JP3043543U - 液体加熱装置 - Google Patents

液体加熱装置

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JP3043543U JP1997004077U JP407797U JP3043543U JP 3043543 U JP3043543 U JP 3043543U JP 1997004077 U JP1997004077 U JP 1997004077U JP 407797 U JP407797 U JP 407797U JP 3043543 U JP3043543 U JP 3043543U
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勇鋼 森
諦四 木村
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小松エレクトロニクス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で加熱能力が高く、製造が簡単でコスト
が低く、しかも加熱能力を容易に変更可能な液体加熱装
置を提供する。 【解決手段】 入口と出口を有し、加熱されるべき液体
を通過させる透光性の内管と、内管の外側に内管を囲繞
するように、所定の間隔を隔てて配設され、入口と出口
とを有し、液体を通過させる環状の管からなる透光性の
外管と、外管と内管との間に形成される空間内に配設さ
れた複数の放射加熱体と、外管の開口端部に配設された
支持板とを具備し、支持板は、内管と、放射加熱体と、
外管とが所定の間隔を隔てて配置されるようになし、少
なくとも前記放射加熱体を挿通する孔を具備している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する分野】
本考案は、液体加熱装置に係り、特に、腐食性薬液等の温度制御に用いられる 液体加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
強腐食性薬液を一般産業用に用いる場合は、液温によって反応速度が大幅に変 化するため、常に、液温の制御には綿密な注意を払う必要がある。 そこで、液温の制御を行うために恒温槽等の各種の温度制御装置が開発されて いる。
【0003】 このような温度制御装置の配管部には、腐蝕性の強い薬液が通過するため、配 管部には耐腐蝕性材料であるフッ素樹脂等が用いられ、熱交換部にも薬液に対し て耐性を持たせるため各種の工夫がなされている。 その中で、熱源としてハロゲンランプを用いた液体加熱装置では以下のような 提案がなされている。 図7に示すように、液体加熱装置50は、その全体が透明石英ガラスからなり 、処理液導入口51と排出口52とを有する外管53内に複数の円筒状の透明石 英ガラスからなる内管54を挿通し、各内管54内に熱源としてのハロゲンラン プ55をそれぞれ設置したものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の液体加熱装置50では、処理液導入口51と排出口 52とを有する外管53にハロゲンランプ55を設置するための円筒状の内管5 4を複数挿通する構造上、透明石英ガラス管からなる外管53に内管挿通孔を形 成し内管54を外管53に溶接する等、種々の難しい加工をしなければならない という問題があった。 特に加熱能力を高めるためには熱源であるハロゲンランプ55の本数を増やす 必要があるが、従来の構造では、内管54の数を増やさなければならず、加工が 困難であり高度の溶接技能を要するため、これがコストの高騰の原因となってい る。 また、この液体加熱装置50は、ハロゲンランプ55が外管53の内側に配設 される構造である以上、その設置可能本数は外管53の内径と内管54の外径と の関係によって制約され、加熱能力の増加に対して制約があり、小型化も困難で あった。
【0005】 また、必要に応じてハロゲンランプ55の本数を増減したい場合、内管54の 数を後からでは増減できないため、コスト面で無駄が避けられず、各種要求に対 してフレキシブルに対応できなかった。
