JP3049835B2 - 映像信号記録再生装置 - Google Patents

映像信号記録再生装置

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JP3049835B2
JP3049835B2 JP3148218A JP14821891A JP3049835B2 JP 3049835 B2 JP3049835 B2 JP 3049835B2 JP 3148218 A JP3148218 A JP 3148218A JP 14821891 A JP14821891 A JP 14821891A JP 3049835 B2 JP3049835 B2 JP 3049835B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイビジョン信号を記
録/再生することができるハイビジョン映像信号記録再
生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、衛星放送を使用したハイビジョン
放送に種々の方式が提案され、いくつかは実現され始め
ている。また、その1つにMUSE(multiple sub-nyq
uist sampling encoding)方式があり、このMUSE方
式とはハイビジョン信号を約8MHz 帯域の信号に圧縮し
て伝送する方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
信号形式が複数存在すると記録再生装置(以下、VTR
という)もそれぞれ専用に備えなければならない。すな
わち、ハイビジョン信号用VTRではMUSE信号やN
TSC信号の記録/再生はできず、MUSE信号用VT
Rではハイビジョン信号やNTSC信号の記録/再生は
できない。さらに、現在普及しているNTSC信号用V
TRも同様にハイビジョン信号やMUSE信号の記録/
再生はできない。このためそれぞれの信号形式について
専用のVTRが必要であり、不便であるという問題があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、ハイビジョン信号を記録/再生することが
できる映像信号記録再生装置において、入力段に、4系
統のNTSC映像信号を時分割的に多重した疑似ハイビ
ジョン信号に変換して記録再生処理部へ記録信号として
供給することができる疑似ハイビジョン信号変換手段を
設け、さらに出力段に、記録再生処理部で再生されて供
給された疑似ハイビジョン信号を、4系統のNTSC
像信号に変換して出力することが出きる疑似ハイビジョ
ン信号逆変換手段を設け、4系統のNTSC映像信号を
同時に記録/再生できるように映像信号記録再生装置を
構成するものである。
【0005】
【作用】ハイビジョン信号の1フレームは、1125本
の各走査線について水平方向に2200ドットのデータ
(ライン周波数:33750Hz ,サンプリング周波数74.25M
Hz)で形成される。
【0006】一方、NTSC信号を4fSC(14.32MHz)
でサンプリングしデジタル化した場合の1フレームは5
25本の各走査線について水平方向に910ドットのデ
ータ(ライン周波数:15.7343kHz)で形成される。従っ
て4系統のNTSC信号(各1フレーム)をハイビジョ
ン信号の1フレーム分に相当させて記録することができ
る。
【0007】なおMUSE信号の1フレームは、112
5本の各走査線について水平方向に480ドットのデー
タ(ライン周波数:33750Hz、サンプリング周波
数16.2MHz)で形成される。ここで、この480
ドットはすべて有効画素となることを考慮しても、2系
統のMUSE信号(各1フレーム)をハイビジョン信号
の1フレーム分に相当させて記録することが可能であ
る。
【0008】
【実施例】図1は本発明の映像信号記録再生装置の一実
施例を示すものであり、1はハイビジョンVTRとして
の記録/再生処理部であり、ハイビジョン信号を記録す
る際には、入力端子2からa接点に制御されているスイ
ッチ回路3を介して入力されたハイビジョン信号に対し
て記録信号処理、FM変調等の所定の処理を施して磁気
ヘッドを搭載したヘッドドラムに巻回されて走行される
磁気テープに記録し、またハイビジョン信号の再生時に
