JP3045932B2 - アンテナ - Google Patents

アンテナ

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JP3045932B2
JP3045932B2 JP6182786A JP18278694A JP3045932B2 JP 3045932 B2 JP3045932 B2 JP 3045932B2 JP 6182786 A JP6182786 A JP 6182786A JP 18278694 A JP18278694 A JP 18278694A JP 3045932 B2 JP3045932 B2 JP 3045932B2
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幸雄 中川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯用無線機等に好適
なアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯用無線電話機の普及が著し
い。この携帯用無線電話機にあっては、携帯に便なるよ
うに小型化され、アンテナも収納および引き出し自在に
構成されている。しかも、携帯用無線電話機にあって
は、アンテナが収納状態であっても着呼信号を受信でき
ることが必要である。
【0003】そこで、従来のアンテナとしては、例えば
特開平3−245603号公報に示されたごときものが
用いられていた。この特開平3−245603号公報に
示される技術を簡単に説明すれば以下の通りである。ま
ず、筐体の壁に給電部材を設け、この給電部材を貫通し
て収納および引き出し自在に1/4波長のロッドアンテ
ナを設ける。このロッドアンテナの先端に1/4波長の
コイルアンテナが電気的接続される。ロッドアンテナの
引き出し時には、図4(a)のごとく、ロッドアンテナ
10の下端が給電部材12に電気的接続される。そこ
で、引き出し時には、ロッドアンテナ10とコイルアン
テナ14によりアンテナ作用がなされる。また、ロッド
アンテナの収納時には、図4(b)のごとく、コイルア
ンテナ14の下端が給電部材12に電気的接続され、ロ
ッドアンテナ10の下端は接地用部材16により接地さ
れる。そこで、収納時には、コイルアンテナ14のみが
アンテナ作用をなし、ロッドアンテナ10はアンテナと
して作用しない。そして、収納時にはコイルアンテナ1
4で着呼信号が受信し得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術にあ
っては、それなりに優れたアンテナ特性を有するもので
ある。しかしながら、引き出し時には、ロッドアンテナ
10とコイルアンテナ14がともにアンテナとして作用
するので、所定の共振周波数のアンテナとして作用させ
るためには、ロッドアンテナ10とコイルアンテナ14
の相互の干渉をも配慮して調整しなければならず、その
調整作業が複雑である。また、収納時には、ロッドアン
テナ10からの放射を防ぐために、ロッドアンテナ10
の下端を接地するための接地用部材16が必要であり、
それだけ部品が多くなる。そこで、該アンテナを量産す
るときには、上記のごとき改善すべき点が認められる。
【0005】本発明は、上記のごとき従来のアンテナの
事情に鑑みてなされたもので、収納時と引き出し時で、
それぞれ別のアンテナが単独でアンテナ作用をするよう
にしたアンテナを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明のアンテナは、筐体の壁面に給電部材を設
け、この給電部材を貫通して前記筐体に収納および引き
出し自在にロッドアンテナを設け、このロッドアンテナ
の先端にボビンを設け、このボビンにコイルアンテナを
巻回するとともにその下端部に弾性を有する給電リング
を設け、この給電リングと前記コイルアンテナの下端を
電気的接続し、これらと前記ロッドアンテナとを電気的
絶縁状態とし、前記ボビンおよびコイルアンテナに絶縁
材からなるキャップを被せるとともに固定し、前記キャ
ップの下端部内周に設けた支持用凹溝に前記給電リング
を径方向に弾性変形自在に嵌めて前記給電リングを保持
し、前記ロッドアンテナの引き出し時に、このロッドア
ンテナの下端部に電気的接続して設けたストッパを前記
