JP3056118B2 - 内蔵アンテナ構造 - Google Patents
内蔵アンテナ構造Info
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- JP3056118B2 JP3056118B2 JP9119412A JP11941297A JP3056118B2 JP 3056118 B2 JP3056118 B2 JP 3056118B2 JP 9119412 A JP9119412 A JP 9119412A JP 11941297 A JP11941297 A JP 11941297A JP 3056118 B2 JP3056118 B2 JP 3056118B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はダイバーシティ方式
携帯電話機の内蔵アンテナ構造に関する。
携帯電話機の内蔵アンテナ構造に関する。
【０００２】
【従来技術】図４は従来の内蔵アンテナ構造の概略構成
を説明する図、図５は図４のV−V線上断面図である。
を説明する図、図５は図４のV−V線上断面図である。
【０００３】従来のダイバーシティ方式携帯電話機の内
蔵アンテナ構造は、図４、５に示すように、ヒンジ１５
により折りたたまれるように構成された左右の二つ割り
片からなる筐体１の内部において、左右二つに分割され
たプリント基板２、２がフレキシブルアンテナ３により
電気的に接続されている。片方（図４、５において右
側）のプリント基板２上に対し受信専用の逆Ｆアンテナ
（内蔵アンテナ）１０の給電点４が半田付けにより接続
され、且つこの受信専用の逆Ｆアンテナ１０をプリント
基板２上に保持するためにこれらの両者間にスペーサ５
を介在させ、その上面、下面にそれぞれ両面テープ６、
６を貼り付けている。また、外部に突き出す送受共用ホ
イップアンテナ１４が筐体１の一部に取り付けられてい
る。
蔵アンテナ構造は、図４、５に示すように、ヒンジ１５
により折りたたまれるように構成された左右の二つ割り
片からなる筐体１の内部において、左右二つに分割され
たプリント基板２、２がフレキシブルアンテナ３により
電気的に接続されている。片方（図４、５において右
側）のプリント基板２上に対し受信専用の逆Ｆアンテナ
（内蔵アンテナ）１０の給電点４が半田付けにより接続
され、且つこの受信専用の逆Ｆアンテナ１０をプリント
基板２上に保持するためにこれらの両者間にスペーサ５
を介在させ、その上面、下面にそれぞれ両面テープ６、
６を貼り付けている。また、外部に突き出す送受共用ホ
イップアンテナ１４が筐体１の一部に取り付けられてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような構成になる
従来のダイバーシティ方式携帯電話機の内蔵アンテナ構
造は次のような問題点を有する。 （１） プリント基板２に対し内蔵アンテナ１０を半田
付けするためのランドおよび取り付けをするためのスペ
ーサの面積などが必要となるため、内蔵アンテナ１０を
プリント基板２上に実装することが困難になる。 （２）実装作業の困難なプリント基板２に対し、手作業
により内蔵アンテナ１０を半田付けしているため、プリ
ント基板２上の他の部品に半田が流れてしまいショート
などの不具合が生ずる。 （３）内蔵アンテナ１０をプリント基板２上に備えつけ
るため、送受共用アンテナ１４と内蔵アンテナ１０の距
離が近くなり相互結合の影響を受けたり、内蔵アンテナ
１０近辺に実装されている部品の影響を受けることによ
りアンテナのインピーダンスがずれたりし、アンテナ利
得および受信感度の劣化を招くことがあるので、内蔵ア
ンテナ１０の選択に制約がかかり、より効率的なアンテ
ナの選択が不可能になり装置の小型、計量化に影響を与
えている。
従来のダイバーシティ方式携帯電話機の内蔵アンテナ構
造は次のような問題点を有する。 （１） プリント基板２に対し内蔵アンテナ１０を半田
付けするためのランドおよび取り付けをするためのスペ
ーサの面積などが必要となるため、内蔵アンテナ１０を
プリント基板２上に実装することが困難になる。 （２）実装作業の困難なプリント基板２に対し、手作業
により内蔵アンテナ１０を半田付けしているため、プリ
ント基板２上の他の部品に半田が流れてしまいショート
などの不具合が生ずる。 （３）内蔵アンテナ１０をプリント基板２上に備えつけ
るため、送受共用アンテナ１４と内蔵アンテナ１０の距
離が近くなり相互結合の影響を受けたり、内蔵アンテナ
１０近辺に実装されている部品の影響を受けることによ
りアンテナのインピーダンスがずれたりし、アンテナ利
得および受信感度の劣化を招くことがあるので、内蔵ア
ンテナ１０の選択に制約がかかり、より効率的なアンテ
ナの選択が不可能になり装置の小型、計量化に影響を与
えている。
【０００５】本発明は上述の点にかんがみてなされたも
ので、特性の劣化を防止し、厳しいプリント基板上の実
装効率を向上し、且つ生産性を向上したダイバーシティ
方式携帯電話機の内蔵アンテナ構造を提供することを目
的とする。
ので、特性の劣化を防止し、厳しいプリント基板上の実
装効率を向上し、且つ生産性を向上したダイバーシティ
方式携帯電話機の内蔵アンテナ構造を提供することを目
的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、携帯電話機外部に突き出す送受共用のホ
イップアンテナと、携帯電話機内部に設けられた受信専
用のストリップラインアンテナを備えているダイバーシ
ティ方式携帯電話機の内蔵アンテナ構造において、前記
携帯電話機内部のプリント基板がフレキシブル基板によ
り折りたたみ自在に接続された二片からなり、前記フレ
キシブル基板上に前記受信専用のストリップラインアン
テナが形成されていることを特徴とする。
め、本発明は、携帯電話機外部に突き出す送受共用のホ
イップアンテナと、携帯電話機内部に設けられた受信専
用のストリップラインアンテナを備えているダイバーシ
ティ方式携帯電話機の内蔵アンテナ構造において、前記
