JP3042338B2 - テープレコーダ - Google Patents

テープレコーダ

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JP3042338B2
JP3042338B2 JP6302029A JP30202994A JP3042338B2 JP 3042338 B2 JP3042338 B2 JP 3042338B2 JP 6302029 A JP6302029 A JP 6302029A JP 30202994 A JP30202994 A JP 30202994A JP 3042338 B2 JP3042338 B2 JP 3042338B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープレコーダに係
り、特にテープレコーダの回転伝達機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、テープレコーダはレバーによる操
作でなく、マイコンによってモータやソレノイドを操作
し、磁気テープの走行状態を切り換えるものが一般化し
てきている。
【0003】テープレコーダには再生専用としても、磁
気テープの正転再生走行,反転再生走行,早送り,巻き
戻し,停止の最低5つのモードを切り替える必要がある
が、従来、これらのモードを切り替える方式として、モ
ータの正転,反転によって切り替える方式と、ソレノイ
ドと欠歯をもつカムギアを使用して切り替える方式があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このう
ちのモータの正転,反転によって切り替える方式では、
正転再生走行や反転再生走行時から停止時へのモード切
替え時にピンチローラが一瞬キャプスタンに圧着し、磁
気テープを逆送りして磁気テープがたるむことになる。
この磁気テープがたるんだ状態のカセットテープを別の
テープレコーダに装着した場合には走行不良を引き起こ
すという問題がある。
【0005】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、モードの切替え時において、磁気
テープを逆送りすることがないテープレコーダを提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明のテープレコーダは、磁気テープ走行用
のキャプスタン及びフライホイールと、これらそれぞれ
を第1,第2のいずれの方向にも回転可能なモータ及び
このモータの回転をキャプスタン及びフライホイールに
伝えるベルトと、磁気テープの巻き取り用リールに回転
を伝達するギア機構と、磁気テープの走行方向を切り換
えるべく前記ギア機構の噛合状態を変更するモード切替
え機構と、フライホイール以降の回転系に、前記第1の
回転方向の時には前記ギア機構に連結して回転を伝え、
また第2の回転方向の時には前記モード切替え機構に連
結して回転を伝えるクラッチ機構と、前記フライホイー
ルとキャプスタンとの間に介設され、前記第1の回転方
向の時にはフライホイールの回転をキャプスタンに伝
え、反対の第2の回転方向の時にはフライホイールの回
転をキャプスタンに伝えない1方向クラッチを具備させ
ているのである。
【0007】
【作用】本発明のテープレコーダは、上記したように、
第1の回転方向の時にはフライホイールの回転をキャプ
スタンに伝え、反対の第2の回転方向の時にはフライホ
イールの回転をキャプスタンに伝えない1方向クラッチ
をフライホイールとキャプスタンとの間に介設させてい
るので、モードの切替え時において、磁気テープがキャ
プスタンとピンチローラ間に圧着されても、キャプスタ
ンは回転せず磁気テープを逆送りすることがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明のテープレコーダを図1〜図9
に示す1実施例に基づいて説明する。
【0009】図1は本発明のテープレコーダの1実施例
における回転系の平面図、図2は図1における正転再生
時における回転系の平面図、図3は図1における反転再
生時における回転系の平面図、図4は図1における早送
り時における回転系の平面図、図5は図1における巻き
戻し時における回転系の平面図、図6(a)は本発明の