は、磁気ヘッドから得られた再生信号について再生周波
数補償、FM復調、TBC処理等の所定の再生処理を行
なってハイビジョン信号として、a接点に接続制御され
ているスイッチ回路4を介して出力端子5から再生ハイ
ビジョン信号を出力するものである。なお、本発明とし
てはこの記録/再生処理部1における信号記録方式は、
アナログ方式かデジタル方式かで問われるものではな
い。
【0009】一方、スイッチ回路3,4のb接点には一
点鎖線で囲ったNTSC/MUSE入出力部10が接続
されており、このNTSC/MUSE入出力部10は4
系統のNTSC信号を疑似ハイビジョン信号に変換して
記録/再生処理部1に供給することによって記録動作を
行なわせ、また、その再生信号である疑似ハイビジョン
信号を4系統のNTSC信号に逆変換して出力できるよ
うになされているものである。
【0010】さらに、2系統のMUSE信号が入力され
た際は、これを疑似ハイビジョン信号に変換して記録/
再生処理部1に供給することによって記録動作を行なわ
せ、また、その再生信号である疑似ハイビジョン信号を
2系統のMUSE信号に逆変換して出力できるようにな
されている。
【0011】11A,11B,11C,11DはA,
B,C,D各系統のコンポジットNTSC信号の入力端
子であり、それぞれVTR、チューナ、ビデオディスク
等の各種映像ソースからのコンポジットNTSC信号が
入力可能とされている。
【0012】12A,12B,12C,12Dはプリフ
ィルタであり、NTSC信号をデジタル変換する際の折
り返しひずみを防ぐための帯域制限フィルタとして機能
している。また、13A,13B,13C,13Dはそ
れぞれプリフィルタ12A,12B,12C,12Dを
介して入力されたNTSC信号を4fSC1 ,4fSC2
4fSC3 ,4fSC4のサンプリングクロックでサンプリ
ングし、デジタル信号に変換するA/D変換器である。
なお、A/D変換器13C,13Dに対してはプリフィ
ルタ12C,12Dの出力は切換回路S1 ,S2 のa接
点を介して入力される。
【0013】11E,11FはA,B2系統のMUSE
信号の入力端子であり、NTSC信号と同様にそれぞれ
VTR、チューナ、ビデオディスク等の各種映像ソース
から供給可能とされている。12E,12Fは入力され
たMUSE信号に対するプリフィルタである。
【0014】入力端子11E,11FからA系統のMU
SE信号及びB系統のMUSE信号が入力される際に
は、切換回路S1 ,S2 はそれぞれb接点に切換制御さ
れることになり、これによってプリフィルタ12E,1
2Fから出力された各MUSE信号はA/D変換器13
C,13Dに供給される。このとき、A/D変換器13
C,13Dにはサンプリングクロックとして16.2MHz の
信号が供給されてサンプリング及びA/D変換動作がな
される。
【0015】14A,14B,14C,14Dはメモリ
部であり、NTSC信号が入力された際には、それぞれ
A/D変換器13A,13B,13C,13Dでデジタ
ル信号とされた出力(走査線1ラインにつき910サン
プルのNTSCデータ)を書込クロックWCK1 ,W
CK2 ,WCK3 ,WCK4 (=4fSC)のタイミングで書込
み、読出クロックRCK1 ,RCK2 ,RCK3 ,RCK4 (=
74.25MHz)のタイミングで読み出すようになされてい
る。
【0016】そして、このメモリ部14A,14B,1
4C,14Dの読出動作を制御する74.25MHzの読出クロ
ックRCK1 ,RCK2 ,RCK3 ,RCK4 が、それぞれ読み
出しタイミングがずれるように供給されることにより、
4系統のNTSC信号は時分割的に多重されて、疑似ハ
イビジョン信号としてスイッチ回路3のb接点に供給さ
れる。
【0017】また、MUSE信号が入力された際には、
メモリ部14C,14Dに供給される書込クロックW
CK3 ,WCK4 は16.2MHz の信号で供給されることにな
り、つまりA/D変換器13C,13Dでデジタル信号
とされた出力(走査線1ラインにつき480サンプルの
MUSEデータ)を書込クロックWCK3 ,WCK4 (=1
6.2MHz )のタイミングで書込み、読出クロックR
