0017】また、異物が落下しても、覆体の外周壁面
が汚れるのみで回転軸受部には直接影響しない。したが
って、異物の回転軸受部と回転軸との間への侵入をさら
に防止することができる。
【0018】また、この効果を得るために、請求項2で
は、覆体は、内歯車支持部から軸方向の外側に突出して
形成され、かつ覆体の軸方向の外側端部は内歯車部より
もさらに軸方向の外側に延びて形成されている。
【0019】すなわち、覆体はフランジに形成され、フ
ランジの設計変更のみで達成することができるので、容
易に形成することができる。
【0020】一方、請求項3では、上記効果を得るため
に、覆体は、感光体ドラムの回転軸を支持すべくフラン
ジの軸方向の外側に設けられる例えばプロセスフレーム
又は本体フレーム等のドラム回転軸支持部材から軸方向
の内側に突出して形成されている。
【0021】このため、従来のフランジの形状を維持し
ながら、上記の効果を得ることができるので、従来品の
フランジにも適用が可能である。
【0022】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例について図1ないし図3
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0023】本実施例の感光体装置が備えられた複写機
1は、図2に示すように、上面部に硬質の透明ガラスか
らなる原稿載置台2を有し、この原稿載置台2の下方に
スキャナ3を有している。また、スキャナ3の下方に
は、感光体ドラム14を中心とする画像形成部13が設
けられている。
【0024】スキャナ3は、ランプユニット4、自動露
光用センサ5、ミラー6〜11、レンズユニット12か
らなる。このスキャナ3では、原稿載置台2上に載置さ
れた原稿にランプユニット4から光が照射され、原稿か
らの反射光がミラー6〜11及びレンズユニット12に
より、回転する感光体ドラム14に露光される。
【0025】感光体ドラム14の周りには、帯電器1
5、現像槽16、転写前帯電器17、転写チャージャ1
8、剥離チャージャ19、クリーニングユニット20、
除電ランプ21及び図示しないブランクランプ等が設け
られている。感光体ドラム14は、上記露光に先立って
帯電器15からのコロナ放電により均一に帯電される。
【0026】また、用紙サイズに応じてブランクランプ
から光が照射され、非画像領域の電荷がクリアーされ、
上記露光により静電潜像が形成される。
【0027】現像槽16では、トナーホッパー22から
供給されトナー濃度センサ23にて所定濃度に調整され
たトナーが攪拌ローラ24によって攪拌され、所定の帯
電量に帯電されている。そして、感光体ドラム14の回
転によって静電潜像がトナーにて現像される。
【0028】現像された感光体ドラム14のトナーは、
転写前帯電器17及び転写チャージャ18により図示し
ない給紙系から搬送された用紙に転写され可視化され
る。この転写後の用紙と感光体ドラム14との間には吸
引力が働いている。そこで、剥離チャージャ19は、用
紙にACコロナを印加して用紙の電位を感光体ドラム1
4の表面と同電位に低下させることにより上記吸引力を
消去させ、用紙をその剛性により及び図示しない剥離爪
により感光体ドラム14表面から剥離せさる。
【0029】次いで、剥離された用紙は、搬送ユニット
25を経て定着ユニット26へと送られ、用紙上にトナ
ー像が定着及び固定される。
【0030】一方、上記転写後に、感光体ドラム14の
表面に残留しているトナーは、クリーニングユニット2
0により掻き落とされて回収され、これによって、転写
工程を経た感光体ドラム14の表面が清浄化される。ま
た、感光体ドラム14の残留電位は、除電ランプ21か
らの光照射にて光導電体層の電気抵抗を低下させること
により除去される。
【0031】また、上記の画像形成のための各手段は、
制御ユニット27によって制御されている。
【0032】ところで、上記感光体ドラム14の後方端
には、図3に示すように、内歯車付きドラムフランジ
(以下、単に「フランジ」と称する)30が感光体ドラ
ム14に圧入接着により嵌合して設けられており、駆動
系40にてフランジ30を介して感光体ドラム14が回
転駆動されるようになっている。そして、これら感光体
