JP3045092U - 自動車用ハンドフリー通話装置 - Google Patents

自動車用ハンドフリー通話装置

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JP3045092U
JP3045092U JP1997006401U JP640197U JP3045092U JP 3045092 U JP3045092 U JP 3045092U JP 1997006401 U JP1997006401 U JP 1997006401U JP 640197 U JP640197 U JP 640197U JP 3045092 U JP3045092 U JP 3045092U
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driver
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文雄 後藤
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イズミ電子株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】室内に音楽や他の音が流れていたり、車外の騒
音が激しい場合でも、ハウリング等もなく、良好な会話
を可能にする自動車用ハンドフリー通話装置を提供す
る。 【解決手段】スピーカー2とマイク3とを備えたボック
ス1の基端1Aに運転席9の枕10の支柱11に着脱で
きる取付け機構12が備わっていて、前記スピーカー2
が運転者の耳元に、また、前記マイク3が運転者の口許
近くに位置するように前記ボックス1が前記枕10の支
柱11から前方に突出して取付けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動車室内でハンドフリー通話を可能にする自動車用ハンドフリー 通話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の自動車用の電話は、押しボタン・ダイヤルと送受話器が一 体にハンドセットになっているもの或いはスピーカーを内蔵したものなど、片手 で持ち運びできる小型の携帯無線電話機が既に広く実用に供されている。そして この場合、携帯無線電話機に設けられているイヤホーン・マイク端子にイヤホー ン・マイクを接続すれば、ハンドフリー通話可能となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、一般にこの種の携帯無線電話機は、通話する際には送受話器を手で持 って行わなければならいから、殊に走行中は非常に危険を伴い、走行中の通話を 戒める案内なども見られ、近年社会問題化している。
【0004】 そこでかかる事態を解決するために従来から種々の提案がなされているが、未 だに実用的な装置は見られない。 一例として、フロントピラーにマイクロホン装置を装着した自動車用電話のマ イクロホン装置(実公平5−7878号公報)、助手席の前方に、上端部にハン ドフリーユニットを備えたスタンドを設けて、これに携帯無線電話を着脱自在に 支持させ、このハンドフリーユニット内にスピーカーとマイクとを内蔵させた自 動車用電話装置(実公平8−9985号公報)などである。
【0005】 しかし、これらの提案は、いずれにしても運転者とマイク、スピーカーとの間 になにがしかの距離があり、例えば社内スピーカーでラジオやテレビ、或いは音 楽などを聞いている時、更には高速道路や市街地等を走行していて騒音が激しい 時などは、室内の音や車外の騒音等の周囲の雑音もマイクに入ってしまい、また 、スピーカーから発せられる送話者の声が聞き取りにくくなったりして、運転者 の通話が不能になる欠点があった。また、前記後者の提案に係る構造では運転者 の耳から離れているわりにはマイクとスピーカーとの距離が近すぎるために、ハ ウリングを生じてしまい、やはり通話が不能になる恐れがあった。また、いずれ の場合も運転者から離れているためにスピーカーの出力が必要であるばかりでな く大きな声を出さねばならず、ハウリングが生じる頻度が非常に高く、エコーを 生じ良好な通話を阻害する結果となっている。
