JP3046456B2 - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JP3046456B2
JP3046456B2 JP16465892A JP16465892A JP3046456B2 JP 3046456 B2 JP3046456 B2 JP 3046456B2 JP 16465892 A JP16465892 A JP 16465892A JP 16465892 A JP16465892 A JP 16465892A JP 3046456 B2 JP3046456 B2 JP 3046456B2
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electrode
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義明 坂本
高田  昇
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録媒体に向けてイ
ンク滴を噴出させて記録を行うためのインクジェットヘ
ッドに関する。
【0002】インクジェットヘッドには幾つかの方式が
あるが、圧電素子に電圧を印加して変形させることによ
って圧力室内のインク液に圧力波を発生させてインク滴
を噴出させるいわゆるドロップオンデマンド型のインク
ジェットヘッドは実用性が高い。
【0003】
【従来の技術】旧来のドロップオンデマンド型のインク
ジェットヘッドにおいては、圧電素子の電極は圧電素子
の両面に一つずつ設けられていたので、インク滴の体積
を変えるには、圧電素子に印加する電圧やパルス幅を変
える必要があった。
【0004】しかし、圧電素子に印加する電圧やパルス
幅を変えるとインク滴の噴出速度が大幅に変化してしま
うため、結局、充分にインク滴の体積を変化させるよう
にすることができなかった。
【0005】そこで従来は、図5に示されるように、圧
電素子の表面側に全体として長方形に設けられた表面電
極90を、中心電極91と周縁電極92とその中間の中
間電極93とに分割し、必要とされるインク滴径に合わ
せて、印加する電極の数を変えるようにしていた(特開
平1−237151号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
長方形の電極90をいわば同芯状に分割する場合、多数
に分割するのが容易ではなく、また、電極間の隙間の占
める面積が非常に大きくなってしまう。そのため、従来
は電極を多数に分割することができず、多階調の記録を
行うことができなかった。
【0007】そこで本発明は、圧電素子への印加電圧や
パルス幅を変えることなく容易に多階調の記録を行うこ
とができるインクジェットヘッドを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のインクジェットヘッドは、実施例を説明す
るための図1に示されるように、インク液を供給するた
めのインク供給路5とインク滴を噴出するためのノズル
3との間にそれらに連通して形成された圧力室4と、電
圧が印加されることによって変形して上記圧力室4内の
インク液に圧力波を発生させて上記ノズル3からインク
滴を噴出させるように、上記圧力室4の外壁面に沿って
配置された圧電素子6と、上記圧電素子6に電圧を印加
するために、上記圧電素子6を挟んで上記圧力室4の外
壁面側に配置された裏面電極7と、上記インク供給路5
側と上記ノズル3側とに順次分割をするための複数の分
割ラインによって分割されて上記圧電素子6の表面側に
配置された表面電極8とを設けたことを特徴とし、上記
表面電極8を複数に等分割してもよい。
【0009】
【作用】表面電極8を、インク供給路5側とノズル3側
とに順次分割をするための複数の分割ラインによって分
割したので、表面電極8を多数に容易に分割することが
でき、また、分割された電極間の隙間の占める面積も小
さいもので済む。
【0010】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1及び
図2は、インクジェットヘッドを略示している。
【0011】接合された第1の基板1と第2の基板2
は、共に感光性ガラスによって形成されており、第1の
基板1にはインク液に圧力を加えるための圧力室4と、
圧力室4にインク液を供給するためのインク供給路5と
が凹んで形成され、第2の基板2には、インク滴を噴出
するためのノズル3が板面に垂直に穿設されている。
【0012】そして、ノズル3が圧力室4の上端部分に
位置するように第1と第2の基板1,2を接合すると共