CK3 ,RCK4 (=74.25MHz)のタイミングで読み出すよ
うになされている。
【0018】そして、このメモリ部14C,14Dの読
出動作を制御する74.25MHzの読出クロックRCK3 ,R
CK4 が、それぞれ読み出しタイミングがずれるように供
給されることにより、2系統のMUSE信号は時分割的
に多重されて、疑似ハイビジョン信号としてスイッチ回
路3のb接点に供給される。
【0019】一方、スイッチ回路4のb接点を介して、
記録/再生処理部1からの再生信号がメモリ部21A,
21B,21C,21Dに供給される。再生信号が、4
系統のNTSC信号を疑似ハイビジョン信号に変換して
記録した信号についての再生信号である場合は、メモリ
部21A,21B,21C,21Dはそれぞれ入力され
た信号に対して書込クロックWCK5 ,WCK6,WCK7
CK8 (=74.254MHz )のタイミングによって書込み、
読出クロックRCK5 ,RCK6 ,RCK7 ,RCK8 (=4f
SC)のタイミングでデータの読み出しを行なう。
【0020】そして、メモリ部21A,21B,21
C,21Dから読み出されたデータはD/A変換器22
A,22B,22C,22Dにおいてアナログ信号に変
換され、このアナログ信号出力はポストフィルタ23
A,23B,23C,23Dを介してコンポジットNT
SC信号として出力端子24A,24B,24C,24
Dに供給される。
【0021】また、再生信号が、2系統のMUSE信号
を疑似ハイビジョン信号に変換して記録した信号につい
ての再生信号である場合は、メモリ部21C,21Dは
それぞれ入力された信号に対して書込クロックWCK7
CK8 (=74.254MHz )のタイミングによって書込み、
周波数が16.2MHz とされた読出クロックRCK7 ,RCK 8
に基づいてデータの読み出しを行なう。
【0022】そして、メモリ部21C,21Dから読み
出されたデータはD/A変換器22C,22Dにおいて
アナログ信号に変換され、このアナログ信号出力はポス
トフィルタ23E,23Fを介して再生MUSE信号と
して出力端子24E,24Fに供給される。
【0023】31はクロック発生部であり、上記各回路
部に供給する各クロック(4fSC1〜4fSC8 ,16.2MHz
)を発生する。また、32は制御信号発生部であり、
各メモリ部14A〜14D,21A〜21Dに供給する
書込クロックWCK1 〜WCK8、読出クロックRCK1 〜R
CK8 を発生し、また、記録/再生処理部1に対して、N
TSC信号から変換された疑似ハイビジョン信号を記録
/再生する際と、入力端子2からのハイビジョン信号或
はMUSE信号から変換された疑似ハイビジョン信号を
記録/再生する際とで、フィールド周波数を59.9Hzと60
Hzで切換えるように制御する制御信号を発生する。
【0024】本実施例ではこのようにNTSC/MUS
E入出力部10が構成されていることによって4系統の
NTSC信号を同時にハイビジョン方式対応の記録/再
生処理部1で記録/再生動作を行なうことができ、さら
に2系統のMUSE信号を同時にハイビジョン方式対応
の記録/再生処理部1で記録/再生動作を行なうことが
できる。以下、NTSC/MUSE入出力部10による
動作を図2〜図14を参照して説明する。
【0025】まず4系統のNTSC信号が入力された際
の動作を図2〜図5で説明する。入力端子11A,11
B,11C,11Dから図2(a)〜(d)に示すよう
にA,B,C,D4系統のNTSC信号が入力される
と、上記したようにそれぞれA/D変換器13A,13
B,13C,13Dでデジタル信号に変換され、図2
(e)〜(h)に示すように周波数が4fSC(=14.32M
Hz)書込クロックWCK 1 ,WCK2 ,WCK3 ,WCK4 によ
ってメモリ部14A,14B,14C,14Dに書込ま
れる。なお、A系統のNTSC信号の第nフィールドを
Fn(A),B系統のNTSC信号の第nフィールドをFn
(B)で表わし、同様にC系統、D系統についてFn(C)
Fn(D)としている。
【0026】そしてメモリ部14A,14Cに対する7
4.25MHzの読出クロックRCK1 とRCK 3 と、メモリ部1
4B,14Dに対する読出クロックRCK2 とRCK4 は図
