JP3052888B2 - 交通情報受信装置 - Google Patents

交通情報受信装置

Info

Publication number
JP3052888B2
JP3052888B2 JP9112999A JP11299997A JP3052888B2 JP 3052888 B2 JP3052888 B2 JP 3052888B2 JP 9112999 A JP9112999 A JP 9112999A JP 11299997 A JP11299997 A JP 11299997A JP 3052888 B2 JP3052888 B2 JP 3052888B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
optical signal
multiplex
processing
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9112999A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10303827A (ja
Inventor
敦志 三木
路 浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP9112999A priority Critical patent/JP3052888B2/ja
Publication of JPH10303827A publication Critical patent/JPH10303827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3052888B2 publication Critical patent/JP3052888B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路上ビーコンから
送信される光信号と、放送局から送信されるFM多重信
号との2種類の信号を取り扱う交通情報受信装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】光ビーコン方式は、路車間通信方式の1
つであって、伝送媒体として空間伝搬光を用いて、路上
機と車載機との間で双方向通信を行う方式である。光ビ
ーコン方式によれば、路上機から位置データ、渋滞デー
タ、工事データ、事故データ等の交通情報を車載機に送
信し、車載機から車両固有のID、前回通信したビーコ
ンを特定するデータ、旅行時間データ等を路上機に送信
する。
【0003】一方、FM多重方式は、渋滞データ、工事
データ、事故データ等の交通情報を車載機に放送形式で
送信する方式である。光ビーコン方式では、空間伝搬光
の届く範囲が限られているため、路上機の設置場所の限
られた近傍でしか車載機との通信を行うことができない
が、車載機と双方向の個別通信が行える。
【0004】FM多重方式は、FM電波の届く範囲がか
なり広いため、多数の車両にデータを送ることができる
が、多数の車両に共通に役立つデータを送ることとなる
ため、データの内容が広域交通情報に限られてしまう。
実際の運用では、車載機は、局地的な交通情報を路上機
から得て、広域の交通情報をFM多重放送から得ること
として、2つの方式を使い分けるのが好ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、車載機が両
方の方式を通してデータを得ようとすれば、FM多重信
号受信機と、光信号受信機とが必要になる。これらの受
信機は、通常、独立した受信機であるため、それぞれの
受信機の設置場所を確保しなければならず、また、各受
信機ごとにCPU、メモリ、ナビゲーション装置本体と
のインターフェイス回路、電源回路が必要になり、共用
化によるコストダウンが図れない。
【0006】そこで、FM多重信号受信機と、光信号受
信機とを一体・共用化し、最寄りの交差点データ、付近
地の交通情報を光信号受信機で得、広範囲の交通情報を
FM多重信号受信機で得、受信切り換え方法としては、
光ビーコン受信状況を優先して表示し、FM多重放送の
データが更新された場合に表示するようにした共用化受
信機が示唆されている(特開平7−282390号公
報)。
【0007】しかし、この共用化受信機では、光ビーコ
ン受信データとFM多重信号が同時に受信された場合
に、両方のデータをいかに取り扱うのか明らかにされて
いない。通常は、一方のデータを優先的に取り込むこと
が考えられるが、そうすると、その間に受信される他方
のデータが欠落することになる。
【0008】そこで、本発明は、単一のCPUを持ち、
