JP3039154B2 - コントローラの調整方法 - Google Patents

コントローラの調整方法

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JP3039154B2
JP3039154B2 JP4221211A JP22121192A JP3039154B2 JP 3039154 B2 JP3039154 B2 JP 3039154B2 JP 4221211 A JP4221211 A JP 4221211A JP 22121192 A JP22121192 A JP 22121192A JP 3039154 B2 JP3039154 B2 JP 3039154B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コントローラの調整方
法に係り、特に、制御系の入出力変数の時間応答に基づ
いて制御パラメータを調整するのに好適なコントローラ
の調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コントローラにより制御対象を制御する
場合、制御対象の特性に合わせてコントローラの制御パ
ラメータを調整する必要がある。その1つの方法とし
て、「コントローラの調整方法および調整システム」
(特開平3−233702 号公報)に記載されている調整方法
がある。以下に、この従来の調整方法の概要を説明す
る。
【0003】従来の調整方法は、コントローラと制御対
象を組合わせた制御系の入出力変数の時系列信号に基づ
いてニューラル・ネットワークによりコントローラの制
御パラメータを決定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、種
々の制御対象に対応する場合、あるいは制御対象の特性
が大きく変化する場合、1つのニューラル・ネットワー
クで調整するのが難しく、制御対象の特性に対応して複
数のニューラル・ネットワークを用意しなければなら
ず、制御対象の種類が多い場合、あるいは制御対象の特
性変化が特に大きい場合、用意する調整用ニューラル・
ネットワークの個数が大幅に増加する、という問題があ
った。
【0005】本発明は、種々の制御対象に対応する場
合、あるいは制御対象の特性変化が特に大きい場合に
も、用意する調整用ニューラル・ネットワークの個数を
最小に抑え、制御パラメータを良好に調整できる方法の
提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、制御対象あるいは制御系の入出力変数の時系列信号
を取込み、これらの信号を制御対象あるいは制御系の無
駄時間を基準にして時間軸の方向に正規化すると共に、
制御対象あるいは制御系の時間応答の変動幅を基準にし
て振幅方向に正規化し、この正規化した時系列信号に基
づいてニューラル・ネットワークによりコントローラの
制御パラメータを調整するようにした。
【0007】
【作用】制御対象あるいは制御系の入出力変数の時系列
信号を取込み、これらの信号を制御対象あるいは制御系
の無駄時間を基準にして時間軸の方向に正規化すると共
に、制御対象あるいは制御系の時間応答の変動幅を基準
にして振幅方向に正規化し、この正規化した時系列信号
に基づいてニューラル・ネットワークによりコントロー
ラの制御パラメータを調整するので、種々の制御対象に
も、あるいは制御対象の特性変化が大きい場合にも対応
でき、用意する調整用ニューラル・ネットワークの個数
を最小に抑え、制御パラメータを良好に調整できる。
【0008】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。
【0009】本実施例は、制御対象1を制御するコント
ローラ2,制御対象1とコントローラ2を組合わせた制
御系の入出力変数の時系列信号を取込んで正規化する時
系列信号正規化処理システム3,正規化した入出力変数
の時系列信号と調整ルールによりコントローラ2の制御
パラメータを調整するパラメータ調整システム4,パラ
メータ調整システム4の調整ルールを学習により構築す
る調整ルール学習システム5から構成される。
【0010】コントローラ2としてPID(比例・積分
・微分)コントローラを使用する場合について説明す
る。このPIDコントローラの伝達関数Gc(s)は、数
1で与えられる。
【0011】
【数1】
【0012】ここで、Kp:比例ゲイン Ti:積分時間 Td:微分時間 また、制御対象1として伝達関数Gp(s)が、数2で示
す1次遅れ+無駄時間系で近似できる場合について説明
する。
【0013】
【数2】
【0014】ここで、K:ゲイン T:時定数 L:無駄時間 時系列信号正規化処理システム3は、制御対象1とコン
