JP3051621B2 - 乾式分析フイルム片用カートリッジ - Google Patents

乾式分析フイルム片用カートリッジ

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JP3051621B2
JP3051621B2 JP5291879A JP29187993A JP3051621B2 JP 3051621 B2 JP3051621 B2 JP 3051621B2 JP 5291879 A JP5291879 A JP 5291879A JP 29187993 A JP29187993 A JP 29187993A JP 3051621 B2 JP3051621 B2 JP 3051621B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液、尿等の試料液に
含まれる所定の生化学物質との化学反応、生化学反応ま
たは免疫反応等により光学濃度変化を生じる試薬層を有
する乾式分析フイルム片を収容し、この乾式分析フイル
ム片が順次取出口から取り出される乾式分析フイルム片
用カートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、試料液の小滴を点着供給するだけ
でこの試料液中に含まれている特定の化学成分の含有量
またはその活性値、あるいは有形成分の含有量を定量分
析することのできる乾式の一体型多層分析フイルム(多
層分析要素、多層分析素子とも称される)が開発され実
用化されている。また、濾紙タイプの試験片やそれを改
良した単層または多層の試験片も提案され、一部は実用
化されている。
【0003】このような乾式分析フイルムを用いて試料
液中の化学成分等の定量的な分析を行うには、試料液を
乾式分析フイルムに展開層を有するものでは展開層に、
展開層を有しないものでは直接試薬層に点着させた後、
これをインキュベータ(恒温器)内で所定時間恒温保持
(インキュベーション)して呈色反応(色素生成反応ま
たは指示薬色素の変色反応)させ、次いで試料液中の所
定の生化学物質と乾式分析フイルムに含まれる試薬との
組み合わせにより予め選定された波長を含む測定用照射
光をこの乾式分析フイルムに照射してその光学濃度を測
定し、この光学濃度から、あらかじめ求めておいた光学
濃度と所定の生化学物質の物質濃度との対応を表わす検
量線を用いて該試料液中の所定の生化学物質の物質濃度
(含有量)または活性値を求めるものである。
【0004】ところで、前記一体型多層式の乾式分析フ
イルムは、有機ポリマーからなる支持体の上に試薬を含
有した試薬層を少なくとも1層、さらに好ましくは試薬
層の上側に展開層を設けた構成を有するものであり、正
方形、矩形などの所定の形状の乾式分析フイルム片に形
成される。そして自動操作のために、上記乾式分析フイ
ルム片を有機ポリマー製のマウントによって挾持するこ
とにより嵌挿すると反りやすい乾式分析フイルム片が平
面状態を保持するように構成した化学分析スライドとし
て実用化されている。
【0005】しかして、上記のような乾式分析フイルム
片をマウントで保持する化学分析スライドを使用するも
のでは、マウントの設置分だけ検出素子のサイズが大き
くなり、装置各部の機構が大きくなり、分析装置のコン
パクト化を図る際の障害となり、測定コスト面および処
理能力の点で不利となるものである。
【0006】上記点から、本件発明者らは、上記マウン
トを有しない乾式分析フイルム片を直接カートリッジに
装填し、このカートリッジを生化学分析装置のフイルム
供給装置に格納し、順次取り出して測定を行う技術を提
案している。
【0007】そして、上記乾式分析フイルムの収容およ
び供給は、例えば、実公昭57−53271 号公報(米国特許
第4,151,931 号明細書)等に見られるように、この乾式
分析フイルムを多数積層してカートリッジに収容し、こ
のカートリッジの上部には側面に開口する取出口が設け
られ、横方向から作動する押出しブレードで最上段の乾
式分析フイルムを押し出して分析装置に供給するもので
あり、このカートリッジの乾式分析フイルムの底部には
支持部材がラチェット機構によって上動のみ可能に配設
され、この支持部材を下方からのプランジャの作動によ
って上昇させて順次取出口側に付勢するようにした技術
が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかして、前記のよう
なラチェット機構を有する押え部材で、取出口と反対側
には移動不能とした状態で乾式分析フイルム片を付勢す
るようにした乾式分析フイルム片用カートリッジでは、
乾式分析フイルム片を取り出す際の取出力が大きくなる