【0006】 そこで、本考案は、この従来の手段の欠点を解消するために種々研究の結果発 案されたもので、室内に音楽や他の音が流れていたり、車外の騒音が激しい場合 でも、ハウリング等もなく、良好な会話を可能にする自動車用ハンドフリー通話 装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を達成するために、内部には内蔵アンプ及びこの内蔵ア ンプに接続された内蔵スピーカー並びに内蔵マイクが設けられ、これらの内蔵ア ンプとマイクとが携帯無線電話のイヤホーン・マイク端子と接続可能に構成され たボックスから成り、前記内蔵スピーカーはこのボックスの先端近くの側面に配 置され、かつ、前記マイクはこのボックスの先端に配置されていて、前記スピー カーが運転者の耳元に、また、前記マイクが運転者の口許近くに位置するように 前記ボックスが運転席の座席の上部部分から前方に突出して取付けられたもので ある。
【0008】 この手段によれば、携帯無線電話機は補助席等の適宜の箇所に置いておき、ボ ックス内の内蔵アンプとマイクとを携帯無線電話のイヤホーン・マイク端子と接 続させることにより、受話音声はこのボックスの内蔵アンプにより増幅されて内 蔵スピーカーから拡声出力され、送話音声はボックス先端に設けられた内蔵マイ クより携帯無線電話機へ入力されるので、ハンドフリー通話が可能になる。また 、運転者は運転席から片手操作で発信並びに受信可能になる。
【0009】 ところで、この手段は運転席の座席の上部部分から前方に向かって、運転者の 耳元はスピーカーが、また、口許近くにはマイクが位置するようにしてボックス が突出しているから、受話音声は、運転者があたかもヘッドホンを装着したよう に室内の音や車外の騒音等の周囲の雑音に邪魔されることなく、適正に伝わり、 また、マイクもこれらの騒音の発生源に比べて遙に運転者の口許近くに位置する ので、これらの騒音を不必要に捉えること少なく、運転者の送話音声を的確に捉 え、通話を妨げる恐れを少なくするように働く。
【0010】 しかも、マイクとスピーカーとは、前記従来の各種手段に比べて、両者の相対 的な離間距離が、遙に大きくなる上に、通常の声量でも十分な通話が可能となり 、受話音声と送話音声との干渉を少なくでき、ハウリングの発生を少なくできる ように働く。
【0011】 従って、この考案は次の効果を有する。 社内スピーカーでラジオやテレビ、或いは音楽などを聞いている時、更には高 速道路や市街地等を走行していて騒音が激しい時などであっても、これら室内の 音や車外の騒音等の周囲の雑音に邪魔されることなく、受話並びに送話を適正に 、しかもハンドフリーで行える。また、スピーカーの出力を必要以上大きくする 必要もないから、装置の小型化が可能になる。更に、大きな声を出す必要もなく 、ハウリングが生じる頻度も非常に低く、エコーを生じることなく良好な通話が 可能になる。
【0012】 この考案において、前記マイクは前記ボックスの先端から延出されるエクステ ンダ(extender)とその先端に装着されるヘッドとを備えたものを採用 したり、エクステンダを出退自在にボックスに取付けたりするのが好ましい。 このように、エクステンダ(extender)を備えたり、また、エクステ ンダの突出長さを長短調整したりすることによって、マイクヘッドをより一層運 転者の口元直近に位置させることができ、ハウリングの発生を格段に少なくでき るからである。
【0013】 前記ボックスは、その基端に、前記運転席の上部部分に着脱自在に装着できる 取付け機構を備えるのが好ましい。既存の自動車に簡便に装着でき、実用価値が 高まるからである。この場合、取付け機構としては、運転席の枕の支柱をボック スの基端とこれに対向して設けられた可動挟み板とで、或いは二枚の挟み板をビ スによって締め付けることで、更には二枚の挟み板の一方をバネ圧を利用するこ とで挟持する等の手段で挟み付けたり、座席の上部部分や枕に抱きつかせる帯や クリップ等を採用できる。特に帯やクリップを採用することによって、枕の支柱 のない機種にもこのボックスの装着と離脱とを格段に簡便に行え、一層利用価値 を高めることができる。
【0014】 前記取付け機構の内、前後一対の挟み板をボックスから一体に突設させた構造 では、この挟み板とボックスとを合成樹脂の一体成形で作製できるから、製造上 、コスト上からより採用し易い利点がある。