2(i)〜(l)に示すようにフィールド単位では時分
割的に交互に供給されており、従って、記録/再生処理
部1に対しては74.25MHzレートとされたA及びC系統の
デジタル映像信号とB及びD系統のデジタル映像信号が
フィールド毎に交互に供給されることになる。即ち、記
録/再生処理部1には(Fn(A),Fn(C)),(Fn(B)
Fn(D)),(Fn+1(A),Fn+1(C)),(Fn+1(B),Fn+
1(D))・・・・・・・ の順に入力される。
【0027】ここで、A系統とC系統、及びB系統とD
系統は水平ライン単位で時分割的に読み出されているこ
とにより区別されている。図3は図2の例えばT1
間、すなわちフィールド単位で見た場合にメモリ部14
A,14Cからデータが読み出されている期間における
ライン単位の処理を示す。なお、A系統のNTSC信号
の第n水平ラインをLn(A)、以下B〜D系統についても
同様にLn(B),Ln(C),Ln(D)として示す。
【0028】このT1 期間においては図2からも分かる
ようにメモリ部14B,14Dに対して読出クロックR
CK2 ,RCK4 は供給されておらず、図3(i)〜(l)
で理解されるようにメモリ14A,14Cに対して読出
クロックRCK1 及びRCK3 のみがライン周期で交互に供
給され、従ってLn(A),Ln(C),Ln+1(A),Ln+1(C)・・
・・・・の順に読出し動作がなされている。このため、記録
/再生処理部1に対しては、図3(m)に示すようにラ
イン単位でA系統のNTSC信号とC系統のNTSC信
号が交互に供給されることになる。
【0029】一方、図2における例えばT2 期間、すな
わちフィールド単位で見ればメモリ部14B,14Dか
らデータが読み出されている期間における、ライン単位
の処理は図4に示される。つまりこのT2 期間において
は図2からも分かるようにメモリ部14A,14Cに対
して読出クロックRCK1 ,RCK3 は供給されておらず、
図4(i)〜(l)で理解されるようにメモリ14B,
14Dに対して読出クロックRCK2 及びRCK4 のみがラ
イン周期で交互に供給され、従ってLn(B),Ln(D),L
n+1(B),Ln+1(D)・・・・・・の順に読出し動作がなされてい
る。このため、記録/再生処理部1に対しては、図4
(m)に示すようにライン単位でB系統のNTSC信号
とD系統のNTSC信号が交互に供給されることにな
る。
【0030】これらのメモリ部14A〜14Dから読み
出された信号は疑似ハイビジョン信号としてスイッチ回
路3のb接点を介して記録/再生処理部1に記録信号と
して供給されることになるが、読出クロックRCK1 〜R
CK4 の供給タイミングが上記したようになされることに
より、この疑似ハイビジョン信号は図5に示すように、
4系統のNTSC信号つまり4フレーム分のNTSC信
号がハイビジョン信号の1フレーム内に相当するように
形成されることになる。従って磁気テープにはハイビジ
ョン信号1フレーム分の記録領域に異なる4系統のNT
SC信号を各1フレームづつ記録することができ、ハイ
ビジョンVTRにおいて磁気テープを非常に効率的に利
用してNTSC信号の記録を行なっているものである。
【0031】一方このように記録された疑似ハイビジョ
ン信号(=4系統のNTSC信号)が記録/再生処理部
1で再生された際の動作は図6〜図8に示される。この
場合、記録/再生処理部1からの再生信号はフィールド
単位でみれば図6(a)に示すようにA及びC系統,B
及びD系統の順にフィールド順次に出力され、メモリ部
21A,21B,21C,21Dに供給される。そして
メモリ部21A,21B,21C,21Dの書き込み動
作を制御する周波数74.25MHzの書込クロックWCK5 ,W
CK6 ,WCK7 ,WCK8 はそれぞれ図6(b)〜(e)に
示すように所定タイミングで時分割的に交互に供給され
ており、すなわち再生信号をA,B,C,D各系統に選
別して書き込みを行なう。
【0032】もちろんメモリ部21A,21Cにおける
A系統とC系統を選別して書き込みを行なう動作、及び
メモリ部21B,21DにおけるB系統とD系統を選別
して書き込みを行なう動作は図7,図8に示すようにラ
イン単位で交互に書込クロックWCKが供給されることに
よって達成される。
