JP3041885B2 - 移植機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、４体以上の苗植付け体を設けた移植部を乗
用走行車体の後側に装着した移植機に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

従来、この種の乗用型の移植機は、苗植付け体を左右
方向に等間隔に配置した構成で、走行車体の左右の後輪
を、左右最外端の苗植付け体より左右方向内側で、左右
中央側の複数の苗植付け体より左右方向外側で、左右方
向の位置において苗植付け体と重ならない位置に配置し
た構成としていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

乗用型の移植機においては、走行車体の左右車輪のト
レッドをできるだけ広くとることで、左右の移植深さの
変動が少ない機体構成とすることができる。

しかし、移植機の場合、何の制約もなく任意の位置に
左右車輪を配置できるわけではない。即ち、苗植付け体
と前後方向に近い左右後輪を、左右方向の位置において
苗植付け体と重なる位置に配置すると、苗を植付ける表
土面が荒れて適正な姿勢に苗を植付けできなくなる問題
がある。従って、左右後輪は、左右方向の位置において
苗植付け体と重ならない植付け条間位置に配置しなけれ
ばならないという条件がある。

また、上記従来の移植機にあって、左右の後輪は、左
右最外端の苗植付け体より左右方向内側に配置していた
のであるが、左右最外端の苗植付け体より左右方向外側
に左右の後輪を配置すれば、上記条件を満足して、左右
車輪のトレッドを拡大できる。しかし、このようにする
と、後輪の転動による左右方向への泥押しが前行程で植
付けた苗に及んでその苗の植えつけ姿勢を乱す問題があ
り、また、圃場端で機体を施回するときにその施回半径
が大きくなって作業性が悪くなる問題がある。従って、
左右の後輪は、左右最外端の苗植付け体より左右方向内
側に配置しなければならないという条件もある。

よって、本発明は、左右後輪の上記配置条件を満足し
つつ、できるだけ左右の車輪のトレッドの拡大を図っ
て、移植深さの変動が少ない機体構成の移植機を得るこ
とを課題とする。

〔課題を解決するための手段〕

そこで、本発明は、上記の課題を解決するために、左
右一対の前輪3,3および後輪4,4を装備した乗用走行車体
１の後側に、４体以上の苗植付け体24…を左右方向に間
隔をあけて配置した移植部12を装着した移植機におい
て、前記左右の後輪4,4を、左右最外端の苗植付け体24
より左右方向内側で、左右中央側の複数の苗植付け体24
より左右方向外側で、左右方向の位置において苗植付け
体24と重ならない位置に配置し、前記移植部12を、苗植
付け体24の左右間隔が相対的に広い部分と狭い部分とを
有するように構成し、且つ、苗植付け体24の左右間隔の
広い部分が左右の後輪4,4より左右方向内側に位置する
よう構成したことを特徴とする移植機としたものであ
る。

〔発明の作用および効果〕

本発明の移植機は、左右の後輪4,4を、左右最外端の
苗植付け体24より左右方向内側で、左右中央側の複数の
苗植付け体24より左右方向外側で、左右方向の位置にお
いて苗植付け体24と重ならない位置に配置し、前記移植
部12を、苗植付け体24の左右間隔が相対的に広い部分と
狭い部分とを有するよう構成し、且つ、苗植付け体24の
左右間隔の広い部分が左右の後輪4,4より左右方向内側
に位置するよう構成したから、苗を植付ける表土面を荒
らさないよう、左右後輪4,4を左右方向の位置において
苗植付け体と重ならない位置に配置し、且つ、前行程で
植付けた苗への泥押しで苗の植えつけ姿勢を乱したり、
施回半径が大きくなって作業性が悪くなったりしないよ
う、左右の後輪4,4を左右最外端の苗植付け体より左右
方向内側に配置するという条件を満足しつつ、左右の後
輪4,4のトレッドを拡大でき、移植深さの変動が少ない
機体構成の移植機が得られる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。

第１図および第２図において、符号１は乗用走行車体
で、この乗用走行車体１は、車体フレーム２の前部およ
び後部にそれぞれ駆動して走行する左右一対の前輪３お
よび後輪４を装備し、車体フレーム２の前後方向ほぼ中
間位置にエンジン５を搭載している。エンジン５はカバ
ー６により覆われ、このエンジンカバー６上に、運転座
席７が左右にスライド可能に設けられている。運転座席
７の前側に操向ハンドル８が設けられ、車体フレーム２
の後端部に立設した支持フレーム９に、油圧シリンダ10
の伸縮により回動して後端側が昇降する昇降リンク11の
基端部が枢支され、この昇降リンク11の後端部に複数条
植え（この実施例では６条）の移植部12が左右にローリ
ング可能に連結されている。この移植部12と運転座席７
との間に第１の施肥装置13が、また、移植部12の後部に
第２の施肥装置14が配設されている。