【0006】 本考案は、前記実情に鑑みてなされたもので、小型で加熱能力が高く、製造が 簡単でコストが低く、しかも加熱能力を容易に変更可能な液体加熱装置を提供す ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案の液体加熱装置では、入口と出口を有し、加熱されるべき液体を 通過させる透光性の内管と、前記内管の外側に前記内管を囲繞するように、所定 の間隔を隔てて配設され、入口と出口とを有し、前記液体を通過させる透光性の 外管と、前記外管と前記内管との間に形成される空間内に配設された複数の放射 加熱体と、前記外管の開口端部に配設された支持板であって、前記内管と、前記 放射加熱体と、前記外管とがそれぞれ所定の間隔を隔てるように配置されるとと もに、少なくとも前記放射加熱体を挿通する孔が形成された支持板とを具備して いる。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1で示す本考案実施例の液体加熱装置11は、半導体ウェハの湿式洗浄工程 における薬液処理装置の温度制御システムで用いられるものである。 この薬液処理装置10は、処理液16が充填された処理槽12から配管13を 介して、ポンプ14によって処理液16を循環し、液体加熱装置11で熱交換を 行い、フィルタ15を介して温度制御およびパーティクル除去のなされた処理液 16を処理槽12に戻すように構成されている。
【0009】 本考案の第1の実施例として示す液体加熱装置11は、図2に示すように、入 口7と出口8を有し、加熱されるべき液体9を通過させる透光性の内管1と、内 管1の外側に内管1を囲繞するように、所定の間隔を隔てて配設され、入口5と 出口6とを有し、液体9を通過させる環状の管からなる透光性の外管2と、当該 外管2と内管1との間に形成される空間内に配設された6本のハロゲンランプ3 と、外管2の開口端部2c、2dに配設された支持板4、18とから構成されて いる。
【0010】 このうち、内管1は、支持板4、18の中心部にそれぞれ形成された内管挿通 用の孔4c、18c内に挿通し、支持板4、18にて保持される透光性の石英ガ ラス管で、両端部には、図示せぬ配管を介して、外管2の出口6に連通する入口 7と、液体加熱装置11の外部に連通する出口8が配設されている。 一方、外管2は、ハロゲンランプ3の透明ガラス管3aを囲繞するように配設 される内周面2aと、支持板4、18にて保持される外周面2bとからなる透光 性の石英ガラスで形成された中空環状の管であり、外周面2bには、支持板4の 外フリンジ4aに形成された入り口挿通用の孔4eに挿通し、液体加熱装置11 の外部に連通する入口5と、支持板18の外フリンジ18aに形成された図示せ ぬ出口挿通用の孔に挿通し、図示せぬ配管を介して内管1の入口7に連通する出 口6とが配設されている。
【0011】 また、放射加熱体を構成するハロゲンランプ3は、ハロゲン含有ガスの封入さ れた透明ガラス管3aと、この透明ガラス管3a内に配設されたフィラメント3 bと、その両端に配設され、フィラメント3bに電圧を印加する電極端子部3c とから構成される。各電極端子部3cは、支持板4、18にそれぞれ形成された 6個の挿通孔4d、18dにそれぞれ挿通し、図2で示すように、支持板4の外 側に突出している。 次に、支持板4、18は、それぞれ外管2の開口部2e、2fを塞ぐように配 設され、その内面が鏡面加工された金属板であり、それぞれ外管2を保持する外 フリンジ4a、18aと、内管1を保持する内フリンジ4b、18bとを配設し ている。また、一方の支持板4には、外フリンジ4aに外管2の入り口5を挿通 する入り口挿通用の孔4eが形成されており、他方の支持板18には、外フリン ジ18aに出口6を挿通する図示せぬ出口挿通用の孔が形成されている。
【0012】 また支持板4、18を代表して支持板18について図2のA−A拡大断面図の 図3で示すが、支持板4、18の断面は円形状であり、中央にそれぞれ内管1を 挿通する内管挿通用の孔4c、18cが形成されているとともに、この内管挿通 用の孔4c、18cの外周に、放射状に等間隔で、ハロゲンランプ3の電極端子 部3cの両端を挿通するためのハロゲンランプ挿通用の孔4d、18dがそれぞ れ6つ形成されている。
