JP3050248U - 端材再割装置 - Google Patents

端材再割装置

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JP3050248U
JP3050248U JP1997011776U JP1177697U JP3050248U JP 3050248 U JP3050248 U JP 3050248U JP 1997011776 U JP1997011776 U JP 1997011776U JP 1177697 U JP1177697 U JP 1177697U JP 3050248 U JP3050248 U JP 3050248U
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clamp
cutting
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limit switch
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JP1997011776U
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Inventor
政幸 林
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株式会社富士製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 角材や横架材を切り出した後に残存する端材
を再割して有効利用するための装置において機構の簡略
化および切削効率を図る。 【解決手段】 所定方向に往復移動可能なテーブル12
と、テーブルの往復移動範囲を規定するエンドリミット
スイッチ25a,25bと、テーブルの往復移動範囲の
略中間に設けられる丸鋸22と、テーブル上の端材を把
持するべく昇降可能であると共に把持したテーブル上の
端材をテーブル移動方向と略直交方向に前進させるべく
移動可能に設けられるクランプ17と、クランプにより
テーブル上を前進する端材の前端停止位置を規定するス
トッパ手段19と、あらかじめセットされた丸鋸による
切削幅に応じてストッパ手段の位置を調整する調整手段
21と、テーブルの一方向移動によりその前端がエンド
リミットスイッチに到達したときにテーブルを一旦停止
させると共にあらかじめセットされた切削幅に応じてク
ランプを前進移動させる制御手段と、を有してなること
を特徴とする端材再割装置。テーブル上面は好ましくは
クランプ前進方向に上向きの傾斜面とされている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、角材や横架材を切り出した後に残存する端材を再割して有効利用す るための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる目的に使用される装置として特開平8−183001号公報記載のもの がある。この装置によれば、被加工材をプッシャで定規に押しつけてストッパで 固定した状態で被加工材の長さと幅を測定し、これら測定に基づいて再割により 取り出される板材寸法より枚数を計算または演算し、この位置からストッパを下 降させた後に被加工材をクランプして所定方向に移動させながら丸鋸で所定幅に 切削する。切削後は被加工材を元の位置に戻し、所定寸法前進させた後再度所定 方向に移動させながら丸鋸で所定幅に切断する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術によると、ストッパで固定した状態で被加工材の長さと幅を測定 する必要があるため、このための測定装置をプッシャに組み込まなければならず 、機構が複雑化するという欠点を有する。
【0004】 また、この従来技術ではクランプされた被加工材が往復移動されるが、丸鋸に よる切削は前進移動時のみに行われ、後退移動時には切削されないため、切削効 率に劣る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、簡単な機構で効率的な切削を行うことのできる新規な端材再 割装置を提供することを目的とする。
【0006】 すなわち本考案による端材再割装置は、所定方向に往復移動可能なテーブルと 、テーブルの往復移動範囲を規定するエンドリミットスイッチと、テーブルの往 復移動範囲の略中間に設けられる丸鋸と、テーブル上の端材を把持するべく昇降 可能であると共に把持したテーブル上の端材をテーブル移動方向と略直交方向に 前進させるべく移動可能に設けられるクランプと、クランプによりテーブル上を 前進する端材の前端停止位置を規定するストッパ手段と、あらかじめセットされ た丸鋸による切削幅に応じてストッパ手段の位置を調整する調整手段と、テーブ ルの一方向移動によりその前端がエンドリミットスイッチに到達したときにテー ブルを一旦停止させると共にあらかじめセットされた切削幅に応じてクランプを 前進移動させる制御手段と、を有してなることを特徴とする。
