JP3047172U - 電気温灸器 - Google Patents

電気温灸器

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JP3047172U
JP3047172U JP1997008743U JP874397U JP3047172U JP 3047172 U JP3047172 U JP 3047172U JP 1997008743 U JP1997008743 U JP 1997008743U JP 874397 U JP874397 U JP 874397U JP 3047172 U JP3047172 U JP 3047172U
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fixing ring
electric
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cloth
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JP1997008743U
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Inventor
親弘 新田
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有限会社丼親堂本舗
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患部に布を当てることなく、温灸治療を行え
るようにする。 【解決手段】 筐体10の把持部11を握って操作す
る。機能部12の下面には、電気ヒータを内蔵した底面
楕円状の発熱体20が取り付けられており、この発熱体
20には、遠赤外放射体30が埋め込まれている。木綿
製の当て布50を発熱体20に当てて、固定リング60
を嵌め込むと、当て布50の周囲が固定リング60の内
側面と発熱体20の側面との間に挟まれて固定される。
発熱体20の側面には、固定リング60の脱落防止用の
突起部21が形成されている。治療時には、当て布50
ごしに、発熱体20を肌に接触させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は電気温灸器に関し、特に、肌に接触する部分に当て布を取り付ける構 造を有する電気温灸器に関する。
【0002】
【従来の技術】
温灸は、凝りや痛みを緩和する治療法として、古くから用いられている方法で ある。近年、このような温灸治療を、火を用いずに手軽に行うことができるよう に、電気温灸器が開発されている。一般的な電気温灸器は、電気ヒータによって 発熱体を加熱し、この発熱体を皮膚に接触させて温灸治療を行うものである。ま た、実開平6−77752号公報には、発熱体に遠赤外放射セラミックスを埋め 込むことにより、ツボへの刺激を効果的に行うことができる電気温灸器が開示さ れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように、一般的な電気温灸器は、発熱体を皮膚に接触させて温灸治療を 行うものであるが、発熱体を肌に直接接触させたままにすると、皮膚の表面が過 度に加熱され、場合によっては火傷を負うおそれがある。特に、セラミックスか らなる遠赤外放射体を発熱体に埋め込んだ場合、セラミックスの部分を直接肌に 接触させた状態にすると、皮膚の表面が過度に加熱されやすい。そこで、肌が敏 感な患者に対して使用する場合、患部に手ぬぐいなどの布を当て、この布の上か ら発熱体を当てて温灸治療を行うのが一般的である。しかしながら、このような 布を用いた利用形態は、極めて操作性が悪く、使い勝手の悪いものであった。
【0004】 そこで本考案は、患部に布を当てる作業を行うことなく、温灸治療を行うこと ができる電気温灸器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 (1) 本考案の第1の態様は、電気温灸器において、 片手で握るのに適した形状をした把持部と温灸対象部へ移動させて用いる機能 部とを有する筐体と、 電気ヒータを内蔵し、機能部から***した形状をなす発熱体と、 この発熱体を覆うための当て布と、 発熱体の周囲に嵌合する固定リングと、 を設けるようにしたものである。
【0006】 (2) 本考案の第2の態様は、上述の第1の態様に係る電気温灸器において、 発熱体を底面および側面を有する構造とし、その側面に、嵌合状態にある固定 リングを押さえるための突起部を形成し、 固定リングの嵌め込み作業時に、この突起部をのり越えることが可能なように 、固定リングをその周方向に伸縮可能な構成にしたものである。
【0007】 (3) 本考案の第3の態様は、上述の第1または第2の態様に係る電気温灸器に おいて、 固定リングが、発熱体の底面に平行な方向に関しては可撓性を有し、発熱体の 底面に垂直な方向に関しては可撓性を有さない構造からなるようにしたものであ る。