【0015】 前記取付け機構の内、一枚の固定挟み板と、これに対してバネ圧によって揺動 できる可動挟み板とを備えた構造では、ボックスを枕の支柱に取付けたり、逆に 取り外したりする際の取扱いがすこぶる簡便である利点がある。
【0016】 前記取付け機構は、ボックスの向きを自在に変更できるように、例えば鉛直方 向に沿った縦軸線と、水平方向に沿った横軸線との二つの軸線を中心に回動でき るようにしたり、球関節継ぎ手などの向き変更構造を採用するのが一層好ましい 。 ボックスを前記スピーカーが運転者の耳元に、また、前記マイクが運転者の口 元近くに位置するように運転席の座席の上部部分から前方に突出する作用姿勢と 、これ以外の例えば上向きや下向き、或いは後方更には助手席側に向かう非作用 姿勢とに切り換えるようにしたものでは、このボックスが常時運転者の傍らに位 置する場合に比べて、運転操作の邪魔になったり、目障りになる恐れをより少な くし、安全な運転を可能にするからである。
【0017】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態を図面を参照して説明する。 図1は本考案に係る自動車用ハンドフリー通話装置をその前面斜め上方から見 た正面外観図で、基端1Aから先端1Bに向かって緩く弧状にカーブをして形成 されたボックス1は、その内部に内蔵スピーカー2と内蔵マイク3及び内蔵アン プ(図では見えないが点線で示す)4を内蔵していて、この内蔵スピーカー2と 内蔵マイク3とが接続されている。そした、図3に示されるように、前記内蔵ア ンプと内蔵マイク3とは、プラグ5(図2参照)を介してジャック6により携帯 無線電話機7のイヤホーン・マイク端子8と接続できる。
【0018】 図2に示される構造は、前記ボックス1を運転席9の上端に設けられる枕10 の支柱11に取付けられた場合の具体例を示し(図3参照)、前記ボックス1の 基端1Aにはこのボックス1を運転席9(図3参照)に取付けるための取付け機 構12が一体的に取付けられて構成されている。
【0019】 この取付け機構12は、運転席9に取付けられる枕10の支柱11(図3参照 )に着脱自在で向き変更自在に取付けられるもので、前記ボックス1の基端1A に形成された断面形状が半円形で上下方向に貫通する凹溝13と、この凹溝13 に対向して断面形状が半円形で上下方向の凹溝14を備えていて、前記凹溝13 とによって円筒状の通し孔15が形成され、しかも一端側が前記ボックス1に係 止されるとともに、他端側には前記ボックスの基端1Aに対して接近離間可能で 、かつ、着脱可能な締め付け機構16(図1参照)が設けられている押さえ板1 7とから構成される。
【0020】 前記押さえ板17を前記ボックスに係止させる構成は、図2に示されるように 、この押さえ板17の横一端に横外方に突設するようにして一体に設けられ上下 二つの係止舌片18と、この上下二つの係止舌片18を嵌入係止させるために前 記ボックス1の基端1Aに、後方に向かって一体に突設された突片1aに設けら れた上下一対の係止孔19とから構成され、この上下一対の係止孔19に前記押 さえ板17の上下一対の係止舌片18が嵌入係止される。
【0021】 また、前記着脱可能な締め付け機構16は、前記押さえ板17の前記係止舌片 18が突設された側とは反対側、図例では背面側外方に向かって突設された固定 用舌片1bに穿設されたビス孔20と、前記ビス孔20に対応して前記押さえ板 17の前記凹溝13を挟んで前記係止舌片18が突設された側とは反対側に穿設 されたビス孔21と、両ビス孔20,21に貫通されるビス22と、このビス2 2に螺合される蝶ナット23とから構成される。
【0022】 従って、前記押さえ板17がその係止舌片18を前記係止孔19に嵌入係止し た状態でこの押さえ板17をボックス1の基端1Aに重合させ、前記ビス22を ボックスの先端1B側から基端1A側に向かって前記両ビス孔20,21に挿通 させ、押さえ板17のビス孔21から基端外方に突出したビス先端に前記蝶ナッ ト23を螺合させることによって、この押さえ板17がボックス1の基端1Aに 重合された状態で固定される