光ビーコン受信データとFM多重信号が競合しても、い
ずれのデータも欠落することなく取り込むことのできる
交通情報受信装置を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の交通情報受信装
置は、路上ビーコンから送信される光信号を受信する光
信号受信部と、放送局から送信されるFM多重信号を受
信するFM多重信号受信部と、前記光信号受信部により
受信された光信号を一時的に記憶する光信号記憶部と、
前記FM多重信号受信部により受信されたFM多重信号
を一時的に記憶するFM多重信号記憶部と、前記光信号
記憶部に記憶されたデータが所定量に達すると受信割込
処理をし、前記FM多重信号記憶部に記憶されたデータ
が所定量に達すると受信割込処理をする制御部とを備え
ている。
【0010】路上ビーコンから送信される光信号は短い
周期をもって送られてくるので、FM多重信号の受信割
込処理をしていると、光信号の受信割込処理が追いつか
なくなり、ナビゲーション装置に取り込むべき光信号が
欠落するおそれがある。一方、FM多重信号は、光信号
よりもはるかに長い周期をもって送られてくるので、F
M多重信号の受信割込処理を多少遅らせて、その間に光
信号の受信割込処理をしても、FM多重信号の受信割込
処理は十分余裕をもって行える。
【0011】したがって、前記制御部は、光信号の受信
割込処理中に、FM多重信号の受信割込処理をする時期
が発生した場合に、当該光信号の受信割込処理が終了す
るまで、FM多重信号の受信割込処理をする時期を遅延
させて、光信号の受信割込処理終了後FM多重信号の受
信割込処理を行い、FM多重信号の受信割込処理中に、
光信号の受信割込処理をする時期が発生した場合には、
当該FM多重信号の受信割込処理を中断して、光信号の
受信割込処理を行い、当該FM多重信号の受信割込処理
は、光信号の受信割込処理の終了後再開するようにした
のである(請求項1)。
【0012】前記制御部は、光信号の編集処理と、FM
多重信号の編集処理とを交互に行うように制御すること
が好ましい(請求項2)。車両が受信領域にいる限り、
定期的に割込がかかる受信割込処理と違い、編集処理
は、特に急いで行う必要はないので、交互に行うように
したのである。前記制御部は、FM多重信号又は光信号
の編集処理中に光信号を受信した場合に、光信号受信割
込処理部による受信割込処理に切り換え、FM多重信号
又は光信号の編集処理中にFM多重信号を受信した場合
にはFM多重信号処理部による受信割込処理に切り換え
ることが好ましい(請求項3)。受信割込処理を、編集
処理が終了するまで遅らせると、光信号記憶部やFM多
重信号記憶部にデータがあふれてしまい、データが欠落
してしまうので、受信割込処理を優先させたのである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、光ビー
コン路上機との間で光伝送を行う車載用光ヘッド3と、
FM多重電波を受けるFMアンテナ4とを、光・FM一
体の交通情報受信装置1に接続し、この交通情報受信装
置1をナビゲーション装置本体2に接続した状態を示す
図である。
【0014】光ビーコン路上機から車載用光ヘッド3に
受信される信号(以下「ダウンリンク光信号」という)
及び車載用光ヘッド3から光ビーコン路上機に送信する
信号(以下「アップリンク光信号」という)は、フレー
ム単位で構成されている。具体的には、ダウンリンク光
信号については、1フレームは、ヘッダ部(5バイト)
と実データ部(123バイト)をつないだもの(計12
8バイト)の前後に同期符号、CRC符号等を付加した
ものである。ダウンリンク光信号の1フレームの送信時
間は約1m(ミリ)秒である。
【0015】アップリンク光信号については、1フレー
ムは、ヘッダ部(10バイト)と実データ部(最大59
バイト)をつないだもの(最大計69バイト)の前後に
同期符号、CRC符号等を付加したものである。1つの
ダウンリンク光信号及び1つのアップリンク光信号は、
このフレーム1個又は複数個からなる。
【0016】FM多重放送を通して受けた信号(以下
「FM多重信号」という)はパケット単位で構成されて
いる。1パケットは、22バイトの実データと14バイ
トの誤り訂正符号等からなる36バイトのデータであ
る。1パケットの送信時間は約18m秒である。図2
は、交通情報受信装置1のハードウェア構成図である。
【0017】交通情報受信装置1は、FM受信回路1
a、FM多重信号復調回路1b、光ビーコン光ヘッドイ
ンターフェイス(I/F)1c、光ビーコン路上機から
受信される光ビーコンフレームを検出する光ビーコンフ
レーム検出回路1d、光ビーコン光ヘッドインターフェ
