JP3046194B2 - オーガビット - Google Patents

オーガビット

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JP3046194B2
JP3046194B2 JP6015137A JP1513794A JP3046194B2 JP 3046194 B2 JP3046194 B2 JP 3046194B2 JP 6015137 A JP6015137 A JP 6015137A JP 1513794 A JP1513794 A JP 1513794A JP 3046194 B2 JP3046194 B2 JP 3046194B2
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JP
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bit
auger
bits
auger bit
drilling
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明美 野尻
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレボーリング杭、中
掘り杭または場所打ち杭などの地盤削孔に用いるオーガ
ビットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の図4に示す小径用のオーガビット
1Aにおいては、スクリュー部2の先端部3に、複数
(図示の例では4個)のビット4が突設され、また、図
5に示す大径用のオーガビット10Aにおいては、スク
リュー部11の先端部12に、複数(図示の例では10
個)のビット13が突設されている。したがって、正転
時だけビット4、13により削孔能力があるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のオーガビットに
おいては、直径が1.0メートルを越えるような、また
は、N値が50以上の硬質地盤内に数メートル以上貫入
させるような大支持力の既製コンクリート埋め込み杭の
削孔に用いられるオーガビットは、硬質層の削孔に際
し、ビット4、13が全体で硬質層の表面に当たり、削
孔に必要なスラスト力が不足する。そのため、ビット
4、13の本数や角度または形状を変えることにより対
応しているのが現状である。しかし、どのように変えて
も、先端地盤に当たるスラスト応力度は一定となり、大
幅な削孔能力の向上は困難である。
【0004】本発明は、削孔能力を大幅に向上するオー
ガビットを提供することを目的としている。
【0005】
【知見】本発明者は種々研究の結果、図6及び図7に示
す拡径埋め込み杭に用いられる拡翼ビットが有効に応用
できることを見出した。すわち、オーガビット1Aと実
質的に同様なオーガビット1Bに、オーガビット1Bを
逆転することにより半径方向外方に押し出される1対の
拡翼ビット5Aをスクリュー部2の途中にピン6Aによ
り枢着している。そして、支持層に入り必要時には、オ
ーガビット1Bを逆転し遠心力により拡翼ビット5A、
5Aを拡げて削孔径を拡大している。本発明は、上記の
知見に基づいてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、先端部
に複数の固定ビットを設けたオーガビットにおいて、一
対の固定ビットの間の隙間に固定ビットの後側に突出さ
れたボス部に枢着された回動ビットを備え、その回動ビ
ットは自重により垂下されてその後面の上部が前記先端
部の後面に係止され、固定ビットの逆回転方向に係止さ
れるように構成されている。
【0007】
【0008】さらに、本発明によればスクリュー部を有
し、その先端に多数の固定ビットと1対の回動ビットを
有している。
【0009】
【作用】上記のように構成されたオーガビットにおいて
は、硬質層の強度が高く、削孔能率が低下した場合は、
オーガビットを逆転して自重により回動ビットを下方に
回動させ、地盤に食い込ませてスラスト力を下向きのビ
ットに集中することによりスラスト応力度を大幅に高
め、硬い地盤の一部を削孔し、全体を緩めることにより
削孔能力を高めることができる。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0011】なお、図1ないし図3において、図4ない
し図6に対応する部分については、同じ符号を付して重
複説明を省略する。
【0012】図1及び図2(図1に示すビット先端部3
の図示左側部分を示す。)において、オーガビット1の
先端部3には、複数(図示の例では1対)の回動ビット
5が設けられている。この回動ビット5は、1対の固定
ビット4の間の隙間に、固定ビット4の後側(図2の矢
印B方向)に突出されたボス部3aにピン6により枢着
され、自重により垂下されて図示bの状態で回動ビット
5の後面5a(回動ビット5は逆転B方向が前、すなわ
ち固定ビット4側)の上部が先端部3の後面に係止され
ている。
【0013】したがって、オーガビット1を矢印A方向
に正転(スクリュー部2が進む方向)すると、回動ビッ
ト5の後面5aは接触する地盤により押され、矢印a方
向に回動されて押し上げられ、地盤に接触しながら旋回
する。逆に、矢印B方向に逆転すると、回動ビット5は
自重により垂下され、図2のb位置に係止されて地盤に
食い込み、削孔がなされるようになっている。なお、回
動ビット5の回動方向はオーガの軸線に対して偏寄させ
ると硬い地盤を掘削するのに好適である。
【0014】次に、削孔の態様を説明する。
【0015】削孔時は、オーガビット1を矢印A方向に
正転し、ビット4により削孔する。そこで、硬質層の強
度が高く削孔能力が低下した場合には、オーガビット1
を矢印B方向に逆転する。すると、回動ビット5は自重
により図2に示すように、矢印b方向に垂下回動されて
係止され、地盤に食い込むようになる。したがって、回
動ビット5によりスラスト応力度を大幅に高め、硬い支
持地盤の一部を削孔し、全体を緩める。次に、オーガビ
ット1を正転に戻して削孔、揚土を行う。この際、回動
ビット5は、接触する地盤の抵抗により矢印a方向に回
動される。
【0016】図3は本発明の別の実施例を示し、図5に
示すオーガビット10Aと実質に同様な大口径用のオー
ガビット10に、1対の回動ビット14を設けた例であ
る。なお、この回動ビット14、14は1対に限られる
ものではなく、口径に応じて複対を設けるのが好まし
い。図中11はスクリュー部、13は固定ビットであ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、N値が50以上の硬質地盤内に、数メート
ル以上貫入させるような大支持力の既製コンクリート埋
め込み杭や、直径が1.0メートルを越えるような大口
径杭の削孔能力を大幅に向上することができる。
【0018】また、一般的なオーガビットに実施し、地
中障害物や中間硬質層、礫層などの削孔障害物が存在す
る場合にも有効で、施工能率及び安全性を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す小口径用のオーガビッ
トの側面図。
【図2】図1の回動ビット回りを示す斜視図。
【図3】本発明の別の実施例を示す大口径用のオーガビ
ットの側面図。
【図4】従来の小口径用のオーガビットを示す側面図。
【図5】従来の大口径用のオーガビットを示す側面図。
【図6】従来の拡翼ビットを備えたオーガビットを示す
側面図。
【図7】図6の下面図。
【符号の説明】
1、1A、1B、10、10A・・・オーガビット 2、11・・・スクリュー部 3、3a、12・・・先端部 4、13・・・ビット 5、14・・・回動ビット 5A・・・拡翼ビット 6、6A・・・ピン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に複数の固定ビットを設けたオー
    ガビットにおいて、一対の固定ビットの間の隙間に固定
    ビットの後側に突出されたボス部に枢着された回動ビッ
    トを備え、その回動ビットは自重により垂下されてその
    後面の上部が前記先端部の後面に係止され、固定ビット
    の逆回転方向に係止されるように構成されたことを特徴
    とするオーガビット。
  2. 【請求項2】 スクリュー部を有し、その先端に多数の
    固定ビットと1対の回動ビットを有する請求項1記載の
    オーガビット。
JP6015137A 1994-02-09 1994-02-09 オーガビット Expired - Lifetime JP3046194B2 (ja)

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JP5674189B2 (ja) * 2010-04-30 2015-02-25 三谷セキサン株式会社 杭穴掘削ヘッド

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JPS6231503U (ja) * 1985-08-12 1987-02-25
JPH0519433U (ja) * 1991-08-28 1993-03-12 株式会社竹中工務店 足場板固定枠付脚立

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