【0007】 テーブル上面はクランプ前進方向に上向きの傾斜面とされていることが好まし い。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の一実施例による端材再割装置の側面図である。昇降可能な端材 集積装置10に積み上げられた端材T1は、ロールコンベア11等の任意供給手 段により一つずつテーブル12上に落とし込まれる(T2およびT3)。この作 業は自動または手動で行われる。
【0009】 テーブル12の後方(図1において左側)には端材移送装置13が待機してい る。この端材移送装置13は、モータ等の任意駆動機構(図示せず)により正逆 回転するウォームギアシャフト15との噛合によりテーブル12の上面に沿って 往復移動可能なベッド14を備えている。ベッド14上にはエアシリンダ16を 介して複数のクランプ17が昇降可能に並設されている。またベッド14の前端 にはテーブル12上の端材Tの後端面と係合する歩出定規18が垂設されている 。なお、本実施例においてテーブル12上面は図1に示されるように前方に上昇 する傾斜面とされているので、テーブル12上に落とし込まれた端材T3はその 落下位置から傾斜面に沿って後退し、その後端面が歩出定規18と係合する図示 状態を自然に得ることができる。
【0010】 ベッド12の前方(図1において右側)には歩決めリミットスイッチ19が設 けられている。歩決めリミットスイッチ19は、クランプ12に把持されてベッ ド12上を前進する端材T3の停止位置を規定するものであり、後述する丸鋸2 2の鋸厚を勘案した上で切削後に所望の板厚を与えるように位置調整される。こ の位置調整は自動制御してもよいが、本実施例では定規20の目盛に合わせてハ ンドル21でリミットスイッチ19を移動させることにより手動調整するものと して構成されている。図1における端材T4は、以上のようにして位置調整され た歩決めリミットスイッチ19により規定の停止位置にあるものとして示されて いるが、その後端を把持するクランプ12およびその関連部材は図示されていな い。
【0011】 以下、この装置の平面図および正面図である図2および図3をも併せて参照し てさらに説明する。なお、図2においては比較的幅広の端材T4’がその後端面 をクランプ17により固定され且つその前端面を歩決めリミットスイッチ19で 位置規制されている状態として示されており、小幅の端材T3およびT4が前者 はクランプ状態で後者はストッパ位置でそれぞれテーブル上に載置されている状 態を示す図1とは異なっていることに留意されたい。また、この端材T4’は図 3では図示省略されている。
【0012】 テーブル12はモータおよびチェーン等の任意駆動機構(図示せず)によりガ イドビーム23,23に沿って往復移動可能なリニアベアリング24上に指示さ れている。テーブル12の移動方向は図1に関して既述したベッド14の移動方 向と略直交方向である。すなわち、テーブル12は図2および図3の左右方向に 往復移動可能であり、そのテーブル12上においてベッド14(およびベッド1 4に設けられているエアシリンダ16、クランプ17および歩出定規18)がそ れとは略直交方向に往復移動可能に載置されている。
【0013】 テーブル12の往復移動範囲は両端のエンドリミットスイッチ25a,25b (図3参照、図2においては図示省略)により規定される。図2および図3に示 されるテーブル12はこの往復移動範囲の一方の極限位置にあり、エンドリミッ トスイッチ25aにより規定されている。この位置をテーブル12の原点位置と して、図1に関して既述した要領にて端材の供給およびクランプ固定が行われる 。テーブル12の左右両端にはエンドリミットスイッチ25a,25bと係合可 能な下方突起26a,26bが設けられている。なお、下方突起26a,26b と対向して上方に延長される上方突起27a,27bは丸鋸22による切削中に 材の飛び出しを防止するために設けたものである。
【0014】 丸鋸22は上記したテーブル12の往復移動経路の略中間に配置され、モータ 28により回転駆動される。また、丸鋸22の左右両側にはエアシリンダ29, 29により昇降可能に押さえローラ30,30(図1および図3参照、図2にお いては図示省略、なお図3においては一対の押さえローラが高さ位置を異にして 示されている)が設けられ、切削中にテーブル12上の端材T4の上面を押圧し て安定した切削作業が行われるようにしている。符号31は切削された端材の飛 び跳ねを防止するためのカバーである。
