JP3049467U - 電気ドリルの主軸ロック装置 - Google Patents

電気ドリルの主軸ロック装置

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JP3049467U
JP3049467U JP1997011078U JP1107897U JP3049467U JP 3049467 U JP3049467 U JP 3049467U JP 1997011078 U JP1997011078 U JP 1997011078U JP 1107897 U JP1107897 U JP 1107897U JP 3049467 U JP3049467 U JP 3049467U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気ドリルの手動操作を可能とする電気ドリ
ルの主軸ロック装置の提供。 【解決手段】 電気ドリルの中心軸とモータの駆動機構
の間に特殊な係止装置を設けて、モータの動力を該係止
装置を介して中心軸に伝えて回転させるようにし、モー
タが動力を提供しない時に手動で中心軸を回転させる時
に、中心軸に加えた力を係止装置でストップさせて、そ
の力が歯車セットを介してモータの駆動歯車に伝わらな
いようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種の電気ドリルの主軸ロック装置に関し、さらに詳しくは、その特 殊な構造設計により電気ドリルを電動方式でも手動方式でも駆動できるようにす る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の電気ドリルは電力で駆動され、コードタイプのもの、充電式のもの、及 びコードをコンセントに差し込んでもコードレスでも使用できるものがある。電 気ドリルはドリルを保持して孔開けに用いられるだけでなく、ドライバーを保持 してネジの着脱にも使用される。コードを差し込むコンセントのある所ではコー ドタイプの電気ドリルが当然、強靱な駆動力を提供できるが、コンセントのない 所、或いはコンセントが工作物から離れてコードが届かない所ではコードレスタ イプの電気ドリルを使用するのが適当であろう。コードレス電気ドリルには電力 不足により先端工具、即ちドリル或いはドライバーを駆動して回転させられなく なる事態が発生し、その場合には即時充電しなおして使用するというわけにはい かない。一方で、コードタイプの電気ドリルにも突然の停電時に使用不能となる という問題があり、この場合、電気ドリルを手動ドリルとして使用できれば便利 である。しかし、周知の電気ドリルは、モータの原動軸に結合している主動歯車 が直接歯車セットと噛み合い、さらに歯車セットが中心軸に結合している従動歯 車に噛み合いそれを駆動するようにしてあるため、電気ドリルを手動ドリルとし て使用しようとして力を加えて回転させると、従動歯車が主節に成り代わって反 対に前述の主動歯車を従節として駆動し回転させ、先端工具を空転させてしまう 現象が起こり、このため、実際には電気ドリルを手動ドリルとして使用すること はできなかった。本考案は上述の周知の電気ドリルの使用上の欠点を克服すべく なされたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 本考案の主要な目的は、一種の電気ドリルの主軸ロック装置を提供することに あり、具体的には、電気ドリルの中心軸とモータの駆動機構の間に特殊な係止装 置を設けて、モータの動力を該係止装置を介して中心軸に伝えて回転させるよう にし、モータが動力を提供しない時に手動で中心軸を回転させる時に、中心軸に 加えた力を係止装置でストップさせて、その力が歯車セットを介してモータの駆 動歯車に伝わらないようにし、それにより該中心軸を手動工具となしてネジの装 着や孔開けが行えるようにすることを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、以下を包括する電気ドリルの主軸ロック装置とされ、 即ち、一つの固定座1とされて、その底面に一つの凸縁13があり、該固定座1 の中央に端面視で多角形を呈する中心軸11が後端に向けて延設され、該中心軸 11と凸縁13の内壁面が適当な距離を保持している上記固定座1と、 一つの歯座2とされて、上記固定座1に連接し、内壁に内歯21が環状に形成さ れている上記歯座2と、 一つのスリーブ3とされて、周壁に三個の、上記中心軸11の多角形の各辺に対 応する孔31が形成されていて、その中心孔32に該中心軸11が挿入されて、 その周壁が該中心軸11と該凸縁13の内壁面の間に位置づけられて、後端部に 複数の切り溝34が入れられている上記歯座2と、 複数の活動ピン33とされて、それぞれ上記スリーブ3の各孔31に挿入されて いるものと、 一つの遊星盤4とされて、その中央に一つの貫通孔43を有し、該貫通孔43の 内壁面に上述の中心軸11の多角形の各辺の平面に対応する複数の凹部431が 設けられ、貫通孔43内壁に環状に設けられた後方に面する部分に後方へと延伸 