問題を有している。
【0009】すなわち、前記マウントを有しない乾式分
析フイルム片を乾燥状態に置くとねじれた瓦状に反った
形状に湾曲変形するものであり、この湾曲した乾式分析
フイルム片を多数積層して箱体に収容したカートリッジ
においては、該乾式分析フイルム片を取出口へ移動させ
て順次取出す際に、この積層した乾式分析フイルム片を
取出口側に押圧付勢すると、その湾曲形状が平坦形状に
矯正されるように変形し、その復元弾性力によって押圧
力が大きくなる。
【0010】また、上記マウントを有しない乾式分析フ
イルム片では、前記の如く湾曲形状を呈し、その変形形
状も一定ではないことから、カートリッジからの取り出
しが従来のようなブレードの挿入によって押し出す機構
が採用困難であって、例えば、吸盤によって吸着保持し
て引き出す取出機構を採用しようとする時には、その吸
着保持力には限界があり、前記のような大きな付勢力で
乾式分析フイルム片が取出口側に押圧されている状態で
は、確実な取出し作用を確保して信頼性を高めることが
困難となる。
【0011】さらに、上記湾曲した乾式分析フイルム片
の積層状態では、試料液が点着される展開層が直接隣接
する乾式分析フイルム片に接触することになり、押圧力
が大きい状態で引き出すと、その展開層が擦れによって
損傷して所定の展開性能が得られなくなる恐れがある。
【0012】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、収容した乾式分析フイルム片を取出口側に送るにつ
いてその付勢力を軽減して取出力を低減可能とした乾式
分析フイルム片用カートリッジを提供することを目的と
するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の乾式分析フイルム片用カートリッジは、乾式分
析フイルム片を複数積層して収容する箱体の一端に乾式
分析フイルム片の取出口を設けるとともに、箱体内に取
出口と反対側から乾式分析フイルム片に接触し外部の付
勢手段に連係されて取出口方向に付勢される押え部材を
摺動可能に配設し、さらに、前記箱体に取出口の方向へ
は移動可能で反対方向へは移動不能な係止部材を設け、
上記押え部材と係止部材とは押え部材への外力作用時に
は連動して取出口方向に移動し、外力解放時には係止部
材の係止位置に対して押え部材が反取出口方向に変位し
て乾式分析フイルム片に対する付勢力を軽減または解放
する連係構造に設けたことを特徴とするものである。
【0014】また、具体的には、前記押え部材と係止部
材とは別体に形成し、両者を摺動自在に連係し、外力解
放時に押え部材が係止部材に対して反取出口方向に摺動
するように設ければよい。一方、前記係止部材をバネ部
材で形成して前記押え部材と一体に連係し、外力解放時
に係止部材の変形により押え部材が反取出口方向に変位
するように設けてもよい。
【0015】
【作用】本発明の乾式分析フイルム片用カートリッジで
は、一端に取出口を有する箱体内に複数積層して収容し
た乾式分析フイルム片を押え部材で押えるとともに、こ
の押え部材と連係して移動する係止部材を配設し、付勢
手段による外力作用時には押え部材と係止部材とは連動
して乾式分析フイルム片を押圧しつつ取出口方向に移動
し、係止部材の係止位置はそれに応じて取出口側に移動
するものであり、上記外力が解放された時には、係止部
材は係止位置に停止しているが、押え部材は付勢力解除
で乾式分析フイルム片の弾性力によって反取出口方向に
変位し、これにより乾式分析フイルム片に対する付勢力
が軽減または解放され、取出口からの乾式分析フイルム
片の取出力が小さくなるものである。
【0016】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1は本発明の一実施例のカートリッジを備
えた生化学分析装置の概略構成を示す斜視図である。
【0017】生化学分析装置10は、未使用の略正方形状
または矩形状の乾式分析フイルム片1を貯蔵しているフ
イルム供給装置11(サプライヤ)と、上記フイルム供給
装置11の側方に配設され試料液が点着された乾式分析フ
イルム片1を所定時間恒温保持するインキュベータ12
と、前記フイルム供給装置11からインキュベータ12に乾
式分析フイルム片1を搬送するフイルム搬送手段13と、
たとえば血清,尿等の複数の試料液を収容する試料液収
容手段14(サンプラ)と、試料液収容手段14の試料液を
フイルム搬送手段13によってインキュベータ12に搬送す
るまでの間に乾式分析フイルム片1に点着する点着手段
15と、インキュベータ12の下方に配設された測定手段16
とを備えている。
【0018】上記乾式分析フイルム片1は図2に示すよ