トローラ2を組合わせた制御系の入出力変数の時系列信
号を取込み、これらの信号を数3に示すように制御対象
の無駄時間L及び制御系の時間応答の変動幅を基準にし
て正規化する。
【0015】
【数3】
【0016】ここで、 Z:入出力変数の時系列信号 ZN :正規化された入出力変数の時系列信号 fN :正規化関数 入出力変数の時系列信号Z及び正規化された入出力変数
の時系列信号ZN は、それぞれ数4,数5で表わされ
る。
【0017】
【数4】
【0018】ここで、r(t−l):(t−l)サンプ
リング時点の目標値 y(t−l):(t−l)サンプリング時点の制御量 M:次数
【0019】
【数5】
【0020】ここで、rN(tN−l):(tN−1)サ
ンプリング時点の正規化目標値 yN(tN−l):(tN−l)サンプリング時点の正規
化制御量 tN−l:正規化したサンプリング時点 MN:正規化した次数 なお、時系列信号の正規化処理については、後で詳細に
説明する。
【0021】パラメータ調整システム4は、時系列信号
正規化処理システム3で正規化された入出力変数の時系
列信号ZN に基づいてコントローラ2の制御パラメータ
を調整する。この調整プロセスは、数6で表わされる。
【0022】
【数6】
【0023】ここで、C:制御パラメータ F:調整関数 制御パラメータCは、PIDコントローラの場合、数7
となる。
【0024】
【数7】
【0025】調整関数F(ZN )は、図2に示す多層
(m層)のニューラル・ネットワークで構成する。
【0026】このニユーラル・ネットワークの構成要素
であるユニットの構成を図3に示す。
【0027】このユニットの入出力関係は、数8,数9
で表わされる。
【0028】
【数8】
【0029】
【数9】
【0030】ここで、 uj(k):第k層の第
jユニットへの入力の総和 vj(k):第k層の第jユニットの出力 wij(k−1,k):第(k−1)層の第iユニットか
ら第k層の第jユニットへの結合の重み係数 f:各ユニットの入出力関係を与える関数 ニューラル・ネットワークの第1層は、入力層であり、
第1層のユニットの出力は、ニューラル・ネットワーク
への入力信号となる。本発明の実施例においては、ニュ
ーラル・ネットワークへの入力信号は、制御対象1の正
規化された入出力変数の時系列信号ZN であり、その対
応は数10に示す。
【0031】
【数10】
【0032】また、ニューラル・ネットワークの最終層
(本発明の実施では第m層)は、出力層であり、この層
のユニットの出力は、ニューラル・ネットワークの出力
信号となる。本発明の実施例においては、ニューラル・
ネットワークの出力信号は、コントローラ2の制御パラ
メータCであり、その対応を数11に示す。
【0033】
【数11】
【0034】数6に示す調整関数F(ZN )は、数8,数
9に示すユニットの入出力関係が変化するとそれに伴っ
て変化する。すなわち、ニューラル・ネットワークの層
の個数,各層のユニットの個数,各ユニットの重み係数
ij(k−1,k)、各ユニットの入出力関係を与える関
数fが変化すると、調整関数F(ZN )が変化する。し
たがって、層の個数,各層のユニットの個数,各ユニッ
トの重み係数wij(k−1,k)、各ユニットの入出力
関係を与える関数fを調整することにより目的に適合す
る調整関数F(ZN )を構築できる。
【0035】調整ルール学習システム5は、パラメータ
調整システム4の調整ルールを学習により構築する。次
に、この学習のアルゴリズムについて説明する。
【0036】先ず、学習用データとして入出力の組(Z
N ,C)が与えられたとき、数12に示す誤差の2乗を
損失関数Rとして定義する。
【0037】
【数12】
【0038】ここで、 w:ニューラル
・ネットワークの結合の重み係数をすべてまとめたもの vj(m)(w,ZN):入力ZN と重み係数wから総合的
に得られる第m層(出力層)の第jユニットの出力 wの修正量Δwは、損失関数Rのwについての勾配(gr
adient)から求められ、数13で表わされる。
【0039】
【数13】
【0040】ここで、Δwij(k−1,k):第(k−
1)層の第iユニットから第k層の第jユニットへの結
合の重み係数wij(k−1,k)の修正量 ε:正の定数 ∂R/∂uj(k)=dj(k)とおくと、数13は、数1
4,数15,数16に変形できる。
【0041】
【数14】
【0042】
【数15】
【0043】
【数16】
【0044】ここで、f′:各ユニットの入出力関係を
与える関数fの導関数 数14,数15,数16を用いると、結合の重み係数w
ij(k−1,k)の修正が、k=mからk=2に向かっ
て再帰的に計算される。すなわち、出力層での理想出力
