JP3041699B1 - 空調用エアーフィルター - Google Patents

空調用エアーフィルター

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JP3041699B1
JP3041699B1 JP11157495A JP15749599A JP3041699B1 JP 3041699 B1 JP3041699 B1 JP 3041699B1 JP 11157495 A JP11157495 A JP 11157495A JP 15749599 A JP15749599 A JP 15749599A JP 3041699 B1 JP3041699 B1 JP 3041699B1
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賢二 豊嶋
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有限会社インフィニティ研究所
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 本体ボックス内においてフィルター本体の前
後端部からのエアー漏れを防止でき、またリサイクルの
簡易化を図る。 【解決手段】 本体ボックス1内のエアー流入口3とエ
アー流出口4との間にジグザグ状に収納される複数枚の
フィルター本体2とを備える。フィルター本体2を本体
ボックス1内に差し込み、押さえ枠体24をエアー流入
口3内に嵌め込むと、上側の横桟の切欠に天板の固定突
起が、下側の横桟22の切欠42に底板6の固定突起3
8がそれぞれガイド壁面の前方位置にまで導入される。
上下の各横桟22上のスライダー37をスライド操作し
て先端の楔形部40を固定突起38とガイド壁面との間
の空隙に圧入する。押さえ枠体全体が本体ボックスの内
方へ押し込まれフィルター本体全体が後方へ押しされて
前枠9cが前縦桟21の溝21a内に、また後枠9dが
後ろ縦桟20の溝20a内にそれぞれシール材43を介
して密着状態にシールされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルディング等に
据え付けられた空気調和装置等に使用されるエアーフィ
ルターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空調用エアーフィルター
として、片面にエアー流入口を、反対面にエアー流出口
をそれぞれ開口してなる本体ボックスを作り、この本体
ボックス内のエアー流入口とエアー流出口との間に、フ
ィルター濾材をジグザグ状に配して接着剤で一体的に貼
り付けたものがある。また、最近では、本体ボックス内
にフィルター濾材のみを直接に張り付けるに代えて、フ
ィルター濾材の外周をフィルター枠で囲む複数枚のフィ
ルター本体を作り、この複数枚のフィルター本体を本体
ボックス内に左右方向にジグザグ状にかつ前後方向に出
し入れ可能に収納配置するというものもある。いずれ
も、複数枚のフィルター濾材を左右方向にジグザグ状に
配置してあるので、一定枚数のフィルター濾材に対する
空気の接触面積を増大でき、また通気抵抗も低減できて
空気の濾過処理の効率を高めることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前者のよう
に本体ボックスにフィルター濾材が分離不可能に一体接
合されている上記空調用エアーフィルターでは、単に1
回の使用のみで廃棄処分されており、つまり使い捨てタ
イプであって、ゴミ発生の増大を招くばかりか、不経済
極まりなかった。
【0004】これに対し、後者のようにフィルター濾材
の外周をフィルター枠で囲むフィルター本体を作り、こ
のフィルター本体を本体ボックス内に取り外し可能に収
納配備すると、本体ボックスとフィルター本体とを分離
することができるため、フィルター本体のみの洗浄や交