うに、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリス
チレン等の有機ポリマシート等のプラスチックシートか
らなる光透過性の支持体2上に試薬層3を塗布または接
着等により設け、この上に展開層4をラミネート法等に
より積層したフイルム片(チップ)であり、従来の化学
分析スライドにおけるマウントに相当するものは有して
いない。
【0019】上記試薬層3はゼラチン等の親水性ポリマ
バインダまたは多孔性層の中にアナライトに選択的に反
応する検出試薬および発色反応に必要な試薬(化学分析
試薬または免疫分析試薬)成分が含まれる少なくとも1
つの層で構成されている。
【0020】また、上記展開層4は外部との間でコスレ
に強い材料例えばポリエステル等の合成繊維からなる織
物布地や編み物布地、天然繊維と合成繊維との混紡によ
る織物布地、編み物布地、不織布等もしくは紙から構成
されて保護層として機能するとともに、この展開層4上
に点着された試料液を試薬層3上に一様に供給し得るよ
うに展延する。
【0021】この乾式分析フイルム片1は常湿状態で
は、図2(A) に示すように平面に近い形状に形成され
る。しかしながら、乾式分析フイルム片1は保管時にお
いては化学反応または免疫反応を進行させないように乾
燥環境下(たとえば湿度が20%以下)に配設されるた
め、前記図2(B) または図2(C) に示すような展開層4
を内側にして瓦状に反った形状もしくは捩れた瓦状に湾
曲変形する性質を有する。
【0022】上記乾式分析フイルム片1は、測定項目別
に図3ないし図6に示すようなカートリッジ20の内部
に、光透過性支持体2を下にして多数積み重ねた状態で
収容される。
【0023】上記カートリッジ20の詳細は、乾式分析フ
イルム片1を収容する箱体21が、縦方向に中央で左右に
分割され、両分割部の結合によって角筒状に形成され
る。この箱体21の一側面の最下部には乾式分析フイルム
片1を取り出す取出口22が形成されている。該取出口22
は、側面に開口する1枚の乾式分析フイルム片1が挿通
可能な第1の開口部22a と、底面に開口する上記乾式分
析フイルム片1を吸引保持する取出用吸盤70(サクショ
ンカップ)が進入する第2の開口部22b とで形成されて
いる。
【0024】また、上記箱体21の両側面には、縦方向に
延びる外リブ21a が2本ずつ突設され、この外リブ21a
は一側面と他側面とで形成間隔が異なり、カートリッジ
20を前記フイルム供給装置11に格納する際の挿入方向を
一定方向に規制するものである。また、上記外リブ21a
は後述の送り機構30の外力受け部32の端部より突出して
外力受け部32を保護する機能、および、箱体21の補強を
も行っている。
【0025】上記一側面と他側面の両側の外リブ21a の
中央には、縦方向に延びて開口する縦溝21b が形成さ
れ、さらに、この一側面と他側面の内面には上記縦溝21
b の両側に縦方向に延びる内リブ21d が形成され、その
両側には同様に縦方向に延びるラチェット歯21c が形成
されている。
【0026】なお、上記カートリッジ20に収容される乾
式分析フイルム片1の厚さは測定項目に応じて異なる場
合があり、それに応じて取出口22から確実に1枚のみ取
り出せるようにその第1の開口部22a の寸法が異なり、
この箱体21と収容する乾式分析フイルム片1との適合を
図るように、その一側面と他側面には識別用の開口28が
形成されている。この開口28は選択的に開口されるもの
であり、検出光の透過、不透過の組み合わせによって識
別検出するものであり、一側面には2個開口し、他側面
には0個、2個もしくは上または下に1個開口すること
で、4種類の識別が行えるように構成されている。
【0027】次に、上記箱体21内には、収容された乾式
分析フイルム片1を取出口22側に保持する送り機構30が
装着されている。この例のカートリッジ20では、乾式分
析フイルム片1を下端部の取出口22から取り出すことか
ら、付勢力が大きいと取出力も大きくなって取出操作の
障害となるのを解消することから、湾曲変形している乾
式分析フイルム片1には弾性があるのを利用して、乾式
分析フイルム片1の取出しに応じて順次該乾式分析フイ
ルム片1を取出口22側に付勢するとともに、付勢後には
押圧力を軽減して乾式分析フイルム片1の取出力の低減
を図るようにした押圧力緩和構造が付設されている。
【0028】すなわち、送り機構30は、押え部材31と外
力受け部32と係止部材33とで構成されている。上記押え
部材31は積層収容した乾式分析フイルム片1の上端のも
のに接触するものであり、ほぼ平板状もしくは乾式分析
フイルム片1の四隅または縁辺部だけで接触する形状を
