JP3050970U - 携帯電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】アクセサリー性やファッション性を向上させる
ことができる携帯電話機を提供する。 【解決手段】この携帯電話機は、バックライト式の液晶
表示部２を備えた携帯電話機であり、液晶表示部２には
液晶パネル７とその背面側に位置するバックライトパネ
ル１０とが設けられ、液晶パネル７とバックライトパネ
ル１０との間に、キャラクター像を印刷したキャラクタ
ーシール１３が配設される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、バックライト式の液晶表示部を備えた携帯電話機に関し、特に液晶 表示部にキャラクター像を表示してアクセサリー性を向上させることができる携 帯電話機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年、携帯電話機の普及は著しく、そのサービスエリアは都会の略全域からそ の周辺地域に拡大され、大人のみではなく、多くの青少年が携帯電話機を使用す るにいたっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

多くの若人や青少年が携帯電話機を使用するようになると、携帯電話機がアク セサリーの一つとして携帯されるようになりつつあるが、携帯電話機は本来、無 線通信装置であることもあって、アクセサリー性が低く、若人の好みに合ったア クセサリー性のある携帯電話機が要望されている。

【０００４】 そこで、携帯電話機の表面にファンシーなキャラクターシールを貼り付けてア クセサリー性を向上させることも行なわれているが、キャラクターシールをケー ス外面に貼着するのみでは剥れ易く、ファッション性もあまり高くないという問 題があった。

【０００５】 本考案は、上記の課題を解決するためになされたもので、アクセサリー性やフ ァッション性を向上させることができる携帯電話機を提供することを目的とする 。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の携帯電話機は、バックライト式の液晶表 示部を備えた携帯電話機において、液晶表示部には液晶パネルとその背面側に位 置するバックライトパネルとが設けられ、液晶パネルとバックライトパネルとの 間に、キャラクター像を印刷したキャラクターシールが配設されたことを特徴と する。

【０００７】 ここで、バックライトパネルは、発光ダイオードからの光をエッジを通して導 入し、表面から拡散して放射するように構成することができる。

【０００８】

【考案の効果と作用】

このような携帯電話機では、スイッチ操作に応じてバックライトが点灯すると 、バックライトパネルからの光が液晶パネルを透過して前面に放射されるため、 液晶パネル内に表示された遮光性部分の文字や符号が、バックライトを背景に表 示されると共に、液晶パネルとバックライトパネルとの間に配置したキャラクタ ーシールのキャラクター像が、液晶パネル上に少し薄く表示される。

【０００９】 このとき、キャラクターシールは液晶パネルの背面側に位置するため、キャラ クターの像により液晶パネルの表示が見えにくくなることはなく、ファンシーな キャラクター像が表示されることで、携帯電話機のファッション性やアクセサリ ー性を高めることができる。また、キャラクターシールは液晶表示部の内部に貼 り付けられるため、外面に貼った時のように剥れることはなく、簡単な構造で良 好にキャラクター像を映し出すことができる。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。

【００１１】 図１は携帯電話機の外観斜視図を示し、図２はその表示部の断面図を示してい る。１は電話機のケースであり、ケース１の上面には液晶表示部２とスイッチ操 作部３が設けられ、更に、ケース１上面の下部にマイク部４が設けられ、上部に スピーカ部５が設けられる。

【００１２】 ケース１内の電子回路についての詳細説明は省略するが、内部には、送信施設 から送信された電話の送信信号を受信する受信部、受信した信号を復調し音声信 号として出力する音声信号回路、マイク部４から得られた送信用の音声信号を変 調し送信部に送る送信用音声回路、その信号を所定周波数の搬送波にのせて送信 する送信部、さらに、電話機に必要な着信検出回路等を含む電話回路等がプリン ト基板の下面に配設される。

【００１３】 ケース１内のプリント基板上には、テンキースイッチやその他のファンクショ ンスイッチを含むスイッチ部が設けられ、その上に位置する上記スイッチ操作部 ３の操作に応じてスイッチイング動作を行なう。

【００１４】 一方、ケース上面の上部に形成された液晶表示部２には透明カバー６が設けら れ、その内側のプリント基板８上には、図２に示すように、液晶パネル７がバッ クライト部を介して配設される。