【0023】 以上に説明した本考案に係る自動車用ハンドフリー通話装置の第1の実施の形 態によると、この自動車用ハンドフリー通話装置を前記運転席9の枕10の支柱 11に取付けるには、図3に示されるように、先ず前記ビス22を両ネジ孔20 ,21から離脱し、また、押さえ板17を前記係止舌片18が前記係止孔19に 嵌入係止されているままで、この係止孔19側を中心にしてビス孔21が設けら れた側をボックス1の基端1Aから離間させることによって、この押さえ板17 のビス孔21存在側とボックス1の基端1Aとの相対間隔を拡げる。次いで、こ の相対間隔が拡げられた押さえ板17とボックス1の基端1Aとの間に前記枕1 0の支柱11を位置させながら、この枕10の支柱11が前記両凹溝13,14 と対向する位置に来るまでボックス1を移動させる。次いで、ボックス1の凹溝 13をこの支柱11に外嵌合させる。引き続き前記押さえ板17を前記基端1A に近づけるようにしてその凹溝14を支柱11の外側からこれに外嵌合させ、も って支柱11を前記通し孔15に納める。
【0024】 以上のようにして先ずボックス1を前記支柱11にセットした後は、前記ビス 22を前記固定用舌片1bのビス孔20と前記押さえ板17のビス孔21とわた って嵌入させ、これに前記蝶ナット23を螺合させる。ボックス1が正しく前方 に向かった姿勢にあることを確認して更に蝶ナット23を回動させて前記押さえ 板17をボックス1の基端1A側に向かって締め付け押圧させ、以てボックス1 を前記支柱11に対してしっかりと取付ける。以上のセッティングが完了したら 、前記内蔵アンプと内蔵マイク3とを、プラグ5を介してジャック6により携帯 無線電話機7のイヤホーン・マイク端子8と接続する。
【0025】 このようにすることによって、ボックス1は、その内蔵スピーカー2と内蔵マ イク3とが運転者の顔面横脇に沿って位置する姿勢で枕10の支柱11に取付け られることになるので、運転者は、室内に音楽や他の音が流れていたり、車外の 騒音が激しい場合でも、ハウリング等もなく、良好な会話ができる。
【0026】 尚、この場合、前記蝶ナット23の締めつけ力を調整することによって、押さ え板17とボックス1の基端1Aとによる支柱11の挟持力をやゝ緩くすること によって、ボックス1を支柱11を中心にした自在にその向きを変更することが できる。常時固定的に前方に突出する姿勢を保たせるのか、必要に応じて前方と 側方(一般的には助手席側)とのいずれかの側に向き変更できるようにするかは 適宜に選択できる。つまりこの着脱可能な締め付け機構16は、ボックスの向き 変更と言う機能も併せ備えているのである。
【0027】 図4に示される第2の実施の形態では、前記取付け機構12は、前記ボックス 1の基端1Aから後方に向かって前後一対の挟み板24が一体に突設され、この 挟み板24の遊端に互いに凹部を向き合わせて夫々部分円弧の凹溝25が形成さ れ、全体としてはほぼ4分の3円弧の通し孔15が形成されるようになっている 。また、前記挟み板24の一方には、その部分円弧の凹溝25寄り位置に、他方 の挟み板24に螺合される締めつけ用のビス26が設けられている。
【0028】 従って、このビス26を緩めることによって、前記両挟み板24を、その弾性 変形力も利用して(ボックス並びに挟み板は合成樹脂製であり、この挟み板がボ ックスの基端後方にある程度の寸法を持って一体的に突設されているため)、前 後方向に相対的に離間させて前記通し孔15の開口部分の幅を拡げて前記支柱1 1がこの通し孔15に嵌合されやすくしたり、逆にビス26を締めつける方向に 回動させることによって、両挟み板24による支柱11の挟持力を高めて、取付 け姿勢をしっかりと保たせるようにしている。
【0029】 図5に示される第3の実施の形態では、前記取付け機構12は、前記ボックス 1の基端1Aから一枚の固定挟み板27が後方に向かって一体に突設され、この 固定挟み板27の遊端近くにはブラケット28によって縦ピン29が支持され、 この縦ピン29に遊端を前記固定挟み板27の遊端に対して接近・離間自在で、 常時はバネ(図外)の力によって接近するように付勢された可動挟み板30が揺 動自在に支持されているとともに、これら固定挟み板27と可動挟み板30夫々 の遊端には互いに凹部を向き合わせて夫々部分円弧の凹溝31が形成され、全体 としてはほぼ4分の3円弧の通し孔32が形成されるようになっている。