給電部材に嵌合当接させて前記ロッドアンテナと前記給
電部材とを電気的接続し、前記ロッドアンテナの収納時
に、前記給電リングを前記給電部材の先端部外周に設け
た嵌合用凹溝に嵌合させて前記コイルアンテナと前記給
電部材とを電気的接続するように構成されている。
【0007】
【作 用】引き出し時には、ロッドアンテナの下端が給
電部材に電気的接続され、このロッドアンテナの先端に
はコイルアンテナが電気的接続されておらず、ロッドア
ンテナのみが単独でアンテナ作用をなす。そして、収納
時には、コイルアンテナの下端に電気的接続された給電
リングが給電部材に電気的接続され、このコイルアンテ
ナのみが単独でアンテナ作用をなす。ここで、ロッドア
ンテナはコイルアンテナと絶縁されているので、従来の
ごとくロッドアンテナの下端を接地する必要がない。さ
らに、コイルアンテナを巻回するボビンにキャップを被
せて固定し、このキャップの下端部内周に設けた支持用
凹溝で給電リングを保持するので、コイルアンテナを給
電部材に電気的接続させる構造が比較的に簡単である。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図3を参
照して説明する。図1は、本発明のアンテナの一実施例
の縦断面図であり、(a)は引き出し時を示し、(b)
は収納時の要部を示す。図2(a)は、図1における給
電リングと給電部材の嵌合を示す要部拡大図であり、図
2(b)は図2(a)のA−A断面矢視図である。図3
は、図1に示すアンテナの等価回路図であり、(a)は
引き出し時を示し、(b)は収納時を示す。
【0009】図において、ロッドアンテナ10は絶縁樹
脂によるチューブ20が被せられる。このチューブ20
が被せられたロッドアンテナ10が、導電材からなる給
電部材12に貫通して配置される。そして、ロッドアン
テナ10の下端部は、チューブ20が被せられずに導電
材からなるストッパ22が固定される。また、ロッドア
ンテナ10の上端部に被せられたチューブ20の外周に
雌ネジが刻設される。
【0010】給電部材12は、筐体の壁24にナット2
6の螺合により固定され、ストッパ22の嵌合により、
ロッドアンテナ10の上方への抜けが規制されるととも
に、ストッパ22と給電部材12の電気的接続がなされ
る。また、給電部材12の外方に突出した部分の外周
に、嵌合用凹溝12aが刻設される。
【0011】また、チューブ20の先端部に刻設された
雌ネジにより、ロッドアンテナ10の先端に絶縁材から
なるボビン28が螺合により固定される。そして、この
ボビン28の外周部にコイルアンテナ14が巻回され
る。さらに、コイルアンテナ14が巻回されたボビン2
8に、絶縁材からなるキャップ30が被せられる。ボビ
ン28に対してキャップ30が螺合しさらに接着剤によ
り固定される。このキャップ30の内径は、給電部材1
2の外方に突出した部分を収納できる大きさであり、下
端部内周に支持用凹溝30aが設けられる。さらに、こ
の支持用凹溝30aに、径方向に弾性変形自在のC字状
の給電リング32が嵌められる。この給電リング32
に、コイルアンテナ14の下端が半田付け等により電気
的接続される。なお、給電リング32は、弾性を有する
導電材からなり、給電部材12の嵌合用凹溝12aに弾
性変形して嵌合し得る内径を有する。
【0012】かかる構成において、引き出し時にあって
は、ロッドアンテナ10の下端部のストッパ22が給電
部材12に嵌合されて電気的接続され、図3(a)に示
すごとく、ロッドアンテナ10が単独でアンテナ作用を
奏する。また、収納時にあっては、キャップ30の給電
リング32が、弾性変形して給電部材12の嵌合用凹溝
12aに嵌合し、給電リング32を介してコイルアンテ
ナ14の下端が給電部材12に電気的接続され、図3
(b)に示すごとく、コイルアンテナ14が単独でアン
テナ作用を奏する。ロッドアンテナ10およびコイルア
ンテナ14は、例えば実効長がそれぞれ共振周波数の波
長の1/4等のごとく、共振できる適宜な長さに設定さ
れている。
【0013】上記実施例では、ロッドアンテナ10とコ
イルアンテナ14がそれぞれ単独のアンテナとして作用
するので、その長さ等の調整が比較的に容易である。ま
た、コイルアンテナ14はボビン28に巻回すること
で、一定のアンテナ特性を有するコイルアンテナ14の