ドラム14とフランジ30と駆動系40とによって感光
体装置が構成されている。
【0033】上記の駆動系40は、フランジ30の内歯
車部31に歯合する駆動用小歯車41と、この駆動用小
歯車41に連結される駆動伝達用ギヤシステム42と、
駆動用モータ43とから構成されている。
【0034】一方、フランジ30は、図1に示すよう
に、内歯車部31と、この内歯車部31を支持すべく感
光体ドラム14の軸に垂直な面にて形成される内歯車支
持部32と、内歯車支持部32の中心位置に形成される
回転軸受部33とから構成されている。
【0035】上記の内歯車部31及び回転軸受部33は
共に内歯車支持部32よりも軸方向の外側に突出して形
成され、かつ回転軸受部33の軸方向の外側端部33a
は内歯車部31の外側端部31aよりもさらに軸方向の
外側に延びて形成されている。
【0036】また、上記の回転軸受部33には、感光体
ドラム14の回転軸34が設けられている。この回転軸
34は、フランジ30の軸方向の外側に設けられ、かつ
複写機本体の本体フレーム70(ドラム回転軸支持部
材)に固定されるプロセスフレーム35(ドラム回転軸
支持部材)に固定されている。なお、本実施例において
は、このプロセスフレーム35の軸方向の位置決め及び
がた止め防止のために、回転軸受部33の少し外周側に
内歯車支持部32から軸方向の外側に突出する位置決め
部材36が形成されている。
【0037】上記の構成を有する感光体装置によって、
駆動用モータ43が駆動されると、駆動伝達用ギヤシス
テム42及び駆動用小歯車41を介してフランジ30の
内歯車部31にその駆動力が伝達され、これによって、
感光体ドラム14が回転軸34を軸として回転する。
【0038】そして、感光体ドラム14の回転に際し
て、内歯車部31のグリスや削れかすが落下したり、又
は感光体ドラム14表面におけるトナーが落下した場合
においても、回転軸受部33の外周壁面33bに落下す
るのみで、これらグリス等の異物が回転軸受部33と回
転軸34との間から侵入するのを防止することができ
る。
【0039】このように、本実施例の感光体装置は、フ
ランジ30における回転軸受部33の軸方向の外側端部
33aは内歯車部31よりもさらに軸方向の外側に延び
て形成されている。
【0040】したがって、内歯車部31の磨耗によって
発生する粉塵等の異物が落下した場合においても、回転
軸受部33の外周壁面33bに落下するのみで、これら
異物が回転軸受部33と回転軸34との間から侵入する
のを防止することができる。
【0041】このため、異物の回転軸受部33と回転軸
34との間への侵入による、回転軸受部33と回転軸3
4との摩擦抵抗の増大、回転軸受部33の損傷並びにこ
の損傷による感光体ドラム14の回転むら、ガタ、ロッ
ク及び負荷の増大等を防止することができる。
【0042】また、この効果を得るために、回転軸受部
33を内歯車部31よりもさらに軸方向の外側に延びて
形成するのみで良いので、簡単に形成することができ
る。
【0043】なお、本発明において、内歯車部31及び
回転軸受部33は内歯車支持部32よりも軸方向の外側
に突出して形成された構成を有しているが、この構成は
回転軸受部33が内歯車支持部32よりも内側に突出し
ているものも当然に含む趣旨である。
【0044】〔実施例2〕本発明の他の実施例を図4及
び図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。な
お、説明の便宜上、前記の実施例1の図面に示した部材
と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付
し、その説明を省略する。
【0045】本実施例の感光体装置におけるフランジ5
0は、図4に示すように、前記実施例1と同様に、内歯
車部31と、この内歯車部31を支持すべく感光体ドラ
ム14の軸に垂直な面にて形成される内歯車支持部32
と、内歯車支持部32の中心位置に形成される回転軸受
部51とを有している。
【0046】また、内歯車部31及び回転軸受部51は
内歯車支持部32よりも軸方向の外側に突出して形成さ
れている。
【0047】ただし、上記の回転軸受部51の軸方向の
外側端部51aは、内歯車部31の外側端部31aより
も軸方向の内側に位置している。