C(j)と実際の出力vj(m)(w,ZN)との誤差を入
力として、出力層から入力層の方向へ、信号の伝播と逆
の方向にwil(k,k+1)で重みをつけた和をとりな
がら伝播していく。これが、誤差逆伝播学習アルゴリズ
ムである。
【0045】各ユニットの入出力関係を与える関数fが
すべてのユニットについて共通で、数17で表わされる
ものとする。
【0046】
【数17】
【0047】数17より、数18が得られる。
【0048】
【数18】
【0049】数8と数18より、数19が導かれる。
【0050】
【数19】
【0051】なお、学習を滑らかに速く収束させるため
に、数14は、数20のように修正することができる。
【0052】
【数20】
【0053】ここで、α:正の定数(α=1−εとして
もよい) τ:修正の回数 学習用データの入出力の組(ZN ,C)で、入力ZN
学習用入力データと呼び、出力Cを学習用教師データと
呼ぶ。次に、本発明の実施例における学習用データの獲
得方法について説明する。
【0054】コントローラの制御パラメータを調整する
場合、ある評価規準に従って調整する。この評価規準と
して、参照モデルがあり、この参照モデルの伝達関数に
制御系の伝達関数を部分的に一致させる調整方法すなわ
ち部分的モデル・マッチング法がある。1次遅れ+無駄
時間系で近似できる制御対象1をPIDコントローラで
制御する場合について図4により説明する。
【0055】図4において、目標値r(s)に対する制
御量y(s)の閉ループ伝達関数W(s)は、数21で
表わされる。
【0056】
【数21】
【0057】数1,数2を数21に代入すると数22が
得られる。
【0058】
【数22】
【0059】無駄時間伝達関数
【0060】
【外1】
【0061】は、マクローリン展開すると数23で表わ
される。
【0062】
【数23】
【0063】一方、参照モデルの伝達関数Wr(s)は、
数24で与えられる。
【0064】
【数24】
【0065】ここで、αi :係数 σ:時間スケール・ファクタ 数23を数22に代入して得られる目標値r(s)に対
する制御量y(s)の閉ループ伝達関数W(s)と数2
4に示す参照モデルの伝達関数Wr(s)が部分的に一致
するためには、数25が成立つ必要がある。
【0066】
【数25】
【0067】数25から、数26,数27,数28,数
29が得られ、これらの式によりPIDコントローラの
制御パラメータKp ,Ti ,Td 及び時間スケール・フ
ァクタσを決定できる。
【0068】
【数26】
【0069】
【数27】
【0070】
【数28】
【0071】
【数29】
【0072】数29を解いて最小正実根を時間スケール
・ファクタσとして決定し、数26,数27,数28に
より、Kp ,Ti ,Td を求めることができる。あるい
は、参照モデルが北森モデル(α2 =0.5,α3 =0.
15,α4 =0.03,… )の場合、数29の最小正実
根は、数30で近似でき、このσの近似値を用いて数2
6,数27,数28によりKp ,Ti ,Td を求めるこ
とができる。
【0073】
【数30】
【0074】学習用データの入出力の組(ZN ,C)
は、シミュレーションにより求める。これについても、
図4に示す制御系すなわち1次遅れ+無駄時間で近似で
きる制御対象1をPIDコントローラで制御する場合を
例に説明する。シミュレーションは、制御系のモデルを
用いて実施し、制御対象1の特性(K,T,L)を種々
変更すると共に、コントローラの特性(Kp ,Ti ,T
d )を種々変更して、種々の時間応答を求め、これらの
時間応答から目標値rと制御量yの正規化時系列信号を
学習用入力データZN として収集する。また、学習用入
力データZN を得たときの制御対象1のパラメータK,
T,Lを用いて、数29あるいは数30により時間スケ
ール・ファクタσを求め、さらにこのσを数26,数2
7,数28に代入して制御パラメータKp ,Ti ,Td
を求め、この制御パラメータKp ,Ti ,Td を学習用
教師データCとする。
【0075】上記の方法で得た学習用データの入出力の
組(ZN ,C)を用いて、先に説明した誤差逆伝播学習
アルゴリズムによりニューラル・ネットワークを学習さ
せ、調整関数F(z)を構築する。
【0076】なお、制御対象1の特性(K,T,L)を
種々変更すると共に、コントローラ2の特性(Kp ,T
i ,Td )を種々変更して、種々の時間応答を求める場
合、図5に示すように、目標値にテスト信号tS を重畳
してもよいし、目標値を直接変更するようにしてもよ
い。
【0077】テスト信号としては、擬似ランダム信号,
正弦波信号,ステップ信号,ランプ信号等種々の信号が
利用できる。また、制御対象1の特性(K,T,L)及