量産が容易である。さらに、アンテナ用の給電のための
部材は、給電部材12の1つでたり、他に筐体内にアン
テナの給電等のための部材が不要であり、部品点数がそ
れだけ小さく、小型化に好適である。さらに、コイルア
ンテナ14の下端が電気的接続される給電リング32
は、キャップ30の支持用凹溝30aに嵌合することで
キャップ30に保持され、給電リング32の保持が容易
である。
【0014】なお、上記実施例では、ボビン28にキャ
ップ30を螺合により固定しているが、これに限られ
ず、コイルアンテナ14が巻回されたボビン28をイン
サートとしてキャップ30を成形しても良く、またコイ
ルアンテナ14をインサートとしてボビン28とキャッ
プ30を一体成形したものであっても良い。また、給電
リング32は、C字状に限られず、給電部材12の嵌合
用凹溝12aに嵌合して電気的接続が形成される構造で
あれば良く、例えばC字状に波形状が重畳されたような
ものであっても良い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明のアンテナは、以下のごとき格別な効果を奏
する。
【0016】請求項1記載のアンテナにあっては、ロッ
ドアンテナとこの先端に設けられるコイルアンテナが電
気的接続されておらず、引き出し時にはロッドアンテナ
が、収納時にはコイルアンテナが、それぞれ単独でアン
テナ作用を奏するので、相互に干渉を生ずることがな
く、実効長の調整が容易である。また、アンテナに対し
て電気的に接続する部材は、給電部材の1つだけで良
く、部品点数が少ない。さらに、コイルアンテナをボビ
ンに巻回するならば、コイルアンテナの量産が容易であ
るとともに、一定なアンテナ特性に調整されたコイルア
ンテナを容易に製造し得る。そして、ボビンに被せたキ
ャップの下端部内周に設けた支持用凹溝に、給電リング
を嵌合させて保持するので、給電リングの支持構造が簡
単である。しかも、給電部材の先端部外周に給電リング
が嵌合する嵌合用凹溝を設ければ良く、給電部材の形状
も簡単なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナの一実施例の縦断面図であ
り、(a)は引き出し時を示し、(b)は収納時の要部
を示す。
【図2】(a)は、図1における給電リングと給電部材
の嵌合を示す要部拡大図であり、(b)は(a)のA−
A断面矢視図である。
【図3】図1に示すアンテナの等価回路図であり、
(a)は引き出し時を示し、(b)は収納時を示す。
【図4】従来例のアンテナの等価回路図であり、(a)
は引き出し時を示し、(b)は収納時を示す。
【符号の説明】
10 ロッドアンテナ 12 給電部材 12a 嵌合用凹溝 14 コイルアンテナ 22 ストッパ 28 ボビン 30 キャップ 30a 支持用凹溝 32 給電リング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の壁面に給電部材を設け、この給電
    部材を貫通して前記筐体に収納および引き出し自在にロ
    ッドアンテナを設け、このロッドアンテナの先端にボビ
    ンを設け、このボビンにコイルアンテナを巻回するとと
    もにその下端部に弾性を有する給電リングを設け、この
    給電リングと前記コイルアンテナの下端を電気的接続
    し、これらと前記ロッドアンテナとを電気的絶縁状態と
    し、前記ボビンおよびコイルアンテナに絶縁材からなる
    キャップを被せるとともに固定し、前記キャップの下端
    部内周に設けた支持用凹溝に前記給電リングを径方向に
    弾性変形自在に嵌めて前記給電リングを保持し、前記ロ
    ッドアンテナの引き出し時に、このロッドアンテナの下
    端部に電気的接続して設けたストッパを前記給電部材に
    嵌合当接させて前記ロッドアンテナと前記給電部材とを
    電気的接続し、前記ロッドアンテナの収納時に、前記給
    電リングを前記給電部材の先端部外周に設けた嵌合用凹
    溝に嵌合させて前記コイルアンテナと前記給電部材とを
    電気的接続するように構成することを特徴としたアンテ
    ナ。
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