【0048】ここで、本実施例では、特に、回転軸受部
51と内歯車部31との間で回転軸受部51の外周を覆
う覆体52が内歯車支持部32から軸方向の外側に突出
して筒状に形成され、かつ覆体52の軸方向の外側端部
52aは内歯車部よりもさらに軸方向の外側に延びて形
成されている。
【0049】そして、感光体ドラム14の回転に際し
て、内歯車部31のグリスや削れかすが落下したり、又
は感光体ドラム14表面におけるトナーが落下した場合
においても、覆体52の外周壁面52bに落下するのみ
で、これらグリス等の異物が回転軸受部51と回転軸3
4との間から侵入するのを防止することができる。
【0050】このように、本実施例の感光体装置は、フ
ランジ50の回転軸受部51には、回転軸受部51と内
歯車部31との間で回転軸受部51の外周を覆う覆体5
2が形成されている。
【0051】したがって、内歯車部31の磨耗によって
発生する粉塵等の異物が落下した場合においても、覆体
52の外周壁面52bに落下するのみで、これら異物が
回転軸受部51と回転軸34との間から侵入するのを防
止することができる。このため、異物の回転軸受部51
と回転軸34との間への侵入による、回転軸受部51と
回転軸34との摩擦抵抗の増大、回転軸受部51の損傷
並びにこの損傷による感光体ドラム14の回転むら、ガ
タ、ロック及び負荷の増大等を確実に防止することがで
きる。
【0052】また、異物が落下しても、覆体52の外周
壁面52bが汚れるのみで回転軸受部51には直接影響
しない。したがって、異物の回転軸受部51と回転軸3
4との間への侵入をさらに防止することができる。
【0053】また、この効果を得るために、本実施例で
は、覆体52は、内歯車支持部32から軸方向の外側に
突出して形成され、かつ覆体52の軸方向の外側端部5
2aは内歯車部31よりもさらに軸方向の外側に延びて
形成されている。
【0054】すなわち、覆体52はフランジ50に形成
され、フランジ50の設計変更のみで達成することがで
きるので、容易に形成することができる。
【0055】なお、上述したように、本実施例において
は、覆体52は、フランジ50に形成されるが、必ずし
もこれに限定されず、例えば、図5に示すように、感光
体ドラム14の回転軸34を支持すべくフランジ60の
軸方向の外側に設けられるプロセスフレーム35又は本
体フレーム70から軸方向の内側に突出して形成するこ
とも可能である。
【0056】すなわち、図5に例示する回転軸受部61
の外側端部61aは、上記回転軸受部51の外側端部5
1aと内歯車部31の外側端部31aよりも軸方向の内
側に位置している。そして、プロセスフレーム35から
延びる円筒状の覆体62が、回転軸受部61の外周壁面
61b、つまり少なくとも回転軸受部61の外側端部6
1aを覆っている。
【0057】ここで、上記のプロセスフレーム35と
は、感光体ドラム14又は画像形成プロセスを実行する
のに必要なプロセス要素を感光体ドラム14と共に一体
化、つまりカートリッジ化したプロセスユニットのフレ
ーム部分をいうものであって、このプロセスフレーム3
5を含めて感光体ドラム14を交換し得るものである。
【0058】また、図5の例では、覆体62をプロセス
フレーム35から延びて形成したものとしているが、上
記プロセスフレーム35のさらに外側に位置する複写機
1の本体フレーム70から覆体62を延設することも可
能である(延設状態は図示せず)。
【0059】上述の構成により、異物が落下しても、覆
体62の外周壁面62bが汚れるのみで回転軸受部61
には直接影響しない。したがって、異物の回転軸受部6
1と回転軸34との間への侵入をさらに防止することが
できる。
【0060】また、従来のフランジの形状を維持しなが
ら、上記の効果を得ることができるので、従来品のフラ
ンジにも適用が可能となる。
【0061】なお、本発明において、上記のプロセスフ
レーム35又は本体フレーム70に形成される覆体62
は、結果的に回転軸受部61の外側端部61aを覆って
いれば良く、例えば、図1に示すように、プロセスフレ
ーム35の構成部材又は本体フレーム70の構成部材
(図示せず)にて回転軸受部33の外側端部33aを覆
う状態となる場合をも含む趣旨である。
【0062】
【発明の効果】請求項1の発明の感光体装置は、以上の