【0033】つまり図6における例えばT3 期間におい
ては、図7(a)のようにLn(A),Ln(C),Ln+1(A)
Ln+1(C)・・・・・・の順に再生信号が供給されるが、これに
合わせて図7(b)〜(e)に示すように書込クロック
CK5 と書込クロックWCK7が交互にメモリ部21Aと
21Cに供給されているため、メモリ部21AにはA系
統の再生信号のみが書き込まれ、メモリ部21CにはC
系統の再生信号のみが書き込まれる。
【0034】また、図6における例えばT4 期間におい
ては、図8(a)のようにLn(B),Ln(D),Ln+1(B)
Ln+1(D)・・・・・・の順に再生信号が供給されるが、これに
合わせて図8(b)〜(e)に示すように書込クロック
CK6 と書込クロックWCK8は交互にメモリ部21Bと
21Dに供給されているため、メモリ部21BにはB系
統の再生信号のみが書き込まれ、メモリ部21DにはD
系統の再生信号のみが書き込まれる。
【0035】このように書込クロックWCK5 〜WCK8
基づいて書き込まれたデータは、それぞれ読み出し動作
を制御する周波数4fSCの読出クロックRCK5 ,R
CK6 ,RCK7 ,RCK8 が図6(f)〜(i)に示すタイ
ミングでメモリ部21A,21B,21C,21Dに供
給されて読み出され、D/A変換器22A,22B,2
2C,22Dでアナログ信号とされ、それぞれ図6
(j)〜(m)に示すようにA系統〜D系統のNTSC
映像信号として出力端子24A〜24Dに供給されるこ
とになる。
【0036】以上のように本実施例の映像信号記録再生
装置は、NTSC/MUSE入出力部10において4系
統のNTSC信号を時分割的に多重して疑似ハイビジョ
ン信号を生成しているため、ハイビジョンVTRにおい
てNTSC信号を同時に4チャンネル記録することがで
き、また、これによってNTSC信号を記録する際には
記録媒体である磁気テープの記録領域を非常に有効的に
利用するものである。
【0037】次に2系統のMUSE信号が入力された際
の動作を図9〜図11で説明する。入力端子11E,1
1Fから図9(a)(b)に示すようにA,B2系統の
MUSE信号が入力されると、上記したようにそれぞれ
A/D変換器13C,13Dでデジタル信号に変換さ
れ、図9(c)(d)に示すように周波数が16.2MHzの
書込クロックWCK3 ,WCK4 によってメモリ部14C,
14Dに書込まれる。
【0038】そしてメモリ部14C,14Dに対する7
4.25MHzの読出クロックRCK3 ,RCK 4 は図9(e)
(f)に示すようにフィールド単位でみれば同時に供給
されており、このタイミングで記録/再生処理部1に対
しては74.25MHzレートとされたA及びB系統のデジタル
映像信号が出力されている。なお、前記図2と同様にA
系統のMUSE信号の第nフィールドをFn(A)、B系統
のMUSE信号の第nフィールドをFn(B)で表わす。
【0039】ここで、A系統のMUSE信号とB系統の
MUSE信号とは水平ライン単位で時分割的に読み出さ
れていることにより区別されている。図10は図9の例
えばT5 期間、すなわちフィールド単位で見てメモリ部
14C,14Dのデータの読み出し動作が行なわれてい
る期間におけるライン単位の処理を示す。なお、A,B
各系統の信号の水平ラインについても同様にLn(A)、L
n(B)として示す。
【0040】このT5 期間においては図9からも分かる
ようにメモリ部14C,14Dに対して読出クロックR
CK3 ,RCK4 が同時に供給されているが、図10(e)
(f)で理解されるように読出クロックRCK3 及びR
CK4 は2ライン周期で交互に供給され、従ってこの場合
Ln(A),Ln(B),Ln+1(B),Ln+1(A),Ln+2(A)・・・・・・
の順に読出し動作がなされている。このため、記録/再
生処理部1に対しては、図10(g)に示すように2ラ
イン毎にA系統のMUSE信号とB系統のMUSE信号
が交互に供給されることになる。
【0041】このようにメモリ部14C,14Dから読
み出された信号は疑似ハイビジョン信号としてスイッチ
回路3のb接点を介して記録/再生処理部1に記録信号
として供給されることになるが、読出クロックRCK3
