JP3045834U

JP3045834U - 自転車に取り付ける盗難防止警報機

Info

Publication number: JP3045834U
Application number: JP1997007807U
Authority: JP
Inventors: 昌彦清水; 純一藤代
Original assignee: 日本オートマトン株式会社
Priority date: 1997-07-31
Filing date: 1997-07-31
Publication date: 1998-02-20
Anticipated expiration: 2003-07-31

Abstract

(57)【要約】【目的】施錠した自転車を動かそうとした場合、或い
は錠を壊そうとした場合に、加速度検出器が自転車の揺
れを検出して、音声発生器により警告を発し、自転車の
盗難を防ごうとするものである。【構成】自転車の揺れを検出する加速度検出器、音声
発生器、回路接続スイッチを、自転車の錠に、容易に分
解出来ないよう一体に組み込んだものであり、施錠して
鍵を抜き取ると、回路が作動する機構を有する。さら
に、鍵が抜かれた状態では、ビス穴遮蔽板が、電池ホル
ダーを止めているビスを緩められるように、錠本体のケ
ースにあけてある穴を塞ぐ。すなわち、自転車の持ち主
が、鍵を差し込まないと、交換等のためにも電池は抜き
取る事はできない機構を有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

施錠した自転車を動かそうとした場合、或いは錠を壊そうとした場合に、加速度検出器が自転車の揺れを検出して、音声発生器により警告を発し、自転車の盗難を防ごうとするものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の自転車用に取り付けられている錠は、たやすく破壊する事ができ、しばしば盗難の被害に合うことがあった。

【０００３】また、この盗難の被害を防ごうと、自転車に取り付けられている錠以外に、更に自転車の車輪を回転出来ないよう締結するチェーン等があるが、これは二重の手間がかかる上、外した時のチェーン等の保管が面倒であり、不便であった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、従来と同様に、自転車に取り付けられた錠をかけ、鍵を抜き取るだけで電気回路を作動させ、自転車に外力が加わった場合、音声による警報を発し、盗難を未然に防ぐ装置を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案における自転車用盗難防止機は、自転車の揺れを検出する加速度検出器、音声発生器、回路接続スイッチを、自転車の錠に、容易に分解出来ないよう一体に組み込んだものである。

【０００６】そして、自転車の錠を掛け、鍵を抜き取ると、スイッチが回路を接続し、加速度検出器の信号により音声発生器が作動する回路を有するものである。

【０００７】さらに電源である電池は、施錠していない時、すなわち鍵を差し込んだ状態でないと、取り外し、取り付け出来ない構造を有するものである。

【０００８】

【実施例】

本考案の実施例を図面にもとずいて説明する。

【０００９】第１図は、本考案の自転車に取り付ける盗難防止警報機の機構を示す図。第２図は、電気回路のブロック線図である。

【００１０】第１図の（１２）は、自転車の錠本体であり、本考案の盗難防止警報機はケース（１１）の中に内蔵され、自転車の錠本体（１２）と一体になっている。

【００１１】レバー（１３）を押し下げ、施錠し、鍵（４）を抜き取ると、図２に示す如く回路に通電される。

【００１２】この状態で、自転車に外力が加えられたり、鍵を壊そうとしたりして、本考案の盗難防止機が揺らされると、加速度検出器（１）がそれを検出して、音声信号発信ＩＣに信号を発せしめる。

【００１３】その信号により音声発生器（２）が「盗難車です」等の音声を発する。

【００１４】また、鍵が抜かれた状態では、ビス穴遮蔽板（１０）がバネ（１５）により、前進し、電池ホルダー（６）を止めているビス（９）を緩められるように、ケース（１１）にあけてある穴を塞ぎ、電池ホルダー（６）を止めているビス（９）を緩められないようになっている。

【００１５】すなわち、自転車の持ち主が、鍵を差し込まないと、交換等のためにも電池は抜き取る事はできない。

【００１６】

【考案の効果】本考案は、上記のように構成されているので、本考案の盗難防止機を自転車に取り付けることにより、従来通り、自転車に施錠するだけで、施錠の効果と、更に錠を壊したり、施錠のまま自転車を盗もうとする者、及び周囲の人々に聞こえる様に、音声で警報を発するため、自転車の盗難を未然に防ぐのに多大の効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の自転車に取り付ける盗難防止警報機の
機構を示す図である。

【図２】本考案の自転車に取り付ける盗難防止警報機電
気回路のブロック線図である。

【符号の説明】

１加速度検出器２音声発生器３スイッチ４鍵５音声信号発信ＩＣ６電池ホルダー７電池８バネ９電池ホルダー止めビス１０ビス穴遮蔽板１１ケース１２自転車の錠本体１３レバー

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｇ０８Ｂ 13/06 Ｇ０８Ｂ 13/06 15/00 15/00 23/00 ５２０ 23/00 ５２０Ａ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】加速度検出器（１）、音声発生器（２）
を有し、自転車の錠を掛けると、加速度検出器（１）、
音声発生器（２）の電気回路が接続するスイッチ（３）
が組み込まれた、自転車用盗難防止機。