換を可能にして省資源化、ゴミ減量化を図れる。
【0005】しかしながら、複数枚のフィルター本体を
本体ボックス内に左右方向にジグザグ状にかつ前後方向
に出し入れ可能に収納配置した場合、各フィルター本体
の前後端部や隣り合うフィルター本体の前端部同士の合
掌部分、及び後端同士の合掌部分から流入空気が濾過さ
れないままエアー流出口側へ漏れるという問題があっ
た。また、こうした空気漏れ防止対策を講じる場合にプ
ラスチック製の本体ボックスに付帯する部材同士の結合
や止着にあたって接着剤や金属製ビスなどを用いると、
これらのリサイクル時に部材同士を解体することが困難
ないし不可能になりやすく、またそれら異質部材の分別
作業を必要とするため、リサイクルの実現化に支障を来
たすのであった。
【0006】そこで、本発明の目的は、プラスチック製
の本体ボックス内においてフィルター本体の前後端部に
おけるエアー漏れ防止を図れる空調用エアーフィルター
を提供することにある。また、本発明の目的は本体ボッ
クス及びこれの付属備品のリサイクルの簡易化を図れる
空調用エアーフィルターを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の空調用エアーフ
ィルターは、図3及び図6に例示するように、正面側に
エアー流入口3を、背面側にエアー流出口4をそれぞれ
開口し、上面側は天板5で、底面側は底板6で、左右側
面側は左右側板7,8でそれぞれ塞いでなる形のプラス
チック製の本体ボックス1と、この本体ボックス1内の
エアー流入口3とエアー流出口4との間に左右方向にジ
グザグ状にかつ出し入れ可能に収納される複数枚のフィ
ルター本体2とを備え、各フィルター本体2は四角形状
の上下前後枠9a,9b,9c,9d内に蛇腹状のフィ
ルター濾材10を嵌め込んでなる。このような空調用エ
アーフィルターにおいて、本体ボックス1のエアー流出
口4内の上下枠32,32間に、フィルター本体2の後
枠9dをシール材43を介して受け入れる溝20aを有
する複数本の本体ボックス1の材料と同じプラスチック
製の後ろ縦桟20が、左右方向に所定間隔をおいて配置
固定される。本体ボックス1のエアー流入口3内に、本
体ボックス1の材料と同じプラスチック製の押さえ枠体
24が出し入れ可能に嵌め込まれている。この押さえ枠
体24は、上下の横桟22,22の内側に前記フィルタ
ー本体2の前枠9cをシール材43を介して受け入れる
溝21aを有する複数本の前縦桟21を左右方向に所定
間隔をおいて並べている。本体ボックス1のエアー流入
口3内の天板5及び底板6のそれぞれの内面に固定突起
38が一体に突設されている。前記押さえ枠体24の上
下の各横桟22に、ガイド壁面22aと、エアー流入口
3内への押さえ枠体24の嵌め込みに伴い前記固定突起
38を前記ガイド壁面22aより前方位置にまで導入す
る切欠42とが設けられている。前記押さえ枠体24の
上下の各横桟22に先端に楔形部40を有する本体ボッ
クス1の材料と同じプラスチック製のスライダー37
が、前記楔形部40を前記ガイド壁面22aと前記切欠
42内に導入された前記固定突起38との間に圧入する
ように、前記ガイド壁面22aに沿って左右方向にスラ
イド自在に備えられている。
【0008】
【作用】このように構成された空調用エアーフィルター
によれば、ジグザグ状に配される各々のフィルター本体
の前枠は前縦桟の溝に、後枠は後ろ縦桟の溝にそれぞれ
シール材を介して受け入れてあるので、隣り合うフィル
ター本体の前枠同士の合掌部分、及び後枠同士の合掌部
分から流入空気が濾過されないままエアー流出口側へ漏
れるのを防止できる。
【0009】フィルター本体を本体ボックス内に差し込
み収納した後に、押さえ枠体をエアー流入口内に嵌め込
むと、上側の横桟の切欠に天板の固定突起が、下側の横
桟の切欠に底板の固定突起がそれぞれガイド壁面より前
方位置にまで導入する。しかる後、上下の各横桟上のス
