JP3055572U - 化粧用コンパクトケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 昼夜を問わず暗い場所や車室内での化粧に支
障のないように、かつ、白色発光ダイオードの用途開発
の一端として、コンパクトな照明手段を内蔵した化粧用
コンパクトケースを提供する。 【解決手段】 本発明の化粧用コンパクトケースａは、
ケース本体１に白色発光ダイオードより成る照明灯６
と、電気回路７のスイッチ機構８を介して該照明灯６を
点灯する電源９を内蔵して成る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は化粧用具の分野に属し、主として携帯用の化粧用コンパクトとして使 用される化粧用コンパクトケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から提供されている化粧用コンパクトケースには適当な照明手段がなく、 夜間暗い場所や車室内での化粧には不便なものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記従来技術に鑑み、かつ、白色発光ダイオードの用途開発の一端と して、コンパクトな照明手段を内蔵した化粧用コンパクトケースの提供をその目 的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

第１考案の化粧用コンパクトケースは、化粧用コンパクトのケース本体に白色 発光ダイオードより成る照明灯と、電気回路のスイッチ機構を介して該照明灯を 点灯する電源を内蔵して成る。

【０００５】 第２考案の化粧用コンパクトケースは、第１考案の化粧用コンパクトケースに おける照明灯が、姿勢制御手段を介して姿勢変更自在に配設されて成る。

【０００６】

【考案の実施の形態】

照明灯は、ケース本体の上蓋による被蓋面に設けた照明窓より照明するものか ら、該ケース本体の周面に設けた照明窓より照明するものなどが提供され、また 、照明灯の姿勢制御手段としては、レバーを介して回動軸を回動して姿勢を変更 するものから、ダイヤルにより直接回動軸を回動して姿勢を変更するものなどが 提供される。さらに、照明灯と照明窓との関係は、該照明灯を照明窓より露出す るものから、透明な遮蔽体で遮蔽されたものなどが提供される。

【０００７】

【実施例】

本考案を実施例により説明すると、化粧用コンパクトケースａは、図１に示す ように、ケース本体１の前部左方に上面から周面にかけて照明窓２を開口し、該 照明窓２には図２に示すように、透明な遮蔽体としての樹脂板３を接合し、ケー ス本体１の内部には該照明窓２にのぞませて球面軸受４を立設し、該球面軸受４ に揺動自在に嵌着した支持体５に白色発光ダイオードより成る照明灯６を配設す るとともに、図５に示すような、電気回路７のスイッチ機構８を介して該照明灯 ６を点灯する電源９を内蔵して成る。 このようにして成る化粧用コンパクトケースａは、ケース本体１の上皿１０に パフ（図外）を収納し、化粧用コンパクトとして使用に供されるが、使用時には 上蓋１１の開閉に関与するストッパー１２が前記スイッチ機構８のスイッチ１３ に連動するものであるから、ストッパー１２を下方に回動して上蓋１１を開くと 同時に、スイッチ１３がＯＮとなって照明灯６が点灯するものである。 このように、照明灯６に白色発光ダイオードを使用することにより、電源９を 含めて小形軽量化を達成でき、電気回路７共々上皿１０とケース本体１の内面と の小空間１４に収蔵できたものである。なお、照明窓２は仮想線で示すように、 上皿１０の上面のみに開口するものとしても提供され得るものである。

【０００８】 次に、図３に要部を示した化粧用コンパクトケースｂについて説明すると、こ のものは、前記化粧用コンパクトケースａにおいて、白色発光ダイオードより成 る照明灯６を支持する支持体５に係着軸１５を横設し、該係着軸１５に、図４に 示すように、頭部１６を周面の凹部１７に露出した回動駒１８のボス部１９を係 着して成るものである。 したがって、姿勢制御手段としての回動駒１８の頭部１６を動かすことによっ て支持体５を介して照明灯６は上下に揺動でき、化粧時に使用する上蓋１１の内 面の鏡面２０と照明位置との自由度を広くとれるから、鏡面２０にケース本体１ の上皿１０が映らないようにして化粧できる利点がある。 なお、化粧用コンパクトケースａにおいて、照明灯６が周面からも外部を照明 できるから、上蓋１１を閉じた状態でスイッチ１３をＯＮにすれば、緊急的な照 明具として使用できることは勿論である。

【０００９】

【考案の効果】

以上のように本考案によれば、化粧用コンパクトとして使用したときに、屋内 外で昼夜を問わず、また、暗い車内でも局部的に顔を照明できるから利便性に優 れ、しかも、緊急的には照明具としても代用できるなどの効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る化粧用コンパクトケースａの上蓋
１１を適宜に開いた状態の平面図。

【図２】図１のＡ−Ａ矢視部分断面図。

【図３】本考案に係る化粧用コンパクトケースｂの要部
の説明図。

【図４】図３のＰ矢視図。

【図５】電気回路７の説明図。

【符号の説明】

１ ケース本体 ２ 照明窓 ３ 樹脂板 ４ 球面軸受 ５ 支持体 ６ 照明灯 ７ 電気回路 ８ スイッチ機構 ９ 電源 １０ 上皿 １１ 上蓋 １２ ストッパー １３ スイッチ １４ 小空間 １５ 係着軸 １６ 頭部 １７ 凹部 １８ 回動駒 １９ ボス部 ２０ 鏡面 ａ 化粧用コンパクトケース ｂ 化粧用コンパクトケース

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 化粧用コンパクトのケース本体に白色発
   光ダイオードより成る照明灯と、電気回路のスイッチ機
   構を介して該照明灯を点灯する電源を内蔵して成る化粧
   用コンパクトケース。
2. 【請求項２】 請求項１記載の照明灯が姿勢制御手段を
   介して姿勢変更自在に配設されて成る化粧用コンパクト
   ケース。