JP3048691B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP3048691B2
JP3048691B2 JP21371591A JP21371591A JP3048691B2 JP 3048691 B2 JP3048691 B2 JP 3048691B2 JP 21371591 A JP21371591 A JP 21371591A JP 21371591 A JP21371591 A JP 21371591A JP 3048691 B2 JP3048691 B2 JP 3048691B2
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寿美男 西井
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ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波診断装置に関し、
特にカラードプラモードにおいてノイズの発生を防止し
た超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置は超音波探触子から超音
波信号を被検体内に照射して、被検体内の組織や病変部
から反射されてくる信号を超音波探触子で受波し、その
反射信号により形成される断層像をCRTに表示して診
断の用に供する装置である。
【0003】ところで、超音波を生体に照射すると、超
音波は吸収されたり又は各所において散乱や反射が起こ
る。散乱された反射波には境界での音響インピーダンス
の差の情報や、散乱体の運動速度の情報が含まれてい
る。散乱強度は音響インピーダンスの差を反映し、ドプ
ラ効果による周波数の偏移量は運動速度を反映してい
る。
【0004】図3に従来のドプラ応用のカラーフローマ
ッピング機能を有する超音波診断装置のビームフォーマ
以降血流の平均速度及び速度分散を得るまでのデータ処
理部のブロック図を示す。ビームフォーマ1で整相加算
された信号はミキサ2で直交検波されて同相(i)信号
と直交(q)信号とに分離されて出力される。
【0005】i信号はプログラマブルゲインアンプA3
で増幅され、AD変換器A5でディジタル信号に変換さ
れる。q信号は同様にプログラマブルゲインアンプB4
で増幅され、AD変換器B6でディジタル信号に変換さ
れる。このプログラマブルゲインアンプA3及びB4
は、そのゲインを手動で調節することにより、AD変換
器A5及びB6への入力信号レベルをAD変換のための
適切なレベルにしている。
【0006】AD変換器A5の出力ディジタル信号はM
TIA9に入力される。MTIはハイパスフィルタの特
性を持っているので、血流以外の速度の遅い反射体から
のデータは消去されて移動目標のデータのみが出力され
る。
【0007】q信号も同様に処理されてMTIB10か
ら移動目標のデータが出力される。MTIA9とMTI
B10の出力信号は自己相関器11に入力される。自己
相関器11は入力されたi信号とq信号に対し相関演算
を行い、ドプラ効果による偏移周波数fd の平均値と平
均化時間内での速度の分散を出力する。この出力をもと
にBモード像の上に血流の方向,平均速度及び速度分散
をカラーで重ねて表示される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この装置に
おいて、AD変換器A5及びAD変換器B6の入力レン
ジは有限である。従って、AD変換器の許容最大入力レ
ンジ以上の振幅を持つクラッタ信号がAD変換器に入力
されると、許容最大入力レンジ以上の振幅の部分の出力
はクリップされてしまう。
【0009】図4はAD変換器に入力されるクラッタ信
号とAD変換器の出力との関係を示す図である。出力は
ディジタル値であるが、説明の便のためアナログ信号で
示してある。(イ)図はAD変換器に入力されるクラッ
タ信号を示す図で、上図にAD変換器の最大入力レンジ
と周波数がfe の入力信号であるクラッタ信号12との
関係を示し、下図にはその周波数のスペクトラムを示し
ている。
【0010】(ロ)図はAD変換器の出力を示す図で、
最大許容入力レンジを超える部分がクリップされている
のが分る。このため、出力のスペクトラムは下図に示す
ように多くの奇数高調波を含んでいる。この信号がMT
IA9,MTIB10以後の処理部に入力されると高調
波成分を血流成分と見做して処理してしまう。カラーフ
ローマッピングでは血流がないのに強エコー体があって
動いているものとして色表示されてしまう。
【0011】そこで,前述のようにAD変換器A5及び
B6の許容最大入力レンジ以内にクラッタ信号の振幅が