テープレコーダの1実施例における第1の制御レバーと
ヘッドアーム等との関係を示す平面図、(b)は(a)
の側面図、(c)は(b)図においてヘッドアームをテ
ープカセット挿入状態となした図、図7(a)は正転再
生時の回転系を側面から見た図、(b)は早送り時の回
転系を側面から見た図、図8はフライホイール以降の回
転系に回転を伝える1方向クラッチの説明図で、(a)
は一体回転時、(b)は空回り時を示す図、図9はフラ
イホイールとキャプスタンとの間に介設された1方向ク
ラッチの説明図で、(a)は従動側キャプスタンを省略
した底面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【0010】図面において、1aは磁気テープを正転再
生走行させる第1のキャプスタン、1bは前記第1のキ
ャプスタン1aと回転方向が異なる反転再生走行用の第
2のキャプスタンであり、これら第1及び第2のキャプ
スタン1a,1bにはそれぞれ第1のフライホイール2
aと第2のフライホイール2bが一体的に回転すべく同
軸に取り付けられている。
【0011】3は正転,反転のいずれにも回転可能なモ
ータであり、このモータ3の回転はベルト4を介して前
記第1のキャプスタン1a及び第1のフライホイール2
a、並びにモータ3に近接した側の第2のキャプスタン
1b及び第2のフライホイール2bそれぞれに伝達さ
れ、第1のフライホイール2aと第2のフライホイール
2bを反対方向に回転させる。
【0012】5は磁気テープ巻き取り用のリール6a又
は6bに前記モータ3の回転を伝達するギア機構であ
り、フリクションギア5aと揺動ギア5bと中継ギア5
cとで構成されている。このうち、フリクションギア5
aは一定トルクを伝達するもので、小歯車5aaと大歯
車5abとを同軸に取り付けた構成である。また、揺動
ギア5bは、大歯車5baと小歯車5bbとを同軸に一
体構成したものであり、早送り又は巻き戻し時はスプリ
ング5d(図7参照)により基板7方向に付勢されて、
図7(b)に示すように、小歯車5bbが前記大歯車5
abに噛合する。また、再生時には後述する第1の制御
レバー8bの作用によってスプリング5dの付勢力に抗
して反基板7側に移動し、図7(a)に示すように、大
歯車5baが前記小歯車5aaに噛合する。また、中継
ギア5cは、正転時にのみ後述する第2の制御レバー8
cの作用により揺動した前記揺動ギア5bの大歯車5b
aと噛合し、正転用のリール6aに回転を伝達する。
【0013】8は磁気テープの走行方向を切り換えるべ
く前記ギア機構5の噛合状態を変更するモード切替え機
構であり、第1と第2のカム溝8aa,8abを有する
モード切替えカム8aと、このうちの第1のカム溝8a
aに係合する第1の制御レバー8bと、第2のカム溝8
abに係合する第2の制御レバー8cとで構成されてい
る。
【0014】そして、第1の制御レバー8bは、モード
切替えカム8aの回転によって第1のカム溝8aaに案
内されるピン8baの作用でその中央を回動中心8bb
として揺動し、再生時には、リール6a,6b側に位置
する二股の延出部それぞれに設けた突出部8bc,8b
dのいずれかが揺動ギア5bのボス部5bcと基板7間
に貫入して揺動ギア5bをスプリング5dの付勢力に抗
して反基板7側に持ち上げ、フリクションギア5aの小
歯車5aaと揺動ギア5bの大歯車5baを噛合させる
〔図7(a)参照〕。これと同時に、磁気ヘッド9側に
位置する延出部両端の折り曲げ部8be,8bfのうち
のどちらかで正転用ピンチローラ10aか反転用ピンチ
ローラ10bのばね10c,10dの一端を押してどち
らかのピンチローラ10a又は10bを第1又は第2の
キャプスタン1a又は1bに押しつけるとともに、磁気
ヘッド9側に位置する延出部の中央に設けたピン8bg
で磁気ヘッド9を取り付けたヘッドアーム11を図示し
ないスプリングの付勢力に抗して磁気テープ側に押し出
す〔図6(a)参照〕。
【0015】また、早送りまたは巻き戻し時には、前記
突出部8bc,8bdのいずれもが揺動ギア5bのボス
部5bcと基板7間に貫入せず、揺動ギア5bはスプリ
ング5dの付勢力によって基板7側に位置してフリクシ
ョンギア5aの大歯車5abと揺動ギア5bの小歯車5
bbを噛合させる〔図7(b)参照〕。この時には、磁
