JP3041172U - 金 封 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体を展開することなく、容易に内部の紙幣
を確認できる金封を提供する。 【解決手段】 金封本体１における後面部２の上下両辺
に、その後面部２の内側に配する紙幣３の脱落を阻止す
る折返抱持片４を設け、又、外蓋部５に設けた舌状片６
を差し込むスリット状の切り口７を後面部２に設けると
ともに、その切り口７の一部に窓孔８を設けたことを特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は金封に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の金封は、紙幣を確認する場合に、全体を展開しなければならぬという面 倒があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、全体を展開することなく、容易に内部の紙幣を確認できる金 封の提供を課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の課題は本考案によって、すなわち、金封本体１における後面部２の上下 両辺に、その後面部２の内側に配する紙幣３の脱落を阻止する折返抱持片４を設 け、又、外蓋部５に設けた舌状片６を差し込むスリット状の切り口７を後面部２ に設けるとともに、その切り口７の一部に窓孔８を設けたことを特徴とする金封 によって解決することができる。

【０００５】

【実施例】

以下、図示した実施例について説明する。まず、図１は金封本体１を展開した 状態を示したものである。金封本体１は、外蓋部５、前面部９、後面部２及び中 蓋部１０を横方向に順に連設した構造になっていて、その外蓋部５に舌状片６を 突設し、又、前面部９の中央には外側へ折り出したヒダ部１１を設けている。

【０００６】 また、後面部２の上下両辺にそれぞれ折返抱持片４を設けている。この折返抱 持片４は、図２に示すように、後面部２の内面側に配する紙幣３の上下両端が引 掛かるようになっていて、紙幣３を脱落しないように抱持できるものである。

【０００７】 また、後面部２は上下に長いスリット状の切り口７を設け、さらに、その切り 口７の中間部に窓孔８を設けている。

【０００８】 紙幣３は次の手順で包むことができる。まず、上記のように、後面部２の内面 側に紙幣３を配して、折返抱持片４を利用して紙幣３を保持する。次に、後面部 ２の内側に中蓋部１０を折り重ね、さらに、その外側に前面部９を折り重ねる。 最後に、外蓋部５を後面部２の背後に折り重ねて、図３に示すように、舌状片６ を切り口７に差し込み、シール１２で封をすれば終了する。

【０００９】 なお、金封本体１の前面部９に設けたヒダ部１１には、図４に示すように、ヒ モ飾り１３などを着脱自在に取付けている。

【００１０】 内部に包んだ紙幣３を確認する場合は、舌状片６を切り口７から抜き取るだけ でよい。窓孔８が露出して、その窓孔８から後面部２の内側を覗き見ることによ り紙幣３を確認することができる。また、後面部２と前面部９の間を拡大して上 下両端の隙間から内部の紙幣を確認することもできる。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の金封は上記の通りであり、従来品のように金封本体の全体を展開する ことなく、容易に内部に包んだ紙幣を確認できるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】金封本体を展開した状態の斜視図である。

【図２】後面部の内側に紙幣を保持した状態の斜視図で
ある。

【図３】後面部側の斜視図である。

【図４】前面部側の斜視図である。

【符号の説明】 １ 金封本体 ２ 後面部 ３ 紙幣 ４ 折返抱持片 ５ 外蓋部 ６ 舌状片 ７ 切り口 ８ 窓孔 ９ 前面部 １０ 中蓋部 １１ ヒダ部 １２ シール １３ ヒモ飾り

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 金封本体１における後面部２の上下両辺
   に、その後面部２の内側に配する紙幣３の脱落を阻止す
   る折返抱持片４を設け、又、外蓋部５に設けた舌状片６
   を差し込むスリット状の切り口７を後面部２に設けると
   ともに、その切り口７の一部に窓孔８を設けたことを特
   徴とする金封。