【0013】 この支持板4、18によれば、内管1の両端をそれぞれ支持板4、18の内管 挿通用の孔4c、18cに挿通することにより、内管1を位置決め固定できる。 また、各ハロゲンランプ3の両端の電極端子部3cをそれぞれ支持板4、18の ハロゲンランプ挿通用の各孔4d、18dに挿通することにより、図2および図 2のB−B拡大断面図で示す図4のように、各ハロゲンランプ3を内管1の外周 面から一定の間隔を隔てて位置決め固定できる。なお、これにより、各ハロゲン ランプ3の透明ガラス管3aと内管1の間には、空間Sが形成される。 また、外管2の入り口5を一方の支持板4の外フリンジ4aの入り口挿通用の 孔4eに挿通し、外管2の出口6を他方の支持板18の外フリンジ18aの図示 せぬ出口挿通用の孔に挿通するとともに、両方の外フリンジ4a、18aで外管 2の開口端部2c、2dを狭持し、さらに外管2の外周面2bを両方の支持板4 、18の外フリンジ4a、18aにて保持することにより、外管2を内管1およ び各ハロゲンランプ3からそれぞれ一定の間隔にて位置決め固定することができ る。 なお、これにより各ハロゲンランプ3の透明ガラス管3aと外管2の内周面2 aとの間には、空間Pが形成される。
【0014】 この液体加熱装置11によると、外管1の入り口5から流入された液体9が外 管2の出口6に向けて通過する際に、ハロゲンランプ3から空間Pを介して放射 される放射熱によって液体9を加熱することができる。また、その後、外管2内 で加熱された液体9を、内管1の入口7に流入させ内管1の出口8に向けて通過 させる際に、ハロゲンランプ3から空間Sを介して放射する放射熱によってさら に加熱することができる。
【0015】 このように、本考案の液体加熱装置11では、熱源であるハロゲンランプ3の 内側と外側にそれぞれ空間S、空間Pを介して内管1、外管2を配設したから、 ハロゲンランプ3の放射熱をハロゲンランプ3の内側と外側の両側で吸収するこ とができ、これにより損失熱を減少させ、熱交換効率を向上させることができる 。
【0016】 また、液体9を通過させる配管を内管1と内管1を所定の空間を介し囲繞する 外管2とで構成し、支持板4、18により各ハロゲンランプ3を内管1、外管2 から夫々空間S、空間Pを隔てて配設したため、加熱体であるハロゲンランプ3 との接触を避けることができ、内管1および外管2の局部的な加熱による破損事 故を回避できるとともに、放射熱によってのみ安全に効率良く液体9を加熱する ことができる。
【0017】 また、支持板4、18の内面は鏡面加工されているため、空間S、または空間 Pを介してそれぞれ外管2の両端の開口部2e、2fから外部に向けて放出する ハロゲンランプ3の光を支持板4、18の鏡面で反射させ、装置外への熱放散を 抑制すると共に、反射光をも内管1および外管2内の液体9に導くことにより損 失熱を減少させ、熱交換効率を向上させることができる。
【0018】 また、各ハロゲンランプ3の電極端子部3cが支持板4、18の外側に突出し ているため、電極端子部3cは外気によって冷却されるので、電極端子部3cの 過熱によるハロゲンランプ3の寿命低下も避けることができる。
【0019】 また、本考案では、液体加熱装置11に支持板4、18を配設して内管1と外 管2の間に空間を形成し、この空間内にハロゲンランプ3を、内管1と外管2と からそれぞれ所定の間隔を隔てて放射状に配設したため、従来のような石英ガラ ス管の内側にハロゲンランプを配設する場合に較べハロゲンランプの本数を容易 に増やすことができ、加熱能力を容易に高めることができる。
【0020】 また、従来のように、石英ガラス管の内側に放射加熱体挿通用の内管を形成す る必要がないため、製造に際し、内管を加工する段階で、設置するハロゲンラン プの本数を事前に決定する必要はない。したがって、この構造では、必要に応じ て支持板のみを取り替えることによりハロゲンランプの数を変更し、容易に加熱 能力を適宜変更することができる。
【0021】 また、図7に示した従来の装置のように、石英ガラス管にハロゲンランプを挿 通する放射加熱体挿通用の孔を形成する加工を行う必要がないなど、装置構造が 単純となり、製造コストを低くすることができる。
【0022】 また、前記実施例では放射加熱体としてハロゲンランプ3を6本配設したが、 必要に応じて適宜変更可能である。 なお、この複数の放射加熱体のうち必要に応じて加熱する放射加熱体を選定し 、給電を制御することにより、パワーを調整することも可能である。