イス(I/F)1e、光ビーコン路上機に送信する光ビ
ーコンフレームを生成する光ビーコンフレーム生成回路
1f、DMAコントローラ1g、中央処理装置(CP
U)1h、ナビゲーション通信回路1i、バッファメモ
リ1j及び電源回路1kを備えている。
【0018】前記DMAコントローラ1gは、光ビーコ
ン路上機から受けたダウンリンク光信号とFM多重信号
を1バイトずつのDMA転送によりバッファメモリ1j
に格納するものである。バッファメモリ1jは書き換え
可能なメモリであり、「光信号記憶部」「FM多重信号
記憶部」として機能する。バッファメモリ1jはダウン
リンク光信号、アップリンク光信号及びFM多重信号を
格納するとともに、後述するダウンリンク管理テーブ
ル、FM多重管理テーブルを格納している。
【0019】CPU1hは「制御部」として機能するも
のであり、その機能については、以下に説明する。図3
は、ソフトウェアの概略ブロック構成図である。CPU
1hのソフトウェアは、光ビーコン処理部11と、FM
多重処理部12と、共通処理部13とを備える。光ビー
コン処理部11は、送られてくるダウンリンク光信号が
バッファメモリ1jにある程度蓄積されると、割込によ
りそのダウンリンク光信号を取り出し、必要なデータを
付加して共通処理部13に出力する。また、光ビーコン
処理部11は、アップリンク光信号を生成する機能も備
えている。FM多重処理部12は、送られてくるFM多
重信号がバッファメモリ1jにある程度蓄積されると、
割込によりそのFM多重信号を取り出し、必要なデータ
を付加して共通処理部13に出力する。共通処理部13
は、ナビゲーション装置本体2との送受信のインターフ
ェイスをとる。
【0020】図4は、ソフトウェアの詳細ブロック構成
図である。光ビーコン処理部11は、ビーコン受信割込
処理部111、編集処理部112、アップリンク送信処
理部113、ナビ要求処理部114を備えている。ダウ
ンリンク光信号が送られてくると、1バイトずつのDM
A転送によりダウンリンク光信号がバッファメモリ1j
に格納される。ここで、1フレーム分のデータ量が揃っ
た状態になると(1m秒ごとにこの状態になる)、ビー
コン受信割込処理部111は、割込を発生させ、格納さ
れたダウンリンク光信号を調べ、その調査結果に応じて
ダウンリンク管理テーブルの内容を更新する。
【0021】ここで、ダウンリンク管理テーブルとは、
データの種別(位置データ、渋滞データ、工事データ、
事故データ等の種別)ごとに、当該データを構成する総
フレーム数(総フレーム数のデータはダウンリンク光信
号の中に含まれている)、受信したフレーム数、各フレ
ームを記憶しているメモリのアドレス、編集の可否(総
フレーム数揃ったかどうか)を整理したテーブルであ
る。
【0022】編集処理部112は、ダウンリンク管理テ
ーブルに基づいて、いずれかの種別のダウンリンク光信
号について編集できる状態になっているかどうかチェッ
クし、編集可能であれば、ダウンリンク管理テーブル及
び当該ダウンリンク光信号の内容に基づいて編集処理を
行い、送信用フレーム(送信用フレームとは、光ビーコ
ン処理部11と共通処理部13、FM多重処理部12と
共通処理部13との間でやりとりされる信号の単位をい
う)を作成し、共通処理部13に通知する。この編集処
理は、ダウンリンク光信号の種別ごとに作成するもの
で、編集された送信用フレームは、ダウンリンク光信号
の内容(実データ部)をそのまま有し、ナビゲーション
装置本体2に送信するためのヘッダを付加し、さらに必
要であれば、付随するデータを作成し付加する。「付随
するデータ」には、例えば広い道路範囲のデータを分割
して、ナビゲーション装置本体2が処理しやすい単位領
域ごとに分類するデータなどがある。
【0023】一方、アップリンク送信処理部113は、
同一ビーコンからダウンリンク光信号の現在位置情報を
1回受信したときに、アップリンク光信号を用意し、送
信出力する。アップリンク光信号の内容は、例えば車載
機のID番号、前回ビーコンを通過した時からの旅行時
間のデータ(前回通過したビーコンを特定するデータを
含む)、目的地データ等である。
【0024】アップリンク光信号の送信は、その後も一
定の時間間隔又は可変の時間間隔ごとに行うが、同一ビ
ーコンから他の種類のダウンリンク光信号(アップリン
ク光信号によって内容の変わるデータ、例えば車線通知
データ又は渋滞旅行時間リンクデータ)を受信すれは、
アップリンク光信号の送信を取り止める。もし、「他の
種類のダウンリンク光信号」の受信がなかったときは、
一定時間(例えば2秒)でタイムアウトする。
【0025】ナビ要求処理部114は、ナビゲーション