おさまるようにプログラマブルゲインアンプA3及びB
4のゲインを調整するわけだが、クラッタ信号の振幅と
血流による信号の振幅との比が大きい場合には、必要な
血流による信号が小さくなりすぎて平均速度、速度分散
の誤差が大きくなってしまう。
【0012】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は大振幅のクラッタ信号の入力があって
も、検出に必要なレベルの血流による信号を得る場合に
カラードプラに対するノイズを発生せず、固定目標から
のエコーによる画像に色付けすることのないカラードプ
ラ機能を持つ超音波診断装置を実現することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する本
発明は、カラードプラ機能を有する超音波診断装置にお
いて、受信信号を整相加算するビームフォーマの後段に
設けられ受信信号に含まれる大レベルのクラッタ信号を
一定のレベルでクリップするためのプログラマブルレベ
ルリミッタと、少なくとも受信信号を直交検波するミキ
サの後段に設けた高調波成分を除去するためのフィルタ
と、該フィルタの出力信号のレベルをAD変換器の許容
最大入力レベルを超えないレベルの信号に増幅するプロ
グラマブルゲインアンプと、前記プログラマブルレベル
リミッタのクリップレベルと前記プログラマブルゲイン
アンプのゲインとを設定するコントローラとを具備する
ことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】ビームフォーマから入力される受信信号をプロ
グラマブルレベルリミッタにおいてコントローラによっ
て定められたレベルでクリップし、ミキサで直交検波す
る。得られた2信号に含まれる高調波及び搬送波周波数
との和の周波数成分をそれぞれフィルタで除去し、プロ
グラマブルゲインアンプにおいてコントローラによって
制御されてAD変換器の最大許容入力レベルを超えない
振幅に増幅されてAD変換器に入力される。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例の装置のブロック
図である。図において、図3と同等の部分には同一の符
号を付してある。図中、21はビームフォーマ1の出力
である入力信号の振幅をある振幅でクリップするプログ
ラマブルレベルリミッタで、クリップする振幅値はコン
トローラ22からの信号によって設定される。クリップ
は図2に示すように行われる。図において、(イ)図は
入力信号であるクラッタ信号12の波形図、(ロ)図は
プログラマブルレベルリミッタ21により設定されたク
リップレベル23でクリップされたプログラマブルレベ
ルリミッタ21の出力信号の波形図である。
【0016】24は、図2の(ロ)図に示すクリップさ
れた波形の有する高調波成分を除くためのローパスフィ
ルタ(以下LPFという)Aである。これは図4に示し
た周波数fe を通すバンドパスフィルタでもよい。
【0017】25,26は図3に示すミキサ2と同様に
搬送波発振器27と90°移相器28の出力信号によっ
て直交検波をするミキサで、25はi信号を出力するミ
キサA,26はq信号を出力するミキサBである。
【0018】29はミキサA25の出力のうち高周波成
分を除くLPFB,30はミキサB26の出力のうち高
周波成分を除くLPFCである。コントローラ22はプ
ログラマブルレベルリミッタ21のクリップレベルとプ
ログラマブルゲインアンプA3,プログラマブルゲイン
アンプB4のゲインを設定する。
【0019】次に実施例の動作を説明する。ビームフォ
ーマ1で整相加算された受信信号はプログラマブルレベ
ルリミッタ21に入力されてコントローラ22で設定さ
れたレベル以上の振幅を図2に示すようにクリップす
る。クリップすることにより生じた高調波はLPFA2
4で除去される。
【0020】LPFA24の出力はミキサA25におい
て搬送波発振器27の出力の搬送波と混合されて検波さ
れi信号として出力される。又、LPFA24の出力は
ミキサB25において90°移相器28の出力の90°
移相された搬送波と混合されて検波され、q信号として
出力される。
【0021】LPFB29はi信号の高周波成分を除去
して出力する。又、LPFC30はq信号の高周波成分
を除去して出力する。LPFB29の出力信号はプログ
ラマブルゲインアンプA3において増幅されるが、その
ゲインは次段のAD変換器A5の許容最大入力レベル以
内におさまるようにコントローラ22に制御される。
又、LPFC30の出力信号はプログラマブルゲインア
ンプB4においてプログラマブルゲインアンプAと同様