【0023】 前記実施例では、加熱手段から所定の間隔を隔てて配管、すなわち内管1およ び外管2を配設し、放射熱によって加熱する構造を採用するとともに、放射加熱 体として近赤外線光を出力するハロゲンランプ3で構成し、配管である内管1お よび外管2にはこの近赤外線光を透過する透光性の石英ガラス管を使用するため 、配管自体が光を吸収して、温度が上昇することもない。したがって、配管が急 激な温度上昇により損傷を受けるおそれもない。 なお、前記実施例では、放射加熱体をハロゲンランプ3としたが、これに限定 されることなく、他の放射加熱体、例えば赤外線加熱体で構成してもよい。 また、前記実施例では、配管を石英ガラス管で構成したが、使用目的に応じた 耐薬品性、耐熱性および耐圧性を有し、放射熱を透過する材料であればよい。 さらに、この実施例の液体加熱装置11の外側を断熱材で包むようにすれば、 外管2から熱伝導や輻射による外側への熱放散を抑制し、液体加熱装置の熱交換 効率をさらに高めることができる。
【0024】 また、前記実施例では、内管1と外管2と支持板4、18とを夫々別体として 形成し、支持板の外フリンジ4a、18a、内フリンジ4b、18b等により夫 々を位置決め固定したが、これに限定されず、支持板を、ガラスで構成し、内管 1および外管2の少なくともいずれか一方と一体形成してもよい。 たとえば、図2で示す第1の実施例の液体加熱装置11の外管2と支持板4、 18に代えて、図2と同一部分を同一符号で示す図5で本考案の第2の実施例と して示す液体加熱装置21のように、支持板と外管とを一体形成した石英ガラス からなる配管22を配設してもよい。 また、図2で示す第1の実施例の液体加熱装置11の内管1、外管2、支持板 4、18および図示せぬ配管に代えて、図2と同一部分を同一符号で示す図6で 、本考案の第3の実施例として示す液体加熱装置26のように、支持板、内管、 外管および図示せぬ配管とを一体形成した石英ガラスからなる配管27を配設し てもよい。 このような第2の実施例の液体加熱装置21および第3の実施例の液体加熱装 置26では、装置構造が単純になり、組み立て工程を削減でき、製造コストを低 くすることができる。
【0025】 また、第1の実施例として示した液体加熱装置11では、図3で示す支持板4 、18にそれぞれ内管挿通用の孔4c、18cと放射加熱体挿通用の孔4d、1 8dを形成し、内管1を内管挿通用の孔4c、18cに挿通し、ハロゲンランプ 3を放射加熱体挿通用の孔3d、18dに挿通するようにしたが、本考案の液体 加熱装置は、支持板4、18にそれぞれ少なくともハロゲンランプ3を挿通する ハロゲンランプ挿通用の孔を形成したものであればよい。 たとえば、入り口7および出口8を内管1の周面に配設し、ハロゲンランプ挿 通用の孔のみを形成した支持板に、ハロゲンランプ3を挿通するとともに、内管 1の両端を係止させるようにしてもよい。このようにすれば、内管1を支持板で 保護し、また内管1を支持することができるので、第1の実施例の液体加熱装置 11と同様の効果が得られるとともに、機械的強度の高い、安定した液体加熱措 置を提供することができる。
【0026】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案の液体加熱装置によれば、液体を通過させる 配管を、内管と内管を所定の空間を介して囲繞する外管とで構成し、支持板によ りハロゲンランプを内管、外管から夫々空間を隔てて配設したため、従来のよう にガラス管にハロゲンランプを設置するための円筒状の管を挿通する必要はなく 、ガラス管に円筒状の管を挿通する孔を形成し円筒状の管を溶接する等の種々の 難しい加工が不要で、安価に製造することが可能となる。
【0027】 また、加熱能力を高めるために熱源であるハロゲンランプの本数を増やす場合 であっても、本考案の液体加熱装置によれば、ガラス管に円筒状の管を挿通する 孔を形成し円筒状の管を溶接する等の種々の難しい加工が不要で、配管であるガ ラス管の構造が単純であるため、製造に際し、高度のガラス溶接技能を要しない 。したがって、製造コストを低くすることができる。