CK4 の供給タイミングが上記したようになされること
により、この疑似ハイビジョン信号は図11に示すよう
に、2系統のMUSE信号つまり2フレーム分のMUS
E信号がハイビジョン信号の1フレーム内に相当するよ
うに形成されることになる。
【0042】従って磁気テープにはハイビジョン信号1
フレーム分の記録領域に異なる2系統のMUSE信号を
各1フレームづつ記録することができ、これもハイビジ
ョンVTRにおいて磁気テープを効率的に利用できるこ
とになる。なお本例のように読出クロックRCK3 ,R
CK4 の供給が制御される場合は、A系統の第1フィール
ドを図12に拡大して示すように順次ライン単位で2列
に並べられた状態となるため、MUSE信号の1フィー
ルド分は水平方向に960ドット、走査線方向に112
5/4本分の記録領域に相当することとなる。
【0043】一方このように記録された疑似ハイビジョ
ン信号(=2系統のMUSE信号)が記録/再生処理部
1で再生された際の動作は図13,図14に示される。
この場合、記録/再生処理部1からの再生信号はフィー
ルド単位で見れば図13(a)に示すようにA系統及び
B系統が同時に出力され、メモリ部21C,21Dに供
給され、メモリ部21C,21Dでは周波数74.25MHzの
書込クロックWCK7 ,WCK8 が図13(b)(c)に示
すように供給されて再生信号を書き込んでいる。
【0044】ここで、メモリ部21C,21Dに書き込
まれるA系統とB系統の選別は、図14のようにライン
単位で交互に書込クロックWCKが供給されることによっ
て達成される。つまり図13における例えばT6 期間に
おいては、図14(a)のようにLn( A),Ln(B),Ln+
1(B),Ln+1(A)・・・・・・の順に再生信号が供給されるが、
これに合わせて図14(b)(c)に示すように書込ク
ロックWCK7 と書込クロックWCK8 が交互にメモリ部2
1Cと21Dに供給されているため、メモリ部21Cに
はA系統の再生信号のみが書き込まれ、メモリ部21D
にはB系統の再生信号のみが書き込まれる。
【0045】このように書込クロックWCK7 ,WCK8
基づいて書き込まれたデータは、それぞれ読み出し動作
を制御する周波数16,2MHz の読出クロックRCK7 ,R
CK8 が図13(d)(e)に示すタイミングでメモリ部
21C,21Dに供給されて読み出され、D/A変換器
22C,22Dでアナログ信号とされ、ポストフィルタ
23E,23Fに供給されて、それぞれ図13(f)
(g)に示すようにA系統,B系統のMUSE映像信号
として出力端子24E,24Fに供給されることにな
る。
【0046】以上のように本実施例の映像信号記録再生
装置は、NTSC/MUSE入出力部10において2系
統のMUSE信号を時分割的に多重して疑似ハイビジョ
ン信号を生成しているため、ハイビジョンVTRにおい
てMUSE信号を同時に2チャンネル記録し、かつ再生
することができ、また、これによってMUSE信号を記
録する際には記録媒体である磁気テープの記録領域を有
効的に利用できる。
【0047】なお、以上のように4系統のNTSC信号
及び2系統のMUSE信号を記録/再生する場合におい
て、各系統の信号を時分割的に多重化するためのメモリ
部14A〜14D、21A〜21Dに供給される書込ク
ロック,読出クロックのタイミング制御は上記例に限定
されるものではなく各種考えられる。そして、もちろん
図5或は図11に示した疑似ハイビジョン信号の形態は
メモリ部14A〜14Dの読出クロックのタイミング設
定によって変化するものである。
【0048】なお、上記NTSC/MUSE入出力部1
0は映像信号記録再生装置に内蔵されて記録/再生処理
部1の入力段及び出力段として構成されるようにした
が、例えばNTSC/MUSE入出力部10を、記録/
再生処理部1を有するハイビジョンVTRとは別体に構
成し、MTSC信号或はMUSE信号を記録する際のア
ダプターとしてハイビジョンVTRに接続できるように
することは本発明の予測するところである。
【0049】また、上記実施例では4系統以内のNTS
C信号か、或は2系統以内のMUSE信号を同時に記録
/再生できるようにしたが、メモリ部の書込/読出し制
御及び記録/再生処理部1の内部処理(フィールド周波