有する。前記外力受け部32は、上記押え部材31の中央に
立設されたロッド31a の上端に棒状に横方向に延びて一
体に形成されている。さらに、前記係止部材33は、基本
的には上記押え部材31と一体的に移動するものである
が、この押え部材31に対してロッド31a に沿って所定の
範囲で上下に摺動自在に配設されている。そして、上記
外力受け部32の両端部は、それぞれ箱体21の側面に開口
した縦溝21b を通して外側に外リブ21a より短く突出
し、後述の付勢手段50に連係して下降付勢される。
【0029】また、上記係止部材33は、中央のボス部33
b が前記縦方向のロッド31a にスライド可能に嵌挿さ
れ、底板部の両側部に爪部33a が外側に弾性力を持って
屈曲して起き上がり、その上向きの先端部がラチェット
歯21c に下方から係止するように構成されている。この
係止においては、ラチェット歯21c の形状は、爪部33a
の下方への移動は可能だが、上方への移動は係止して不
能となるように形成されている。
【0030】図6は上記送り機構30の作用を説明するも
のであり、図6(A) は後述の操作部材51を外力受け部32
の両端に上方から連係して下方に付勢操作している状態
を示し、外力受け部32に作用する押圧力によって押え部
材31が下降して乾式分析フイルム片1の上端から該乾式
分析フイルム片1を下方に取出口22側に付勢している。
その際、係止部材33は爪部33a とラチェット歯21c との
係止抵抗によってロッド31a に沿って上昇しており、ボ
ス部33b の上端が外力受け部32に係止して下降するもの
であり、また、押え部材31による押圧で乾式分析フイル
ム片1の湾曲形状は平坦状に矯正されるものであり、乾
式分析フイルム片1の高さは低くなる。
【0031】上記操作部材51による付勢状態を解放する
と、上記乾式分析フイルム片1の圧縮に対する弾性力に
よって押え部材31は上昇力を受ける。これにより、図6
(B)に示すように、爪部33a がラチェット歯21c に係止
して停止している係止部材33に対し、上記押え部材31は
その上面が係止部材33のボス部33b 底面に当接する範囲
だけロッド31a に沿って上昇移動し、乾式分析フイルム
片1を押圧する力が緩和される。これにより、取出口22
からの乾式分析フイルム片1の取り出しが容易に行え
る。
【0032】そして、上記カートリッジ20は、前記フイ
ルム供給装置11の回転可能に支持された図示しない架体
に配設されたカートリッジ収容部に複数並列に装填さ
れ、サプライヤモータによって架体が回転駆動され、所
定のカートリッジ20がフイルム搬送手段13に対応する取
出位置に停止するように制御される。また、カートリッ
ジ20から乾式分析フイルム片1が取り出された後、この
取出しが行われたカートリッジ20は付勢位置に移動され
て、後述の付勢手段50(図7参照)によってカートリッ
ジ20の内部の送り機構30が付勢操作されて乾式分析フイ
ルム片1が下方に送られる。
【0033】また、前記フイルム供給装置11は、外周部
分にカバー25が配設されて内部が密閉され、該カバー25
の上面に配設された開閉蓋を有する挿入口25a から、前
記カートリッジ20の挿入、取出しを行うように設けられ
ている。また、中心部分にはカバー25上面の中心部に形
成された開閉蓋を有する投入口25b から除湿剤(図示せ
ず)が装填される除湿剤収容部が設けられ、内部が乾式
分析フイルム片1の性質に対応した低湿度側の所定湿度
範囲の乾燥状態に保たれる。
【0034】一方、前記フイルム供給装置11における下
面の取出位置には、各カートリッジ20から所定の乾式分
析フイルム片1を取り出す際に開く開閉シャッター(図
示せず)が設けられ、該シャッターを通して挿入された
フイルム搬送手段13の取出用吸盤70によってカートリッ
ジ20の最下段の乾式分析フイルム片1が外部に取り出さ
れる。
【0035】図7および図8は、前記フイルム供給装置
11内においてカートリッジ20の外力受け部32を付勢する
付勢手段50の機構例を示し、前記カートリッジ20はフイ
ルム供給装置11内で回転駆動される架体に形成されたカ
ートリッジネスト23に装填されている。
【0036】付勢手段50は、前記カートリッジ20の外力
受け部32に係合する先端部51a を有する操作部材51を備
え、該操作部材51の基部51b には摺動筒52が設けられ、
この摺動筒52がベース54に立設されたガイドロッド53に
嵌挿されて上下移動可能に保持されている。そして、上
記基部51b の下面は支持アーム55に当接支持され、該支
持アーム55の端部は固定具56によってベルト57に連結さ
れている。該ベルト57は上下のプーリ58,59 の間に張設
