JP3055441B2 - 射出成形機の制御方法 - Google Patents

射出成形機の制御方法

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JP3055441B2
JP3055441B2 JP7256608A JP25660895A JP3055441B2 JP 3055441 B2 JP3055441 B2 JP 3055441B2 JP 7256608 A JP7256608 A JP 7256608A JP 25660895 A JP25660895 A JP 25660895A JP 3055441 B2 JP3055441 B2 JP 3055441B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機におい
て、例えば樹脂の射出や、型の開閉等を行うためのアク
チュエータを制御するに際して用いて好適な射出成形機
の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機において、例えば樹脂
の射出や、型の開閉等を行うためのアクチュエータは、
ポンプから供給される作動油によって作動するようにな
っており、樹脂の射出速度や型の開閉速度等、必要とさ
れるアクチュエータの作動速度に応じて、ポンプから供
給される油の流量を流量調整弁で調整することによっ
て、その作動速度を調整するようになっている。このと
き、流量調整弁では、必要とされるアクチュエータの作
動速度に対応した流量指令に基づいて弁の開度を調整
し、所望の流量の作動油をアクチュエータに供給するよ
うになっている。
【0003】このようなアクチュエータには複数のポン
プを備えた構成のものがあるが、作動速度が高いときに
は複数のポンプを同時に作動させ、作動速度が低いとき
には一つのみのポンプを作動させて他の不必要なポンプ
をアンロード(無負荷状態)させて、ポンプから必要以
上の供給流量を少なくするよう制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の射出成形機の制御方法には、以下のよう
な問題が存在する。例えば、アクチュエータを作動させ
るために、大ポンプと小ポンプの2台のポンプを備えた
場合、大ポンプと小ポンプの両方を作動させたときの流
量調整弁における流量指令に対する流量の関係は、図6
に示すようになる。また、大ポンプのみを作動させたと
きの流量調整弁における流量指令に対する流量の関係
は、図7に示すようになる。そして、図8に示すよう
に、予め定めたしきい値Aで2台のポンプの負荷状態を
切り替え、しきい値A以下では大ポンプのみを作動さ
せ、しきい値A以上では大ポンプと小ポンプの2台を作
動させるよう制御すると、しきい値Aの前後でポンプか
ら流量調整弁の1次側と、流量調整弁の1次圧を制御す
る圧力補償弁の1次側へ供給する流量が大きく異なるた
め、本来一定に保たれるべき流量調整弁の1次側と2次
側との差圧(弁差圧)が増加することによって流量指令
と流量との関係が不連続なものとなってしまう。
【0005】このため、アクチュエータの作動速度を変
化させるため、流量指令をしきい値Aの前後、例えばし
きい値A以下からしきい値A以上に変えた場合に、作動
するポンプが大ポンプ1台のみであった状態から大ポン
プと小ポンプの2台に切り替わり、流量調整弁の開度は
僅かにしか変わってないにもかかわらず、実際に流量制
御弁が制御する流量が一気に増大する。この結果、アク
チュエータの作動速度が急激に変化してしまうという問
題がある。
【0006】また、例えば、アクチュエータで必要とす
る作動速度が、図中符号Bで示した流量に対応した速度
である場合、この流量の作動油を流量制御弁が制御する
ための流量指令を出すことができないという問題もあ
る。
【0007】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、ポンプからの流量範囲全域でアクチュエー
タの作動速度を円滑に制御することのできる射出成形機
の制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
射出成形機に備えられたアクチュエータに、該アクチュ
エータを作動させる複数のポンプが流量調整弁を介して
接続されるとともに、前記流量調整弁からの流量を調整