気ヘッド9側に位置する延出部両端の折り曲げ部8b
e,8bfはどちらも正転用ピンチローラ10a,反転
用ピンチローラ10bのばね10c,10dの一端を押
さず、両ピンチローラ10a,10bは第1,第2のキ
ャプスタン1a,1bに押しつけられない。加えて、磁
気ヘッド9側に位置する延出部の中央に設けたピン8b
gもヘッドアーム11を図示しないスプリングの付勢力
に抗して磁気テープ側に押し出さない。
【0016】すなわち、第1の制御レバー8bはモード
切替えカム8aの回動によって正転用ピンチローラ10
aと反転用ピンチローラ10b及び早送りと再生のリー
ル台回転系を切替えるものである。
【0017】また、第2の制御レバー8cは、モード切
替えカム8aの回転によって第2のカム溝8abに案内
されるピン8caの作用でその中央を回動中心8cbと
して揺動し、リール6a,6b側に位置する延出部8c
cに回転が自在なように取り付けた前記揺動ギア5bを
揺動させてその大歯車5baを正転時には中継ギア5c
を介して正転用リール6aと同軸に取り付けられたリー
ル台ギア6aaに、また反転時には反転用リール6bと
同軸に取り付けられたリール台ギア6baに噛合させ
る。すなわち、第2の制御レバー8cはモード切替えカ
ム8aの回動によって正転と反転のリール台回転系を切
替えるものである。
【0018】この時、モード切替えカム8aの回転位置
を検出手段によって検出し、前記第1と第2の制御レバ
ー8b,8cは、このモード切替えカム8aの停止位置
が、正転再生,早送り,反転再生,巻き戻しの順に4か
所となるように構成し、かつ、早送りと巻き戻し位置に
おいてモータ3を停止した際、動作しない停止モードと
なしている。
【0019】12aは前記第2のフライホイール2bの
回転のうちの1方向、すなわち、前記第1,第2のキャ
プスタン1a,1bが磁気テープを送る方向に回転する
第1の回転方向の時のみ、図8(a)に示すように、駆
動側と従動側が連結部材12cによりロック状態となさ
れて、ギア機構5に回転を伝える第1の1方向クラッチ
であり、第2のフライホイール2bと同軸のギア2ba
にその駆動側に設けた大歯車12aaが噛合し、一方、
従動側に設けたピニオン12abにはフリクションギア
5aの大歯車5abが噛合している。
【0020】12bは前記第1のフライホイール2aの
回転のうちの1方向、すなわち、前記第1の回転方向と
反対の第2の回転方向の時のみ、第1の1方向クラッチ
12aと同様に、モード切替え機構8に回転を伝える第
2の1方向クラッチであり、前記第1の1方向クラッチ
12aと同じ形状のものである。そして、この第2の1
方向クラッチ12bは、第1のフライホイール2aと同
軸のギア2aaにその駆動側に設けた大歯車12baが
噛合し、一方、従動側に設けたピニオン12bbにはモ
ード切替えカム8aの外周に設けた大歯車8acが噛合
している。
【0021】なお、前記第1の回転方向の時には、図8
(b)に示すように、駆動側と従動側が連結部材12c
によりロック状態となされずに空回りし、第2の1方向
クラッチ12bは空転してモード切替え機構8に回転を
伝達せず、また、第2の回転方向の時には、第1の1方
向クラッチ12aは同様に空転してギア機構5に回転を
伝達しない。
【0022】ところで、上記したような構成のテープレ
コーダでは、例えば反転再生走行時から停止時にモード
を切替えた時には、反転用ピンチローラ10bが一瞬反
対方向に回転している第2のキャプスタン1bに圧着
し、磁気テープを逆送りすることが起こり得る。そこ
で、本発明では、例えば図9に示したように、第2のフ
ライホイール2bと第2のキャプスタン1bとの間に1
方向クラッチ13を介設し、第1の回転方向の時のみ第
2のキャプスタン1bに回転を伝え、第2の回転方向の
時には第2のキャプスタン1bに回転を伝えないように
している。なお、この1方向クラッチ13は、例えば前
記した第1の1方向クラッチ12aと同じ構造のものを
使用すればよい。
【0023】なお、本実施例では第2のフライホイール
2bと第2のキャプスタン1bとの間にのみ1方向クラ
ッチ13を介設したものを示したが、第1のフライホイ
ール2aと第2のキャプスタン1aとの間にも同様の1
方向クラッチ13を介設しても良いことは勿論である。