装置本体2から送られる要求(例えばナビゲーション装
置本体2に送信するデータの種類を限定する要求、受信
機の点検要求等)に従った処理を行い、この処理要求デ
ータを送信用フレームに入れる。また、処理要求データ
を編集処理部112に通知する。FM多重処理部12
は、FM受信割込処理部121、ナビ要求処理部12
2、編集処理部123を備えている。
【0026】FM多重信号が送られてくると、1バイト
ずつのDMA転送によりFM多重信号はバッファメモリ
1jに格納される。1パケット分のデータ量が揃った状
態になると(約9m秒又は約18m秒ごとにこの状態に
なる)、FM受信割込処理部121は割込を発生させ、
FM多重受信データを調べ、その調査結果に応じて、デ
ータの種別ごとにFM多重信号管理テーブルの内容を更
新する。FM多重管理テーブルとは、データの種別(位
置データ、渋滞データ、工事データ、事故データ等の種
別)ごとに、当該データを構成する総パケット数、受信
したパケット数、各パケットを記憶したメモリのアドレ
ス、編集の可否を整理したテーブルである。
【0027】編集処理部123は、FM多重管理テーブ
ルに基づいて、いずれかのFM多重信号について編集で
きる状態になっているかどうかチェックし、編集可能で
あれば、FM多重管理テーブル及び当該FM多重信号の
内容に基づいて編集処理を行い、送信用フレームを作成
し、共通処理部13に通知する。ナビ要求処理部122
は、ナビゲーション装置本体2から送られる要求(例え
ばナビゲーション装置本体2に送信するデータの種類を
限定する要求、受信機の検査要求等)に従った処理を行
い、この要求に従った処理を行った場合の処理要求を送
信用フレームに入れる。また、処理要求を編集処理部1
23に通知する。
【0028】共通処理部13は、ナビ送信処理部13
1、ナビ受信割込処理部132を備えている。ナビ送信
処理部131は、ナビゲーション装置本体2への送信用
フレームが1つでも準備できたときに、当該データをナ
ビゲーション装置本体2に送信する。ナビ受信割込処理
部132は、ナビゲーション装置本体2から受信したナ
ビ要求データを受理し編集用フレームを作成する。
【0029】次に、FM多重信号の処理と光信号の処理
との競合処理について説明する。交通情報受信装置1の
ハードウェア構成図(図2)に示したように、交通情報
受信装置1は、中央処理装置(CPU)1hを1つのみ
備えているので、FM多重信号の処理と光信号の処理と
が競合したときに、いずれの受信割込処理をするのか、
いずれの編集処理をするのかを予め決めなければならな
い。
【0030】そこで、本発明では、光信号の受信割込処
理中に、FM多重信号の受信割込処理をする時期が発生
した場合に、当該光信号の受信割込処理が終了するま
で、FM多重信号の受信割込処理をする時期を遅延させ
て、光信号の受信割込処理終了後FM多重信号の受信割
込処理を行い、FM多重信号の受信割込処理中に、光信
号の受信割込処理をする時期が発生した場合に、当該F
M多重信号の受信割込処理を中断して、光信号の受信割
込処理を行い、当該FM多重信号の受信割込処理は、光
信号の受信割込処理の終了後再開する。また、FM多重
信号の編集処理と光信号の編集処理が競合したときいず
れを優先することもなく交互に行い、FM多重信号又は
光信号の編集処理中にFM多重信号又は光信号の受信割
込処理が入ってくれば、受信割込処理を優先する。
【0031】図5は、光信号の受信割込中にFM多重信
号の受信割込処理をする時期が発生した場合の処理の流
れを示すタイムチャートである。ダウンリンク光信号の
受信割込処理中に、FM多重信号の受信割込処理時期が
重なると、ダウンリンク光信号の受信割込処理が終わる
まで、FM多重信号の受信割込処理を待つ。
【0032】FM多重信号の受信割込処理を待ってもよ
い理由は、次のとおりである。ダウンリンク光信号の受
信割込間隔は、きわめて頻繁にある(具体的には前述し
たように1m秒ごとである)。一方、FM多重信号の受
信割込処理間隔は、相対的に長い(具体的には前述した
ように9m秒又は18m秒ごとである)。したがって、
ダウンリンク光信号の受信割込処理と、FM多重信号の
受信割込処理時期が重なっても、ダウンリンク光信号の
受信割込処理が終わるまで待ってFM多重信号の受信割
込処理を行えばよく、待っている間に、FM多重信号の
次のパケットが受信されることはない。
【0033】なお、FM多重信号の受信割込処理を行っ
ている最中に、次のダウンリンク光信号の受信割込時期
になってしまい、FM多重信号の受信割込処理がいつま
で経ってもできないのではないかという懸念もあるが、
ダウンリンク光信号の受信割込間隔以内に、FM多重信