するとともに前記複数のポンプの作動を選択的に切り替
えることによって前記アクチュエータの作動速度を制御
する制御手段が備えられてなる射出成形機の制御方法で
あって、前記制御手段で、前記アクチュエータのストロ
ーク位置に基づいて該アクチュエータの作動速度設定値
を設定し、該作動速度設定値に対応した前記流量調整弁
での流量指令値を設定する第一の処理と、該第一の処理
で設定した前記流量指令値が予め定めた範囲から外れる
ときには前記流量指令値を補正した後に前記流量調整弁
に出力し、前記流量指令値が前記範囲内であるときには
そのまま前記流量調整弁に出力する第二の処理とを行
い、前記第一の処理で決定した前記流量指令値に基づい
て前記複数のポンプの作動を切り替えるとともに、前記
第二の処理で出力された前記流量指令値に基づいて前記
流量調整弁からアクチュエータへの流量を制御すること
を特徴としている。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1記載の射
出成形機の制御方法において、前記アクチュエータがシ
リンダ内でスクリューを軸方向に前進させて射出ノズル
から樹脂を金型内に射出させる射出シリンダを駆動させ
るためのものであることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面を参照して説明する。ここでは、本発明にかかる
射出成形機の制御方法を、例えば樹脂を射出するための
アクチュエータに適用して射出速度を制御する場合の例
を用いて説明する。
【0011】図1に示すものは、射出成形機の射出速度
制御回路を示すものであり、この図において、符号1は
射出シリンダ用のアクチュエータである。アクチュエー
タ1は、例えば電動の小ポンプ(ポンプ)2と大ポンプ
(ポンプ)3とから供給される作動油の油圧によって駆
動されるようになっている。
【0012】小ポンプ2,大ポンプ3には、それぞれの
ポンプから流量比例弁6の1次側へ油圧の供給・遮断を
切り替えるための小ポンプ負荷電磁弁4,大ポンプ負荷
電磁弁5が接続されている。これら小ポンプ負荷電磁弁
4,大ポンプ負荷電磁弁5を操作することによって、小
ポンプ2,大ポンプ3の負荷を選択できるようになって
いる。
【0013】これら小ポンプ負荷電磁弁4,大ポンプ負
荷電磁弁5には、その2次側で流量比例弁(流量調整
弁)6に接続されている。流量比例弁6では、その弁
(図示なし)の開度を変えることによって、小ポンプ負
荷電磁弁4,大ポンプ負荷電磁弁5により接続された小
ポンプ2,大ポンプ3から供給される作動油の流量を調
整するようになっている。
【0014】また、この流量比例弁6のバイパス回路に
は圧力補償弁7が設けられ、該圧力補償弁7のベントラ
イン側には圧力比例弁8が接続されている。
【0015】そして、流量比例弁6の2次側は電磁弁9
を介してアクチュエータ1に接続されており、電磁弁9
でアクチュエータ1の作動方向を切り替えるようになっ
ている。
【0016】このような油圧回路は、制御部(制御手
段)10で制御されるようになっている。制御部10で
は、パルスエンコーダ11でアクチュエータ1のストロ
ーク位置を検出し、CPU12でその検出データに基づ
いて後述する処理を行い、小ポンプ負荷電磁弁4,大ポ
ンプ負荷電磁弁5,流量比例弁6,電磁弁9の作動を制
御するようになっている。
【0017】図2に示すように、このような油圧回路を
備えたアクチュエータ1(図1参照)によって駆動され
る射出シリンダ13は、加熱筒14内で射出スクリュー
15を前進させることによって樹脂を射出するようにな
っている。すなわち、図1に示したパルスエンコーダ1
1でアクチュエータ1のストローク位置を検出すること
によって、射出シリンダ13における射出スクリュー1
5の位置を検出していることになる。
【0018】次に、制御部10における射出成形機のア
クチュエータ1の制御方法について説明する。予め、図
2に示したように、射出シリンダ13を作動させるとき
の射出速度を射出シリンダのストローク始端側から加速
した後にストローク終端側に近づくにつれ任意に変速さ
せるため、射出スクリュー15の移動速度(以下これを
「速度設定値」と称する)をV1〜V4の例えば4段階
に変化させるよう設定し、また速度設定値V1〜V4を
切り換えるときの射出スクリュー15の位置(射出シリ
ンダ13の終端側からの距離;以下これを「切換位置」
と称する)をS1〜S3と設定しておく。そして、これ
ら速度設定値V1〜V4,切換位置S1〜S3と、予め
定めた流量指令の第一しきい値L,第二しきい値Hと
を、図1に示したKEY16により入力してRAM(メ
モリー)17に記憶させておく。
【0019】このように初期設定を行った後、射出シリ
ンダ13を作動させる。図3に示すものは、射出シリン
ダ13作動時の制御部10における制御方法を示すフロ
ーチャートであり、以下、この図3及び図1を参照しつ
つ説明する。
【0020】(STEP1)射出シリンダ13の作動時
には、パルスエンコーダ11からのアクチュエータ1の
ストローク位置の検出データを入力部(図中DI)18
を介して読み込み、これをCPU12でスクリュー位置
に変換し、これを変数Xとして代入する。
【0021】次いで、変数Xと、予め入力された切換位
置S1〜S3とを比較する(第1の処理)。 (STEP2)変数Xが、切換位置S1より大きい場
合、速度設定値V1に対応したデジタル値(この速度設
定値V1でアクチュエータ1を作動させるのに必要な流
量比例弁開度に相当するCPU内部のデジタル値:0〜
1000の無次元数)を流量指令値Voutとして設定す
る。 (STEP3)変数Xが、切換位置S1以下でかつ切換
位置S2より大きい場合、速度設定値V2に対応したデ
ジタル値を流量指令値Voutとして設定する。 (STEP4)変数Xが、切換位置S2以下でかつ切換
位置S3より大きい場合、速度設定値V3に対応したデ
ジタル値を流量指令値Voutとして設定する。また、変
数Xが、切換位置S3以下である場合には、速度設定値
V4に対応したデジタル値を流量指令値Voutとして設
定する。
【0022】次いで、上記STEP2〜4で設定された
流量指令値Vout と、前記予め設定した第一しきい値
L,第二しきい値Hとを比較する(第2の処理)。 (STEP5)流量指令値Vout が第一しきい値L未満
(Vout <L)であるときには、流量指令値Vout を予
め定めた補正係数α(>1)で補正し、これを新たな流
量指令値Vout として更新する。
【0023】更新した流量指令値Vout をD/A変換器
(図中D/A)19を介してデジタル値をアナログの電
圧値に変換後、流量比例弁6に出力し、流量比例弁6の
弁をこの流量指令値Vout に対応した開度だけ開動させ
る。また、出力部(図中DO)20を介して、小ポンプ
負荷電磁弁4,作動方向を切り換える電磁弁9を切り換
える信号を出力し、小ポンプ2をON、大ポンプ3をO
FF(アンロード)状態とする。すると、この場合、ア
クチュエータ1は、小ポンプ2のみから供給されて、流
量比例弁6で(補正値αによる)補正後の流量指令値V
out に応じた流量に調整された作動油によって駆動され
る。
【0024】(STEP6)また、流量指令値Vout が
第一しきい値L以上で、かつ第二しきい値H未満(Vou
t<H)であるときには、流量指令値Vout を予め定め
た補正係数β(>1)で補正し、これを新たな流量指令
値Vout として更新した後、D/A変換器(図中D/
A)19を介してデジタル値をアナログの電圧値に変換
後、流量比例弁6に出力する。
【0025】流量比例弁6ではこの流量指令値Vout に
対応した開度だけ弁を開動させる。また、出力部(図中
DA)20を介して、大ポンプ負荷電磁弁5,作動方向
を切り換える電磁弁9を切り換える信号を出力し、小ポ
ンプ2をOFF(アンロード)、大ポンプ3をON状態
とする。すると、この場合、アクチュエータ1は、大ポ
ンプ3のみから供給されて、流量比例弁6で(補正値β
による)補正後の流量指令値Vout に応じた流量に調整
された作動油によって駆動される。
【0026】また、流量指令値Vout が第二しきい値H
以上(Vout ≧H)であるときには、流量指令値Vout
をそのまま補正せずにD/A変換器(図中D/A)19
を介してデジタル値をアナログの電圧値に変換後、流量
比例弁6に出力する。
【0027】流量比例弁6ではこの流量指令値Vout に
対応した開度だけ弁を開動させる。また、出力部(図中
DO)20を介して、小ポンプ負荷電磁弁4,大ポンプ
負荷電磁弁5,作動方向を切り換える電磁弁9を切り換
える信号を出力し、小ポンプ2をON、大ポンプ3をO
N状態とする。すると、この場合、アクチュエータ1
は、小ポンプ2と大ポンプ3の両方から供給されて、流
量比例弁6で流量指令値Vout に応じた流量に調整され
た作動油によって駆動される。
【0028】なお、ここで、前記補正値α,βは、それ
ぞれ、第一しきい値L,第二しきい値Hの前後で、ポン
プを、小ポンプ2から大ポンプ3へ,また大ポンプ3か
ら小ポンプ2と大ポンプ3の2台に切り換えるときに、
アクチュエータ1に供給される作動油の流量が連続する
流量比例弁6の開度が得られるよう、これに対応した流
量指令値Vout を補正するため予め設定しておくもので
ある。図4に示すものは、第1しきい値Lを300、第
2しきい値Hを600としたときの、STEP2〜4の
処理(第一の処理)後の流量指令値(図中実線)と、S
TEP5及び6の処理(第二の処理)後の流量指令値
(図中点線)とを示すものである。
【0029】このようにして、流量指令値Vout を補正
して、流量比例弁6を制御することによって、図5に示
すように、供給される作動油の流量が速度設定値の全域
にわたって連続することになる(図5中、点線は補正前
の速度設定値による流量を示している)。
【0030】上述した射出成形機のアクチュエータ1の
制御方法では、アクチュエータ1のストローク位置を検
出し、これに基づいて決定した速度設定値V1〜V4に
対応する流量指令値Vout とする処理(STEP2〜
4)と、この流量指令値Voutが予め定めた第一しきい
値L,第二しきい値Hから外れるときには、流量指令値
Vout を補正値α,βで補正する処理(STEP5,
6)とを行い、STEP2〜4で設定した流量指令値V
out に応じて、小ポンプ2,大ポンプ3の作動を切り換
えるとともに、STEP5,6で補正した速度設定値V
out に基づいて流量比例弁6の開度を調整するよう制御
する構成となっている。このように、流量指令値Vout
を補正して流量比例弁6を制御することによって、アク
チュエータ1に供給される作動油の流量を速度設定値の
全域にわたって連続させることができる。この結果、作
動させるポンプが、小ポンプ2から大ポンプ3に、また
大ポンプ3のみから小ポンプ2及び大ポンプ3の2台
に、それぞれ切り替わるときでも、アクチュエータ1の
作動速度が急激に変化することがなくなるので、射出シ
リンダ13の射出速度を、その制御範囲全域にわたって
円滑に制御することができる。もちろん、所望とする射
出シリンダ13の作動速度を得るためにアクチュエータ
1で必要な流量に対応する流量指令を全域にわたって出
すことが可能となる。
【0031】なお、上記の例においては、射出シリンダ
13を作動させるアクチュエータ1を制御して射出量を
制御する場合の例を用いたが、他のアクチュエータ、例
えば型を開閉させるアクチュエータに適用して型の開閉
速度を制御することも可能であり、この場合も上記の例
と同様の構成を採用すればよい。また、上記の例におい
て、アクチュエータ1を作動させるために2台のポンプ
(小ポンプ2,大ポンプ3)を備える構成としたが、も
ちろん2台以上のポンプを備える場合にも適用すること
が可能である。さらには、2台のポンプで、必要流量が
少ない状態から徐々に多くなるにつれて、小ポンプ2の
み,大ポンプ3,そして小ポンプ2と大ポンプ3の両方
を駆動させるよう順次切り換える構成としたが、これ以
外にも、例えば必要流量が少ないときには大ポンプ3の
み、多いときには小ポンプ2と大ポンプ3の両方を駆動
させる等、使用時のポンプの組み合わせについては限定
するものではない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る射
出成形機の制御方法によれば、アクチュエータのストロ
ーク位置に基づいて決定した作動速度設定値に対応する
流量指令値を設定する第一の処理と、該第一の処理で設
定した流量指令値が予め定めた範囲から外れるときには
これを補正した後にD/A変換して流量調整弁に出力
し、流量指令値が前記範囲内であるときにはそのままD
/A変換して流量調整弁に出力する第二の処理とを行
い、第一の処理で決定した流量指令値に基づいて複数の
ポンプの作動を切り替えるとともに、第二の処理で出力
された流量指令値に基づいて流量調整弁を制御する構成
となっている。このように、流量指令値を補正して流量
調整弁を制御することによって、アクチュエータに供給
する作動油の流量を流量指令範囲の全域にわたって連続
させることができる。この結果、アクチュエータの作動
速度を変化させるために作動させるポンプが切り替わる
ときでも、アクチュエータの作動速度が急激に変化する
ことがなくなるので、このアクチュエータによる射出成
形機の動作を円滑に制御することができる。もちろん、
所望とする射出成形機の作動速度を得るためにアクチュ
エータで必要な流量に対応する流量指令を指令範囲の全
域にわたって出すことが可能となる。
【0033】請求項2に係る射出成形機の制御方法によ
れば、アクチュエータを樹脂を金型内に射出させる射出
シリンダを駆動させるためのものに適用する構成とし
た。これによって、射出成形機の射出速度の制御を円滑
かつ微細に制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形機の制御方法を適用する
アクチュエータの制御回路を示す構成図である。
【図2】前記アクチュエータで作動させる射出シリンダ
を示す立断面図である。
【図3】前記制御方法のフローチャート図である。
【図4】前記制御方法によって補正された流量指令値を
示す図である。
【図5】前記制御方法制御方法において、小ポンプと大
ポンプを切り換えて作動させたときのアクチュエータへ
の速度設定値と実際の制御流量を示す図である。
【図6】従来の射出成形機の制御方法において、大ポン
プ,小ポンプの両方を作動させたときのアクチュエータ
への流量指令値と実際の制御流量を示す図である。
【図7】従来の射出成形機の制御方法において、大ポン
プのみを作動させたときのアクチュエータへの流量指令
値と実際の制御流量を示す図である。
【図8】従来の射出成形機の制御方法において、大ポン
プのみと、小ポンプと大ポンプを切り換えて作動させた
ときのアクチュエータへの流量指令と実際の制御流量を
示す図である。
【符号の説明】
1 アクチュエータ 2 小ポンプ(ポンプ) 3 大ポンプ(ポンプ) 6 流量比例弁(流量調整弁) 7 圧力補償弁 10 制御部(制御手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−78305(JP,A) 特開 平6−312256(JP,A) 特開 昭56−49236(JP,A) 特開 昭62−27125(JP,A) 実開 昭63−53002(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/46 - 45/82

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形機に備えられたアクチュエータ
    に、該アクチュエータを作動させる複数のポンプが流量
    調整弁を介して接続されるとともに、前記流量調整弁か
    らの流量を調整するとともに前記複数のポンプの作動を
    選択的に切り替えることによって前記アクチュエータの
    作動速度を制御する制御手段が備えられてなる射出成形
    機の制御方法であって、 前記制御手段で、前記アクチュエータのストローク位置
    に基づいて該アクチュエータの作動速度設定値を設定
    し、該作動速度設定値に対応した前記流量調整弁での流
    量指令値を設定する第一の処理と、 該第一の処理で設定した前記流量指令値が予め定めた範
    囲から外れるときには前記流量指令値を補正した後に前
    記流量調整弁に出力し、前記流量指令値が前記範囲内で
    あるときにはそのまま前記流量調整弁に出力する第二の
    処理とを行い、 前記第一の処理で決定した前記流量指令値に基づいて前
    記複数のポンプの作動を切り替えるとともに、 前記第二の処理で出力された前記流量指令値に基づいて
    前記流量調整弁からアクチュエータへの流量を制御する
    ことを特徴とする射出成形機の制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の射出成形機の制御方法に
    おいて、前記アクチュエータがシリンダ内でスクリュー
    を軸方向に前進させて射出ノズルから樹脂を金型内に射
    出させる射出シリンダを駆動させるためのものであるこ
    とを特徴とする射出成形機の制御方法。
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