ライダーをスライド操作することによりその楔形部を固
定突起とガイド壁面との間の空隙に圧入する。このスラ
イダーの圧入により押さえ枠体全体が本体ボックスの内
方へ押し込まれ、前縦桟による押圧作用でフィルター本
体全体が後方へ押されてその前枠が前縦桟の溝内にシー
ル材を圧縮して密着状態にシールされ、また後枠が後ろ
縦桟の溝内に対しシール材を圧縮しながら強く押し付け
られて密着状態にシールされる。
【0010】前縦枠、後ろ縦枠、押さえ枠体、スライダ
ーの全てが本体ボックスと同じプラスチック材料で形成
されているので、本体ボックス及びこれに付属する押さ
え枠体、後ろ縦桟及びスライダーをリサイクルする場合
も異質部材の分別作業を省略できるため、それだけリサ
イクルし易くなる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る空調用エアーフィル
ターの一実施例を図面に基づき説明する。図1及び図2
において、この空調用エアーフィルターは、直方体の本
体ボックス1と、この本体ボックス1内に正面側から前
後方向に出し入れ可能に収納する複数枚のフィルター本
体2とを備える。本体ボックス1は正面側にエアー流入
口3を、背面側にエアー流出口4をそれぞれ開口し、上
面側は天板5で、底面側は底板6で、左右側面側は左右
側板7,7でそれぞれ塞いで成り、天板5、底板6及び
左右側面板7,7はABS樹脂等のプラスチック成形品
である。
【0012】図2及び図4に示すように、フィルター本
体2はABS樹脂等のプラスチック製の四角形状のフィ
ルター枠9に蛇腹状のフィルター濾材10を嵌め込んで
なる。フィルター濾材10の素材としては合成繊維を使
用し、合成繊維のうちでも特に洗浄によく耐え、また付
着ゴミ粒子を洗い落し易いポリエチレン繊維、ポリプロ
ピレン繊維等のポリオレフィン系繊維が使用される。ポ
リオレフィン系繊維を不織布あるいは編物、織物などの
布帛にし、この布帛を多数の山部が連なる蛇腹状に折り
曲げることによりフィルター濾材10が構成される。フ
ィルター濾材10は蛇腹状に折り畳むことにより、一定
の縦横サイズのフィルター濾材10に対する空気の接触
面積をできるだけ増やすことができて通気抵抗を低減さ
せることができる。
【0013】フィルター本体2は、図1及び図3に示す
ごとく本体ボックス1内に左右方向にジグザグ状に配さ
れるように本体ボックス1の正面側から前後方向に出し
入れ可能に装着される。フィルター本体2をジグザグ状
に配置するのは、一定枚数のフィルター本体2に対する
空気の接触面積をできる限り増大して通気抵抗を低減し
空気の濾過処理量を高めるためである。
【0014】図2及び図4に示すように、本体ボックス
1の天板5の内面及び底板6の内面には断面凸形のガイ
ドレール15とこのガイドレール15の左右両側に平行
に配されるガードレール16,16とがそれぞれジグザ
グ状に突設される一方、各フィルター本体2のフィルタ
ー枠9の上枠9aの上端面及び下枠9bの下端面のそれ
ぞれに、ガイドレール15にスライド自在に嵌合する断
面凸形のスライド溝17が前後方向全長にわたって形成
される。本体ボックス1の上下の左右のガードレール1
6,16は、フィルター枠9の上枠9aの上端部及び下
枠9bの下端部のそれぞれの両側を覆うようにフィルタ
ー枠9の厚みよりも僅かに広幅の間隔で対向配備してい
る。この左右のガードレール16,16の各内側の前後
には係合突片18を水平に突設する一方、フィルター枠
9の上枠9aの両側面及び下枠9bの両側面のそれぞれ
に、係合突片18にスライド自在に係合する係合溝19
を前後方向全長にわたって設ける。
【0015】かくして、フィルター本体2は上下枠9
a,9bを本体ボックス1内の上下に対向するガードレ
ール16,16間に嵌合させるとともに、上下のスライ
ド溝17,17を上下のガイドレール15,15に摺動
させることにより、本体ボックス1内を前後斜め方向に