この場合には、上記したのと反対の場合、すなわち、例
えば正転再生走行から停止時にモードを切替えた際、正
転用ピンチローラ10aが一瞬反対方向に回転している
第1のキャプスタン1aに圧着しても磁気テープを逆送
りすることがなくなる。
【0024】本発明のテープレコーダは以上説明したよ
うに構成されており、以下、その動作について説明す
る。 〔正転再生時(図2参照)〕モータ3の反転方向の回転
によって回転するモード切替えカム8aの回転位置を図
示しない検出手段によって検出し、モード切替えカム8
aを図2に示すような位置で停止させる。この停止位置
では、第1の制御レバー8bの突出部8bcが揺動ギア
5bのボス部5bcと基板7間に貫入して揺動ギア5b
をスプリング5dの付勢力に抗して反基板7側に持ち上
げ、フリクションギア5aの小歯車5aaと揺動ギア5
bの大歯車5baを噛合させるとともに〔図7(a)参
照〕、磁気ヘッド9側に位置する延出部の折り曲げ部8
bfで正転用ピンチローラ10aのばね10cの一端を
押して正転用ピンチローラ10aを第1のキャプスタン
1aに押しつける。この時、磁気ヘッド9側に位置する
延出部の中央に設けたピン8bgで磁気ヘッド9を取り
付けたヘッドアーム11を、図示しないスプリングの付
勢力に抗して磁気テープ側に押し出す。一方、第2の制
御レバー8cは揺動ギア5bの大歯車5baを中継ギア
5cに噛合すべく揺動し、リール台ギア6aaを介して
正転用リール6aを正転させ、正転再生を行う。 〔早送り時(図4参照)〕正転再生時から更にモータ3
を反転方向に回転させ、モード切替えカム8aが図4に
示すような位置となった時に停止させる。この停止位置
では、第1の制御レバー8bの突出部8bc,8bdの
いずれもが揺動ギア5bのボス部5bcと基板7間に貫
入せず、揺動ギア5bはスプリング5dの付勢力によっ
て基板7側に位置してフリクションギア5aの大歯車5
abと揺動ギア5bの小歯車5bbを噛合させる〔図7
(b)参照〕。この時には、磁気ヘッド9側に位置する
延出部両端の折り曲げ部8be,8bfはどちらも正転
用ピンチローラ10a,反転用ピンチローラ10bのば
ね10c,10dの一端を押さず、両ピンチローラ10
a,10bは第1,第2のキャプスタン1a,1bに押
しつけられない。加えて、磁気ヘッド9側に位置する延
出部の中央に設けたピン8bgもヘッドアーム11を磁
気テープ側に押し出さない。一方、第2の制御レバー8
cは揺動ギア5bの大歯車5baを中継ギア5cに噛合
すべく揺動し、リール台ギア6aaを介して正転用リー
ル6aを正転させ、早送りする。 〔反転再生時(図3参照)〕早送り時から更にモータ3
を反転方向に回転させ、モード切替えカム8aが図3に
示すような位置となった時に停止させる。この停止位置
では、第1の制御レバー8bの突出部8bdが揺動ギア
5bのボス部5bcと基板7間に貫入して揺動ギア5b
をスプリング5dの付勢力に抗して反基板7側に持ち上
げ、フリクションギア5aの小歯車5aaと揺動ギア5
bの大歯車5baを噛合させるとともに〔図7(a)参
照〕、磁気ヘッド9側に位置する延出部の折り曲げ部8
beで反転用ピンチローラ10bのばね10dの一端を
押して反転用ピンチローラ10bを第2のキャプスタン
1bに押しつける。この時、磁気ヘッド9側に位置する
延出部の中央に設けたピン8bgで磁気ヘッド9を取り
付けたヘッドアーム11を、図示しないスプリングの付
勢力に抗して磁気テープ側に押し出す。一方、第2の制
御レバー8cは揺動ギア5bの大歯車5baを反転用リ
ール6bのリール台ギア6baに噛合すべく揺動し、反
転用リール6bを反転させ、反転再生を行う。 〔巻き戻し時(図5参照)〕反転再生時から更にモータ
3を反転方向に回転させ、モード切替えカム8aが図5
に示すような位置となった時に停止させる。この停止位
置では、第1の制御レバー8bの突出部8bc,8bd
のいずれもが揺動ギア5bのボス部5bcと基板7間に
貫入せず、揺動ギア5bはスプリング5dの付勢力によ
って基板7側に位置してフリクションギア5aの大歯車
5abと揺動ギア5bの小歯車5bbを噛合させる〔図
7(b)参照〕。この時には、磁気ヘッド9側に位置す
る延出部両端の折り曲げ部8be,8bfはどちらも正
転用ピンチローラ10a,反転用ピンチローラ10bの
