JP2847658B2 - 施肥方法 - Google Patents

施肥方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、田植機のような移植機において、苗の移
植と同時に移植苗の側方に施肥するか、または育成中の
苗条に対し追肥するようにした施肥方法に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、田植機のような移植機において、第5図に示す
ように、フロートAにより整地された田面Bに植え付け
られた(あるいは植え付けられる)各移植苗Cの側方に
接近して施肥溝Dを形成し、この施肥溝D内に施肥Eす
るようにした施肥方法が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記のような各移植苗Cの側方に接近して
施肥溝Dを形成し、この施肥溝D内に施肥Eする施肥方
法においては、移植された苗Cの各条ごとに施肥を行う
ため、施肥不足を心配して若干多めに施肥すると、施肥
箇所が多い分、施肥過多量が多くなって、不経済となる
問題があった。
この発明は、上記のような問題を解決することを目的
になされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するためにこの発明は、狭い条間と
広い条間とが交互に形成されるように移植された苗への
施肥方法であって、前記狭い条間の土壌中に施肥してそ
の施肥された肥料がその条間の左右両方の苗に吸収され
るようにしたことを特徴とするものである。
〔発明の作用及び効果〕
この発明の施肥方法は、狭い条間と広い条間とが交互
に形成されるように移植された苗への施肥方法であっ
て、前記狭い条間の土壌中に施肥してその施肥された肥
料がその条間の左右両方の苗に吸収されるようにしたか
ら、従来より施肥箇所が少なくなって、その分施肥過多
量が少なくなり、経済的となる。
〔実 施 例〕
以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明
する。
第1図および第2図において、符号1は乗用走行車体
で、この乗用走行車体1は、車体フレーム2の前部およ
び後部にそれぞれが駆動して走行する左右一対の前輪3
および後輪4を装備し、車体フレーム2の前後方向ほぼ
中間位置にエンジン5を搭載している。エンジン5はカ
バー6により覆われ、このエンジンカバー6上に、運転
座席7が左右にスライド可能に設けられている。運転座
席7の前側に操向ハンドル8が設けられ、車体フレーム
2の後端部に立設した支持フレーム9に、油圧シリンダ
10の伸縮により回動して後端側が昇降する昇降リンク11
の基端部が枢支され、この昇降リンク11の後端部に複数
条植え(この実施例では6条)の移植部12が左右にロー
リング可能に連結されている。この移植部12と運転座席
7との間に第1の施肥装置13が、また、移植部12の後部
に第2の施肥装置14が配設されている。
車体フレーム2の前部下方にはトランスミッション15
が配設されていてエンジン5から動力を受け、前輪3を
駆動すると共に、トランスミッション15の前部に設けた
後輪用デフ16に動力伝達し、後輪用デフ16から後輪用電
動軸17を開じて後輪4に動力伝達されるようになって
る。また、車体フレーム2の後部下方に電動ボックス18
が設けられていてトランスミッション15から電動軸19を
介して動力を受け、移植部12に移植部電動軸12aを介し
て動力伝達し、また肥料繰り出し用リンク20を介して第
1の施肥装置13に動力伝達するようにしている。
上記移植部12は、その本体フレーム21に、上側に位置
して移植用の苗を載置して所定のストロークで左右に往
復移動する苗載せ台22を斜設し、下側に3個のフロート
23を設けると共に、後部に機体の進行方向に向け回転し
ながら、苗載せ台22の傾斜下端部に設けた苗取り出し口
22aから苗を一株づつ取り出して、圃場に植え付ける苗
植付け体24を設けている。上記苗載せ台22、苗取り出し
口22a、苗植付け体24等は、その左右間隔が均等でな
く、第3図に示すように、複条(2条)aと複条aとの
間隔bを複条自体の間隔aより広くした,いわゆる並木
植えの配列となっている。上記フロート23の中央のもの
は、図示しないが、本体フレーム21に対してリンク機構
より上下に搖動可能に支持され、そのリンク機構の近傍
にフロート23の上下動により切り替わる油圧切り替えバ
ルブが設けられ、この油圧切り替えバルブにより上記油
圧シリンダ10を伸縮作動させて昇降リンク11を介して移