された複数の凸軸41が設けられ、該貫通孔43に上述のスリーブ3と凸縁13 外部に嵌め置かれ、該遊星盤4の端部に別に複数の中心方向に延伸され軸方向に 複数の凸軸41が設けられ、その貫通孔43が上述のスリーブ3と凸縁13の外 部に嵌められ、該遊星盤4の後端部に複数の、中心方向に向けて延伸され並びに スリーブ3の切り溝34に対応する弾性ロッド42が設けられ、該弾性ロッド4 2がスリーブ3の切り溝34に挿入されてそれを係止している上記遊星盤4と、 複数の小歯車44とされて、上記遊星盤4の凸軸41の外周に嵌められ、各小歯 車44が上述の歯座2の内歯21と噛み合っているものと、 一つのモータ6とされて、その駆動軸に駆動歯車61が設けられて該駆動歯車6 1が上記各小歯車44の間に位置して各小歯車44と噛み合っている上記モータ 6、 以上を包括し、モータ6が運転する時に遊星盤4、スリーブ3及び中心軸11に 伝動して同時に回転させ、モータ6が運転停止する時に、活動ピン33の中心軸 11と凸縁13内壁面間での係止により手動操作できるようにしてあり、以上の 構成からなる電気ドリルの主軸ロック装置としている。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案の提供する電気ドリルの主軸ロック装置は、一つの固定座に、一端部が 多角形を呈する中心軸を延設し、該固定座の底面に一つの凸縁を延設し、該凸縁 の内壁面と該中心軸の間に適当な距離を保持させ、該固定座に内壁面に内歯を設 けた歯座を固着し、該中心軸周囲に一つのスリーブを嵌め、該スリーブの外周壁 に中心軸の各辺に対応する複数の孔を設け、この孔内にそれぞれ一つの活動ピン を挿入し、該スリーブ外周に一つの遊星盤を嵌め、該遊星盤の貫通孔内壁に該中 心軸の各辺に対応する凹部を設け、上述の活動ピンを該凹部と中心軸の平面の間 に位置づけ、該遊星盤に複数の小歯車を設け、且つこれら小歯車を歯座の内歯と 噛み合わせ、これによりモータの駆動歯車がこれら小歯車に伝動する時に、遊星 盤、スリーブ及び中心軸が連動して同時に回転するようにし、モータが運転停止 する時に、活動ピンが中心軸と固定座の凸縁内壁面との間に発生する係止作用に より中心軸がロックされ回転不能となるようにし、これにより手動操作可能とし 、こうして電動と手動両用の操作機能を有するものとしてなる。
【0006】
【実施例】
図1及び図2に示されるように、本考案の提供する電気ドリルの主軸ロック装 置は、その望ましい実施例において、一つの固定座1、一つの歯座2、一つのス リーブ3、三つの活動ピン33、一つの遊星盤4、複数の小歯車44、一つの筒 体5及び一つのモータ6を有している。その中、該固定座1の後端には一つの嵌 め孔12が設けられ、該嵌め孔12の底面に一体に一つの凸縁13が延設され、 該固定座1の中心に、端面視で三角形を呈する中心軸11が後端に向けて延設さ れ、且つ該中心軸11の周囲の面と凸縁13の内壁面が適当な距離を保持し、該 中心軸11の前端にドリル或いはスクリュードライバーを挟持可能な挟持器が設 けられ、該挟持器が固定座1の内部に設けられた伝動機構の制御により開閉する ようにしてある(該伝動機構は本考案の請求範囲のポイントではないため詳細な 説明は省略する)。該歯座2は一つの環状枠体として形成され、その内壁面に環 状に内歯21が形成され、該歯座2の外径は固定座1の嵌め孔12に挿入可能な ものとされている。該スリーブ3は二端を貫通する中心孔32を有する筒体とさ れその外周壁に、中心軸11の三角形の各辺に対応する孔31が設けられ、その 中心孔32に中心軸11が挿入され、その周壁が中心軸11と凸縁13内壁面の 間に位置づけられ、且つスリーブ3の後端部に複数の切り溝34が設けられてい る。該三つの活動ピン33はそれぞれスリーブ3の各孔31に収容可能である。 該遊星盤4はその中央に一つの貫通孔43を有し、該貫通孔43の内壁面に上記 中心軸11の三角形の三辺にある平面に対応する三つの凹部431が設けられ、 該遊星盤4の後面の適当な位置に軸方向に複数の凸軸41が設けられ、その貫通 孔43が上述のスリーブ3と凸縁13の外部に嵌められ、凹部431が活動ピン 33の位置に対応させられる。該遊星盤4の後端部に複数の、中心方向に向けて 延伸され並びにスリーブ3の切り溝34に対応する弾性ロッド42が設けられ、 遊星盤4がスリーブ3に嵌合される時に弾性ロッド42がスリーブ3の切り溝3 4に挿入され、該弾性ロッド42に弾力によりスリーブ3が係止されるようにし てあり、スリーブ3の後方への軸方向の脱出が防止される。該遊星盤4の各凸軸 41にそれぞれ小歯車44が嵌められ、それら小歯車44の外周は遊星盤4の外 周より突出し、これら小歯車44が歯座2の内歯21に噛み合わされる。該筒体 5がさらに固定座1の後端にネジで固定され、その後、以上にして組み合わされ た後の各部品がさらに電気ドリル本体7の前端に組み合わされる。該モータ6は 電気ドリル本体7内部に設けられ、モータ6の中心軸に結合している駆動歯車6 1が前方を向くようにしてあり、駆動歯車61が小歯車44の間に挿入されて小 歯車44と噛み合わされ、こうして一つの遊星歯車セットが形成されている。
