JP3041457U - 名 刺 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 名刺が本来もっている個人情報の表示機能に
加えて、名刺を受け取った利用者に役立つ情報をコンピ
ュータを介して簡便に且つ効率よく提供でき、また、該
利用者は名刺に表示された個人または組織に電子メール
によるコミュニケーションを簡便になし得る名刺を提供
する。 【解決手段】 バックアップ用電源装置が不要で書き換
え可能な電子式記憶媒体からなり、表面に必要な個人お
よび所属組織の情報が表示されている名刺であって、該
記憶媒体は文字、画像のうち少なくとも一種のデータが
記憶され、コンピュータに情報を出力できる機能を有
し、かつコンピュータを介したネットワークへのアクセ
ス機能を含み、名刺に表示された個人および／または該
個人の所属組織への電子メールアドレスに個別に接続で
きる機能を有することを特徴とする名刺。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】

この考案は、名刺、さらに詳しくは、表面に必要な個人および所属組織の情報 が表示されているのみならず、その支持媒体が電子式記憶媒体からなり、コンピ ュータに情報を出力できる機能を有する名刺に関する。

【考案が解決しようとする課題】

名刺としては、紙、プラスチックシートなどのカード状媒体の表面に個人の氏 名、所属組織名、身分、住所、電話番号などの個人情報が表示されたものが利用 されている。 近年パソコンを介したインターネットなどに代表されるネットワークを介した 情報の利用が驚異的な加速度をもって普及しつつある。このような状況下に、名 刺の媒体として、フロッピーディスクやＩＣカードのような電子記憶媒体を利用 して、名刺に、コンピュータに情報を出力できる機能やネットワークのアクセス 機能を付与するならば、名刺は、その表面に表示された個人情報のみならず、膨 大な情報を内蔵でき、且つ、コンピュータを介したネットワークへのアクセスに よる他人の保有情報の入手などが期待され、名刺の機能は飛躍的に拡充される。 本願考案の目的は、フロッピーディスクやＩＣカードのような電子記憶媒体を 用い、上記のように拡充された機能を有する名刺を提供することにある。

【課題を解決するための手段】

本願考案に係る名刺は、バックアップ用電源装置が不要で書き換え可能な電子 式記憶媒体からなり、表面に必要な個人および所属組織の情報が表示されている 名刺であって、該記憶媒体は文字、画像のうち少なくとも一種のデータが記憶さ れ、コンピュータに情報を出力できる機能を有し、かつコンピュータを介したネ ットワークへのアクセス機能を含み、名刺に表示された個人および／または該個 人の所属組織への電子メールアドレスに個別に接続できる機能を有することを特 徴とする。