号の受信割込処理を済ませてしまえば問題ない。実際、
FM多重信号の受信割込処理は0.4m秒程度の時間で
可能であり、前述するような懸念はない。
【0034】図6は、FM多重信号の受信割込中に光信
号の受信割込処理をする時期が発生した場合の処理の流
れを示すタイムチャートである。FM多重信号の受信割
込中に光信号の受信割込処理をする時期が発生すれば、
FM多重信号の受信割込処理を中断してダウンリンク光
信号の受信割込処理を行う。
【0035】この理由は、前述したのと同じく、ダウン
リンク光信号の受信割込間隔が、きわめて頻繁にあるか
らである。図7は、光信号の受信割込中にFM多重信号
の受信割込処理をする時期が発生した場合の処理の流れ
を示すフローチャートである(図5のタイムチャートに
対応する)。
【0036】光信号受信完了後(ステップS1)、光信
号の受信割込処理を行うが(ステップS2)、この最中
にFM多重信号の受信が完了すれば(ステップS4)、
フラグFを0から1にして(ステップS5)、光信号の
受信割込処理を続ける。光信号の受信割込処理が終了す
れば、(ステップS6)、フラグFが0であれば割込処
理を終えるが、フラグFが1であれば、FM多重信号の
受信割込処理を行う(ステップS7)。
【0037】図8は、FM多重信号の受信割込中に光信
号の受信割込処理をする時期が発生した場合の処理の流
れを示すフローチャートである(図6のタイムチャート
に対応する)。FM多重信号受信完了後(ステップT
1)、FM多重信号の受信割込処理を行うが(ステップ
T2)、この最中に光信号の受信が完了すれば(ステッ
プT3)、FM多重信号の受信割込処理を中断し(ステ
ップT5)、光信号の受信割込処理を行う(ステップT
6)。光信号の受信割込処理が終了すれば(ステップT
7)、FM多重信号の受信割込処理を再開する(ステッ
プT2)。
【0038】図9は、光信号の編集処理と、FM多重信
号の編集処理とを交互に行い、FM多重信号又は光信号
の編集処理中に光信号を受信した場合に、光信号受信割
込処理部による受信割込処理に切り換える処理の流れを
示すフローチャートである。光信号の編集処理と、FM
多重信号の編集処理とを交互に行うことは、ステップU
1及びステップU2に示している。この編集処理中に光
信号の受信が完了すれば(ステップU4)、データ編集
処理を中断し(ステップU5)、光信号の受信割込処理
を行う(ステップU6)。光信号の受信割込処理が終了
すれば(ステップU7)、データの編集処理を再開し
(ステップU1,U2)、編集が終了すれば(ステップ
U3)、ナビゲーション装置本体2への送信処理を行う
(ステップU8)。
【0039】図10は、光信号の編集処理と、FM多重
信号の編集処理とを交互に行い、FM多重信号又は光信
号の編集処理中にFM多重信号を受信した場合に、FM
多重信号割込処理部による受信割込処理に切り換える処
理の流れを示すフローチャートである。光信号の編集処
理と、FM多重信号の編集処理とを交互に行うことは、
ステップV1及びステップV2に示している。この編集
処理中にFM多重信号の受信が完了すれば(ステップV
4)、データ編集処理を中断し(ステップV5)、FM
多重の受信割込処理を行う(ステップV6)。光信号の
受信割込処理が終了すれば(ステップV7)、データの
編集処理を再開し(ステップV1,V2)、編集が終了
すれば(ステップV3)、ナビゲーション装置本体2へ
の送信処理を行う(ステップV8)。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、単一のC
PUを持ち、FM多重信号受信機と、光信号受信機とを
一体・共用化したものであって、光ビーコン受信信号と
FM多重信号が競合しても、いずれの信号も欠落するこ
となく取り込むことができるという特有の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】車載用光ヘッド3とFMアンテナ4とを、光・
FM一体の交通情報受信装置1に接続し、この交通情報
受信装置1をナビゲーション装置本体2に接続した状態
を示す図である。
【図2】交通情報受信装置1のハードウェア構成図であ
る。
【図3】ソフトウェアの概略ブロック構成図である。
【図4】ソフトウェアの詳細ブロック構成図である。
【図5】光信号の受信割込中にFM多重信号の受信割込
処理をする時期が発生した場合の処理の流れを示すタイ
ムチャートである。
【図6】FM多重信号の受信割込中に光信号の受信割込
処理をする時期が発生した場合の処理の流れを示すタイ
ムチャートである。
【図7】光信号の受信割込中にFM多重信号の受信割込
