JP3050514U - 家庭用多機能レジャー机 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 見映えや実用性が影響されずに、レジャー・
ゲーム等の適用性を兼ね具えた家庭用多機能レジャー
机。 【解決手段】 机框体１０の上部にほぼ矩形の上部を開
放した匣室１２を設け、その底部上面及び内側壁にネル
布１２１を貼る。内側壁上適当な間隔に複数の横向き凸
柱１２２を設け、ネル布上面にゲーム種目に対応して複
数の線条を描く。匣室内上端部に凸柱で支えられる平板
２０を被覆載置し、その上端面に、表面にゲーム種目に
対応する複数の線条を描いたネル布２２を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、家庭用多機能レジャー机に係り、特に、実用とレジャー用の両方機 能を兼ね具えた家庭用多機能レジャー机に関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年、交通の混雑から家庭内でレジャーを楽しむ者が少なくない。また、人口 の密度が高い国では、一般の家庭は家族全員が揃って楽しめる場所は茶の間や客 間の他になく、特に、核家族化時代の趨勢から、住宅は大を以って良しとせず、 だんだんと小じんまりとした生活空間が尊ばれている。

【０００３】 そして、一般の欧米の家庭でのレジャー・ゲーム室には、ビリヤード、ダイス ゲーム、ルーレット、トランプ、チェス、ダイヤモンドゲーム等の各種ゲームに 応じて、色々な形態の台や机を設けて家族のレジャー用に供しているが、多種多 様な机を取付けることは、場所を取る事実に変わりなく、一般のコンパクトな住 宅において、机は単なる生活上の，例えば、食事、茶を嗜む、コーヒを飲む、新 聞紙等を読んだり、くつろぐ等の実用機能を具えているのみで、それ故，製品価 値を高めるにはより付加価値が高い，高品質のものを研究開発しなければならず 、即ち、実用性およびレジャー適用性を兼ね具えた消費者に好かれる机を開発す るのが各関連業者の目標でもある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記従来の机が実用性およびレジャー適用性を兼ね具えていない事 実に鑑み、、その見映えや実用性が影響されずに、レジャー・ゲーム等の適用性 を兼ね具えた家庭用多機能レジャー机を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案の家庭用多機能レジャー机は、底面四つ角に それぞれ下向きにレッグ枠を垂設して地面上に直立支承される机框体を有し、机 框体の上端面にほぼ矩形体の上端部が開放された深さ適当な匣室を凹設し、匣室 の底部上面及び内側壁にネル布を敷設し、内側壁の適当な高さ沿いに適当な間隔 に複数の横向き凸柱を凸設し、ネル布の上面にゲーム種目に対応して複数の線条 を描き、上記匣室内の上端部に上記複数の凸柱に支承されるよう平板を被覆載置 し、平板上端面に表面にゲーム種目に対応して複数の線条を描かれたネル布を張 付け、上記机框体の上端面に机面蓋を被覆嵌設し、机面蓋の底面周縁に下向きに 保護縁を凸設して該机框体周縁を保護するように該机框体と一体に結合し、該机 面蓋底面に表面にゲ一ム種目に対応して複数の線条を描かれたネル布を敷設して 構成される。

【０００６】 そして、上記平板の両端縁にそれぞれ互いに対応する欠口を設けて、上記机框 体上端面周辺沿いにゲーム器具を収容するための複数の凹溝を設けると一層好ま しくなる。

【０００７】 上記のように構成された本考案は、その平板を上記机框体の凸柱上に載置して 、平板を机框体の匣室内に収容し、しかる後に、机面蓋を机框体の上端面に被覆 して、その周縁の保護縁により机框体の周縁を保護して机面蓋を滑り移動不能に 定位させると、机面蓋と机框体が一体に結合して、一般茶机として使用すること ができる。また、レジャーゲームを楽しむ時は、ゲームの種目に応じて、ゲーム 器具或いは方法を選択し、机面蓋を翻して机框体の上面に重畳載置すれば、机面 蓋のネル布に描かれた線条を利用してトランプ，チェス、ダイヤモンドゲーム等 を楽しむことができる。或いは、机面蓋を直接取り除いて、平板を露呈させ、平 板が上下にそれぞれ空間を具えていることから、適当なゲーム器具を選択して組 合せ、例えば平板片側にルーレット等を嵌設して、そのネル布表面に描かれた線 条を利用して、ルーレットの数字当てゲームを行なうことができる。若しくは、 掌で平板両端縁の欠口を掴んで、平板を匣室から移し出して全体匣室を露出させ 、匣室が適当な深さを具えていることから、投げ転がしゲーム器具と組合せて、 そのネル布上面に描かれた線条を利用し、ダイス投げ等のゲームをすることもで きる。 即ち、本考案は茶机のような一般の家庭用機能を具えているほか、レジャーゲ ーム用機能をも具えている。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を実施の形態例に基づいて具体的に説明するが、本考案はこの例 のみに限定されない。 本考案の家庭用多機能レジャー机は、図１，２に示すように、机框体１０と平 板２０と机面蓋３０ゅを有し、そのうち、机框体１０は、図５に示すように、そ の底面の四つ角にそれぞれレッグ枠１１を垂設して、机框体１０を地面に直立支 承し、且つその上端面にほぼ矩形体の上端部が開放された匣室１２を凹設し、上 端面周辺沿いにゲーム器具を収容するための複数の細長状凹溝１３を設ける。匣 室１２は適当な深さを呈し、その底部の上面及び内側壁にネル布１２１を敷設し 、内側壁の適当な高さ沿いに適当な間隔に複数の横向き凸柱１２２を凸設し、そ の底部のネル布１２１の上面にゲーム種目に対応して複数の線条１２３を描く。