【考案の実施の形態】

本願考案に係る名刺においては、旧来から使用されている紙、プラスチックシ ートなどの支持媒体に代って、バックアップ用電源装置が不要で書き換え可能な 電子式記憶媒体が用いられる。そのような電子式記憶媒体の具体例としては、フ ロッピーディスク、ＣＤ（書き換え可能なもの）、ＩＣカード（フラッシュメモ リ）、ＤＶＤ−ＲＡＭ、ＭＤ（ミニディスク）などが挙げられる。これらの中で も、携帯の利便性、取扱性、個人情報の表示のし易さおよびコストの面からフロ ッピーディスクおよびＩＣカードが好ましい。 図１（フロッピーディスクの例）および図２（ＩＣカードの例）に示されるよ うに、電子式記憶媒体の主要面には、個人の氏名、所属組織、身分、住所、電話 番号、ＦＡＸ番号などの名刺が本来もつべき個人情報が表示されている。 フロッピーディスク（以下、ＦＤと略称する）またはＩＣカード（以下、ＩＣ と略称する）のような電子式記憶媒体には、表面に表示された個人情報を含め、 より詳しい関連情報が文字データおよび／または画像データとして記憶され、所 望により、さらに音声データが付加的に記憶されている。ＦＤまたはＩＣをブラ ウザソフトがインストールされたコンピュータでかつ記憶媒体を起動できる駆動 装置に入れて起動すると画面にＦＤまたはＩＣに記憶された情報の内容の一覧が 出現する。すなわち、ＦＤまたはＩＣの表面に示された個人情報と同一内容の他 に、当該個人の顔写真または似顔絵、所属組織（会社）および系列または関連の 組織、該組織の生産販売、取扱に係る商品のカタログ、技術説明、その他名刺を 受け取る人に役立つと考えられる情報の一覧が表示される。 画面の顔写真または似顔絵には音声データを貼付することができ、この部分を クリックすると、該個人の声で挨拶などが出現するように構成することができる 。さらに、その電子記憶媒体は電子メールアドレスに個別に接続できる機能が付 与されている。すなわち、画面の顔写真または似顔絵、氏名またはその他のクリ ップボタン部分をクリックすると電子メール送信画面が表示される。従って、そ の個人の電子メールアドレスを入力することなく、電子メールの送信が簡便にで きる。 このように、電子メール用のアドレス番号（ｅ−メイルアドレス）を予め電子 メールの機能ボタンにインプットしておけば、名刺の利用者はアドレス番号を入 力することなく、送信データのみ入力すればよいので手間が省け、誤入力による 配信ミスがなく確実に情報の伝達をすることができる。 記憶媒体には、会社その他当該個人が所属する組織に関する情報、例えば、組 織の概要、事業所案内、生産品および取扱ないし販売商品の案内、技術説明など が登録されており、画面に設けた会社（組織）案内、商品案内などのアイコンを クリックすれば、それぞれに関する詳細な情報が得られる。 さらに、本願考案の名刺は、コンピュータを介したネットワークへのアクセス 機能を有しており、通信回線を通じてインターネット上の情報を閲覧することが できる。すなわち、名刺を受け取る個人に提供したい情報を含む種々のホームペ ージのリンクポイントを設定しておけば、そのボタンをクリックすることによっ てネットワークを介してそのホームページの情報を容易に閲覧することができる 。従って、名刺に表示された当該個人の所属組織のホームページのＵＲＬを登録 しておけば、当該組織の案内、商品の案内などの詳しい情報を極めて簡便に提供 することができる。さらに、当該個人が興味を示す可能性があると考えられるよ うなホームページ（例えば、天気予報、ホテルの予約、列車案内、趣味のページ など）の概要を一覧で表示しておけば、わざわざＵＲＬを入力することなく、そ のホームページへ個別に接続し、直ちに所要な情報に接することができる。

【考案の効果】

本願考案に係る名刺は、表面に必要な個人および所属組織の情報が表示されて いるのみならず、その支持媒体がフロッピーディスクやＩＣカードのような電子 式記憶媒体からなっていて、コンピュータに情報を出力できる機能、コンピュー タを介したネットワークへのアクセス機能、電子メールアドレスへの接続機能な どを有するため、旧来の名刺が有する効用に加えて、名刺を受け取った利用者に 役に立つビジネス情報その他の情報をコンピュータを介して簡便に且つ効率よく 提供することができ、また、名刺に表示された個人および／または組織への電子 メールによるコミュニケーションを簡便になし得るという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 電子記録媒体の一例としてフロッピィディス
クを用いた本願考案の名刺の一例を示す平面図。

【図２】 電子記録媒体の一例としてＩＣカード（フラ
ッシュメモリ）を用いた本願考案の名刺の他の一例を示
す平面図。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 バックアップ用電源装置が不要で書き換
   え可能な電子式記憶媒体からなり、表面に必要な個人お
   よび所属組織の情報が表示されている名刺であって、該
   記憶媒体は文字、画像のうち少なくとも一種のデータが
   記憶され、コンピュータに情報を出力できる機能を有
   し、かつコンピュータを介したネットワークへのアクセ
   ス機能を含み、名刺に表示された個人および／または該
   個人の所属組織への電子メールアドレスに個別に接続で
   きる機能を有することを特徴とする名刺。