【0008】 (4) 本考案の第4の態様は、上述の第3の態様に係る電気温灸器において、 発熱体の底面に平行な面によって固定リングを切断したとき、固定リングの切 断面の少なくとも一部が波形構造をなすように構成したものである。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図示する実施形態に基づいて説明する。図1は、本考案の一実 施形態に係る電気温灸器を、本体部100、当て布50、固定リング60に分解 した状態を示す側面図である。本体部100の主要構成要素は、筐体10と発熱 体20である。筐体10は、片手で握るのに適した形状をした把持部11と、温 灸対象部へ移動させて用いる機能部12とを有しており、機能部12の下面には 、発熱体20が装着されている。この発熱体20は、電気ヒータを内蔵し、機能 部12から***した形状をなしている。この実施形態では、発熱体20は、底面 および側面を有する形状を有する。発熱体20の底面の一部には開口部が設けら れ、この開口部には遠赤外放射体30が嵌め込まれている。また、発熱体20の 側面の4か所(図1には2か所のみが示されている)には、突起部21が形成さ れている。この突起部21は、後述するように、嵌合状態にある固定リング60 を押さえる機能を果たす。把持部11の端には、電源コード40が取り付けられ ており、この電源コード40を商用電源ラインに接続することにより、装置内部 に電力が供給される。発熱体20に内蔵された電気ヒータは、この電力を利用し て発熱する。
【0010】 図2は、図1に示した本体部100の下面図である。発熱体20の底面は、図 示されているように楕円形をしており、この実施例では、機能部12も輪郭が楕 円形をしている。また、遠赤外放射体30も輪郭が楕円形をしているが、中央部 分にゆくにしたがって肉厚が厚くなり、やや盛り上がった立体形状をしている。 図2には、発熱体20の側面4か所に設けられた突起部21の位置が明瞭に示さ れている。
【0011】 図1に示す当て布50は、発熱体20(遠赤外放射体30も含めて)の底面お よび側面を覆うための布であり、この実施形態では、木綿の布地を楕円形に切り 抜いたものを当て布50として用いている。一方、固定リング60は、図3にそ の斜視図が示されているように、発熱体20の周囲に嵌合する形状をなした帯状 リングである。なお、図3に示す座標軸XYZは、固定リング60と本体部10 0との位置関係を説明するために便宜的に定義した座標系を示すものであり、こ のXYZ座標系におけるXY平面が発熱体20の底面に平行になるような位置関 係において、固定リング60をZ軸方向に移動することにより、固定リング60 が発熱体20の周囲に嵌め込まれることになる。このとき、当て布50を発熱体 20の底面に当てた状態で、固定リング60の嵌め込みを行うようにすれば、当 て布50を発熱体20を覆った状態で固定することができる。
【0012】 図4および図5は、当て布50を発熱体20の底面に当てたままで、固定リン グ60を発熱体20に嵌め込んだ状態の側面図および下面図である。当て布50 の周囲部分は、発熱体20の側面と固定リング60の内側面との間に挟まれて固 定されることになる。固定リング60の内周寸法を、発熱体20の外周寸法より も当て布50の厚みの分だけ大きく設計しておくことにより、固定リング60を 当て布50ごしに発熱体20にぴったりと嵌め込むことができる。発熱体20の 側面4か所には、突起部21が形成されているが、固定リング60を、その周方 向に伸縮可能な材料により構成しておけば、この突起部21をのり越えるように して嵌め込み作業を行うことができる。こうして、固定リング60を完全に嵌め 込んだ状態にすれば、4か所に設けられた突起部21が、当て布50ごしに固定 リング60を押さえる機能を果たし、固定リング60が容易に脱落することを防 ぐことができる。
【0013】 このように、固定リング60によって周囲を固定された当て布50は、発熱体 20の形状に沿っていわゆるカップ状に型押しされることになる。図1に示す当 て布50は、このように型押しされた状態を示すものである。本考案に係る電気 温灸器を用いて治療を行う際には、図4および図5に示すように、当て布50に よって発熱体20を覆った状態で利用することになる。したがって、発熱体20 が直接肌に接触することはなく、当て布50を介して熱が伝わるようになるため 、皮膚の表面が過度に加熱されることを防ぐことができる。しかも当て布50は 、発熱体20側に固定されているので、操作性は非常に良好になる。すなわち、 従来の電気温灸器のように、手ぬぐいなどを用いる必要がなく、機能部12を任 意の患部に即座に移動させることができるようになる。
【0014】 特に、本実施形態の電気温灸器では、発熱体20の外囲器は硬質プラスチック 製であるが、遠赤外放射体30は、遠赤外線を放射する性質をもったセラミック ス材料(たとえば、チタン酸バリウムアルミナ)から構成されており、使用時に は、遠赤外放射体30がかなり高温になる。このため、遠赤外放射体30を肌に 直接接触させることは好ましくない。当て布50を介して遠赤外放射体30を肌 に接触させれば、皮膚の表面が過度に加熱されるのを防ぐことができ、しかも、 遠赤外放射体30から放射される遠赤外線(波長4〜1000μmの領域の電磁 波)を、当て布50を通して肌の深部へと浸透させることができる。
【0015】 図1に示すように、固定リング60を発熱体20から外すことにより、当て布 50の交換を容易に行うことができる。したがって、長期間の使用によって当て 布50が汚れた場合であっても、直ちに新品と交換したり、取り外して洗濯した りすることができる。