携帯電話機内部のプリント基板がフレキシブル基板によ
り折りたたみ自在に接続された二片からなり、前記フレ
キシブル基板上に前記受信専用のストリップラインアン
テナが形成されていることを特徴とする。
【０００７】また、本発明は前記フレキシブル基板が絶
縁フィルムのベース材の片面に導体パターンを形成し、
低誘電材によるカバーフィルムにて貼り合わせたフレキ
シブル印刷配線板であることを特徴とする。
縁フィルムのベース材の片面に導体パターンを形成し、
低誘電材によるカバーフィルムにて貼り合わせたフレキ
シブル印刷配線板であることを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【０００９】図１は本発明による内蔵アンテナ構造の概
略構成を説明する図である。
略構成を説明する図である。
【００１０】本発明の内蔵アンテナ構造は、二片に分割
されたプリント基板２を電気的に接続しているフレキシ
ブル基板３上の導体パターン線路の一部を使用してスト
リップラインアンテナ７として形成し、接続コネクタ８
の一部を直接給電点９とする。図１に示すように、左右
の二片に分割されたプリント基板２はヒンジ１５（略示
されている）により折り畳みができる。
されたプリント基板２を電気的に接続しているフレキシ
ブル基板３上の導体パターン線路の一部を使用してスト
リップラインアンテナ７として形成し、接続コネクタ８
の一部を直接給電点９とする。図１に示すように、左右
の二片に分割されたプリント基板２はヒンジ１５（略示
されている）により折り畳みができる。
【００１１】図２は本発明の内蔵アンテナ構造に使用す
るフレキシブル基板の拡大平面図、図３は図２のIII−I
II線上断面図である。
るフレキシブル基板の拡大平面図、図３は図２のIII−I
II線上断面図である。
【００１２】フレキシブル基板の一実施例を図２、３に
示す。絶縁フィルムのベース材１１（材質は例えばポリ
イミド）の片面に導体パターン（材質は例えば銅箔）１
２を形成し、低誘電材（材質は例えばポリイミド）によ
るカバーフィルム１３にて貼り合わせたフレキシブル印
刷配線板などがある。
示す。絶縁フィルムのベース材１１（材質は例えばポリ
イミド）の片面に導体パターン（材質は例えば銅箔）１
２を形成し、低誘電材（材質は例えばポリイミド）によ
るカバーフィルム１３にて貼り合わせたフレキシブル印
刷配線板などがある。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内蔵アン
テナ構造は次のような極めて優れた効果を有する。 （１）プリント基板上の内蔵アンテナを削除できるか
ら、プリント基板の実装効率が向上する。 （２）プリント基板に対し内蔵アンテナを半田付けしな
いで済むから、製造工数を削減できる。 （３）プリント基板上に対し内蔵アンテナを半田付けし
ないで済むから、その他の部品に半田が流れショートす
ることがなくなるので、製造不良の削減ができる。 （４）送受共用アンテナやプリント基板上の部品から遠
ざけることによりアンテナ間の相互結合等を抑えること
ができる。 （５）以上の諸効果を有することにより、アンテナ利得
を劣化させることなく、アンテナから放射する電波を十
分に出すので、アンテナ受信感度が上り、携帯電話機の
使用可能エリアが拡大し、また相互結合が小さいことに
よりダイバーシティ効果を十分に発揮することができ、
フェージング条件下でも通話品質を落としにくく良好な
通話を維持し易くなる。
テナ構造は次のような極めて優れた効果を有する。 （１）プリント基板上の内蔵アンテナを削除できるか
ら、プリント基板の実装効率が向上する。 （２）プリント基板に対し内蔵アンテナを半田付けしな
いで済むから、製造工数を削減できる。 （３）プリント基板上に対し内蔵アンテナを半田付けし
ないで済むから、その他の部品に半田が流れショートす
ることがなくなるので、製造不良の削減ができる。 （４）送受共用アンテナやプリント基板上の部品から遠
ざけることによりアンテナ間の相互結合等を抑えること
ができる。 （５）以上の諸効果を有することにより、アンテナ利得
を劣化させることなく、アンテナから放射する電波を十
分に出すので、アンテナ受信感度が上り、携帯電話機の
使用可能エリアが拡大し、また相互結合が小さいことに
よりダイバーシティ効果を十分に発揮することができ、
フェージング条件下でも通話品質を落としにくく良好な
通話を維持し易くなる。
【図１】本発明による内蔵アンテナ構造の概略構成を説
明する図である。
明する図である。
【図２】本発明の内蔵アンテナ構造に使用するフレキシ
ブル基板の拡大平面図である。
ブル基板の拡大平面図である。
【図３】図２のIII−III線上断面図である。
【図４】従来の内蔵アンテナ構造の概略構成を説明する
図である。
図である。
【図５】図４のV−V線上断面図である。
１ 筐体 ２ プリント基板 ３ フレキシブル基板 ４ 内蔵アンテナ給電点 ５ スペーサ ６ 両面テープ ７ ストリップラインアンテナ ８ 接続コネクタ ９ ストリップアンテナ給電点 １０ 内蔵アンテナ １１ 絶縁フィルムのベース材 １２ 導体パターン １３ 低誘電率材カバーフィルム １４ 送受共用アンテナ １５ ヒンジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01Q 1/24 H01Q 1/38
Claims (2)
- 【請求項１】 携帯電話機外部に突き出す送受共用のホ
イップアンテナと、携帯電話機内部に設けられた受信専
用のストリップラインアンテナを備えているダイバーシ
ティ方式携帯電話機の内蔵アンテナ構造において、 前記携帯電話機内部のプリント基板がフレキシブル基板
により折りたたみ自在に接続された二片からなり、前記
フレキシブル基板上に前記受信専用のストリップライン
アンテナが形成されていることを特徴とする内蔵アンテ
ナ構造。 - 【請求項２】 前記フレキシブル基板が絶縁フィルムの
ベース材の片面に導体パターンを形成し、低誘電材によ
るカバーフィルムにて貼り合わせたフレキシブル印刷配