され、一方のプーリ59が駆動モータ60によって駆動され
て支持アーム55が上下駆動される。さらに、上記操作部
材51にはベース54の突起54b との間にスプリング61が介
装されて、該操作部材51は常時下方に付勢され、この付
勢力が前記支持アーム55によって担持されている。
【0037】前記駆動モータ60の作動によって支持アー
ム55が図8の鎖線で示すように下降作動されると、スプ
リング61の付勢力によって操作部材51がガイドロッド53
に沿って下降し、先端部51a がカートリッジ20の側方に
突出している外力受け部32の両端部に係合してそれを下
降作動するものであり、スプリング61の付勢力によって
押え部材31が乾式分析フイルム片1を下方に圧縮して、
前記図6(A) のように乾式分析フイルム片1を取出口22
側に付勢するものである。所定の押圧後、前記駆動モー
タ60の作動によって操作部材51が実線で示すように上昇
作動されると、上記付勢力の解放によってカートリッジ
20の内部では前記図6(B) に示すような、圧力緩和状態
となるとともに、上記付勢手段50に対しては次の付勢操
作を行うカートリッジ20が移動され、同様の操作が行わ
れる。
【0038】前記付勢操作が行われたカートリッジ20
は、次の取出しを待つものであり、取出時には取出位置
に移動されて、下方の取出口22から取出用吸盤70によっ
て乾式分析フイルム片1が取り出されるが、その取出操
作を図9に沿って説明する。
【0039】まず、図9(A) に示すように、乾式分析フ
イルム片1は展開層4を内側にして、下方に凸となるよ
うに湾曲した状態でカートリッジ20に収容され、前記付
勢位置での付勢操作後の圧力緩和状態となっており、こ
れが取出位置で上昇作動した取出用吸盤70が第2の開口
部22b を通して最下部の乾式分析フイルム片1に当接す
る。該取出用吸盤70は乾式分析フイルム片1に当接した
後も密着性を高めるため、図9(B) のようにさらに上昇
する。この位置で取出用吸盤70は吸引ポンプの吸引力に
より乾式分析フイルム片1を吸着保持する。
【0040】そして、上記取出用吸盤70は乾式分析フイ
ルム片1を吸着したまま下降し、図9(C) のように乾式
分析フイルム片1の両側部分が第2の開口部22b の端縁
(受け)により接触支持され、かつ乾式分析フイルム片
1の形状が所定の湾曲形状とされるフォーミング位置で
停止する。この後、取出用吸盤70は湾曲している乾式分
析フイルム片1を、図9(D) のように第1の開口部22a
の開口の方向にスライド移動して、この第1の開口部22
a を通して1枚の乾式分析フイルム片1を外部に取り出
すものである。この乾式分析フイルム片1の取出し後、
このカートリッジ20は前記付勢位置に移動して前記付勢
手段50によって乾式分析フイルム片1の外力受け部32を
下方に付勢して乾式分析フイルム片1の送りを行うもの
である。
【0041】次に図1におけるインキュベータ12は、円
盤状の本体40が中心下部の回転駆動機構41によって回転
自在に支持され、上記本体40の円周上には所定間隔で前
記乾式分析フイルム片1を収容するセル42が複数配設さ
れ、このセル42内で乾式分析フイルム片1がインキュベ
ーションされる。
【0042】このインキュベータ12の本体40は下部の上
面が平坦な金属製の下ディスク45と、該下ディスク45上
に配設された図示しない金属製の上ディスクを有し、上
ディスクは外周部分が上方に環状に膨出して形成され、
外周下端部と下ディスクの上面との間にはセル42の側方
開口部を形成する隙間が形成されている。上記本体40内
にはヒータが内蔵され、乾式分析フイルム片1が所定温
度(たとえば37℃)に加熱保持される。
【0043】また、図示していないが、上記下ディスク
45にはセル42の形成位置に対応して所定間隔で測光窓が
開口され、該セル42内には挿入された乾式分析フイルム
片1を所定位置に固定するフイルム押えが配設され、さ
らに、測定位置における本体40の下方には、測定手段16
の測光ヘッド95が配設されている。
【0044】前記フイルム供給装置11からインキュベー
タ12に乾式分析フイルム片1を搬送する搬送手段13は、
前記カートリッジ20から乾式分析フイルム片1を取り出
す前述の取出用吸盤70と、この取出用吸盤70に保持され
ている乾式分析フイルム片1を、展開層4が上面となっ
ている状態のまま下方から保持して受け取るとともにイ
ンキュベータ12のセル42に挿入する略馬蹄形の移載部材
73と、インキュベータ12のセル42内で上記移載部材73に
保持されている乾式分析フイルム片1をセル42の下方か
ら出没して保持する保持用吸盤76とを備えている。