【0016】 なお、固定リング60としては、前述したように、嵌め込み作業時に突起部2 1を乗り越えることができるように、その周方向に伸縮性を有する構成にするの が好ましいが、本実施形態に示すような底面が楕円形状をした発熱体20に嵌め 込む場合には、発熱体の底面に平行な方向に関して可撓性を有するようにしてお くのが好ましい。すなわち、図3に示す固定リング60では、XY平面に沿った 方向に関して可撓性を有するようにしておくのが好ましい。そうすれば、固定リ ング60の形状は、XY平面に沿って変形可能になるため、楕円状の発熱体20 の周囲に対する適合性が良好になる。なお、本実施形態に係る電気温灸器におい て、発熱体20の底面を楕円状にし、遠赤外放射体30をその偏心位置に配置し てあるのは、遠赤外放射体30を患部のツボの位置へもってゆく操作を行いやす くするためである。
【0017】 このように、周方向に伸縮性を有し、かつ、XY平面に沿った方向に関して可 撓性を有する材料としては、帯状のゴムバンドがある。もちろん、このゴムバン ドを固定リング60として用いることも可能であるが、本願考案者の試用による と、ゴムバンドからなる固定リング60は、比較的脱落しやすいことが判明した 。その原因は、ゴムバンドからなる固定リング60は、XY平面に沿った方向に 関してだけでなく、Z軸方向に関しても可撓性を有しているためである。すなわ ち、ゴムバンドからなる固定リング60を発熱体20に嵌め込むと、発熱体20 の底面に平行な方向(XY平面に沿った方向)に関して可撓性を有するとともに 、発熱体20の底面に垂直な方向(Z軸方向)に関しても可撓性を有するため、 発熱体20の底面に垂直な方向(Z軸方向)に移動しやすくなり、めくれ上がっ て脱落しやすくなるのである。
【0018】 本願考案者は、本考案に用いる固定リングとして、発熱体20の底面に平行な 方向(XY平面に沿った方向)に関しては可撓性を有し、発熱体20の底面に垂 直な方向(Z軸方向)に関しては可撓性を有さない構造が最適であると考えてい る。このような構造の固定リングを用いれば、発熱体20に対する着脱を容易に 行うことができ、しかも、使用時の脱落を防ぐことができる。このような最適な 構造を有する固定リング70の斜視図を図6に示す。この固定リング70は、発 熱体20の底面に平行な面(XY平面に平行な面)によって切断した場合、その 切断面が波形構造を有している特徴をもつ。固定リング70の材質自体はプラス チックであるが、この波形構造により、図6におけるXY平面に沿った方向には 可撓性を有し、自由に変形が可能であるが、Z軸方向には可撓性を有さず、Z軸 方向にめくれ上がるような変形は起こり得ない。なお、図6に示す例では、固定 リング70の全周にわたって波形構造が形成されているが、波形構造はXY平面 に沿った方向への可撓性を確保するためのものであり、必要な可撓性が確保でき るのであれば、必ずしも全周にわたって波形構造を形成する必要はなく、少なく とも一部分に波形構造が形成されていれば足りる。
【0019】
【考案の効果】
以上のとおり、本考案に係る電気温灸器によれば、発熱体を覆う当て布を、固 定リングで取り付ける構造にしたため、患部に別途用意した布を当てることなく 、温灸治療を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態に係る電気温灸器の側面図
である。
【図2】図1に示す電気温灸器の本体部100の下面図
である。
【図3】図1に示す電気温灸器の固定リング60の斜視
図である。
【図4】図1に示す電気温灸器において、当て布50を
固定リング60で固定した状態を示す側面図である。
【図5】図1に示す電気温灸器において、当て布50を
固定リング60で固定した状態を示す下面図である。
【図6】本考案に用いる理想的な固定リング70を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10…筐体 11…把持部 12…機能部 20…発熱体 21…突起部 30…遠赤外放射体 40…電源コード 50…当て布 60…固定リング 70…固定リング 100…本体部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片手で握るのに適した形状をした把持部
    と温灸対象部へ移動させて用いる機能部とを有する筐体
    と、 電気ヒータを内蔵し、前記機能部から***した形状をな
    す発熱体と、 前記発熱体を覆うための当て布と、 前記発熱体の周囲に嵌合する固定リングと、 を備えることを特徴とする電気温灸器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気温灸器において、 発熱体が底面および側面を有し、前記側面に、嵌合状態
    にある固定リングを押さえるための突起部を形成し、 固定リングの嵌め込み作業時に、前記突起部をのり越え
    ることが可能なように、固定リングをその周方向に伸縮
    可能な構成にしたことを特徴とする電気温灸器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の電気温灸器に
    おいて、 固定リングが、発熱体の底面に平行な方向に関しては可
    撓性を有し、発熱体の底面に垂直な方向に関しては可撓
    性を有さない構造からなることを特徴とする電気温灸
    器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電気温灸器において、 発熱体の底面に平行な面によって固定リングを切断した
    とき、前記固定リングの切断面の少なくとも一部が波形
    構造をなすように構成したことを特徴とする電気温灸
    器。
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