処理をする時期が発生した場合の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図8】FM多重信号の受信割込中に光信号の受信割込
処理をする時期が発生した場合の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図9】光信号の編集処理と、FM多重信号の編集処理
とを交互に行い、FM多重信号又は光信号の編集処理中
に光信号を受信した場合に、光信号受信割込処理部によ
る受信割込処理に切り換える処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図10】光信号の編集処理と、FM多重信号の編集処
理とを交互に行い、FM多重信号又は光信号の編集処理
中にFM多重信号を受信した場合に、FM多重信号割込
処理部による受信割込処理に切り換える処理の流れを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 光・FM一体の交通情報受信装置 2 ナビゲーション装置本体 3 車載用光ヘッド 4 FMアンテナ 1a FM受信回路 1b FM多重信号復調回路 1c 光ビーコン光ヘッドインターフェイス(I/F) 1d 光ビーコンフレーム検出回路 1e 光ビーコン光ヘッドインターフェイス(I/F) 1f 光ビーコンフレーム生成回路 1g DMAコントローラ 1h 中央処理装置(CPU) 1i ナビゲーション通信回路 1j バッファメモリ 11 光ビーコン処理部 12 FM多重処理部 13 共通処理部 111 ビーコン受信割込処理部 112 編集処理部 113 アップリンク送信処理部 114 ナビ要求処理部 121 FM受信割込処理部 122 ナビ要求処理部 123 編集処理部 131 ナビ送信処理部 132 ナビ受信割込処理部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04B 10/04 H04B 9/00 Y 10/06 10/14 10/26 10/28 (56)参考文献 特開 平7−282390(JP,A) 特開 平9−93169(JP,A) 特開 平8−190694(JP,A) 特開 平6−251289(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/16 H04B 10/00 G01S 1/70 G08G 1/09

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】路上ビーコンから送信される光信号を受信
    する光信号受信部と、放送局から送信されるFM多重信
    号を受信するFM多重信号受信部と、前記光信号受信部
    により受信された光信号を一時的に記憶する光信号記憶
    部と、前記FM多重信号受信部により受信されたFM多
    重信号を一時的に記憶するFM多重信号記憶部と、前記
    光信号記憶部に記憶されたデータが所定量に達すると受
    信割込処理をし、前記FM多重信号記憶部に記憶された
    データが所定量に達すると受信割込処理をする制御部と
    を備え、前記制御部は、 光信号の受信割込処理中に、FM多重信号の受信割込処
    理をする時期が発生した場合に、当該光信号の受信割込
    処理が終了するまで、FM多重信号の受信割込処理をす
    る時期を遅延させて、光信号の受信割込処理終了後FM
    多重信号の受信割込処理を行い、 FM多重信号の受信割込処理中に、光信号の受信割込処
    理をする時期が発生した場合に、当該FM多重信号の受
    信割込処理を中断して、光信号の受信割込処理を行い、
    当該FM多重信号の受信割込処理は、光信号の受信割込
    処理の終了後再開することを特徴とする交通情報受信装
    置。
  2. 【請求項2】光信号を編集してナビゲーション装置本体
    に渡す光信号編集処理部と、FM多重信号を編集してナ
    ビゲーション装置本体に渡すFM多重信号編集処理部と
    をさらに備え、 前記制御部は、光信号の編集処理と、FM多重信号の編
    集処理とを交互に行うように制御することを特徴とする
    請求項1記載の交通情報受信装置。
  3. 【請求項3】前記制御部は、FM多重信号又は光信号の
    編集処理中に光信号を受信した場合に、光信号受信割込
    処理部による受信割込処理に切り換え、FM多重信号又
    は光信号の編集処理中にFM多重信号を受信した場合に
    はFM多重信号処理部による受信割込処理に切り換える
    ことを特徴とする請求項2記載の交通情報受信装置。