車体フレーム２の前部下方にはトランスミッション15
が配設されていてエンジン５から動力を受け、前輪３を
駆動すると共に、トランスミッション15の前部に設けた
後輪用デフ16に動力伝達し、後輪用デフ16から後輪用伝
動軸17を介して後輪４に動力伝達されるようになってい
る。また、車体フレーム２の後部下方に伝動ボックス18
が設けられていてトランスミッション15から伝動軸19を
介して動力を受け、移植部12に移植部伝動軸12aを介し
て動力伝達し、また肥料繰り出し用リンク20を介して第
１の施肥装置13に動力伝達するようにしている。

上記移植部12は、その本体フレーム21に、上側に位置
して移植用の苗を載置して所定のストロークで左右に往
復移動する苗載せ台22を斜設し、下側に３個のフロート
23を設ける共に、後部に機体の進行方向に向け回転しな
がら、苗載せ台22の傾斜下端部に設けた苗取り出し口22
aから苗を一株ずつ取り出して、圃場に植え付ける苗植
付け体24を設けている。上記苗載せ台22、苗取り出し口
22a、苗植付け体24等は、その左右間隔が均等でなく、
第３図に示すように、複条（２条）と複条との間隔ｈを
複条自体の間隔ｇより広くした，いわゆる並木状の配列
となっている。上記フロート23の中央のものは、図示し
ないが、本体フレーム21に対してリンク機構により上下
に搖動可能に支持され、そのリンク機構の近傍にフロー
ト23の上下動により切り替わる油圧切り替えバルブが設
けられ、この油圧切り替えバルブにより上記油圧シリン
ダ10を伸縮作動させて昇降リンク11を介して移植部12を
昇降させ、フロート23の接地圧をほぼ一定に保持し、苗
植付け体24により植え付けられる苗24aの植え付け深さ
がほぼ一定になるようにしてある。符号22bは、苗載せ
台22の上端部に設けられた苗ガイドである。

上記左右のフロート23は、第１図および第３図に示さ
れるように、乗用走行車体１の前輪３および後輪４の後
方に配設されていて、前輪３および後輪４の車輪跡を整
地するようにしている。また、移植部12の後輪4,4間の
苗植付け体24の左右の間隔は、機体の前後方向視でフロ
ート23の後部に一対設けられた左右の間隔ｇより、フロ
ート23,23間の左右の間隔ｈの方が広くなっている。そ
して、苗植付け体24は後輪４の車輪跡から外れた位置に
苗を植付けるようにしている。

よって、この移植機は、左右の後輪4,4を、左右最外
端の苗植付け体24より左右方向内側で、左右中央側の複
数の苗植付け体24より左右方向外側で、左右方向の位置
において苗植付け体24と重ならない位置に配置し、前記
移植部12を、苗植付け体24の左右間隔が相対的に広い部
分と狭い部分とを有するよう構成し、且つ、苗植付け体
24の左右間隔の広い部分が左右の後輪4,4より左右方向
内側に位置するよう構成したから、苗を植付ける表土面
を荒らさないよう、左右後輪4,4を左右方向の位置にお
いて苗植付け体と重ならない位置に配置し、且つ、前行
程で植付けた苗への泥押しで苗の植えつけ姿勢を乱した
り、施回半径が大きくなって作業性が悪くなったりしな
いよう、左右の後輪4,4を左右最外端の苗植付け体より
左右方向内側に配置するという条件を満足しつつ、左右
の後輪4,4のトレッドを拡大でき、移植深さの変動が少
ない機体構成の移植機が得られる。

なお、上記第１の施肥装置13は、移植部12の植え付け
られる苗の左右両側に、苗との距離、深さを変えた各２
条、合計12条の施肥条数を有するもので、上部に粉・粒
状肥料を収容する肥料ホッパ25を設け、その下部に、肥
料繰り出し用リンク20を介して動力を受けて間欠的に駆
動し、ホッパ25内の肥料を下方に所定量ずつ繰り出す繰
り出し部26を設け、この繰り出し部26から繰り出された
肥料が落下する前後通路27を設けると共に、該前後通路
27の前側に左右方向に延び、フレームを兼ねるエアーチ
ャンバー28を連通させて配設し、このエアーチャンバー
28の前部に送風機29からの送風管30を連通させている。

上記前後通路27の後端部に、可撓性を有する合成樹脂
製ホースからなる施肥ホース31の前端部を連通させ、こ
の施肥ホース31は、その途中から二股に分かれる第１の
施肥ホース32と第２の施肥ホース33とを形成している。
施肥ホース32,33は移植部12の苗載せ台22の上部を下側
から支持する苗載せ台支持杆34の下部に下部を固定し、
苗載せ台支持杆34の上端部にコイルバネを介して施肥ホ
ース31の後端部を吊持している。また、施肥ホース32,3
3は、その下端部を前後位置をずらせてフロート23の側
部位置まで延出させている。この施肥ホース32,33の下
端部に施肥ノズル35を連結し、該施肥ノズル35の前側に
開溝板36を取付けている。ここで、上記開溝板36により
形成される施肥溝の移植苗に対する距離や施肥溝の深
さ、および施肥ホース32,33からの施肥量等は変更可能
となっている。