【0015】 以上の構成を有する本考案実施例の端材再割装置の作用について説明する。図 1に関して既述したように、端材集積装置10からロールコンベア11により自 動または手動でテーブル12上に落下載置せしめられた端材T3は、その自重に よりテーブル12の傾斜面上を滑りながら後退し、その後端面に歩出定規が当接 する。このときテーブル12は図2および図3に示される原点位置にあり、また クランプ17は上方に退避している。この状態からエアシリンダ16の作動によ りクランプ17を下降させ、端材T3の上面の後端部近くの箇所をクランプする (図1の端材T3参照)。このクランプ状態を維持したまま、図示されない駆動 機構によりベッド14を前進させる。端材が図1における端材T4の位置に到達 したとき、すなわち端材の前端面が歩決めリミットスイッチ19に当たったとき 、ベッド14の前進は自動的に停止する。歩決めリミットスイッチ19の位置は 、前述のように、丸鋸22の鋸厚を勘案した上で所望の切削幅を与えるように自 動または手動であらかじめ位置調整されている。
【0016】 以上により端材をテーブル12の原点位置に位置決めする作業が完了するので 、歩決めリミットスイッチ19を下降させた後、テーブル12をエンドリミット スイッチ25a,25bにより規定される所定範囲において往復移動させながら 丸鋸22により所定厚の板材に切削してゆく。すなわち、図2および図3の原点 位置からテーブル12が図において左方向に移動することにより、テーブル12 上にクランプされ位置決めされている端材(以下図2および図3に示される端材 T4’とする)が、歩決めリミットスイッチ19の位置調整によりあらかじめセ ットされている切削幅(板厚)に切削される。
【0017】 テーブル12の左方向移動の終端位置がエンドリミットスイッチ25bにより 検知されると、その検知信号が図示されない制御装置に送られる。制御装置はこ れに応答して、テーブル駆動機構(図示せず)に停止信号を出力してテーブル1 2を一旦停止させると共に、ベッド駆動機構(図示せず)に駆動制御信号を出力 してあらかじめセットされた切削幅に応じてベッド14を前進させる。ベッド1 4の所定ストロークの前進が完了した後、制御装置はテーブル12を逆方向(図 において右方向)に移動させ、この移動中に丸鋸22による切削が行われ、所定 板厚の板材が切り出される。
【0018】 このような作業を繰り返し行うことにより、所定板厚の板材を往復挽きにより 切り出すことができる。
【0019】 切り出された所定板厚の板材は任意の搬送手段により所定場所に搬送される。 たとえば、ガイドビーム23,23の下方にこれらと略直交する方向にコンベア (図示せず)を設け、切り出された板材をテーブル12の移動方向と略直交方向 に搬送するように構成することができる。
【0020】 なお、切削中の材の飛び跳ねを防止するための手段として本実施例では一対の 押さえローラ30,30が設けられているが、その他任意の材押さえ手段を設け ることができる。押さえローラ30,30その他の材押さえ手段は、常時は上方 に退避した位置にあるが、端材T4’が丸鋸22の直下の直前位置に到達したと きに端材上面とわずかなクリアランスを残す位置まで下降され、丸鋸22を通過 した後に退避位置に上昇させるように移動制御される。テーブル12と共に移動 する端材T4’の各位置を検知するためのセンサ、および押さえローラその他の 材押さえ手段の下降位置を規定するために端材T4’の厚さを検知するセンサが それぞれ設けられる。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、角材や横架材を切り出した後に残される端材が往復挽きによ って効率的に所定板厚の板材として得られ、これを集成材等として有効利用する ことができるので、省資源に大きく寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例による端材再割装置の側面
図である。
【図2】 この装置の平面図である。
【図3】 この装置の正面図である。
【符号の説明】
12 テーブル 17 クランプ 18 歩出定規 19 歩決めリミットスイッチ(ストッパ手段) 21 ハンドル(調整手段) 22 丸鋸 25a,25b エンドリミットスイッチ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定方向に往復移動可能なテーブルと、テ
    ーブルの往復移動範囲を規定するエンドリミットスイッ
    チと、テーブルの往復移動範囲の略中間に設けられる丸
    鋸と、テーブル上の端材を把持するべく昇降可能である
    と共に把持したテーブル上の端材をテーブル移動方向と
    略直交方向に前進させるべく移動可能に設けられるクラ
    ンプと、クランプによりテーブル上を前進する端材の前
    端停止位置を規定するストッパ手段と、あらかじめセッ
    トされた丸鋸による切削幅に応じてストッパ手段の位置
    を調整する調整手段と、テーブルの一方向移動によりそ
    の前端がエンドリミットスイッチに到達したときにテー
    ブルを一旦停止させると共にあらかじめセットされた切
    削幅に応じてクランプを前進移動させる制御手段と、を
    有してなることを特徴とする端材再割装置。
  2. 【請求項2】テーブル上面がクランプ前進方向に上向き
    の傾斜面とされていることを特徴とする請求項1の端材
    再割装置。
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