JP9112999A 1997-04-30 1997-04-30 交通情報受信装置 Expired - Fee Related JP3052888B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9112999A JP3052888B2 (ja) 1997-04-30 1997-04-30 交通情報受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9112999A JP3052888B2 (ja) 1997-04-30 1997-04-30 交通情報受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10303827A JPH10303827A (ja) 1998-11-13
JP3052888B2 true JP3052888B2 (ja) 2000-06-19

Family

ID=14600907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9112999A Expired - Fee Related JP3052888B2 (ja) 1997-04-30 1997-04-30 交通情報受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3052888B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007074320A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd ネットワーク機器装置
JP4948495B2 (ja) * 2008-09-22 2012-06-06 三菱電機株式会社 ナビゲーション装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10303827A (ja) 1998-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000090395A (ja) 車両間通信の送信装置及び方法
WO2014104168A1 (ja) 車両通信システム、車載器、記録媒体、及び、通信方法
EP1739640B1 (en) Road traffic information communicating system and method
JPH11146464A (ja) 地上通信装置及び車載通信装置並びに路車間データ通信システム
JP5211784B2 (ja) 通信システム
JP2004054369A (ja) 車両と基地局による動的優先制御方法
JP2000165314A (ja) 車車間通信方式およびその車載通信装置並びに路側通信装置
JPH09180094A (ja) 航法装置と情報提供システム
KR20030096111A (ko) 차량간 직접통신을 이용한 교통 정보교환 방식
JP3052888B2 (ja) 交通情報受信装置
KR100624955B1 (ko) 지능형 교통정보시스템 및 텔레매틱스를 위한 통신장치 및방법
US20030007467A1 (en) Radio communication using a plurality of base stations
JP2000358276A (ja) 移動体通信装置および固定局通信装置ならびに移動体通信装置の通信方法
JPH1117606A (ja) 車両用データ通信装置
JP4639008B2 (ja) 無線端末、ビーコン局及び無線通信システム
JP2002190099A (ja) 車両安全走行支援装置、車載器および路上処理制御装置
JP2001195694A (ja) 外部情報処理システム及び情報伝送方法並びに該システムで使用する記録媒体
JP4381079B2 (ja) 無線通信システム、無線通信機器及び無線通信方法
JP2007317117A (ja) 狭域通信用車載器及びその通信方法
JP2974972B2 (ja) 路車間無線通信方法
JP2000165313A (ja) 車車間通信方式およびその車載通信装置
Streisand et al. A communication architecture for IVHS
JP2001307292A (ja) ビーコン受信方法及び車載用ビーコン通信機
JP3801318B2 (ja) 多重放送受信機
JPH05235838A (ja) 移動無線局のデータ収集中継方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees