JP3053545U - 枢着機構 - Google Patents

枢着機構

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JP3053545U
JP3053545U JP1997004804U JP480497U JP3053545U JP 3053545 U JP3053545 U JP 3053545U JP 1997004804 U JP1997004804 U JP 1997004804U JP 480497 U JP480497 U JP 480497U JP 3053545 U JP3053545 U JP 3053545U
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勝男 呂
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勝男 呂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転部材の支持状態が穏やかで、枢軸の軸方
向の変位を防止でき、且つ円筒部の徑の拡大に従って適
当に処置することによって元の枢着品質を維持できる枢
着機構を提供する。 【解決手段】 結合用孔111を有する第1端部11
と、外周縁に所定の方向へ螺旋を形成するオイル溝12
1を有する第2端部12とを包含する枢軸10と、円筒
状で、軸方向に沿う裂け目21を有すると共に、所定の
方向へ螺旋を形成し、オイルを外周縁より内周縁へ導入
可能な導入スリット23と突起22とを有するブッシュ
20と、前記突起22を係止可能な係止孔34と、軸方
向に沿う裂け目33とを有し、前記ブッシュ20を収納
可能な円筒部31と、該円筒部31の外周縁より延出
し、結合用孔35を有する平板部32とを有する回転部
材30とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えばノートブックパソコンの液晶パネルと本体との間に介在する 、回動可能な枢着機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来では、ノートブックパソコンの液晶パネルと本体との間に介在する回動可 能な枢着機構として図6に示すようなものがある。このようなものは、結合用孔 62を有する第1端部61と、外周縁に所定の方向へ螺旋を形成するオイル溝6 4を有する第2端部63とを包含する枢軸60と、軸方向に沿う裂け目74を有 し、前記枢軸60の第1端部61を収納可能な円筒部71と、該円筒部71の外 周縁より延出し、結合用孔73を有する平板部72とを有する回転部材70とか らなる。前記枢軸60の第2端部63を前記回転部材70の円筒部71に置入し 、両者の間の摩擦力によって、例えばノートブックパソコンの液晶パネルを所定 の位置に保持する。また、急激な摩耗を生じさせないように前記第2端部63の オイル溝64にオイルが注入される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来では上記の構成を採用するので、前記枢軸60の第2端部63と前記回転 部材70の円筒部71との間の摩擦力を得るために、両者の結合関係を適切にコ ントロールしなければならない。ことことは製造の精度に深い関係があり、高精 密度の製品を得るには、高価な生産設備を要するので、コストアップの原因にな る。また、前記枢軸60の軸方向に制限用部材がないので、枢軸60の第2端部 63が回転部材70の円筒部71に対し滑走可能になる。これでは、例えばノー トブックパソコンの液晶パネルが左右へ変位しやすくなる。
【0004】 また、前記回転部材70の円筒部71は板材のプレス加工によって得られるも のなので、構成が弱い。前記枢軸60が長時間揺動すると、前記円筒部71の徑 が拡張され、前記円筒部71に対する枢軸60の支持状態にガタガタが生じる。
【0005】 本考案は上記の課題に鑑みてなされたものであり、回転部材の支持状態が穏や かで、枢軸の軸方向の変位を防止でき、且つ円筒部の徑の拡大に従って適当に処 置することによって元の枢着品質を維持できる枢着機構を提供することをその目 的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の目的を達成するために、結合用孔を有する第1端部と、外周縁 に所定の方向へ螺旋を形成するオイル溝を有する第2端部とを包含する枢軸と、 円筒状で、軸方向に沿う裂け目を有すると共に、所定の方向へ螺旋を形成し、 オイルを外周縁より内周縁へ導入可能な導入スリットと突起とを有するブッシュ と、 前記突起を係止可能な係止孔と、軸方向に沿う裂け目とを有し、前記ブッシュ を収納可能な円筒部と、該円筒部の外周縁より延出し、結合用孔を有する平板部 とを有する回転部材とからなることを特徴とした枢軸機構を提供する。