上記第２の施肥装置14は、移植部12の後部において本
体フレーム21から立設された支持フレーム37に肥料ホッ
パ38を支持し、この肥料ホッパ38の下部に繰り出し部39
を設け、肥料繰り出し用リンク40を介して苗植付け体24
の駆動部から動力を受けて間欠的に駆動するようにして
ホッパ38内の肥料を下方に所定量ずつ繰り出し、第３の
施肥ホース41から開溝器42により開溝された施肥溝に施
肥するようにしている。

ここで、第２図に示すように、苗植え付け位置（移植
苗）24aに対する第１ないし第３の施肥ホース32,33,41
から施肥される施肥位置（施肥溝）32a,33a,41aまでの
前後距離a,b,cは、ａ＜ｂ＜ｃの関係にある。また、第
３図に示すように、第１ないし第３の施肥溝32a,33a,41
aの深さd,e,fは、ｄ＜ｅ＜ｆと順に深くなっており、そ
の深さはｄ＝５〜6cm、ｅ＝10cm、ｆ＝15cm程度であ
り、施肥量43は、第１ないし第３の施肥溝32a,33a,41a
に対し、それぞれの施肥量が32a＜33a＜41aと深さが深
いものほど、また移植苗24aとの距離が遠くなるほど多
くなるようにしてある。なお、図面では第２の施肥装置
14はそれぞれフロート23の上方にあり、第３の施肥ホー
ス41および開溝器42は左右のフロート23を貫通している
が、これらをフロート23,23の中間位置に配設するよう
にしてもよいものである。

このような構成の施肥装置を備えた移植機において
は、作業を行うとき、乗用走行車体１を走行させて苗移
植・施肥作業を行う圃場（水田）に導入する。そして、
昇降リンク11により移植部12を下降させてフロート23を
接地させ、この状態で乗用走行車体１を走行させると同
時に移植部12および第１の施肥装置13,第２の施肥装置1
4をそれぞれ作動させることで、苗の移植作業と施肥作
業とが同時に行われる。

このとき乗用走行車体１では、前輪３および後輪４が
それぞれ駆動して４輪駆動状態で走行するので、水田の
ような泥土中でもスリップがほとんどない状態で走行す
ることができ、また、乗用走行車体１には、ほぼ中央部
にエンジン５が搭載され、前部にトランスミツション1
5、後輪用デフ16等が設けられ、後部の後輪４の車軸よ
りやや前側に第１の施肥装置13、その後方に昇降リンク
11を介して移植部12および第２の施肥装置14を装着して
いるので、機体のバランスがよく、安定した走行性，作
業性が得られる。

移植部12では、フロート23が田面に接地しながら滑走
することにより田面を整地し、この整地された田面に、
苗植付け体24がロータリ状に回転しながら、苗を載置し
て左右に往復移動する苗載せ台22の傾斜下端の苗取り出
し口22aから苗を一株ずつ取り出して田面に植え付けて
いく。また、移植部12は、昇降リンク11との連結部にお
いて左右にローリング可能なので、フロート23の接地状
態で乗用走行車体１とは独立してローリングし、左右に
長い植付け部の左右両側端側における苗植付け深さにム
ラを生じることがない。乗用走行車体１がピッチングし
て昇降リンク11を介して移植部12が上下動するとき、こ
の上下動に伴って中央のフロート23が上下に搖動して油
圧切り替えバルブを切り替え、油圧シリンダ10を伸縮作
動させて昇降リンク11を介して移植部12を昇降させ、フ
ロート23の接地圧をほぼ一定に保持して苗植付け体24に
より植え付けられる移植苗24aの植え付け深さおよび開
溝板36,開溝器42により田面に開溝される施肥溝の深さ
がほぼ一定となる。

第１の施肥装置13では、肥料ホッパ25に収容された粉
・粒状の肥料が、繰り出し部26により所定量ずつ間欠的
に下方へ繰り出されて前後通路27に向け落下し、その落
下過程で、送風機29−送風管30−エアーチャンバー28か
らの圧力風により後方に吹き飛ばされて施肥ホース31,
第１および第２の施肥ホース32,33を通って施肥ノズル3
5にもたらされ、ここから開溝板36により田面に開溝さ
れた施肥溝に、第３図に示すように、移植苗24aの側方
位置に施肥される。このとき、移植苗24aに対する施肥
位置（施肥溝）32a,33aまでの前後距離a,bはａ＜ｂであ
り、また、施肥溝32a,33aの深さd,eはｄの方が深く、施
肥量は深さの深いものが多くなって、活着した移植苗24
aは成長過程でその根が、まず浅い方の肥料を吸収して
初期成育し、次いで深い方の肥料を吸収して以後の成長
を行うことになる。従って、初期成育からその後の成育
まで段階的に肥効を高めることができる。

