JP3045524B2 - エスカレータハンドレール用プレス金型 - Google Patents

エスカレータハンドレール用プレス金型

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JP3045524B2
JP3045524B2 JP17782490A JP17782490A JP3045524B2 JP 3045524 B2 JP3045524 B2 JP 3045524B2 JP 17782490 A JP17782490 A JP 17782490A JP 17782490 A JP17782490 A JP 17782490A JP 3045524 B2 JP3045524 B2 JP 3045524B2
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省吾 松崎
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、エスカレータハンドレール成型品をプレ
スし加硫するためのエスカレータハンドレール用プレス
金型に係り、特に作業性の向上したこの種のプレス金型
に関する。
[従来の技術] 一般に、エスカレータハンドレール(以下、ハンドレ
ールという)は、帆布、テンションメンバー等から成る
積層体をゴム材と重ね、プレス金型により加熱下で加圧
することにより、加硫し製品とする。
この際、使用されるプレス金型は、第5図に示すよう
に上金型11、下金型12及び中子13から成り、中子13は図
示しない支持台によって上金型11と下金型12との間に支
持されている。加硫は、この中子にゴム材15を供給した
後、下金型12を油圧シリンダー等の駆動装置で上昇させ
て、ゴム材15、中子13共に上金型11に圧接させて所定時
間加圧成型することにより行なう。
しかる後に、下金型12を下降させていくと、加硫後の
ゴム材15(成型品15′)及び中子13は下金型12と共に下
降して上金型11と分離するが、この下降の途中で支持台
によって支持されて、中子13と下金型12とがそれぞれ分
離する。ここで上金型等を清掃し、成型品15′を中子13
から外し次のゴム材を供給する。
[発明が解決しようとする課題] ところで、このような加硫工程において、加硫後下金
型12を下降させる際、成型品15′が上金型11に部分的に
接着していて、成型品15′と中子13が下金型12とともに
下降せず、宙に浮いた状態になることがある。この場
合、従来ハンマーなどを用いて上金型11と成型品15′と
を分離するようにしているが、中子13は相当の重量があ
るものであり、このような作業は危険であり、また、作
業効率も悪い。更に製品に疵がつき、品質の低下を招く
おそれがある。
本発明は、このような従来の難点を解消し、上金型、
中子、下金型が容易に分離し、安全且つ高効率の作業を
行なうことのできるエスカレータハンドレール用プレス
金型を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] このような目的を達成するため本発明のエスカレータ
ハンドレール用プレス金型は、相対移動して圧接、離脱
可能である上金型及び下金型と、上金型と下金型との間
に介装され成型品を保持する中子と、上金型および下金
型の長手方向の外側の位置において中子の端部側をそれ
ぞれ載置することによって支持する支持台と、下金型及
び上金型の離脱時の中子を下金型又は上金型の何れか一
方に係止するためその一方の金型及び中子に設けられた
貫通孔および貫通孔に差込まれるピンとを備えたもので
ある。
[作用] 支持手段に支持されている中子に成型品とすべきゴム
材を供給した後、本体に固定された一方の金型(例えば
上金型)から分離していた下金型を接近させて、ゴム材
及び中子を上金型に圧接し所定の加硫を行なう。その
後、下金型を下降させて上金型から離脱する際に、係止
手段により中子を下金型に係止し一体化する。これによ
り、中子は下金型に伴って強制的に上金型から離脱し成
型品が上金型に接着していても、容易に分離させること
ができる。更に下金型を移動させて中子が支持手段に達
する前に或いは支持手段に達したときに、係止手段によ
る係止を解除する。中子が支持台に達した時点で下金型
が更に下降しつづけることにより、成型品と中子は下金
型から分離する。しかる後に次のゴム材の中子への供
給、加硫工程に移る。
[実施例] 以下、本発明のエスカレータハンドレール用プレス金
型の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図及び第2図に示すように、エスカレータハンド
レール用プレス金型は、主として本体に固定された長尺
(約5m程度)の上金型1と、上金型1に対し圧接、離脱
する上下方向に移動可能な下金型2と、上金型1と下金
型2との外側に設けられた支持台4に支持されている2
本の中子3から成り、これらが組み合わせられてできる
C字状の間隙に未加硫のゴム材5を供給して加熱下、加
圧成型するものであり、図示しない加熱手段によって全
体が加硫に必要な温度、例えば150℃〜160℃に保たれて
いる。加熱手段は上金型1及び/又は下金型2に内蔵さ
れるヒータであってもよい。尚、本実施例においては中
子3は2本備えられており、2本のエスカレータハンド
レールを同時に製造することができる。