【0007】 図3に示されるように、上述の各部品で組成された装置において、モータ6が 運転する時、駆動歯車61が小歯車44を回転させて歯座2の内歯21に沿って 回転させ、この小歯車44の歯座2内での内歯21に沿った回転に伴い遊星盤4 も回転する。活動ピン33は中心軸11の三角形の各辺に位置する平面と遊星盤 4内壁面の凹部431間にあって摩擦係止作用を形成するため、遊星盤4が回転 するとスリーブ3と中心軸11も共に回転する。モータ6が逆転するときも同様 でありこうして電気ドリルの電動操作目的が達成される。モータ6が動力を提供 不可能となり電気ドリルを手動方式で操作しなければならない時には、活動ピン 33が中心軸11の各平面間と固定座1の凸縁13内壁面間で生じる摩擦係止作 用により、中心軸11にトルクが加えられて中心軸11が回転させられると、ト ルクは小歯車44と駆動歯車61に伝達されないため、中心軸11に空転が発生 することがなく順調に手動操作を行うことができる。
【0008】
【考案の効果】
本考案により電気ドリルが手動のドリルとして使用できるものとなり、周知の コードタイプの電気ドリルが停電時やコンセントがない場合に、コードレスタイ プの電気ドリルが充電切れの場合に、それぞれ使用不能となった問題が解消され 、電気ドリルの実用性が向上された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の分解斜視図である。
【図2】本考案の局部断面図である。
【図3】本考案の活動ピンが中心軸と遊星盤間に係合し
た状態を示す端面視図である。
【符号の説明】
1 固定座 11 中心軸 12 嵌め孔 13 凸縁 2 歯座 21 内歯 3 スリーブ 31 孔 32 中心孔 33 活動ピン 34 切り溝 4 遊星盤 41 凸軸 42 弾性ロッド 43 貫通孔 431 凹部 44 小歯車 5 筒体 51 貫通孔 6 モータ 61 駆動歯車 7 電気ドリル本体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下を包括する電気ドリルの主軸ロック
    装置とされ、即ち、一つの固定座1とされて、その底面
    に一つの凸縁13があり、該固定座1の中央に端面視で
    多角形を呈する中心軸11が後端に向けて延設され、該
    中心軸11と凸縁13の内壁面が適当な距離を保持して
    いる上記固定座1と、一つの歯座2とされて、上記固定
    座1に連接し、内壁に内歯21が環状に形成されている
    上記歯座2と、一つのスリーブ3とされて、周壁に三個
    の、上記中心軸11の多角形の各辺に対応する孔31が
    形成されていて、その中心孔32に該中心軸11が挿入
    されて、その周壁が該中心軸11と該凸縁13の内壁面
    の間に位置づけられて、後端部に複数の切り溝34が入
    れられている上記歯座2と、複数の活動ピン33とされ
    て、それぞれ上記スリーブ3の各孔31に挿入されてい
    るものと、一つの遊星盤4とされて、その中央に一つの
    貫通孔43を有し、該貫通孔43の内壁面に上述の中心
    軸11の多角形の各辺の平面に対応する複数の凹部43
    1が設けられ、貫通孔43内壁に環状に設けられた後方
    に面する部分に後方へと延伸された複数の凸軸41が設
    けられ、該貫通孔43に上述のスリーブ3と凸縁13外
    部に嵌め置かれ、該遊星盤4の端部に別に複数の中心方
    向に延伸され軸方向に複数の凸軸41が設けられ、その
    貫通孔43が上述のスリーブ3と凸縁13の外部に嵌め
    られ、該遊星盤4の後端部に複数の、中心方向に向けて
    延伸され並びにスリーブ3の切り溝34に対応する弾性
    ロッド42が設けられ、該弾性ロッド42がスリーブ3
    の切り溝34に挿入されてそれを係止している上記遊星
    盤4と、複数の小歯車44とされて、上記遊星盤4の凸
    軸41の外周に嵌められ、各小歯車44が上述の歯座2
    の内歯21と噛み合っているものと、一つのモータ6と
    されて、その駆動軸に駆動歯車61が設けられて該駆動
    歯車61が上記各小歯車44の間に位置して各小歯車4
    4と噛み合っている上記モータ6、以上を包括し、モー
    タ6が運転する時に遊星盤4、スリーブ3及び中心軸1
    1に伝動して同時に回転させ、モータ6が運転停止する
    時に、活動ピン33の中心軸11と凸縁13内壁面間で
    の係止により手動操作できるようにしてあり、以上の構
    成からなる電気ドリルの主軸ロック装置。
JP1997011078U 1997-12-03 1997-12-03 電気ドリルの主軸ロック装置 Expired - Lifetime JP3049467U (ja)

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