JP3055628U - ナンバープレート電子照明板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 交付を受けた車両ナンバープレートの字光式
化への対応である。全サイズ、全種、希望ナンバー制の
もの、及び海外の車両ナンバープレートの字光式化所望
に対応しょうとするものである。 【構成】 交付を受けたナンバープレートＡの文字１、
数字２と同様色に発光する超薄ＥＬ発光体の表面に、遮
光素材からなるナンバープレート平板部７と同サイズ同
色素材を密着し、文字、数字大にカットし、当該平板部
７にペーパー薄で装着し、昼間時は交付を受けたナンバ
ープレート状態でありながら、夜間通電時、カット端面
９を発光させ、エンボスされた文字、数字を立体的にク
リアな輝きで輪郭を照明する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、日本国内で交付を受けたナンバープレート及び海外のナンバープ レートの電子照明板に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

現在、日本国内で交付されるナンバープレートは、およそ３サイズ４種と複数 の特殊があり、陸運局およそ９６支局に於いて交付を受け、オートバイは車両後 部、自動車などに於いては、車両前部に固着、後部に封着される。 海外では申請後、郵送されるなど様々な形態がある。

【０００３】 字光式ナンバープレートの購入交付を所望時は、認可業者保有の限定の文字、 数字となり、全サイズ、全種、及び複数の特殊には対応できていない。 又、希望ナンバー制や海外からの字光式ナンバープレート化の所望にも対応で きにくい難点もある。 字光式ナンバープレートの光源は白熱灯が用いられているため、白熱灯の断線 により夜間、字光式ナンバープレートの用をなさない欠点もある。

【０００４】

【考案が解決しょうとする課題】

解決しょうとする課題は、限定の字光式ナンバープレートから、交付を受けた ナンバープレートの全サイズ、全種、及び複数の特殊や希望ナンバー制にも対応 しようとするものであり又、海外からの字光式ナンバープレート化の所望にも対 応しょうとするものである。

【０００５】 従来の字光式ナンバープレートの光源は白熱灯が使用されているため、白熱灯 の断線により夜間、字光式ナンバープレートの用をなさない欠点の解決である。

【０００６】

【課題を解決するための手段】 課題を解決するために、本考案のうち請求項１記載の考案は、交付を受けたナ ンバープレートのエンボスされた文字、数字と同様色に発光しうる、外周端面を 非発光、表面側電極、背面側電極を取付穴部などに配設した超薄ＥＬ発光体の発 光表面に、遮光性素材からなるナンバープレート平板部と同色素材を当該平板部 と同サイズで密着構成し、当該ナンバープレートのエンボスされた文字、数字大 にカットし、防水処理して当該平板部に装着する。

【０００７】 昼間時は交付を受けたナンバープレート状態でありながら、夜間時には車両電 源とインバーターからの通電により、超薄ＥＬ発光体のカット端面の全発光によ り、外周端面を非発光とし当該ナンバープレートのエンボスされた文字、数字の 輪郭を照明する事を特徴とする。

【０００８】 又、本考案のうち請求項２記載の考案は、交付を受けたナンバープレートのエ ンボスされた文字、数字と同色の外周枠を有する、国内自動二輪車、及び海外の 例えばドイツ、ベルギーなどのナンバープレートに於いては、外周端面も全発光 させる事により、当該ナンバープレートのエンボスされた文字、数字の輪郭と外 周枠を照明する事を特徴とする。

【０００９】

【考案の実施の形態】

図は、本考案に係るナンバープレート電子照明板の一実施例を示す。 図に於いて説明すれば、交付を受けたナンバープレートＡのエンボスされた文 字１数字２と同様色に発光しうる、外周端面３を非発光、表面側電極４、背面側 電極５を取付穴部６などに配設した超薄ＥＬ発光体Ｂの発光表面に、遮光性素材 からなるナンバープレート平板部７と同色素材８を、当該平板部と同サイズで密 着構成し、当該ナンバープレートＡのエンボスされた文字、数字大にカットし、 防水処理して当該平板部に装着する。

【００１０】 昼間時は交付を受けたナンバープレート状態でありながら、夜間時には車両電 源とインバーターからの通電により、超薄ＥＬ発光体Ｂのカット端面９の全発光 により、当該ナンバープレートのエンボスされた文字１、数字２の輪郭を照明す る。

【００１１】 エンボスされた文字１、数字２と同色の外周枠を有するナンバープレートに於 いては、外周端面３も全発光させる事により、当該ナンバープレートのエンボス された文字１、数字２の輪郭と外周枠を照明する。