びコントローラ2の特性(Kp ,Ti ,Td )を種々変
更する場合、等間隔でこれらの特性値を変更してもよい
し、一様乱数を用いてこれらの特性値を変更してもよ
い。
【0078】次に、時系列信号の正規化について説明す
る。先ず、参照モデルであるが、数24において時間ス
ケール・ファクタσが変化すると、入力に対する出力の
時間応答の形状が時間軸の方向に伸縮する。すなわち、
時間スケール・ファクタσが2倍になると、入力に対す
る出力の時間応答の形状は、時間軸の方向に2倍伸び、
立上がり時間も2倍になる。逆に、時間スケール・ファ
クタσが半分になると、入力に対する出力の時間応答の
形状は、時間軸の方向に半分に縮み、立上がり時間も半
分になる。
【0079】ところで、参照モデルが北森モデルの場
合、先に説明したように時間スケール・ファクタσは、
数30で近似できる。この数30を数24に代入する
と、数31が得られる。
【0080】
【数31】
【0081】この数31は、制御系の伝達関数が北森モ
デルに部分的に一致するように制御パラメータKp ,T
i ,Td を調整したときの制御系の伝達関数を近似的に
表わしており、無駄時間Lのみの関数になっている。し
たがって、制御系の入力に対する出力の時間応答の形状
は、制御対象1の特性パラメータである無駄時間Lのみ
に対応して時間軸の方向に伸縮する。すなわち、無駄時
間Lが2倍になると、入力に対する出力の時間応答の形
状は、時間軸の方向に2倍伸び、立上がり時間も2倍に
なる。逆に、無駄時間Lが半分になると、入力に対する
出力の時間応答の形状は、時間軸の方向に半分に縮み、
立上がり時間も半分になる。
【0082】上記のことから、制御系の伝達関数が北森
モデルに部分的に一致するように制御パラメータKp
i ,Td を調整したとき、制御系の入出力変数の時系
列信号を数32に示すように、無駄時間Lの整数分の1
でサンプリングすると、入力に対する出力の時間応答
は、ほぼ同一の形状になることが分かる。
【0083】
【数32】
【0084】ここで、Δt:サンプリング周期 N:整数 すなわち、先に説明したように、数31で近似表現され
る制御系においては、入力に対する出力の時間応答の形
状は、制御対象1の特性パラメータで無駄時間Lのみに
対応して時間軸の方向に伸縮するが、数32に示すよう
に、制御系の入出力変数の時系列信号を無駄時間Lの整
数分の1でサンプリングすると、入力に対する出力の時
間応答は、ほぼ同一の形状になる。例えば、無駄時間L
が2倍になると、入力に対する出力の時間応答の形状
は、時間軸の方向に2倍伸びるが、サンプリング周期も
2倍になるので、入力に対する出力の形状は、ほぼ同一
になる。また、無駄時間Lが半分になると、入力に対す
る出力の時間応答の形状は、時間軸の方向に半分に縮む
が、サンプリング周期も半分になるので、この場合も入
力に対する出力の形状は、ほぼ同一になる。
【0085】一方、制御パラメータKp ,Ti ,Td
ついては、最適に調整されている状態から比例ゲインK
p を大きくすると、オーバシスートが大きくなり、積分
時間Ti を大きくすると、立上がり時間が長くなり、微
分時間Td を大きくすると、振動が生じ易くなる等、ほ
ぼ同様な特性変化が生じる。また、制御系の無駄時間遅
れは、制御対象の無駄時間Lとほぼ等しい。
【0086】これらのことから、制御系が最適に調整さ
れていないときでも、制御系の入出力変数の時系列信号
を数32に示すように、無駄時間Lの整数分の1でサン
プリングすると、入力に対する出力の時間応答は、ほぼ
制御系の調整状態に応じた形状になることが分かる。な
お、このことは、部分的モデル・マッチング法を利用す
る場合に限らず、他の調整方法を利用する場合にも同じ
ことが言える。
【0087】したがって、制御系の入出力変数の時系列
信号を取込み、これらの信号を制御対象の無駄時間Lを
基準にして時間軸の方向に正規化し、例えば、無駄時間
Lの整数分の1でサンプリングし、この正規化した時系
列信号に基づいてニューラル・ネットワークによりコン
トローラの制御パラメータを調整すれば、制御対象の特
性変化が大きい場合にも、用意する調整用ニューラル・
ネットワークの個数を増加させることなく最小の個数で
制御パラメータの調整ができる。
【0088】さらに、制御系の伝達関数である数22を
変形すると、数33が得られる。
【0089】
【数33】
【0090】この数33から、制御系の伝達関数の定常
ゲインは、1であることが分かる。このことから、制御
系の入出力変数の時系列信号を入力変数で正規化する
と、入力及び入力に対する出力の時間応答は、入力の変
動幅に関係なく、ほぼ制御系の調整状態に応じた形状に
なることが分かる。
【0091】したがって、制御系の入出力変数の時系列