数の切換)を考慮して、1系統のMUSEと2系統のN
TSC信号とを同時に記録/再生することも考えられ
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明の映像信号記
録再生装置は、ハイビジョンVTRにおいて4系統の
TSC映像信号を時分割的に多重した疑似ハイビジョン
信号に変換して記録信号として供給する疑似ハイビジョ
ン信号変換手段と、記録再生処理部で再生された疑似ハ
イビジョン再生信号を4系統のNTSC映像信号に変換
して出力することができる疑似ハイビジョン信号逆変換
手段を設けたことにより、4系統のNTSC信号を同時
記録/再生できるという効果があるとともに、ハイビ
ジョン信号の1フレーム分の記録領域に4系統のNTS
C信号を各1フレーム記録できるようにしたため、NT
SC信号を記録する際に記録媒体の記録領域を非常に有
効的に利用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本実施例の4系統のNTSC信号からの疑似ハ
イビジョン信号の生成動作のフィールド単位の説明図で
ある。
【図3】本実施例の4系統のNTSC信号からの疑似ハ
イビジョン信号の生成動作のライン単位の説明図であ
る。
【図4】本実施例の4系統のNTSC信号からの疑似ハ
イビジョン信号の生成動作のライン単位の説明図であ
る。
【図5】本実施例の4系統のNTSC信号からの疑似ハ
イビジョン信号の記録領域の説明図である。
【図6】本実施例の疑似MUSE再生信号からの4系統
のNTSC信号の生成動作のフィールド単位の説明図で
ある。
【図7】本実施例の疑似MUSE再生信号からの4系統
のNTSC信号の生成動作のライン単位の説明図であ
る。
【図8】本実施例の疑似MUSE再生信号からの4系統
のNTSC信号の生成動作のライン単位の説明図であ
る。
【図9】本実施例の2系統のMUSE信号からの疑似ハ
イビジョン信号の生成動作のフィールド単位の説明図で
ある。
【図10】本実施例の2系統のMUSE信号からの疑似
ハイビジョン信号の生成動作のライン単位の説明図であ
る。
【図11】本実施例の2系統のMUSE信号からの疑似
ハイビジョン信号の記録領域の説明図である。
【図12】本実施例の2系統のMUSE信号からの疑似
ハイビジョン信号の記録領域の説明図である。
【図13】本実施例の疑似MUSE再生信号からの2系
統のMUSE信号の生成動作のフィールド単位の説明図
である。
【図14】本実施例の疑似MUSE再生信号からの2系
統のMUSE信号の生成動作のライン単位の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 記録/再生処理部1 2 ハイビジョン入力端子 3,4 スイッチ回路 5 ハイビジョン出力端子 11A,11B,11C,11D NTSC信号入力端
子 11E,11F MUSE入力端子 12A,12B,12C,12D,12E,12F プ
リフィルタ 13A,13B,13C,13D A/D変換器 14A,14B,14C,14D,21A,21B,2
1C,21D メモリ 部22A,22B,22C,22D D/A変換器 23A,23B,23C,23D,23E,23F ポ
ストフィルタ 24A,24B,24C,24D NTSC信号出力端
子 24E,24F MUSE信号出力端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハイビジョン信号を記録/再生することが
    できる映像信号記録再生装置において、 入力段に、4系統のNTSC映像信号を時分割的に多重
    した擬似ハイビジョン信号に変換して記録再生処理部へ
    記録再生処理部へ記録信号として供給することができる
    擬似ハイビジョン信号変換手段を設け、 出力段に、記録再生処理部で再生されて供給された擬似
    ハイビジョン信号を、4系統のNTSC映像信号に変換
    して出力することができる擬似ハイビジョン信号逆変換
    手段を設け、 4系統のNTSC映像信号を同時に記録/再生できる
    うにしたことを特徴とする映像信号記録再生装置。
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