また、第２の施肥装置14では、肥料繰り出し用リンク
40が間欠的に駆動してホッパ39内の肥料を繰り出し部39
から下方に所定量ずつ繰り出し、第３の施肥ホース41か
ら開溝器42により開溝された第３の施肥溝41a内に施肥
する。その施肥深さｆは上記第１および第２の施肥溝32
a,33aの深さd,eより深く、かつ施肥量が多いので、移植
苗24aは第２の施肥溝33aの肥料を吸収し終わったころか
ら第３の施肥溝41a内の肥料43を吸収して成育する。従
って、移植苗24aは、初期成育からその後かなり長期に
わたって段階的に肥料を吸収しながら成長を促進するこ
とができる。

次に、第４図（ａ）ないし（ｄ）に、第１ないし第３
の施肥溝32a,33a,41aの複条と複条との間隔ｈと複条自
体の間隔ｇ間への配置、およびそれぞれの施肥量43a,43
b,43cを変えた場合を示している。（ａ）の場合は、間
隔ｈ内に第２の施肥溝33a,33a、施肥量43b,43bを配置
し、間隔ｇ内に第1,第３の施肥溝32a,32a,41a、施肥量4
3a,43a,41cを配置している。このとき、第２の施肥量43
b,43bの合計は、第1,第３の施肥量43a,43a,43cの合計よ
り多くなるようにしてある。（ｂ）の場合は、間隔ｈ内
に第2,第３の施肥溝33a,33a,41a、施肥量43b,43b,43cを
配置し、間隔内ｇに第１の施肥溝32a,32a、施肥量43a,4
3aを配置している。このときの第2,第３の施肥量43b,43
b,43cの合計は、第１の施肥量43a,43aの合計よりはるか
に多くなるようにしてある。（ｃ）の場合は、間隔ｈ内
に第１ないし第３の施肥溝32a,32a,33a,33a,41a、施肥
量43a,43a,43b,43b,43cを全て配置し、間隔内ｇには施
肥を行わないものである。（ｄ）の場合は、間隔ｈ内に
第1,第３の施肥溝32a,32a,41a、施肥量43a,43a,43cを配
置し、間隔内ｇに第２の施肥溝33a、施肥量43bを配置し
ている。このときの第1,第３の施肥量43a,43a,43cの合
計は、第２の施肥量43bよりはるかに多くなっている。

このような第１ないし第３の施肥溝32a,33a,41aの複
条と複条との間隔ｈと複条自体の間隔ｇ間への配置、お
よびそれぞれの施肥量43a,43b,43cを変えた場合におい
ても、移植苗24aは、初期成育からその後かなり長期に
わたって段階的に各肥料を吸収しながら成長を促進する
ことができるのである。

上記の各実施例において、移植苗24aから近い側の第
１の施肥溝32aに施肥される肥料43aを速効性肥料とし、
移植苗24aから遠く，深い側の第2,第３の施肥溝33a,41a
に施肥される肥料43b,43cを遅効性肥料とするようにし
てもよく、また、第１の施肥溝32aを廃してこの位置の
圃場面に肥料あるいは薬剤を散布するようにしてもよい
ものである。

なお、本発明は、上記実施例の田植機に限らず、例え
ば蔬菜苗用の移植機、発芽種子の移植機などにも同様に
適用できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す施肥装置を備えた乗用型
田植機全体の平面図、第２図は同側面図、第３図は作業
状態の背面図、第４図（ａ）ないし（ｄ）は他の作業状
態の背面図である。 １……乗用走行車体 ３……前輪 ４……後輪 12……移植部 24……苗植付け体

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】左右一対の前輪3,3および後輪4,4を装備し
   た乗用走行車体１の後側に、４体以上の苗植付け体24…
   を左右方向に間隔をあけて配置した移植部12を装着した
   移植機において、前記左右の後輪4,4を、左右最外端の
   苗植付け体24より左右方向内側で、左右中央側の複数の
   苗植付け体24より左右方向外側で、左右方向の位置にお
   いて苗植付け体24と重ならない位置に配置し、前記移植
   部12を、苗植付け体24の左右間隔が相対的に広い部分と
   狭い部分とを有するよう構成し、且つ、苗植付け体24の
   左右間隔の広い部分が左右の後輪4,4より左右方向内側
   に位置するよう構成したことを特徴とする移植機。