【0028】 また、本考案の液体加熱装置では、液体を通過させる配管を内管と内管を所定 の空間を介して囲繞する外管とで構成し、支持板によりハロゲンランプを内管、 外管から夫々空間を隔てて放射状に配設する構造であるため、配管を加工する段 階で、放射加熱体の本数を事前に決定する必要もなく、必要に応じて放射加熱体 の配設数を変更し、また、必要に応じてこの配設された複数の放射加熱体のうち 加熱する放射加熱体を選定して使用することも可能であるから、加熱能力を適宜 変更することができる。
【0029】 また、本考案の液体加熱装置は放射加熱体を配管である内管と外管とから所定 の空間を介して配設し、内管の外周に放射状に配設する構造であるため、従来の ように放射加熱体の設置本数が配管であるガラス管の内径によって制約されると いうことはなく、加熱能力の増加を図ることが可能である。
【0030】 また、熱源であるハロゲンランプの内側と外側にそれぞれ空間を介して内管、 外管を配設したから、ハロゲンランプの放射熱をハロゲンランプの内側と外側の 両側で吸収することができ、これにより損失熱を減少させ、熱交換効率を向上さ せることができる。
【0031】 また、本考案の液体加熱装置によれば、放射熱によって加熱するとともに、ハ ロゲンンランプから外部に逃げる光を支持板で反射させてその熱放散を抑制する ように構成したため、小型を維持しつつ、熱交換効率を高くすることができる。 また、放射加熱体をハロゲンランプなどの近赤外線光を発するもので構成し、配 管にはこの近赤外線光を透過する石英ガラス管を用いれば、配管自体が光を吸収 して温度が上昇することもなく、これにより配管が急激な温度上昇により損傷を 受けるおそれもなく安全である。
【0032】 したがって、本考案では、小型で加熱能力が高く、制作が簡単で製造コストが 低く、加熱能力を容易に変更可能な、液体加熱装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の加熱装置が用いられる薬液処理
システムを示す図
【図2】本考案の第1の実施例の液体加熱装置を示す図
【図3】図2のA−A拡大断面図
【図4】図2のB−B拡大断面図
【図5】本考案の第2の実施例の液体加熱装置を示す図
【図6】本考案の第3の実施例の液体加熱装置を示す図
【図7】従来例の液体加熱装置を示す図
【符号の説明】
1…内管 2…外管 2c、2d…開口端部 3…ハロゲンランプ 3a…石英ガラス管 3b…フィラメント 3c…電極端子部 4、18…支持板 5…外管の入り口 6…外管の出口 7…内管の入り口 8…内管の出口 9…液体 11、21、26…液体加熱装置 22、27…配管 S…空間 P…空間

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口と出口を有し、加熱されるべき液体
    を通過させる透光性の内管と、 前記内管の外側に前記内管を囲繞するように、所定の間
    隔を隔てて配設され、入口と出口とを有し、前記液体を
    通過させる透光性の外管と、 前記外管と前記内管との間に形成される空間内に配設さ
    れた複数の放射加熱体と、 前記外管の開口端部に配設された支持板であって、前記
    内管と、前記放射加熱体と、前記外管とがそれぞれ所定
    の間隔を隔てるように配置されるとともに、少なくとも
    前記放射加熱体を挿通する孔が形成された支持板とを具
    備してなることを特徴とする液体加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記放射加熱体は、ハロゲンランプであ
    ることを特徴とする請求項1記載の液体加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記支持板は、内面が鏡面仕上の金属で
    構成されていることを特徴とする請求項1または2記載
    の液体加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記支持板は、ガラスで構成され、前記
    内管および前記外管の少なくともいずれか一方と一体形
    成されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    液体加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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