【0045】前記取出用吸盤70は、図示しない移動機構
によって前後動および昇降動自在に設けられ、乾式分析
フイルム片1を前述のようにカートリッジ外部に引き出
し、点着位置まで搬送する。さらに、保持用吸盤76は、
図示しない駆動機構によって昇降移動可能に設けられ、
前記インキュベータ12のセル42の底面に開口された測光
窓から該セル42内に出没移動する。
【0046】一方、前記インキュベータ12のフイルム排
出位置にはフイルム排出手段17が配設され、セル42内の
測定後の乾式分析フイルム片1を吸着して持ち上げる排
出用吸盤81と、該排出用吸盤81で持ち上げられた乾式分
析フイルム片1を受け取りインキュベータ12の外方に搬
出するフイルム取出用の略馬蹄形の移載部材82と、この
移載部材82によって取り出された乾式分析フイルム片1
を受け取って廃却箱84に廃棄する廃却用吸盤83とによっ
て構成されている。
【0047】前記試料液収容手段14は、回転駆動機構86
によって回転操作される回転テーブル85を備え、該回転
テーブル85の外周部には試料液を収容した複数のサンプ
ル容器87を保持し、サンプル容器87が順次供給位置に移
動される。また、内周側には後述の点着用ノズル91の先
端に装着されるノズルチップ88が収容される。
【0048】また、上記サンプル容器87の各試料液をイ
ンキュベータ12に搬送された乾式分析フイルム片1に点
着する点着手段15は、試料液の吸引吐出を行う点着用ノ
ズル91を有し、該点着用ノズル91の先端にはピペット状
の上記ノズルチップ88が着脱自在に装着され、駆動機構
92により上下動および回動可能に移動され、試料液収容
手段14から試料液を吸引し移動して前記移載部材73の上
に保持されている乾式分析フイルム片1に点着する。ま
た、上記点着手段15の点着用ノズル91における先端のノ
ズルチップ88は、試料液の変更に伴って交換される。
【0049】点着された乾式分析フイルム片1は、イン
キュベータ12によりインキュベーションが行われ、この
インキュベータ12の下方に配設された測定手段16により
測定される。この測定手段16は、乾式分析フイルム片1
と試料液中のアナライトとの呈色反応による光学濃度を
測定するための測光ヘッド95を有する。この測光ヘッド
95は所定波長の光を含む測定用照射光を光透過性の支持
体2を透過し試薬層3に照射して、反射光を光検出素子
で検出するものであり、測光ヘッド95には光源96(ラン
プ)からの光が干渉フィルタ97を介して入射され、測光
ヘッド95内で上記光が試薬層3に照射される。前記フィ
ルタ97は、検査項目に対応する複数種類のものが円板98
に設置され、該円板98をモータ99よって回転して測定項
目に対応する所定の特性のフィルタ97を選択するように
構成されている。
【0050】なお、測光ヘッド95ヘ測定光を照射するた
めの光学系内に設けられる分光手段としては、前記のよ
うな干渉フィルタ97を用いる代りに、回折格子を用いて
もよい。
【0051】また、試薬層3からの反射光は試薬層3中
で生成された色素量に応じた光情報(具体的には光量)
を担持しており、この光情報を担持した反射光が測光ヘ
ッド95の光検出素子に入射して光電変換され、アンプを
介して判定部に送出される。判定部では、入力された電
気信号のレベルに基づき試薬層3中で生成された色素の
光学濃度を判定し、試料液中の所定の生化学物質の物質
の濃度(含有量)または活性値を比色法の原理により算
出する。
【0052】上記生化学分析装置10による測定を説明す
れば、まず、多数のカートリッジ20が格納されたフイル
ム供給装置11内で、乾式分析フイルム片1は付勢手段50
の作動によって所定の圧力緩和状態に保持され、測定項
目の乾式分析フイルム片1を収容しているカートリッジ
20が取出位置に移動される。そして、搬送手段13の取出
用吸盤70によって上記カートリッジ20から乾式分析フイ
ルム片1を取り出す。乾式分析フイルム片1が取り出さ
れたカートリッジ20は付勢位置に移動されて付勢手段50
によって付勢操作が行われる。
【0053】上記取出用吸盤70に保持された乾式分析フ
イルム片1は、そのまま試薬層3を上側にして移載部材
73に移し替えられてその試薬層3に試料液が点着され
る。この点着は、点着手段15の点着用ノズル91の先端に
ノズルチップ88を装着した後、試料液収容手段14の所定
サンプル容器87上に移動させてノズルチップ88の先端を
試料液に浸漬し、該ノズルチップ88内に所定量の試料液
を吸引する。そして、この点着用ノズル91を移載部材73
上の乾式分析フイルム片1上の中心に移動させ、次いで
点着用ノズル91を下動させて、ノズルチップ88から乾式
分析フイルム片1の試薬層3上に試料液を所定量だけ滴