脱線することなく円滑に出し入れすることができる。
【0016】図1及び図2に示すように、本体ボックス
1の正面側のエアー流入口3内には、本体ボックス1の
プラスチック材料と同じABS樹脂等のプラスチック製
の押さえ枠体24が嵌め込み自在とされる。この押さえ
枠体24は、断面L形の上下の横桟22,22と、この
横桟22,22の内側に、ガイドレール15の前端位置
に対応すべく左右方向に所定間隔をおいて並べられた複
数本の断面M形状の前縦桟21を直交状に一体的に組み
合わせてなる。図3及び図5に示すように、前縦桟21
の内面は断面山形に形成して隣接するフィルター本体
2,2の前枠9c,9c同士を合掌状態に受け入れる溝
21a,21aを形成している。その溝21a内にはス
ポンジゴム等からなるエアー漏れ防止用のシール材43
を備える。
【0017】前縦桟21の上下端は上下の各横桟22
に、本体ボックス1のプラスチック材料と同じABS樹
脂等のプラスチック製の結合ピン25をもって一体的に
結合する。その際、図5及び図6に示すように、前縦桟
21の外面の上下端にはそれぞれボス26を一体に突設
し、このボス26には径小の角形の結合孔27と、この
結合孔27の内側に連通する径大の結合孔28とを設け
る。一方、上下の各横桟22には角形の結合孔29を設
ける。結合ピン25は頭部25aと脚部25bとからな
り、脚部25bはその軸方向に設けた割り溝30によっ
て軸径方向に拡縮弾性変形自在に形成し、脚部25bの
先端には逆止爪31を設けている。
【0018】かくして、前縦桟21の下端部を下側の横
桟22に結合するには、図5のよう前縦桟21の下端を
下側の横桟22の内側に両者の結合孔27,29どうし
が一致するよう重ね合わせ、横桟22の前方から結合ピ
ン25の脚部25bを結合孔27,29に縮径させなが
ら圧入する。すると、結合ピン25の脚部25bは逆止
爪31がボス26内の径小の結合孔27を通過して径大
の結合孔28に入るや否や原形に弾性復帰し、逆止爪3
1が径大の結合孔28に抜け止め状態に係合し、これに
より前縦桟21の下端部と下側の横桟22とが一体的に
結合される。前縦桟21の上端部と上側の横桟22とを
結合する場合も同じく上記結合ピン26と同じ結合ピン
26を用いて同じ要領で結合する。
【0019】他方、図3に示すように、本体ボックス1
の背面側のエアー流出口4内の上下枠32,32には、
これ又、本体ボックス1のプラスチック材料と同じAB
S樹脂等のプラスチックからなる複数本の後ろ縦桟20
がガイドレール15の後端位置に対応すべく左右方向に
所定間隔をおいて配置固定される。左右方向の中間部に
配される各後ろ縦桟20は前縦桟21と同じように断面
M形状に形成され、左右両端の後ろ縦桟20は断面M形
状の半分を切り欠いた断面半M形状に形成されている。
断面M形状の後ろ縦桟20の内面は断面山形に形成して
隣接するフィルター本体2,2の後枠9d,9d同士を
合掌状態に受け入れる溝20a,20aを形成してい
る。左右両端の断面半M形状の後ろ縦桟20は左右両端
の各フィルター本体2の後枠9dをそれぞれ受け入れる
溝20aを形成している。それぞれの溝20a内には上
記シール材43と同じエアー漏れ防止用のシール材43
を備える。
【0020】断面M形状の後ろ縦桟20の上下端部とエ
アー流出口4の上下枠32,32とは、後ろ縦桟20の
外面の上下端に上記ボス26と同じボス26を一体に突
設する一方、上下枠32,32にそれぞれ結合孔29を
設けておいて、上記の前縦桟21と横桟22との結合構
造と同じように上記結合ピン26と同じ結合ピン26を
用いて同じように一体的に結合する。図7に示すよう
に、断面半M形状の後ろ縦桟20のそれぞれの幅方向外
端縁には、断面L形に形成されてそのL形の一片を構成
する背板部34aと他片を構成する側板部34bとを有
するコーナーアングル板34を一体に延設し、その背板