【0030】 従って、前記可動挟み板30をバネの力に抗して、その遊端の凹溝31が固定 の挟み板27の遊端の凹溝31から離れるように揺動させて前記通し孔32の開 口部分の幅を拡げて前記支柱11をこの通し孔32に嵌合させ、引き続きこの可 動挟み板30から手を離し、前記バネの弾性復元力で元の姿勢に戻すことによっ て、両挟み板27,30による支柱11の挟持力が高まり、取付け姿勢をしっか りと保ことができる。
【0031】 図6〜図9に示される第4並びに第5の実施の形態では、前記運転席9に枕が 無かったり、枕があっても前記支柱11がない場合に対応できる取付け機構12 の構成を示したもので、具体的な構造は以下の通りである。
【0032】 まず、図6(A),(B)に示される第4の実施の形態では、枕10或いは運 転席9を横巻きにできる長さの帯、一般的には布製(素材としては布製バンドが 好適である)で上下幅3〜5cm程の帯33が採用される。この帯33には長さ を調節できるとともに調節後の長さを保持して、枕や運転席にしっかりと巻き付 けることができるようにバックル34や、図示しないがこれに代わる布製のファ スナー等が設けられている。そして、この帯33には前記は枕の支柱11に変わ る縦軸35が設けられる。この縦軸35は、帯33の背面にビスやリベット等の 適宜の止め付け具36によって一体的に取付けられた取付け板37の上下両縁か ら帯の上下縁を越えて表側に一体に突設される上下のブラケット38にその上下 両端が支持されることでこの帯33に一体的に設けられている。この縦軸35に ボックス1を前記第1〜第4の実施の形態で示された各種取付け機構12を介し て取付けられるようにしてある。
【0033】 従って、上記第4の実施の形態では、図6(B)に示されるように、帯33を 枕10に横掛けしたり、運転席9の上部に横掛けしたり(図上想像線参照)する ことによって、自動車用ハンドフリー通話装置のボックス1を取付けることがで きる。
【0034】 図7(A),(B)に示される第5の実施の形態では、素材としては合成樹脂 製や金属製の板体を逆U字状にして弾性的に枕や運転席の上縁に嵌着できるクリ ップ39が採用されている。このクリップ39の形状は、上方の湾曲部40から 前・後両側に一体に垂れ下がり部41,42が備わり、この垂れ下がり部41, 42がその垂れ下がりの下端部分で互いに対向する垂れ下がり部41,42側に 近接するように緩く内側に湾曲し、下縁が共に外方に向けて湾曲している。そし て、前方側の垂れ下がり部41にはその前方に向かってボックス1が設けられて いる。具体的には、この前方側の垂れ下がり部41の左右の両縁から上下適宜の 間隔をあけて水平な切り込みを入れ、中央側でのみこの垂れ下がり部41に連な らせて形成された舌片を前方に立ち上げることによって一体にブラケット43が 形成され、この左右のブラケット間に横軸44を支持させてあり、この横軸44 にボックス1を前記第1〜第4の実施の形態で示された各種取付け機構12を介 して取付けられるようにしてある。
【0035】 従って、この第5の実施の形態では、前記クリップ39を、図7(B)に示さ れるように、弾性変形力に抗して両垂れ下がり部41,42の下端の開口部分を 拡開させ、枕10や運転席9の上縁部分や、場合によっては横縁部分をこの開口 から両垂れ下がり分41,42の間に挿入嵌合させる。するとクリップ39は、 その弾性変形力によって前後の垂れ下がり部41,42が元の互いに近接する姿 勢に戻るように働くので、この弾性的な戻り力によって、枕や運転席の上縁や横 縁を挟持して、その取付け姿勢が保持される。
【0036】 図8に示される実施の形態では、前記ボックス1に設けられるマイクが、より 口先近くに位置するように配慮された構造で、具体的には、マイクヘッド45が エクステンダー46を介してボックス1から延設されている。このエクステンダ ー46は、自在管(可撓性の管)が採用されたり、また、ボックス1に対して出 退自在に取付けられて、その突出長さが変更できる構造が採用される。いずれも より使い勝手を良くするためである。
【0037】 前記ボックス1は、図1〜図8に示される実施の形態では、縦軸線或いは横軸 線の何れか一方のみを中心に左右か上下かの何れか一方にのみ回動できる構造が 示されているが、このボックス1の回動方向は、出来れば縦と横との両軸線を中 心に上下並びに左右共に回動できれば、より一層使い勝手が向上する。図9のA 〜Cに示される構造は、この点を目的に提案されたものである。