植部12を昇降させ、フロート23の接地圧をほぼ一定に保
持し、苗植付け体24により植え付けられる苗24aの植え
付け深さがほぼ一定になるようにしてある。符号22b
は、苗載せ台22の上端部に設けられた苗ガイドである。
上記第1の施肥装置13は、移植部12により植え付けら
れる苗の側方に施肥条を有するもので、上部に粉・粒状
肥料を収容する肥料ホッパ25を設け、その下部に、肥料
繰り出し用リンク20を介して動力を受けて間欠的に駆動
し、ホッパ25内の肥料を下方に所定量ずつ繰り出す繰り
出し部26を設け、この繰り出し部26から繰り出された肥
料が落下する前後通路27を設けると共に、該前後通路27
の前側に左右方向に延び、フレームを兼ねるエアーチャ
ンバー28を連通させて配設し、このエアーチャンバー28
の前部に送風機29からの送風管30を連通させている。
上記前後通路27の後端部に、可撓性を有する合成樹脂
製ホースからなる施肥ホース31の前端部を連通させ、こ
の施肥ホース31は、移植部12の苗載せ台22の上部を下側
から支持する苗載せ台支持杆32の下部に下部を固定し、
上部を苗載せ台支持杆32の上端部にコイルバネを介して
吊持している。この施肥ホース31の下端部に施肥ノズル
33を連結し、該施肥ノズル33の前側に開溝板34を取付け
ている。
上記第2の施肥装置14は、移植部12の後部において本
体フレーム21から立設された支持フレーム35に肥料ホッ
パ36を支持し、この肥料ホッパ36の下部に繰り出し部37
を設け、肥料繰り出し用リンク38を介して苗植付け体24
の駆動部から動力を受けて間欠的に駆動するようにして
ホッパ36内の肥料を下方に所定量ずつ繰り出し、施肥ホ
ース39から開溝器40により開溝された施肥溝に施肥する
ようにしている。なお、第2の施肥装置14は、苗の受け
付けと同時に施肥作業を行うほか、育成中の苗条に対し
て追肥を行う場合にも使用されるもので、開溝器40上下
調節が可能である。
ここで、第2図に示すように、苗植え付け位置(移植
苗)24aに対する施肥ホース31,39から施肥される施肥位
置(施肥溝)31a,39aまでの前後距離c,dは、c<dの関
係にある。また、第3図に示すように、施肥溝31a,39a
の深さe,fはfの方が深くなっており、施肥量(肥料)4
1は、施肥溝39aの方が多くなるようにしてある。このよ
うな構成の施肥装置を備えた移植機においては、作業を
行うとき、乗用走行車体1を走行させて苗移植・施肥作
業を行う圃場(水田)に導入する。そして、昇降リンク
11により移植部12を下降させてフロート23を接地させ、
この状態で乗用走行車体1を走行させると同時に移植部
12および第1の施肥装置13,第2の施肥装置14をそれぞ
れ作動させることで、苗の移植作業と施肥作業とが同時
に行われる。
このとき乗用走行車体1では、前輪3および後輪4が
それぞれ駆動して4輪駆動状態で走行するので、水田の
ような泥土中でもスリップがほとんどない状態で走行す
ることができ、また、乗用走行車体1には、ほぼ中央部
にエンジン5が搭載され、前部にトランスミツション1
5、後輪用デフ16等が設けられ、後部の後輪4の車軸よ
りやや前側に第1の施肥装置13、その後方に昇降リンク
11を介して移植部12および第2の施肥装置14を装着して
いるので、機体のバランスがよく、安定した走行性,作
業性が得られる。
移植部12では、フロート23が田面に接地しながら滑走
することにより田面を整地し、この整地された田面に、
苗植付け体24がロータリ状に回転しながら、苗を載置し
て左右に往復移動する苗載せ台22の傾斜下端の苗取り出
し口22aから苗を一株ずつ取り出して田面に植え付けて
いく。また、移植部12は、昇降リンク11との連結部にお
いて左右にローリング可能なので、フロート23の接地状
態で乗用走行車体1と独立してローリングし、左右に長
い値付け部の左右両側端側における苗植付け深さにムラ
を生じることがない。乗用走行車体1がピッチングして
昇降リンク11を介して移植部12が上下動するとき、この
上下動に伴って中央のフロート23が上下に搖動して油圧
切り替えバルブを切り替え、油圧シリンダ10を伸縮作動
させて昇降リンク11を介して移植部12を昇降させ、フロ
ート23の接地圧をほぼ一定に保持して苗植付け体24によ
り植え付けられる移植苗24aの植え付け深さおよび開溝
板34,開溝器40により田面に開溝される施肥溝の深さが
ほぼ一定となる。
第1の施肥装置13では、肥料ホッパ25に収容された粉
・粒状の肥料が、繰り出し部26により所定量ずつ間欠的
に下方へ繰り出されて前後通路27に向け落下し、その落