部34aの上下端部を上記結合ピン26と同じ結合ピン
26を用いて上下枠32,32に一体的に結合する。そ
して、左右両端の各後ろ縦桟20のコーナーアングル板
34の側板部34bは、左右の各側板7の断面L形の後
端縁7aの外面に重ね合わせて該側板7の後端縁7aよ
り前方の外面と略面一になすとともに、その後端縁7a
の外面に設けた係合爪35を側板部34bの内面に設け
た凹部36に係合する。これにより左右両端の各後ろ縦
桟20と左右の各側板7の後端縁7aとがコーナーアン
グル板34を介して一体的に接合される。
【0021】上記押さえ枠体24は、フィルター本体2
を本体ボックス1内に差し込み収納した後に、本体ボッ
クス1のエアー流入口3内に出し入れ可能に嵌め込み固
定される。この押さえ枠体24の固定に際してはロック
機構を使用する。このロック機構は、図6に示すよう
に、押さえ枠体24の上下の各横桟22に左右方向にス
ライド自在に備えた複数個(図示例では3個)のスライ
ダー37と、本体ボックス1のエアー流入口3内の天板
5及び底板6のそれぞれの内面から一体に突設した複数
個(図示例では3個)の固定突起38とを備える。スラ
イダー37は、これ又本体ボックス1のプラスチック材
料と同じABS樹脂等のプラスチック材で断面角棒状に
形成して、その長手方向中間部に摘み部39を形成する
と共に、その先端に楔形部40を形成している。一方、
上下の各横桟22は断面L形に形成されてそのL形の一
片を構成する垂直壁部22aと他片を構成する水平壁部
22bとが交わる入隅に、スライダー37が垂直壁部
(ガイド壁面)22aから一体に突設したL形のガイド
突片41で案内下で左右方向に直線移動できるように取
り付けられる。垂直壁部22aの前面をガイド壁面とす
る。また上下の各横桟22の垂直壁22aと水平壁部2
2bとが交わる出隅には切欠42を垂直壁22a及び水
平壁部22bにわたって形成し、押さえ枠体24を本体
ボックス1のエアー流入口3内に嵌め込むに伴い前記固
定突起38が切欠42内に導入して垂直壁(ガイド壁
面)22aより前方位置にまで入り込むようにしてい
る。
【0022】かくして、フィルター本体2を本体ボック
ス1内に差し込み収納した後に、押さえ枠体24を本体
ボックス1のエアー流入口3内に嵌め込むと、上側の横
桟22の切欠42に天板5の固定突起38が、下側の横
桟22の切欠42に底板6の固定突起38がそれぞれの
垂直壁(ガイド壁面)22aの前方位置にまで導入す
る。しかる後、上下の各横桟22上のスライダー37を
スライド操作することによりその楔形部40を固定突起
38と垂直壁(ガイド壁面)22aとの間の空隙に圧入
する。このスライダー37の圧入により押さえ枠体24
全体が本体ボックス1の内方へ押し込まれ、前縦桟21
による押圧作用でフィルター本体2全体が後方へ押され
てその前枠21が前縦桟21の溝21a内にシール材4
3を圧縮して密着状態にシールされ、また後枠9dが後
ろ縦桟20の溝20a内に対しシール材43を圧縮しな
がら強く押し付けられて密着状態にシールされる。
【0023】このようにスライダー37と固定突起38
によるロック機構によって、押さえ枠体24が本体ボッ
クス1内に定置固定されるとともに、フィルター本体2
の前後枠9c,9dが前縦桟21及び後ろ縦桟20の各
溝21a,20aにシール材43を介して密着シールさ
れた状態が確実に保持される。したがって、隣り合うフ
ィルター本体2の前枠9c,9c同士の合掌部分、及び
後枠9d,9d同士の合掌部分から流入空気が濾過され
ないままエアー流出口4側へ漏れるのをよく防止でき
る。
【0024】フィルター本体2の出し入れや交換時に押
さえ枠体24を取り外す場合は、スライダー37を前記
と反対方向にスライド操作して楔形部40を固定突起3
8と垂直壁22aとの間の空隙から抜き出すことによっ
て、簡単に取り外すことができる。なお、前述のように
スライダー37のスライド操作によって押さえ枠体24