ように、フランジは、内歯車部と、この内歯車部を支持
すべく感光体ドラムの軸に垂直な面にて形成される内歯
車支持部と、内歯車支持部の中心位置に形成される回転
軸受部とから構成されると共に、上記内歯車部及び回転
軸受部は内歯車支持部よりも軸方向の外側に突出して形
成され、かつ回転軸受部の軸方向の外側端部は内歯車部
よりもさらに軸方向の外側に延びて形成されている構成
である。
【0063】これにより、内歯車部の磨耗によって発生
する粉塵等の異物が落下した場合においても、回転軸受
部の外周壁面に落下するのみで、これら異物が回転軸受
部と回転軸との間から侵入するのを防止することができ
る。このため、異物の回転軸受部と回転軸との間への侵
入による、回転軸受部と回転軸との摩擦抵抗の増大、回
転軸受部の損傷並びにこの損傷による感光体ドラムの回
転むら、ガタ、ロック及び負荷の増大等を防止すること
ができる。
【0064】また、この効果を得るために、回転軸受部
を内歯車部よりもさらに軸方向の外側に延びて形成する
のみで良いので、簡単に形成することができるという効
果を奏する。
【0065】請求項2の発明の感光体装置は、以上のよ
うに、フランジは、内歯車部と、この内歯車部を支持す
べく感光体ドラムの軸に垂直な面にて形成される内歯車
支持部と、内歯車支持部の中心位置に形成される回転軸
受部とを有すると共に、上記内歯車部及び回転軸受部は
内歯車支持部よりも軸方向の外側に突出して形成され、
かつ回転軸受部と内歯車部との間で回転軸受部の外周を
覆う覆体が内歯車支持部から軸方向の外側に突出して形
成され、かつ覆体の軸方向の外側端部は内歯車部よりも
さらに軸方向の外側に延びて形成されている構成であ
る。
【0066】これにより、フランジの回転軸受部には、
回転軸受部と内歯車部との間で回転軸受部の外周を覆う
覆体が形成されている。
【0067】したがって、内歯車部の磨耗によって発生
する粉塵等の異物が落下した場合においても、覆体の外
周壁面に落下するのみで、これら異物が回転軸受部と回
転軸との間から侵入するのを防止することができる。こ
のため、異物の回転軸受部と回転軸との間への侵入によ
る、回転軸受部と回転軸との摩擦抵抗の増大、回転軸受
部の損傷並びにこの損傷による感光体ドラムの回転む
ら、ガタ、ロック及び負荷の増大等を確実に防止するこ
とができる。
【0068】また、異物が落下しても、覆体の外周壁面
が汚れるのみで回転軸受部には直接影響しない。したが
って、異物の回転軸受部と回転軸との間への侵入をさら
に防止することができる。
【0069】また、この効果を得るために、覆体は、内
歯車支持部から軸方向の外側に突出して形成され、かつ
覆体の軸方向の外側端部は内歯車部よりもさらに軸方向
の外側に延びて形成されている。
【0070】この結果、覆体はフランジに形成され、フ
ランジの設計変更のみで達成することができるので、容
易に形成することができるという効果を奏する。
【0071】請求項3の発明の感光体装置は、以上のよ
うに、フランジは、内歯車部と、この内歯車部を支持す
べく感光体ドラムの軸に垂直な面にて形成される内歯車
支持部と、内歯車支持部の中心位置に形成される回転軸
受部とから構成されると共に、上記内歯車部及び回転軸
受部は内歯車支持部よりも軸方向の外側に突出して形成
され、かつ回転軸受部と内歯車部との間で回転軸受部の
外周を覆う覆体が、感光体ドラムの回転軸を支持すべく
フランジの軸方向の外側に設けられるドラム回転軸支持
部材から軸方向の内側に突出して形成されている構成で
ある。
【0072】これにより、前記請求項2の覆体と同じ効
果が生じると共に、覆体は、感光体ドラムの回転軸を支
持すべくフランジの軸方向の外側に設けられるドラム回
転軸支持部材から軸方向の内側に突出して形成され、こ
れによって、従来のフランジの形状を維持しながら、上
記の効果を得ることができるので、従来品のフランジに
も適用が可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における感光体装置の構造を
示す断面図である。
【図2】上記感光体装置を備えた複写機を示す全体構造
図である。
【図3】上記感光体装置の駆動系を示す斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例における感光体装置の構造
