JP3047380U

JP3047380U - ピクチャーフレーム

Info

Publication number: JP3047380U
Application number: JP1997009547U
Authority: JP
Inventors: 秀治河合; 健次郎政所
Original assignee: 有限会社樹脂印刷社; 大進興産株式会社
Priority date: 1997-09-22
Filing date: 1997-09-22
Publication date: 1998-04-10
Anticipated expiration: 2003-09-22

Abstract

(57)【要約】【課題】本考案のピクチャーフレームは、ガラスまた
はタイル、プラスチックス等の平滑な面に直接に写真や
印刷された絵等を挟み込んで貼りつけることが可能で、
且つ額縁状に花柄や幾何学模様等の意匠を線描き状に印
刷された図柄に自分の好みにより任意に着色したり描き
加えることができるピクチャーフレームを提供すること
である。【解決手段】塩化ビニール樹脂、その他の合成樹脂を
基材とした透明な吸盤シートの周囲に額縁状に花柄や幾
何学模様の任意意匠を線描き状にスクリーン印刷等の方
法により印刷したピクチャーフレームは、意匠に沿って
水性または油性のペイントマーカー等により好みの色彩
に着色し、その吸盤シートの周囲に帯状に吸着面を残し
て写真や絵柄等を印刷された印刷物を挟み込んで硝子等
に貼りつけて使用する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ガラスまたはタイル、プラスチックス等の平滑な面に写真や絵柄等の印刷物を挟み込んで貼りつけることが可能とした用途の彩色できるピクチャーフレームの考案である。

【０００２】

【従来の技術】

従来周知のピクチャーフレームは、木製またはプラスチックス、金属等の額縁にガラス等の内側に絵または写真を挟み込み、紐等を使用して壁等にピンまたは釘、螺子等で固定または吊り下げて使用するか、机等の上に立て掛けて使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来周知のピクチャーフレームは、壁等にピンまたは釘、螺子等で固定または吊り下げて使用するか、机等の上に立て掛けて使用されているが、本考案のピクチャーフレームは、ガラスまたはタイル、プラスチックス等の平滑な面に直接に写真や印刷された絵等を挟み込んで貼りつけることが可能で、且つ額縁状に花柄や幾何学模様等の意匠を線描き状に印刷された図柄に自分の好みにより任意に彩色または着色したり描き加えることができるピクチャーフレームを提供することである。また、ピクチャーフレームの着色または描き加えた絵柄等は、クリーナー等で容易に消すことができるので再度描き直すことができる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

塩化ビニール樹脂、ポリエステル樹脂、その他の合成樹脂を基材とした透明な吸盤シートの表面または裏面の周囲に額縁状に花柄や幾何学模様の任意意匠を線描き状にスクリーン印刷、オフセット印刷等の方法により印刷を施す。このピクチャーフレームを使用する場合には、線描き状に印刷された意匠に沿って水性または油性のペイントマーカー等により好みの色彩に着色し、ペイントマーカーが乾燥した後に吸盤シートの吸着効果を維持できるように周囲に１〜３センチメートルの帯状に吸着面を残して写真や絵柄等を印刷された印刷物を挟み込んで硝子等に貼りつけて使用する。貼り付けたピクチャーフレームは透明な吸盤シートを通して写真や絵柄等が外部または内部より見ることができる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

使用する素材は、厚さ０．１〜２ミリメートル程度の塩化ビニール樹脂またはポリエステル樹脂で裏面に吸盤を加工した吸盤シートの採用が適当であり、吸盤シートに線描きされる絵柄または任意の模様は、例えばレジストインキ等の易剥離性・溶解性のインキを使用してスクリーン印刷またはオフセット印刷等の方法により印刷を施す。前述の方法により印刷された線描きされた絵柄または任意の模様は、使用の際に彩色されたペイントマーカーと共にハンドクリーナー、洗剤、有機溶剤等により容易に溶解除去することが可能である。このピクチャーフレームは、吸盤シートの吸着効果を維持できるように周囲に１〜３センチメートルの帯状に吸着面を残して写真や絵柄等を印刷された印刷物を挟み込んで硝子等に貼りつけて使用する。

【０００６】

【実施例】

実施例として、絵柄や幾何学模様を印刷して使用する素材は、厚さ０．１〜２ミリメートル程度の塩化ビニール樹脂またはポリエステル樹脂で裏面に吸盤を加工した吸盤シートを使用する。吸盤シートに線描きされる絵柄または任意の模様は、例えば花柄等を額縁状にレジストインキ等の易剥離性・溶解性のインキを使用してスクリーン印刷またはオフセット印刷等の方法により印刷を施す。前述の方法により印刷された線描きされた絵柄または任意の模様は、必要により使用の際に着色されたペイントマーカーと共にハンドクリーナー、洗剤、有機溶剤等により溶解除去する。また、この印刷された線描きされた絵柄または任意の模様を除去しないで着色を変更したいときには、着色に水性のマーカーを使用して着色すれば、この水性マーカーに着色されたインキは水を使用すれば除去できるので印刷された線描きされた絵柄、模様等は残すことができる。このピクチャーフレームは、吸盤シートの吸着効果を維持できるように周囲に１〜３センチメートルの帯状に吸着面を残して写真や絵柄等を印刷された印刷物を挟み込んで硝子等に貼りつけて使用する。貼り付けたピクチャーフレームは透明な吸盤シートを通して写真や絵柄等が外部または内部より見ることができる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案のピクチャーフレームは、従来飾ることが困難であったガラス、タイル、金属、プラスチックスの表面に、容易に離脱着可能な吸盤シートに額縁状に、ペイントマーカー等で自分の好みの色で着色したり、描き加えて装飾したフレーム・シートに、印刷された絵画や写真を保護しながら飾ることができる。また、素材に使用する吸盤シートの持つ防水性、防湿性、紫外線防止機能により従来のピクチャーフレームとは異なる効果で印刷物絵画、写真等を飾りつけることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ピクチャーフレームの全体の説明図である。

【図２】ピクチャーフレームを貼付ている使用説明図で
ある。

【図３】ピクチャーフレームの側面から見た断面図であ
る。

【符号の説明】

１ピクチャーフレームの本体。２ピクチャーフレームの表面に印刷線描きされた絵
柄。３裏面に印刷された吸盤層。４ガラス等のピクチャーフレームを貼付する物体５ピクチャーフレームに着色された絵の具６貼り込みをする写真、絵柄等の印刷物

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】塩化ビニール樹脂またはポリエステル樹
脂等の吸盤シートの表面に易剥離、溶解性のインキで額
縁状に花柄や幾何学模様等の任意の意匠を線描き状に絵
柄等を印刷し、その線描きされた表面に水性または油性
のペイントマーカー等により彩色、着色して使用するピ
クチャーフレーム。