【0038】 同図Aに示される実施の形態では、一対の挟み板24が共にボックス1の基端 1Aから一体に突設されることなく、ボックス1からは別途支え板47が両挟み 板24に挟持される形で突設されてこれら挟み板24の前端側でこの支え板47 が重合され、この重合部分をビス48とナット49を介して相対回動自在に組付 ける構造が採用できる。これによってボックス1は、前記運転席9の枕10の支 柱11を中心としたほぼ鉛直方向に沿った縦軸線Pと、水平方向に沿った横向き の前記ビス48の軸線と同一軸線上の横軸線pとの2つの軸線を中心にして上下 方向並びに左右方向にその突出方向を自在に変更される。
【0039】 同図Bに示される実施の形態では、前記固定の挟み板27がボックス1の基端 1Aから一体に突設されることなく、ボックス1からは別途支え板47が突設さ れ、この支え板47に前記固定の挟み板27の前端側が重合され、両者がビス4 8とナット49を介して相対回動自在に組付けられている。これによってボック ス1は、前記運転席9の枕10の支柱11を中心としたほぼ鉛直方向に沿った縦 軸線Pと水平方向に沿った横向きの前記ビス48の軸線と同一軸線上の横軸線p との2つの軸線を中心にして上下方向並びに左右方向にその突出方向を自在に変 更される。
【0040】 更に同図Cに示される実施の形態では、前記クリップ39の前方の垂れ下がり 部41に球関節継ぎ手50を取付け、これにボックス1を取付けている。この実 施の形態ではボックス1の向きの変更に更に融通性が備わる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用ハンドフリー通話装置の全体外観図で
ある。
【図2】図1に示される自動車用ハンドフリー通話装置
の取付け機構の拡大外観図である。
【図3】図1に示される自動車用ハンドフリー通話装置
の作用を示す説明図である。
【図4】取付け機構の第2の実施の形態を示す外観図で
ある。
【図5】取付け機構の第3の実施の形態を示す外観図で
ある。
【図6】取付け機構の第4の実施の形態を示し、Aは外
観図、Bは作用の説明図である。
【図7】取付け機構の第5の実施の形態を示し、Aは外
観図、Bは作用の説明図である。
【図8】マイク取付け手段の別の実施の形態を示す要部
の外観図である。
【図9】取付け機構に設けられる向き変更構造の実施の
形態を示し、Aは要部の平面図、Bは要部の平面図、C
は要部の側面図である。
【符号の説明】
1…ボックス、2…内蔵スピーカー、3…内蔵マイク、
4…内蔵アンプ、5…プラグ、6…ジャック、7…携帯
無線機、8…イヤホーンマイク端子、9…運転席、10
…枕、11…支柱、12取付け機構、16…締め付け機
構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 1/11 H04B 7/26 H

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部には内蔵アンプ及びこの内蔵アンプ
    に接続された内蔵スピーカー並びに内蔵マイクが設けら
    れ、これらの内蔵アンプとマイクとが携帯無線電話のイ
    ヤホーン・マイク端子と接続可能に構成されたボックス
    と、このボックスを運転席に取付けるためにその基端に
    設けられた取付け機構とから成り、前記内蔵スピーカー
    はこのボックスの先端近くの側面に配置され、かつ、前
    記マイクはこのボックスの先端に配置されていて、前記
    スピーカーが運転者の耳元に、また、前記マイクが運転
    者の口許近くに位置するように前記ボックスが運転席の
    座席の上部部分から前方に突出して取付けられているこ
    とを特徴とする自動車用ハンドフリー通話装置。
  2. 【請求項2】 前記マイクは、運転席に着座する運転者
    の口許に位置するように前記ボックスの先端から延出さ
    れるエクステンダ(extender)とその先端に装
    着されるマイクヘッドとを備えている請求項1記載の自
    動車用ハンドフリー通話装置。
  3. 【請求項3】 前記エクステンダ(extender)