を示す断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例における感光体装置
の構造を示す断面図である。
【図6】従来例を示すものであり、感光体装置の斜視図
である。
【図7】上記感光体装置の一部を切り欠いて示す斜視図
である。
【図8】他の従来例を示すものであり、感光体装置の一
部を切り欠いて示す斜視図である。
【図9】さらに他の従来例を示すものであり、感光体装
置の断面図である。
【符号の説明】
14 感光体ドラム 30 フランジ 31 内歯車部 31a 外側端部 32 内歯車支持部 33 回転軸受部 33a 外側端部 33b 外周壁面 34 回転軸 35 プロセスフレーム(ドラム回転軸支持部材) 41 駆動用小歯車 70 本体フレーム(ドラム回転軸支持部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北畠 保男 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 門脇 英明 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 原田 吉和 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−133450(JP,A) 特開 平3−192372(JP,A) 実開 昭57−49242(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 350 - 352 F16C 13/00 - 15/00 G03G 15/00 550 G03G 21/16 - 21/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体ドラムと、この感光体ドラムに嵌合
    されて感光体ドラムを回転駆動するフランジとを有する
    感光体装置において、 上記フランジは、内歯車部と、この内歯車部を支持すべ
    く感光体ドラムの軸に垂直な面にて形成される内歯車支
    持部と、内歯車支持部の中心位置に形成される回転軸受
    部とから構成されると共に、上記内歯車部及び回転軸受
    部は内歯車支持部よりも軸方向の外側に突出して形成さ
    れ、かつ回転軸受部の軸方向の外側端部は内歯車部より
    もさらに軸方向の外側に延びて形成されていることを特
    徴とする感光体装置。
  2. 【請求項2】感光体ドラムと、この感光体ドラムに嵌合
    されて感光体ドラムを回転駆動するフランジとを有する
    感光体装置において、 上記フランジは、内歯車部と、この内歯車部を支持すべ
    く感光体ドラムの軸に垂直な面にて形成される内歯車支
    持部と、内歯車支持部の中心位置に形成される回転軸受
    部とを有すると共に、上記内歯車部及び回転軸受部は内
    歯車支持部よりも軸方向の外側に突出して形成され、か
    つ回転軸受部と内歯車部との間で回転軸受部の外周を覆
    う覆体が内歯車支持部から軸方向の外側に突出して形成
    され、かつ覆体の軸方向の外側端部は内歯車部よりもさ
    らに軸方向の外側に延びて形成されていることを特徴と
    する感光体装置。
  3. 【請求項3】感光体ドラムと、この感光体ドラムに嵌合
    されて感光体ドラムを回転駆動するフランジとを有する
    感光体装置において、 上記フランジは、内歯車部と、この内歯車部を支持すべ
    く感光体ドラムの軸に垂直な面にて形成される内歯車支
    持部と、内歯車支持部の中心位置に形成される回転軸受
    部とから構成されると共に、上記内歯車部及び回転軸受
    部は内歯車支持部よりも軸方向の外側に突出して形成さ
    れ、かつ回転軸受部と内歯車部との間で回転軸受部の外
    周を覆う覆体が、感光体ドラムの回転軸を支持すべくフ
    ランジの軸方向の外側に設けられるドラム回転軸支持部
    材から軸方向の内側に突出して形成されていることを特
    徴とする感光体装置。
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