に、第1の基板1の外壁面に銀ペーストを薄く塗布して
焼結してある。これによって、インク供給路5から圧力
室4を通ってノズル3へ抜けるインク通路と銀電極11
とが形成されている。
【0013】圧電素子6は、負極である裏面電極7と、
正極である表面電極8とにサンドイッチ状に挟まれてい
る。そして、圧電素子6は、圧力室4の位置に合わせて
位置決めをして、裏面電極7を銀電極11に密着させて
貼り付けてある。
【0014】圧電素子6の表面側に密着して設けられた
表面電極8は、インク供給路5側とノズル3側とに順次
分割するための複数の分割ラインによって分割されてい
る。なお、図1では表面電極8が5分割されているよう
に略示されているが、実際にはこの実施例では、図2に
示されるように10分割されている。
【0015】図3は、表面電極8の分割状態を示してお
り、長さが5mm強で幅が1.2mmの圧力室4に対して、
表面電極8は全体としては長さが5mm、幅が1mmに形成
されていて、圧力室4の長辺と直交する9本の0.05
mm幅の直線的な分割ラインによって、0.5mmピッチ
で、インク供給路5側とノズル3側とに順次10等分さ
れている。
【0016】なお、このような表面電極8の分割加工
は、圧電素子6に接合された表面電極8に対して、表面
側からダイアモンドカッタなどで切り込みを入れること
によって行うことができる。
【0017】図1に戻って、等分割された表面電極8の
各々に対して、電圧印加域切換スイッチ9を介して駆動
電源10の正極が接続されている。駆動電源10の負極
は、裏面電極7に接する銀電極11に接続されて接地さ
れている。
【0018】このように構成されたインクジェットヘッ
ドにおいては、電圧印加域切換スイッチ9を切り換える
ことにより、電圧が印加される表面電極8の合計長さを
変化させ、それによって圧電素子6の駆動長を変えてイ
ンク滴を噴出させることができる。
【0019】図4は、圧電素子6の駆動長を変化させ
て、ノズル3から噴出されるインク滴により印字される
記録ドットの直径を測定した結果を示している。なお、
圧電素子6の駆動長は、ノズル3側から順次インク供給
路5側へ増加させており、印加電圧及びパルス幅は一定
である。
【0020】この結果により、圧電素子6の駆動長に応
じて、記録ドット径が38ないし100%の範囲で変化
することなどが確認された。
【0021】
【発明の効果】本発明のインクジェットヘッドによれ
ば、圧電素子の表面電極を、インク供給路側とノズル側
とに順次分割をするための複数の分割ラインによって分
割したので、表面電極を容易に多数に分割することがで
きると共に、電極間の隙間が大きくならずロスが小さい
ので、表面電極を多数に分割することができ、圧電素子
への印加電圧やパルス幅を変えることなく多階調の記録
を行って、高品質の階調記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の略示斜視図である。
【図2】実施例の側面断面図である。
【図3】実施例の正面図である。
【図4】実施例の実験結果を示す線図である。
【図5】従来例の正面図である。
【符号の説明】
3 ノズル 4 圧力室 5 インク供給路 6 圧電素子 7 裏面電極 8 表面電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−237151(JP,A) 特開 昭59−39556(JP,A) 実開 昭57−113943(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/045 B41J 2/055 B41J 2/205

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク液を供給するためのインク供給路と
    インク滴を噴出するためのノズルとの間にそれらに連通
    して形成された一定幅の圧力室と、 電圧が印加されることによって変形して上記圧力室内の
    インク液に圧力波を発生させて上記ノズルからインク滴
    を噴出させるように、上記圧力室の外壁面に沿って配置
    された一定幅の平板状の圧電素子と、 上記圧電素子に電圧を印加するために、上記圧電素子を
    挟んで上記圧力室の外壁面側に配置された裏面電極と、 上記インク供給路側から上記ノズルに至る方向を横切る
    幅方向の複数の分割線によって等間隔に分割されて上記
    圧電素子の表面側に配置された平板状の表面電極とを設
    けたことを特徴とするインクジェットヘッド。
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