更に本体の下側には下金型2を上下動するための上下
駆動装置6が備えられている。上下駆動装置6は好適に
は複数の油圧シリンダから成り、例えば240ton(30ton
×8本)程度の圧力で下金型2及び中子3を上金型1に
圧接させて、中子3の上に供給されたゴム材5を加圧
し、C字状の形状に加硫成型する。
支持台4は上金型1及び下金型2の長手方向の外側に
2台備えられており、各支持台4は一定の高さに固定さ
れた2つの支持部41を備え、2本の中子3の端部側31を
それぞれ載置することによって支持する(第3図)。ま
た、支持台4には中子3を水平方向(本体の手前方向)
に移動させるためのガイドレール7が備えられている。
ガイドレール7は、加圧処理後の中子3を本体手前方向
に引出し、上金型1と下金型2とを清掃しやすくするも
のである。
中子3は、装置が稼働していないときには支持台4に
載置されており、その長手方向からハンドレール材料で
あるゴム材5が供給される。
ゴム材5はクロロスルホン化ポリエチレンゴム等の耐
摩耗性、耐候性に優れたゴム材に必要に応じて帆布、テ
ンションメンバー等から成る積層体を積層した加硫前或
いは半加硫のもので、通常予めC字状に成形されてお
り、図示しない前工程から連続した状態でプレス金型に
順次供給される。
また中子3は、第4図(a)、(b)に示すように、
ゴム材5を成型するため楕円状の部分32と下金型2に係
合する台形の部分33と有し、一方、下金型2には台形の
部分33に対応する台形の凹部が形成されており、これら
台形の部分33と凹部とにはそれらを共に貫通する孔8が
長手方向に対し直交する方向に設けられており、この孔
8に係止手段であるピン9が差し込まれる。このような
孔8は中子3及び下金型2の長手方向の中央に1あるい
は所定箇所に2以上設けられ、下金型2の下降時にピン
9を差込むことにより中子3を下金型2と一体的に下降
させることができる。
このような構成におけるプレス金型の動作を説明す
る。
図示しない前工程からゴム材5が連続した状態で支持
台4に載置されている中子3に供給されると、油圧シリ
ンダー6によって下金型2が上昇し、ゴム材5を載せた
中子3を共に上昇させ上金型1に圧接させる。この状態
で所定の加硫温度で約50分加圧し続け、加硫成型を完了
させる。
しかる後に、中子3と下金型2の孔8にピン9を差込
み、油圧シリンダー6を駆動して及び下金型2を下降さ
せる。この際、加硫後のゴム材(成型品)5′が上金型
1に接着していても、中子3及び成型品5′はピン9に
よって下金型2と一体的に下降し上金型1から離れる。
そして成型品5′と上金型1とが完全に分離し、中子3
が支持台4に到達する前に、ピン9を貫通孔8から抜
く。下金型2は更に下降するが、中子3は支持台4に支
持され下金型2から分離する。
次に必要に応じて中子3をガイドレール7に沿って本
体手前に引出し上金型1及び下金型2を清掃した後、成
型品5′を中子3の長手方向に移動させて次の未処理の
ゴム材5を中子3に供給し、同様に加圧し、加硫成型す
る。
尚、本実施例においては固定した上金型に対し下金型
を移動させる構成としたが、上金型が移動する構成とし
てもよいことはいうまでもない。
[発明の効果] 以上の実施例からも明らかなように、本発明のエスカ
レータハンドレール用プレス金型によれば、上金型、下
金型及び中子から成るプレス金型において加圧後、上下
金型を離反させるときに中子を一方の金型に係止するよ
うにしたので、中子とこれら金型とを極めて容易に分離
することができ、安全且つ効率良く作業さることができ
る。更に中子を上金型から分離するためにハンマー等を
使う必要がないので、成型品を疵つけるおそれもなく高
品質の製品を歩留りよく提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ本発明のエスカレータハン
ドレール用プレス金型の一実施例を示す正面図及び側面
図、第3図は中子の支持台を示す図、第4図(a)、
(b)は同実施例の動作を説明する図、第5図は従来の
エスカレータハンドレール用プレス金型を示す図であ
る。 1……上金型 2……下金型 3……中子 31……中子の端部側 4……支持台 5′……成型品 8……貫通孔 9……ピン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対移動して圧接、離脱可能である上金型
    (1)及び下金型(2)と、前記上金型と前記下金型と
    の間に介装され成型品(5′)を保持する中子(3)
    と、前記上金型および前記下金型の長手方向の外側の位
    置において前記中子の端部側(31)をそれぞれ載置する
    ことによって支持する支持台(4)と、前記下金型及び
    前記上金型の離脱時に前記中子を前記下金型又は前記上
    金型の何れか一方に係止するためその一方の金型及び前
    記中子に設けられた貫通孔(8)および前記貫通孔に差
    込まれるピン(9)とを備えたことを特徴とするエスカ
    レータハンドレール用プレス金型。
JP17782490A 1990-07-05 1990-07-05 エスカレータハンドレール用プレス金型 Expired - Lifetime JP3045524B2 (ja)

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