にコントローラ22の制御によるゲインで増幅される。
【0022】プログラマブルゲインアンプA3の出力信
号はAD変換器A5でディジタル信号に変換され、プロ
グラマブルゲインアンプB4の出力信号はAD変換器B
6でディジタル信号に変換される。
【0023】ゲインの設定を数値を用いて説明する。図
1の破線で囲んだ部分のゲインを1とする。又、AD変
換器の入力レンジを1Vppとする。このとき、プログ
ラマブルレベルリミッタ21のクリップレベルを1Vp
pに設定した場合、プログラマブルゲインアンプ3のゲ
インを1とする。又、プログラマブルレベルリミッタ2
1のクリップレベルを0.5Vppに設定した場合、プ
ログラマブルレベルリミッタ21のゲインを2にする。
以上のようにコントローラ22はプログラマブルレベル
リミッタ21のクリップレベルとプログラマブルゲイン
アンプA3,B4のゲインを設定する。
【0024】AD変換器5とAD変換器6との出力は図
3に示したように自己相関器において自己相関の演算が
行われ、平均偏移周波数と速度の分散が出力されてカラ
ー表示される。
【0025】以上説明したように本実施例によれば、入
力される受信信号のうちクラッタ信号をクリップして高
調波を除くことにより、従来AD変換器において生じた
クラッタ信号による高調波成分を血流と誤認することは
なくなった。
【0026】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではない。プログラマブルレベルリミッタ21の後段の
LPFA24の機能をミキサA25,ミキサB26の後
段のLPFB29,LPFC30に含めるようにしても
よい。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、大振幅のクラッタ信号の入力があっても、検出に必
要なレベルの血流による信号を得る場合に、カラードプ
ラに対するノイズを発生せず、画像に色付けすることが
なくなり、実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の装置のブロック図である。
【図2】プログラマブルレベルリミッタによるクリップ
の説明図で、(イ)図は入力信号の波形図,(ロ)図は
クリップされた出力信号の波形図である。
【図3】従来の超音波診断装置のビームフォーマ以降血
流の平均速度及び速度分散を得るまでのデータ処理部の
ブロック図である。
【図4】従来の超音波診断装置において、クラッタ信号
によって生ずる高調波の説明図である。
【符号の説明】
1 ビームフォーマ 3,4 プログラマブルゲインアンプ 5,6 AD変換器 21 プログラマブルレベルリミッタ 22 コントローラ 24,29,30 LPF
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−179047(JP,A) 特開 平2−291847(JP,A) 特開 平1−198535(JP,A) 特開 昭49−107772(JP,A) 特開 昭52−131679(JP,A) 特開 平3−133434(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00 - 8/15 G01P 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラードプラ機能を有する超音波診断装
    置において、 受信信号を整相加算するビームフォーマ(1)の後段に
    設けられ受信信号に含まれる大レベルのクラッタ信号を
    一定のレベルでクリップするためのプログラマブルレベ
    ルリミッタ(21)と、 少なくとも受信信号を直交検波するミキサ(25,2
    6)の後段に設けた高調波成分を除去するためのフィル
    タ(29,30)と、 該フィルタ(29,30)の出力信号のレベルをAD変
    換器(5,6)の許容最大入力レベルを超えないレベル
    の信号に増幅するプログラマブルゲインアンプ(3,
    4)と、 前記プログラマブルレベルリミッタ(21)のクリップ
    レベルと前記プログラマブルゲインアンプ(3,4)の
    ゲインとを設定するコントローラ(22)とを具備する
    ことを特徴とする超音波診断装置。
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CN104671052A (zh) * 2013-12-02 2015-06-03 通快电梯(苏州)有限公司 一种链条张紧装置
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