下過程で、送風機29−送風管30−エアーチャンバー28か
らの圧力風により後方に吹き飛ばされて施肥ホース31を
通って施肥ノズル33にもたらされ、ここから開溝板34に
より田面に開溝された施肥溝に、第3図に示すように、
移植苗24aの側方位置31aに施肥41される。そして、活着
した移植苗24aはその根が肥料41を吸収して初期成育す
る。
第2の施肥装置14では、肥料繰り出し用リンク38が間
欠的に駆動してホッパ36内の肥料を繰り出し部37から下
方に所定量ずつ繰り出し、施肥ホース39から開溝器40に
より開水された施肥溝39a内に施肥41する。その施肥深
さfは上記施肥溝31aの深eより深く、かつ施肥量が多
いので、移植苗24aは施肥溝31aの肥料を吸収し終わった
ころから施肥溝39a内に肥料41を吸収して成育する。従
って、移植苗24aは、初期成育からその後の成育期にわ
たって段階的に肥料を吸収しながら成長を促進すること
ができる。
また、第2の施肥装置14を追肥に用いるときは、移植
部12および第1の施肥装置13の作動を停止した状態で第
2の施肥装置14のみを作動させて追肥作業を行う。この
とき、開溝器40の深さを調節したり、肥料の種類を変え
たりするとよい。
次に、第4図(a)ないし(c)に示す作業態様につ
いて説明する。(a)は、上記第3図と同様に、移植部
12および第1の施肥装置13,第2の施肥装置14をそれぞ
れ作動させ、苗の移植作業と同時に2系統の施肥作業を
行なった場合である。(b)は、移植部12と第2の施肥
装置14を作動させ、第1の施肥装置13は休止状態で作業
し、複条a自体の間隔内に、そのほぼ中間に位置して施
肥溝39aを形成して施肥41し、苗の移植作業と同時に施
肥作業を行なった場合である。また、第2の施肥装置14
を追肥作業に用いる場合には、移植部12および第1の施
肥装置13の作動を停止した状態で第2の施肥装置14のみ
を作動させて追肥作業を行う。(c)は、移植部12と第
1の施肥装置13を作動させ、第2の施肥装置14は休止状
態で作業し、複条a,a間の間隔bにおいて、移植苗24aに
接近して施肥溝31a,31aを形成して施肥41,41し、苗の移
植作業と同時に施肥作業を行なった場合である。この場
合には、活着した移植苗24aはその根が肥料41を吸収し
て初期成育を行う 上記の各実施例において、移植苗24aから近い側の第
1の施肥溝31aに施肥される肥料41を速効性肥料とし、
移植苗24aから遠く,深い側の施肥溝39aに施肥される肥
料41を遅効性肥料とするようにしてもよく、また、追肥
の場合には、苗の移植の同時に施肥する肥料とその種類
を変えるようにしてもよいものである。
なお、この発明は、上記実施例の田植機に限らず、例
えば蔬菜苗用の移植機、発芽種子の移植機などにも同様
に適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す施肥装置を備えた乗用
型田植機全体の平面図、第2図は同側面図、第3図は作
業状態の背面図、第4図(a)ないし(c)は作業状態
の背面図、第5図は従来例の作業状態の背面図である。 1……乗用走行車体、2……車体フレーム、3……前
輪、4……後輪、5……エンジン、6……エンジンカバ
ー、7……運転座席、8……操向ハンドル、9……支持
フレーム、10……油圧シリンダ、11……昇降リンク、12
……移植部、13……第1の施肥装置、14……第2の施肥
装置、15……トランスミッション、16……後輪用デフ、
17……後輪用伝動軸、18……伝動ボックス、19……伝動
軸、20、38……肥料繰り出し用リンク、21……本体フレ
ーム、22……苗載せ台、23……フロート、24……苗植付
け体、25、36……肥料ホッパ、26、37……繰り出し部、
27……前後通路、28……フレームを兼ねるエアーチャン
バー、29……送風機、30……送風管、31,39……施肥ホ
ース、32……苗載せ台支持杆、33……施肥ノズル、34…
…開溝板、35……支持フレーム、40……開溝器、24a…
…移植苗、31a,39a……施肥溝、41……肥料、a……複
条の間隔、b……複条と複条との間隔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】狭い条間と広い条間とが交互に形成される
    ように移植された苗への施肥方法であって、前記狭い条
    間の土壌中に施肥してその施肥された肥料がその条間の
    左右両方の苗に吸収されるようにしたことを特徴とする
    施肥方法。
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