線板であることを特徴とする請求項１に記載の内蔵アン
テナ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9119412A JP3056118B2 (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 内蔵アンテナ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9119412A JP3056118B2 (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 内蔵アンテナ構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10308618A JPH10308618A (ja) | 1998-11-17 |
| JP3056118B2 true JP3056118B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=14760833
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9119412A Expired - Fee Related JP3056118B2 (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 内蔵アンテナ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3056118B2 (ja) |
Families Citing this family (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1309156B1 (en) * | 2000-06-30 | 2007-04-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Cell phone |
| KR20020021492A (ko) * | 2000-09-15 | 2002-03-21 | 윤종용 | 이동통신 단말기에서 무선신호 경로 제어방법 |
| JP2002344596A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-11-29 | Kddi Corp | 携帯端末装置 |
| KR20020025923A (ko) * | 2002-02-21 | 2002-04-04 | 양홍두 | 폴더형 휴대용 무선통신 단말기의 내장형 안테나 조립체 |
| KR20020052161A (ko) * | 2002-06-14 | 2002-07-02 | 박문식 | 비접촉식 카드리더기의 안테나 |
| US8060167B2 (en) | 2002-07-19 | 2011-11-15 | Panasonic Corporation | Portable wireless machine |
| CN100466376C (zh) | 2002-07-19 | 2009-03-04 | 松下电器产业株式会社 | 便携式无线电设备 |
| JP3841291B2 (ja) | 2002-11-19 | 2006-11-01 | ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 | 携帯無線装置 |
| KR100652620B1 (ko) * | 2003-07-30 | 2006-12-06 | 엘지전자 주식회사 | 내장형 안테나가 구비된 휴대용 단말기 |
| JP4312100B2 (ja) * | 2003-11-18 | 2009-08-12 | ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 | 携帯通信端末 |
| JP4401889B2 (ja) * | 2004-07-29 | 2010-01-20 | パナソニック株式会社 | 折畳式携帯無線機 |
| EP1724938A1 (en) | 2005-05-19 | 2006-11-22 | Sony Ericsson Mobile Communications AB | Antenna for foldable mobile phone |
| JP2007089123A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-04-05 | Nec Saitama Ltd | 携帯無線機 |
| KR101420797B1 (ko) * | 2007-08-31 | 2014-08-13 | 삼성전자주식회사 | 전기적 신호 연결 유니트, 안테나 장치 및 이를 갖는 이동통신 단말기 |
| WO2009154053A1 (ja) | 2008-06-19 | 2009-12-23 | シャープ株式会社 | 無線装置 |
| US8405558B2 (en) | 2008-06-19 | 2013-03-26 | Sharp Kabushiki Kaisha | Wireless device |
| JP2010268096A (ja) * | 2009-05-13 | 2010-11-25 | Panasonic Corp | 携帯端末装置 |
| WO2023191329A1 (ko) * | 2022-03-28 | 2023-10-05 | 삼성전자 주식회사 | 안테나 부재를 포함하는 전자 장치 |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP9119412A patent/JP3056118B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10308618A (ja) | 1998-11-17 |
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