はフィルター本体2を後ろ縦桟20の溝20a内に対し
強く押し付ける位置にまで押し込まれるが、このとき、
押さえ枠体24が必要以上に本体ボックス1の内方へ移
動することのないように底板6の内面上に押さえ枠体2
4を受け止める位置決め突起44を設けておいてもよ
い。
【0025】図7に示すように、左右両端の各フィルタ
ー本体2はこれの後枠9dの外側コーナ部9eを左右の
各側板7の後端縁7aの内側に当接させる。これにより
左右の各側板7の後端縁7aが左右両端の各フィルター
本体2の後枠9dの外側コーナ部9eと後ろ縦桟20の
コーナーアングル板34との間で挟持される。したがっ
て、左右の各側板7は、ビスや接着剤を用いなくても、
その後端縁7aがコーナーアングル板34の内側に密着
状に接合固定されるため、当該箇所からエアーが漏れる
のを防止でき、また側板7全体が本体ボックス1内のエ
アー圧により外方へ膨らみ変形するのを確実に防止でき
る。
【0026】上記構成の空調用エアーフィルターにおい
て、エアー流入口3から流入するエアーはフィルター本
体2のフィルター濾材10の濾過作用により清浄化され
てエアー流出口4から流出する。その際、前述したよう
に、各々のフィルター本体2の前枠9cは前縦桟21の
溝21aに、後枠9dは後ろ縦桟20の溝20aにそれ
ぞれシール材43を介して受け入れてあるので、隣り合
うフィルター本体2,2の前枠9c,9c同士の合掌部
分、及び後枠9d,9d同士の合掌部分から流入空気が
濾過されないままエアー流出口4側へ漏れるようなこと
がない。
【0027】また、天板5及び底板6の各内面とフィル
ター本体2の上枠11a及び下枠11bとの重合面間の
隙間は、ガードレール16,16、及びガイドレール1
5とスライド溝17との嵌合により迷路となるため、エ
アー流入口3からのエアーが濾過されないままエアー流
出口4側へ漏れるのをできる限り防止できる。それと同
時に、フィルター本体2は上下の係合溝19を本体ボッ
クス1の係合突片18に係合させているので、本体ボッ
クス1の天板5及び底板6がこの内部を流れるエアーに
より外方へ膨らみ変形する正圧を受ける場合も、本体ボ
ックス1の上下のガイドレール15,15がフィルター
本体2の上下のスライド溝17,17から離れるように
変位するのを規制できるため、前記膨らみ変形を防止で
きる。したがって、この場合、本体ボックス1の上下の
各ガイドレール15とフィルター本体2の上下の各スラ
イド溝17とのスライド面間に隙間が生じて当該箇所か
らエアーが濾過されないまま漏れるのを防止できる。
【0028】使用に伴いフィルター本体2が破損したり
汚れた場合、本体ボックス1はそのまま使用し続ける
が、フィルター本体2のみは本体ボックス1から取り出
して新規なものと取り替えたり、清掃洗浄する。この取
り替えや清掃洗浄時にはスライダー37をスライド操作
することにより押さえ枠体24を簡単に着脱することが
できるため、その取り替えや清掃洗浄作業が簡易迅速に
行える。本体ボックス1は耐用年数に伴い廃棄物となっ
てリサイクルする場合は、押さえ枠体24、前縦枠2
1、後ろ縦枠20、これらの結合ピン25、スライダー
37の全てが本体ボックス1と同じプラスチック材料で
形成されているので、リサイクルの実現が容易である。
【0029】上記実施例では、押さえ枠体24の上下の
横桟22,22にスライダー37が複数個備えられてい
るが、これに限られず、スライダー37を単に1個ずつ
上下の横桟22,22に備えるものであってもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、スライダーと固定突起
によって、押さえ枠体が本体ボックス内に固定されると
ともに、フィルター本体の前後枠が前縦桟及び後ろ縦桟
の各溝にシール材を介して密着状態にシールされた状態
を確実に保持することができる。したがって、隣り合う
フィルター本体の前枠同士の合掌部分、及び後枠同士の