【００１２】

【考案の効果】

このように構成する事により、従来の限定の字光式ナンバープレートから、交 付を受けたナンバープレートの全サイズ、全種、及び複数の特殊や希望ナンバー 制にも対応できる。 又、海外からの、現在の交付を受けたナンバープレートの字光式ナンバープレ ート化の所望にも対応できる。

【００１３】 現在、日本国内で交付されるナンバープレートのエンボスされた文字、数字の エンボス高はおよそ２．００ミリ、超薄ＥＬ発光体は０．２３ミリ厚、電極を電 子照明板の背面への配設による、配線金具や配線コードなどの表面露呈のない装 着は、取付後も外観上車両デザインや、交付を受けたナンバープレート状態を変 化させず、端面発光は、エンボスされた文字、数字をより立体的にクリアな輝き でライトアップさせ夜間の視認性増大効果を発揮する。

【００１４】 従来の字光式ナンバープレートの光源は白熱灯が用いられているため、白熱灯 の断線により夜間、字光式ナンバープレートの用をなさない欠点は、超薄ＥＬ発 光体が固体素子で車両の振動や衝撃に強く、輝度の突然の消滅も無く数千時間の 長寿命は球切れ問題を解消させる。

【００１５】 ＥＬとは、エレクトロルミネッセンスを表し、蛍光体に交流電圧を通電する事 により発光するシート状の面発光素子の事を言い、ＥＬ使用によるナンバープレ ート電子照明板は、ペーパー感覚のシンプルな構成で低コストを実現した。

【図面の簡単な説明】

【図１】交付を受けたナンバープレートと本考案の一実
施例の車両前部用電子照明板の正面図である。

【図２】本考案の一実施例の車両後部用電子照明板の正
面図である。

【図３】本考案の一実施例の超薄ＥＬ発光体の構成図で
ある。

【図４】本考案の一実施例のナンバープレート電子照明
板の構成図である。

【図５】本考案の一実施例のナンバープレート電子照明
板の背面部分図である。

【図６】本考案の一実施例のナンバープレート電子照明
板の取付状況の断面部分図である。

【符号の説明】

Ａ 交付を受けたナンバープレート Ｂ 超薄ＥＬ発光体 Ｃ ナンバープレート電子照明板 １ ナンバープレートのエンボスされた文字 ２ ナンバープレートのエンボスされた数字 ３ 超薄ＥＬ発光体の外周端面 ４ 表面側電極 ５ 背面側電極 ６ 取付穴部 ７ ナンバープレート平板部 ８ 遮光素材からなるナンバープレート平板部と同色素
材 ９ カット端面 １０ カット欠落部 １１ 後部用穴欠落部 １２ 表面フィルム １３ 発光層 １４ 絶縁層高誘電体 １５ 保護層 １６ 防水フィルム １７ 絶縁体 １８ 電極接片 １９ 自動車一部分 ２０ 取付ネジ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 交付を受けたナンバープレートのエンボ
   スされた文字、数字と同様色に発光しうる、外周端面を
   非発光、表面側電極、背面側電極を取付穴部などに配設
   した超薄ＥＬ発光体の発光表面に、遮光性素材からなる
   ナンバープレート平板部と同色素材を、当該平板部と同
   サイズで密着構成し、当該ナンバープレートのエンボス
   された文字、数字大にカットし、防水処理して当該平板
   部に装着し、昼間時は交付を受けたナンバープレート状
   態でありながら、夜間時には車両電源とインバーターか
   らの通電により、超薄ＥＬ発光体のカット端面の全発光
   により、当該ナンバープレートのエンボスされた文字、
   数字の輪郭を照明する事を特徴としたナンバープレート
   電子照明板。
2. 【請求項２】 交付を受けたナンバープレートのエンボ
   スされた文字、数字と同様色に発光しうる、表面側電
   極、背面側電極を取付穴部などに配設した超薄ＥＬ発光
   体の発光表面に、遮光性素材からなるナンバープレート
   平板部と同色素材を、当該平板部と同サイズで密着構成
   し、当該ナンバープレートのエンボスされた文字、数字
   大にカットし、防水処理して当該平板部に装着し、昼間
   時は当該ナンバープレート状態でありながら、夜間時に
   は車両電源とインバーターからの通電により、超薄ＥＬ
   発光体のカット端面の全発光により、外周端面と、当該
   ナンバープレートのエンボスされた文字、数字の輪郭を
   照明する事を特徴としたナンバープレート電子照明板。