【０００９】 上記平板２０は、図４に示すように、上記机框体１０の匣室１２内の上端部に 被覆載置され、上記複数の横向き凸柱１２２により支承され、その両端縁にそれ ぞれ互いに対応する欠口２１を設けられ、その上端面にネル布２２を敷設され、 ネル布２２の表面にゲーム種目に対応して複数の線条２２１が描かれている。

【００１０】 上記机面蓋３０は、図３に示すように、上記机框体１０の上端面に被覆し、そ の底面周縁に下向きに保護縁３１を凸設して机框体１０周縁を保護し、机框体１ ０と一体に結合すると共に、その底面にネル布３２を敷設し、机框体１０の凹溝 １３と対応する部位にそれぞれ凹溝３３を設けてゲーム器具を収容し、ネル布３ ２の表面にゲーム種日に対応して複数の線条３２１を描く。

【００１１】 しかして、平常，茶机として使用する時は、平板２０を机框体１０の凸柱１２ ２に載置して、平板２０を机框体１０の匣室１２内に収容し、しかる後に、机面 蓋３０を机框体１０の上端面に被覆し、その周縁の保護縁３１により机框体１０ の周縁を保護して机面蓋３０を滑り移動不能に定位させると、机面蓋３０と机框 体１０が一体に結合し、外観上一般の茶机とは何の異なるところもなく（図１が 示す状態）、生活上の実用機能を発揮して、茶を嗜む、コーヒを飲む、新聞雑誌 等を載置する等に供することができる。

【００１２】 家庭内の成員或いは来客がレジャーゲームを楽しみたい時は、ゲームの種目に 応じて、ゲーム器具或いは方法を選択し、図３に示すように、机面蓋３０を翻し て机框体１０上端面に重畳させれば、机面蓋３０のネル布３２に描かれた線条３ ２１を利用してトランプ，チェス、ダイヤモンドゲーム等を楽しむことができる 。

【００１３】 また、図４に示すように、家庭内の成員は机面蓋３０を直接取り除いて、平板 ２０を露呈させ、しかる後に、平板２０の上下にそれぞれ空間を具えていること により、ゲーム器具を選択して組合せ、例えば平板２０片側にルーレット等を嵌 設して、ネル布２２表面に描かれた線条２２１を利用して、ルーレットの数字当 てゲームを行なうことができる。

【００１４】 また、図５に示すように、使用者が掌で平板２０両端縁の欠口２１を掴んで、 平板２０を匣室１２から移し出して全体匣室１２を露出させ、しかる後に、匣室 １２が適当な深さを具えていることから、投げ転がしゲーム器具と組合せて、そ のネル布１２１上面に描かれた線条１２３を利用し、ダイス投げ等のゲームをす ることができる。

【００１５】

【考案の効果】

上記のように構成された本考案は、一般の茶机の生活上における実用機能，例 えば茶を嗜む、コーヒを飲む、新聞雑誌を置く等の機能を具えているほか、茶机 の外観造形の視覚上の見映えを保持して、特に家庭内の限りある空間において、 多種のレジャーゲーム機能を同一机框体内に形成しているので、家庭内で家族同 士がゲームを行なってレジャーを楽しめると同時に、ゲーム器具を使用後に直接 該匣室或いは平板上面に収容することができて、全体机框体の見映えを保持する ことができ、整理や使用するに便利な効果がある。したがって、本考案の実用性 及びレジャー使用性を兼ね具えた机框体は、実用上の価値および便利性を具えて いると共に、最大の使用効果を発揮できて、商品としての競争力を強めることが できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案における家庭用多機能レジャー机の斜視
図。

【図２】本考案における家庭用多機能レジャー机の断面
図。

【図３】本考案における家庭用多機能レジャー机の第１
の使用状態を示す図。

【図４】本考案における家庭用多機能レジャー机の第１
の使用状態を示す図。

【図５】本考案における家庭用多機能レジャー机の第１
の使用状態を示す図。

【符号の説明】

１０ 机框体 １１ レッグ枠 １２ 匣室 １２１，２２，３２ ネル布 １２２ 凸柱 １２３，２２１，３２１ 線条 １３ 凹溝 ２０ 平板 ２１ 欠口 ３０ 机面板 ３１ 保護縁

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】底面四つ角にそれぞれ下向きにレッグ枠を
   垂設して地面上に直立支承される机框体を有する家庭用
   多機能レジャー机において、 上記机框体の上端面にほぼ矩形体の上端部が開放された
   深さ適当な匣室を凹設し、この匣室の底部上面及び内側
   壁にネル布を敷設し、内側壁の適当な高さ沿いに適当な
   間隔に複数の横向き凸柱を凸設し、ネル布上面にゲーム
   種目に対応して複数の線条を描くとともに、上記匣室内
   の上端部に上記複数の凸柱に支承されるよう平板を被覆
   載置し、平板上端面に表面にゲーム種目に対応して複数
   の線条を描かれたネル布を張付け、上記机框体の上端面
   に机面蓋を被覆嵌設し、机面蓋の底面周縁に下向きに保
   護縁を凸設して机框体周縁を保護するように机框体と一
   体に結合し、机面蓋の底面に表面にゲーム種目に対応し
   て複数の線条を描かれたネル布を敷設したことを特徴と
   する家庭用多機能レジャー机。
2. 【請求項２】上記平板の両端縁にそれぞれ互いに対応す
   る欠口を設けたことを特徴とする請求項１に記戟の家庭
   用多機能レジャー机。
3. 【請求項３】上記机框体の上端面周辺沿いにゲーム器具
   を収容するための複数の凹溝を設けたことを特徴とする
   請求項１に記載の家庭用多機能レジャー机。