【００１５】 液晶パネル７は、偏光板と液晶セルを重ね合わせて形成され、液晶セルは透明 な電極基板間に液晶層を充填して形成される。すなわち、一対のガラス基板上に 透明電極と配向層が積層され、それらのガラス基板間に液晶材料を充填して液晶 セルが形成される。

【００１６】 この液晶表示部２はバックライト式であり、液晶パネル７の背面にエッジ式の バックライトパネル１０が配設される。バックライトケース９内に配設されたバ ックライトパネル１０は、導光性を有する拡散板から形成され、拡散板は、導光 性を有する合成樹脂板のエッジに入射部を設け、表面（前面）に微細な凹凸を設 け、表面から均一に光を拡散・放射するように形成される。拡散板からなるバッ クライトパネル１０のエッジには、対向して反射板１２が４５°傾斜して設けら れ、その下方のプリント基板８上に発光ダイオード１１が配設される。

【００１７】 更に、バックライトパネル１０上、つまりバックライトパネル１０と液晶パネ ル７の間には、キャラクターシール１３が配置される。キャラクターシール１３ は、例えばアニメや漫画等のキャラクターを透明ベースフィルム上に印刷したも ので、裏面の剥離紙を剥して裏面に付した粘着剤によりバックライトパネル１０ 上に付着される。キャラクターシール１３は、カラーインクを用いて透明フィル ム上に印刷されたものであるが、印刷層は薄いため、透光性を有している。

【００１８】 このように構成された携帯電話機では、スイッチ操作部３の電源スイッチ等を オンし、テンキー等を操作すると、スイッチ操作に応じて数字や符号が液晶表示 部２に表示される。液晶表示部２の表示は、液晶パネル７の液晶セルに選択的に 電界をかけることにより、液晶層の透光性と遮光性を制御して行われる。この時 、液晶表示部２のバックライトは、発光ダイオード１１が点灯し、発光ダイオー ド１１の光が反射板１２を介してエッジからバックライトパネル１０内に入射さ れる。

【００１９】 エッジからバックライトパネル１０内に入射された光は、拡散板の作用により 拡散されてその前面から面状の光となって上方に放射され、面状光は、キャラク ターシール１３と液晶パネル７を通して液晶表示部２から上方に放射される。こ のため、液晶表示部２には、液晶パネル７に表示された文字や符号が、バックラ イトの中で表示されると共に、キャラクターシール１３の像も表示される。

【００２０】 液晶パネル７は、文字や符号等を表示する箇所のみ、光を透過させず、その他 の部分で、選択的に光を透過させることにより文字や符号を表示することから、 バックライトパネル１０と液晶パネル７との間に配置されたキャラクターシール １３の像は、液晶パネル７を通して表示される。

【００２１】 このキャラクターシール１３の像は、液晶パネル７の表示像より、少し薄く表 示され、液晶パネル７の表示を邪魔することはないが、バックライトの中でキャ ラクターの像が浮き上がるように表示される。

【００２２】 従って、携帯電話機を使用する際、液晶表示部２上に可愛い或は愛らしいキャ ラクター像が表示されるため、電話機のアクセサリー性やファッション性を向上 させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施形態を示す携帯電話機の斜視図
である。

【図２】携帯電話機の液晶表示部の断面図である。

【図３】液晶表示部の分解斜視図である。

【符号の説明】

１−エース ２−液晶表示部 ３−スイッチ操作部 ６−透明カバー ７−液晶パネル ８−プリント基板 ９−バックライトケース １０−バックライトパネル １１−発光ダイオード １２−反射板 １３−キャラクターシール

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 バックライト式の液晶表示部を備えた携
   帯電話機において、 該液晶表示部には液晶パネルとその背面側に位置するバ
   ックライトパネルとが設けられ、該液晶パネルと該バッ
   クライトパネルとの間に、キャラクター像を印刷したキ
   ャラクターシールが配設されたことを特徴とする携帯電
   話機。
2. 【請求項２】 前記バックライトパネルは、発光ダイオ
   ードからの光をエッジを通して導入し、表面から拡散し
   て放射するように構成された請求項１記載の携帯電話
   機。