下する。滴下された試料液は展開拡散され、試薬と混合
する。
【0054】点着後の乾式分析フイルム片1は移載部材
73の搬送によって、インキュベータセル42に挿入され
る。インキュベータセル42内で乾式分析フイルム片1は
密閉状態で所定のインキュベーションにより所定温度に
加熱されると試薬層3が呈色反応(色素生成反応)を生
起する。そして、呈色反応中の所定時間毎もしくは所定
時間経過後に、この呈色反応により生じた色素の光学濃
度を測定手段16の測光ヘッド95で測定する。
【0055】次に図10は、変形例のカートリッジを示
すものであり、このカートリッジ29は、前例と同様に箱
体21が左右に分割形成されているものであるが、その上
端面が開放されるとともに、箱体21の一方の分割部と一
体に蓋21f がヒンジ部を介して起伏可能に連接され、そ
の開口が閉塞可能に設けられている。その他の、外リブ
21a 、縦溝21b 、ラチェット歯21c 等は前例と同様に形
成されている。
【0056】一方、送り機構35は、その上部の横方向に
延びる外力受け部32の両端部32a が中間のヒンジ部32b
を介して上方に屈折可能に設けられ、上記端部32a は水
平状態への弾性力を有するとともに、ヒンジ部32b の反
対側には水平状態に保持する係合部32c が設けられてい
る。その他の、押え部材31、係止部材33等は前例と同様
に設けられている。
【0057】そして、本例によれば、カートリッジ29の
蓋21f を開いて箱体21の上面を開放している状態で乾式
分析フイルム片1をこの上端開口から積層して収容した
後、上記送り機構35をその外力受け部32の両端部32a を
上方に屈曲可能状態で挿入すると、この送り機構35は箱
体21の上端開口を通過して内部に挿通し、外力受け部32
が縦溝21b の上端位置になると、その両端部32a は縦溝
21b から側方に突出するとともに、係止部材33の爪部33
a がラチェット歯21c と係止する。この後、上記外力受
け部32の両端部32a を下方に付勢すると、係合部32c が
係合して外力受け部32が水平状態となり、付勢手段50の
操作部材51によって付勢可能となるものであり、カート
リッジ29の組み付け、乾式分析フイルム片1の収容が容
易に行えるようにしている。
【0058】また、図11は、送り機構の変形例を示す
ものであり、前記実施例では係止部材33と押え部材31が
相対的に移動することで圧力緩和作用を得ているが、本
例ではバネ部材を使用して構成している。
【0059】すなわち、本例の送り機構36は、乾式分析
フイルム片1の上面に接触する押え部材31が前例と同様
に、上方に延びるロッド31a を有し、その上端に横方向
に延びる外力受け部32が設けられている。また、上記押
え部材31の両側には、前記箱体21のラチェット歯21c と
係合する先端の爪部37a を有するバネ部材による係止部
材37がそれぞれ配設されている。この係止部材37は押え
部材31に対する固定基部は波形に屈曲し、上端部が側方
に延びて先端部が上記爪部37a に形成されている。さら
に、上記押え部材31の側部には、上記爪部37a の下方に
臨んで逆行防止用の係止板31c が立設されている。
【0060】本例の送り機構36では、外力受け部32の両
端部が下方に付勢されるのに応じて底面が乾式分析フイ
ルム片1を押圧するものであり、その際、係止部材37は
波部が延びるように変形するとともに爪部37a が立ち上
がるように変形しつつラチェット歯21c との係合位置を
順次下方にずらせるものである。そして、上記外力受け
部32に対する付勢力が解除されると、押え部材31は乾式
分析フイルム片1の復元力によって上方に戻される力を
受け、この復元力によって上記係止部材37は爪部37a の
ラチェット歯21c に対する係合位置を保持したまま、波
部が縮むように変形するとともに爪部37a が倒れるよう
に変形して、上記押え部材31が上方へ移動して乾式分析
フイルム片1の押圧力を緩和する機能を有する。その
際、押え部材31の最大上昇量は、前記係止板31c の爪部
37a への当接によって規制される。
【0061】また、前記各実施例においては、外力受け
部32を箱体21の縦溝21b から側方に突出して配設し、こ
の突出部分に、付勢手段を係合して両者を連係するよう
に構成しているが、この付勢手段との連係構造は適宜設
計変更可能である。
【0062】すなわち、例えば、付勢手段の先端部をカ
ートリッジ20の側方から縦溝21b を通して内部に挿入可
能に設け、その先端部が外力受け部の中央付近に直接当
接して付勢するように構成し、外力受け部の両端部を箱
体21の外部に突出させない構造が採用可能である。一