ばね10c,10dの一端を押さず、両ピンチローラ1
0a,10bは第1,第2のキャプスタン1a,1bに
押しつけられない。加えて、磁気ヘッド9側に位置する
延出部の中央に設けたピン8bgもヘッドアーム11を
磁気テープ側に押し出さない。一方、第2の制御レバー
8cは揺動ギア5bの大歯車5baを反転用リール6b
のリール台ギア6baに噛合すべく揺動し、反転用リー
ル6bを反転させ、巻き戻しする。
【0025】なお、前記した早送りと巻き戻し位置にお
いてモータ3を停止した際、動作しない停止モードとし
ておけば、正転再生や反転再生の状態から即停止が可能
となる。この時、上記した1方向クラッチ13の作用に
よって反転から停止へのモード切替え時にも、磁気テー
プを逆送りすることがない。この1方向クラッチ13
は、本実施例に示した構成のテープレコーダに設置した
場合のみ有効なものではなく、モータの正転,反転によ
ってモード切替えを行う方式のテープレコーダであれば
有効であることは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のテープレ
コーダは、第1の回転方向の時にはフライホイールの回
転をキャプスタンに伝え、反対の第2の回転方向の時に
はフライホイールの回転をキャプスタンに伝えない1方
向クラッチをフライホイールとキャプスタンとの間に介
設させているので、モードの切替え時において、磁気テ
ープがキャプスタンとピンチローラ間に圧着されても、
キャプスタンは回転せず磁気テープを逆送りすることが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープレコーダの1実施例における回
転系の平面図である。
【図2】図1における正転再生時における回転系の平面
図である。
【図3】図1における反転再生時における回転系の平面
図である。
【図4】図1における早送り時における回転系の平面図
である。
【図5】図1における巻き戻し時における回転系の平面
図である。
【図6】(a)は本発明のテープレコーダの1実施例に
おける第1の制御レバーとヘッドアーム等との関係を示
す平面図、(b)は(a)の側面図、(c)は(b)図
においてヘッドアームをテープカセット挿入状態となし
た図である。
【図7】(a)は正転再生時の回転系を側面から見た
図、(b)は早送り時の回転系を側面から見た図であ
る。
【図8】フライホイール以降の回転系に回転を伝える1
方向クラッチの説明図で、(a)は一体回転時、(b)
は空回り時を示す図である。
【図9】フライホイールとキャプスタンとの間に介設さ
れた1方向クラッチの説明図で、(a)は従動側キャプ
スタンを省略した底面図、(b)は(a)のA−A断面
図である。
【符号の説明】
1a 第1のキャプスタン 1b 第2のキャプスタン 2a 第1のフライホイール 2aa ギア 2b 第2のフライホイール 2ba ギア 3 モータ 4 ベルト 5 ギア機構 8 モード切替え機構 12a 第1の1方向クラッチ 12b 第2の1方向クラッチ 13 1方向クラッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープ走行用のキャプスタン及びフ
    ライホイールと、これらそれぞれを第1,第2のいずれ
    の方向にも回転可能なモータ及びこのモータの回転をキ
    ャプスタン及びフライホイールに伝えるベルトと、磁気
    テープの巻き取り用リールに回転を伝達するギア機構
    と、磁気テープの走行方向を切り換えるべく前記ギア機
    構の噛合状態を変更するモード切替え機構と、フライホ
    イール以降の回転系に、前記第1の回転方向の時には前
    記ギア機構に連結して回転を伝え、また第2の回転方向
    の時には前記モード切替え機構に連結して回転を伝える
    クラッチ機構と、前記フライホイールとキャプスタンと
    の間に介設され、前記第1の回転方向の時にはフライホ
    イールの回転をキャプスタンに伝え、反対の第2の回転
    方向の時にはフライホイールの回転をキャプスタンに伝
    えない1方向クラッチを具備したことを特徴とするテー
    プレコーダ。
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