    は、出退自在にボックスに取付けられて、その突出長さ
    が変更できるように構成されている請求項2記載の自動
    車用ハンドフリー通話装置。
  4. 【請求項4】 前記取付け機構は、前記運転席に取付け
    られる枕の支柱に着脱自在で向き変更自在に取付けられ
    るもので、前記ボックスの基端に形成された断面形状が
    半円形で上下方向に貫通する溝と、この溝に対応して断
    面形状が半円形で上下方向の凹溝を備えていて、前記ボ
    ックスの基端に設けられた前記溝とによって円筒状の通
    し孔が形成されるように構成される押さえ板を備え、か
    つ、この押さえ板の一端側が前記ボックスに係止される
    とともに、他端側にはこれを前記ボックス基端に対して
    接近離間可能な締め付け機構が備わっている請求項1記
    載の自動車用ハンドフリー通話装置。
  5. 【請求項5】 前記取付け機構は、前記ボックスの基端
    から後方に向かって前後一対の挟み板が一体に突設さ
    れ、この挟み板の遊端に互いに凹部を向き合わせて夫々
    部分円弧の凹溝が形成され、全体としてはほぼ4分の3
    円弧の通し孔が形成され、前記挟み板の一方には、その
    部分円弧の凹溝寄り位置に、他方の挟み板に螺合される
    締めつけ用のビスが設けられている請求項1記載の自動
    車用ハンドフリー通話装置。
  6. 【請求項6】 前記取付け機構は、前記運転席の上部部
    分に着脱自在に取付けることができる請求項1乃至5の
    いずれかに記載の自動車用ハンドフリー通話装置。
  7. 【請求項7】 前記取付け機構は、前記ボックスの基端
    から一枚の固定挟み板が後方に向かって一体に突設さ
    れ、この挟み板の遊端近くにはブラケットによって支持
    され、その遊端が前記固定挟み板の遊端に対して接近・
    離間自在で、常時はバネの力によって接近するように付
    勢された可動挟み板が揺動自在に支持されているととも
    に、これら固定挟み板と可動挟み板夫々の遊端には互い
    に凹部を向き合わせて夫々部分円弧の凹溝が形成され、
    全体としてはほぼ4分の3円弧の通し孔が形成されてい
    る請求項1記載の自動車用ハンドフリー通話装置。
  8. 【請求項8】 前記取付け機構は、枕或いは運転席を横
    巻きにできる長さの帯と、この帯の長さを調節できると
    ともに調節後の長さを保持して、枕や運転席にしっかり
    と巻き付けることができるようにこの帯に設けられたバ
    ックル、または、布製のファスナーと、枕の支柱に代わ
    る縦軸とから構成され、この縦軸にボックスが取付けら
    れるようにしてある請求項1記載の自動車用ハンドフリ
    ー通話装置。
  9. 【請求項9】 前記取付け機構は、上方に湾曲部を備
    え、この湾曲部から前・後両側に一体に垂れ下がり部が
    備わり、この垂れ下がり部がその垂れ下がりの下端部分
    で互いに対向する垂れ下がり部側に近接するように緩く
    内側に湾曲し、下縁が共に外方に向けて湾曲して形成さ
    れたクリップと、前記前方側の垂れ下がり部に設けられ
    たブラケットと、このブラケットに設けられた、前記ボ
    ックスの基端を取付けるための支軸とから構成されてい
    る請求項1記載の自動車用ハンドフリー通話装置。
  10. 【請求項10】 前記取付け機構は、このボックスを前
    記運転席の座席の上部部分から前方に突出して取付けら
    れている姿勢から他の方向に向かう姿勢に向き変更でき
    る構造が備わっている請求項1及び4乃至9のいずれか
    に記載の自動車用ハンドフリー通話装置。
  11. 【請求項11】 前記取付け機構の向き変更構造は、鉛
    直方向に沿った縦の軸線と水平方向に沿った横の軸線と
    の二つの軸線回りに回動自在に構成されている請求項1
    0記載の自動車用ハンドフリー通話装置。
  12. 【請求項12】 前記取付け機構の向き変更構造は、球
    関節継手で構成されている請求項10記載の自動車用ハ
    ンドフリー通話装置。
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