方、上記付勢手段は、カートリッジの長手方向に移動す
るプランジャで構成し、取出口と反対側の端部から挿入
して送り機構の送り部材を押圧付勢し、縦溝21b の形成
を不要としてもよい。
【0063】
【発明の効果】本発明の乾式分析フイルム片用カートリ
ッジによれば、乾式分析フイルム片を収容する箱体の一
端に取出口を設け、箱体内に摺動可能に外部の付勢手段
に連係される押え部材を配設し、さらに、取出口方向へ
は移動可能で反対方向へは移動不能な係止部材を設け、
外力解放時に押え部材が反取出口方向に変位するように
設けたことにより、乾式分析フイルム片に対する付勢力
を軽減することができ、取出口からの乾式分析フイルム
片の取出力が小さくなるものであり、これにより、マウ
ントを有しない湾曲した乾式分析フイルム片において
も、取出口側への安定した送りと、乾式分析フイルム片
の移動防止が行えるとともに、取出力の低減で吸盤によ
っても安定した取出しが行え、信頼性を高めると同時
に、展開層の擦れによる損傷を未然に回避して所定の展
開性能を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカートリッジを備えた生化
学分析装置を示す概略斜視図
【図2】乾式分析フイルム片の構成を示す斜視図
【図3】乾式分析フイルム片を収納したカートリッジの
外観斜視図
【図4】同カートリッジの押え部材を省略した断面平面
【図5】同カートリッジの分解斜視図
【図6】同カートリッジの押圧力緩和作用を示す断面正
面図
【図7】付勢手段の概略構成を示す斜視図
【図8】同付勢手段の概略構成を示す正面図
【図9】カートリッジからの乾式分析フイルム片の取出
工程を示す説明図
【図10】カートリッジおよび送り機構の変形例を示す
要部断面正面図
【図11】送り機構のさらに他の例を示す正面図
【符号の説明】
1 乾式分析フイルム片 10 生化学分析装置 11 フイルム供給装置 12 インキュベータ 13 フイルム搬送手段 20,29 カートリッジ 21 箱体 21c ラチェット歯 22 取出口 30,35,36 送り機構 31 押え部材 32 外力受け部 33,37 係止部材 33a,37a 爪部 50 付勢手段 51 操作部材 61 スプリング 70 取出用吸盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 清一 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富士写真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−126745(JP,A) 特開 昭64−105167(JP,A) 特開 平5−188058(JP,A) 実公 昭57−53271(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 35/00 - 35/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾式分析フイルム片を複数積層して収容
    する箱体を設け、該箱体の一端に乾式分析フイルム片を
    取り出すための取出口を設けるとともに、前記箱体内に
    前記取出口と反対側から上記乾式分析フイルム片に接触
    し外部の付勢手段に連係されて取出口方向に付勢される
    押え部材を摺動可能に配設し、さらに、前記箱体に取出
    口の方向へは移動可能で反対方向へは移動不能な係止部
    材を設け、上記押え部材と係止部材とは押え部材への外
    力作用時には連動して取出口方向に移動し、外力解放時
    には係止部材の係止位置に対して押え部材が反取出口方
    向に変位して乾式分析フイルム片に対する付勢力を軽減
    または解放する連係構造に設けたことを特徴とする乾式
    分析フイルム片用カートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記押え部材と係止部材とは別体に形成
    され、両者は摺動自在に連係され、外力解放時に押え部
    材が係止部材に対して反取出口方向に摺動することを特
    徴とする請求項1記載の乾式分析フイルム片用カートリ
    ッジ。
  3. 【請求項3】 前記係止部材はバネ部材で形成されて前
    記押え部材と一体に連係され、外力解放時に係止部材の
    変形により押え部材が反取出口方向に変位することを特
    徴とする請求項1記載の乾式分析フイルム片用カートリ
    ッジ。
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