【0007】 前記の枢軸の第2端部を前記ブッシュの内周縁へ挿嵌すると、前記ブッシュに 軸方向に沿う裂け目を有するので、ブッシュが前記枢軸の挿入によってやや拡張 され、これでブッシュと枢軸の間に強い摩擦力を提供する。また、前記ブッシュ と前記回転部材の円筒部との結合にもこのような強い摩擦力を獲得できる。故に 、ブッシュや回転部材の円筒部に裂け目を形成させれば、調節の弾性があるので 、精密度の限度が従来より大きい。また、前記ブッシュに前記回転部材の円筒部 に係止することができる突起が形成されているので、その突起の係止によって枢 軸の軸方向移動を制限でき、品質の高い枢着機構を提供できる。
【0008】 また、前記回転部材は2つの円筒部を有し、それぞれの円筒部に形成された軸 方向に沿う裂け目は、前記平板部と円筒部との隣接部分を境として左右両方にそ れぞれ一つ形成されることによって、前記二つの円筒部の変形方向を反対にし、 これによって前記二つの円筒部の変形量のバランスをよくさせることができる。
【0009】 また、前記オイル溝と導入スリットとのそれぞれの螺旋方向を反対にさせるこ とによって螺旋方向に沿う作用力を衝突させ、回転部材の回転を前後方向の一方 にしか偏らせないようにし、より好ましい回転状態を提供する。
【0010】 また、前記枢軸の第2端部に、内部に雌ネジ山を有する内孔を具させ、該内孔 を有する端部に軸方向に沿って該端部を二部分に分割する分割溝を形成させると 共に、さらに先端部に、前記枢軸の内孔に螺合できるネジ山を有する調整用部材 を有することによって、前記円筒部の徑が拡大されても、前記調整用部材にて調 整すると、依然として好ましい枢着状態を提供できる。
【0011】
【考案の好適な実施の形態】
以下、図1乃至図5に基づいて本考案の好適な実施の形態を説明する。 (第1の実施の形態) 図1は、本考案の第1の実施の形態を示す分解斜視図であり、図2は本考案の 第1の実施の形態を示す側面図である。図中、第1の実施の形態の枢着機構は、 結合用孔111を有する第1端部11と、外周縁に所定の方向へ螺旋を形成する オイル溝121を有する第2端部12とを包含する枢軸10と、円筒状で、軸方 向に沿う裂け目21を有すると共に、所定の方向へ螺旋を形成し、オイルを外周 縁より内周縁へ導入可能な導入スリット23と突起22とを有するブッシュ20 と、前記突起22を係止可能な係止孔34と、軸方向に沿う裂け目33とを有し 、前記ブッシュ20を収納可能な円筒部31と、該円筒部31の外周縁より延出 し、結合用孔35を有する平板部32とを有する回転部材30とからなる。
【0012】 前記の枢軸10の第2端部12を前記ブッシュ20、20の内周縁へ挿嵌する と、前記ブッシュ20、20に軸方向に沿う裂け目21、21を有するので、ブ ッシュ20、20が前記枢軸10の挿入によってやや拡張され、これでブッシュ 20、20と枢軸10の間に強い摩擦力を提供する。また、前記ブッシュ20、 20と前記回転部材30の円筒部31、31との結合にもこのような強い摩擦力 を獲得できる。故に、ブッシュ20、20や回転部材30の円筒部31、31に 裂け目33、33を形成させれば、調節の弾性があるので、精密度の限度が従来 より大きい。また、前記ブッシュ20、20に前記回転部材30の円筒部31、 31に係止することができる突起22、22が形成されているので、その突起2 2、22の円筒部31の係止孔34に対する係止によって、枢軸10の軸方向移 動を制限でき、品質の良い枢着機構を提供できる。
【0013】 また、前記回転部材30の円筒部31、31のそれぞれの裂け目33、33は 、前記平板部32と円筒部31、31との隣接部分を境として左右両方にそれぞ れ一つ形成されることによって、前記二つの円筒部31、31の変形方向を反対 にし、これによって前記二つの円筒部31、31の変形量のバランスをよくさせ ることができる。
【0014】 また、前記オイル溝121と導入スリット23とのそれぞれの螺旋方向を反対 にさせることによって螺旋方向に沿う作用力を衝突させ、回転部材30の回転を 前後方向の一方にしか偏らせないようにし、より好ましい回転状態を提供する。
【0015】 (第2の実施の形態) 図3と図4は本考案の第2の実施の形態を示す。この実施の形態において、枢 軸10の第2端部12の構成を変更するので、この部分だけ説明する。他の部分 は前記第1の実施の形態と同じなので、その説明を省略する。
【0016】 この実施の形態では、前記枢軸10の第2端部12の先端に、内部に雌ネジ山 124を有する内孔120を具させ、該内孔120を有する第2端部12に軸方 向に沿って該端部を二部分に分割する分割溝123を形成させると共に、さらに 先端部に、前記枢軸10の内孔120に螺合できるネジ山を有する調整用部材4 0を有することによって、前記円筒部31、31の徑が拡大されても、前記調整 用部材40にて調整すると、依然として好ましい枢着状態を提供できる。
【0017】
【考案の効果】
本考案は上記の構成を有するので、ブッシュの介在によって強い摩擦力を提供 でき、より好ましい止着状態を提供する。また、円筒部の裂け目を反対側に設置 することと、前記オイル溝と前記ブッシュの導入スリットの螺旋方向を反対にす ることによって、枢着の作用力のバランスを取ることができ、枢着機構の長期使 用を確保できる。また、調整用構造と調整用部材との具備によってさらに枢着機 構の使用寿命を延長できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1の実施の形態を示す分解斜視図
である。
【図2】 本考案の第1の実施の形態を示す側面図であ
る。
【図3】 本考案の第2の実施の形態を示す分解斜視図
である。
【図4】 本考案の第2の実施の形態を示す一部の断面
を含む側面図である。
【図5】 本考案の第2の実施の形態を示す一部の断面
を含む側面図である。
【図6】 従来の枢着機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 枢軸 11 第1端部 111 結合用孔 12 第2端部 120 内孔 121 オイル溝 123 分割溝 124 雌ネジ山 20 ブッシュ 21 裂け目 22 突起 23 導入スリット 30 回転部材 31 円筒部 32 平板部 33 裂け目 34 係止孔 35 結合用孔 40 調整用部材

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結合用孔111を有する第1端部11
    と、外周縁に所定の方向へ螺旋を形成するオイル溝12
    1を有する第2端部12とを包含する枢軸10と、 円筒状で、軸方向に沿う裂け目21を有すると共に、所
    定の方向へ螺旋を形成し、オイルを外周縁より内周縁へ
    導入可能な導入スリット23と突起22とを有するブッ
    シュ20と、 前記突起22を係止可能な係止孔34と、軸方向に沿う
    裂け目33とを有し、前記ブッシュ20を収納可能な円
    筒部31と、該円筒部31の外周縁より延出し、結合用
    孔35を有する平板部32とを有する回転部材30とか
    らなることを特徴とした枢着機構。
  2. 【請求項2】 前記回転部材30は2つの円筒部31、
    31を有し、それぞれの円筒部31、31に形成された
    軸方向に沿う裂け目33、33は、前記平板部32と円
    筒部31、31との隣接部分を境として左右両方にそれ
    ぞれ一つ形成されたことを特徴とした請求項1に記載の
    枢着機構。
  3. 【請求項3】 前記オイル溝121と導入スリット23
    とのそれぞれの螺旋方向が反対の方向であることを特徴
    とした請求項1又は2に記載の枢着機構。
  4. 【請求項4】 前記枢軸10の第2端部12に、内部に
    雌ネジ山124を有する内孔120を具え、該内孔12
    0を有する端部に軸方向に沿って該端部を二部分に分割
    する分割溝123を有することを特徴とした請求項1、
    2または3に記載の枢着機構。
  5. 【請求項5】 前記枢着機構において、さらに先端部
    に、前記枢軸10の内孔120に螺合できるネジ山を有
    する調整用部材40を包含することを特徴とした請求項
    3又は4に記載の枢着機構。
JP1997004804U 1997-06-06 1997-06-06 枢着機構 Expired - Lifetime JP3053545U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0578756A (ja) * 1991-03-21 1993-03-30 Nippon Steel Corp 帯板支持ロールの温度差変形防止構造

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