合掌部分から流入空気が濾過されないままエアー流出口
側へ漏れるのをよく防止でき、それだけ空気清浄の効率
を高めることができる。
【0031】スライダーをスライド操作することにより
押さえ枠体を簡単に着脱することができるため、フィル
ター本体の出し入れや取り替え作業に便利である。
【0032】押さえ枠体、前縦枠、後ろ縦枠、及びスラ
イダーは本体ボックスと同じプラスチック材料で形成さ
れているので、これらを本体ボックスと一緒にリサイク
ルし易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空調用エアーフィルターの外観斜視図である。
【図2】空調用エアーフィルターの分解斜視図である。
【図3】空調用エアーフィルターの本体ボックスに対し
フィルター本体を収納した状態を示す一部の横断平面図
である。
【図4】空調用エアーフィルターの本体ボックスに対し
フィルター本体を収納した状態を示す縦断側面図であ
る。
【図5】空調用エアーフィルターの前縦桟と押さえ枠体
との結合状態を示す断面図である。
【図6】空調用エアーフィルターの前縦桟と押さえ枠体
とを分離状態で示す断面図である。
【図7】図3における一部を拡大して示す横断平面図で
ある。
【符号の説明】
1 本体ボックス 2 フィルター本体 3 エアー流入口 4 エアー流出口 5 天板 6 底板 7 左右の側板 9a 上枠 9b 下枠 9c 前枠 9d 後枠 10 フィルター濾材 20 後ろ縦桟 21 前縦桟 22 上下の横桟 24 押さえ枠体 32,32 上下枠 37 スライダー 38 固定突起 40 楔形部 42 切欠 43 シール材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面側にエアー流入口を、背面側にエア
    ー流出口をそれぞれ開口し、上面側は天板で、底面側は
    底板で、左右側面側は左右側板でそれぞれ塞いでなる形
    のプラスチック製の本体ボックスと、この本体ボックス
    内のエアー流入口とエアー流出口との間に左右方向にジ
    グザグ状にかつ前後方向に出し入れ可能に収納される複
    数枚のフィルター本体とを備え、各フィルター本体は四
    角形状の上下前後枠内に蛇腹状のフィルター濾材を嵌め
    込んでなる空調用エアーフィルターにおいて、 前記本体ボックスのエアー流出口内の上下枠間に、前記
    フィルター本体の後枠をシール材を介して受け入れる溝
    を有する複数本の前記本体ボックスの材料と同じプラス
    チック製の後ろ縦桟が左右方向に所定間隔をおいて配置
    固定されており、 前記本体ボックスのエアー流入口内に、前記本体ボック
    スの材料と同じプラスチック製の押さえ枠体が出し入れ
    可能に嵌め込まれており、この押さえ枠体は、上下の横
    桟の内側に前記フィルター本体の前枠をシール材を介し
    て受け入れる溝を有する複数本の前縦桟を左右方向に所
    定間隔をおいて並べてあり、 前記本体ボックスのエアー流入口内の天板及び底板のそ
    れぞれの内面に固定突起が一体に突設されており、 前記押さえ枠体の上下の各横桟に、ガイド壁面と、前記
    エアー流入口内への押さえ枠体の嵌め込みに伴い前記固
    定突起を前記ガイド壁面より前方位置にまで導入する切
    欠とが設けられており、 前記押さえ枠体の上下の各横桟に、先端に楔形部を有す
    る前記本体ボックスの材料と同じプラスチック製のスラ
    イダーが、前記楔形部を前記ガイド壁面と前記切欠内に
    導入された前記固定突起との間に圧入するように、前記
    ガイド壁面に沿って左右方向にスライド自在に備えられ
    ていることを特徴とする空調用エアーフィルター。
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