信号を取込み、これらの信号を制御対象の無駄時間Lを
基準にして時間軸の方向に正規化し、例えば、無駄時間
Lの整数分の1でサンプリングすると共に、無駄時Lで
正規化した入出力変数の時系列信号をさらに入力変数で
正規化する。例えば数34に示すように入力変数の変動
幅で振幅方向に正規化し、この正規化した時系列信号Z
N に基づいてニューラル・ネットワークによりコントロ
ーラの制御パラメータCを調整すれば、制御対象の特性
変化が大きい場合にも、用意する調整用ニューラル・ネ
ットワークの個数を増加させることなく最小の個数で制
御パラメータの調整ができる。
【0092】
【数34】
【0093】ここで、Δr(tN−l):時間軸の方向に
正規化した目標値rの変動値 Δy(tN−l):時間軸の方向に正規化した制御量yの
変動値 Δrmax :目標値rの変動幅 なお、入力変数の変動幅としては、時間的に動的な変動
幅あるいは時間的に静的な変動幅のどちらを利用しても
よい。
【0094】本発明の一実施例では、コントローラ2と
して数1に示すPIDコントローラを使用する場合につ
いて説明したが、本発明は、数35に伝達関数GC(s)
を示すPI(比例・積分)コントローラを使用する場合
にも適用できる。
【0095】
【数35】
【0096】また、本発明は、数36,数37にその特
性を示すI−PDコントローラ、あるいはI−Pコント
ローラを使用する場合にも適用できる。
【0097】
【数36】
【0098】ここで、x(s):操作量 r(s):目標値 y(s):制御量 Kp :比例ゲイン Ti :積分時間 Td :微分時間
【0099】
【数37】
【0100】なお、参照モデルを一般化して、各種制御
系の時間スケール・ファクタσを整理して示すと表1の
ようになる。
【0101】
【表1】
【0102】この表から、PID,PI,I−PD,I
−Pコントローラを使用した各種制御系のσ/Lが、n
(=L/T)の関数で与えられることが分かる。また、
この表1は、参照モデルが、北森モデルの場合につい
て、種々のnとσ/Lの関係も示している。すなわち、
PIDコントローラは、先に説明したように、広範なn
に対してσ/Lが1.37 で近似でき、PI,I−P
D,I−Pの各種制御系は、nの変化に従ってσ/Lが
少し変化するが、その変化はそれ程大きくないのでσ/
Lを一定値で近似しても問題なく、本発明は、先に述べ
たようにPI,I−PD,I−Pコントローラを使用し
た各種制御系にも適用できる。あるいは、制御対象の特
性変化の範囲が分かっている場合は、その範囲内でσ/
Lを一定値と近似してもよく、本発明が適用できる。な
お、この場合は、全範囲を一定値で近似する場合と比べ
て近似精度が向上する。
【0103】また、本発明の一実施例では、コントロー
ラ2として数1に示す位置型PIDコントローラを使用
する場合について説明したが、本発明は、図6,図7に
示すように、速度型PIDコントローラ,速度型PIコ
ントローラ等の速度型コントローラを使用する場合にも
適用できる。
【0104】また、本発明の一実施例では、コントロー
ラ2として数1に示すように連続時間型PIDコントロ
ーラを使用する場合について説明したが、本発明は、数
38〜数41に示す離散時間型PIDコントローラ,離
散時間型PIコントローラ等の離散時間型コントローラ
を使用する場合にも適用できる。
【0105】
【数38】
【0106】ここで、Kp :比例ゲイン Ki :積分ゲイン Kd :微分ゲイン
【0107】
【数39】
【0108】
【数40】
【0109】
【数41】
【0110】すなわち、本発明は、コントローラ2とし
て連続時間位置型PIDコントローラに限定されること
なく、種々のタイプのコントローラを使用する場合にも
適用できる。
【0111】本発明の一実施例では、制御対象1の伝達
関数が1次遅れ+無駄時間系で近似できる場合について
説明したが、本発明は、制御対象1の伝達関数が数42
に示す2次遅れ+無駄時間系で近似できる場合にも適用
できる。
【0112】
【数42】
【0113】ここで、T1,T2:時定数 また、本発明は、制御対象1の伝達関数が数43に示す
積分+無駄時間系で近似できる場合、あるいは数44に
示す積分+1次遅れ+無駄時間系で近似できる場合にも
適用できる。
【0114】
【数43】
【0115】
【数44】
【0116】すなわち、本発明は、制御対象1の伝達関
数が1次遅れ+無駄時間系で近似できる場合に限定され
ることなく、無駄時間を含まない項+無駄時間系で近似
できる種々のタイプのプロセスに適用できる。
【0117】本発明の一実施例では、ニューラル・ネッ
トワークへの入力信号として、数10に示すように制御
系の入出力変数の正規化時系列信号ZN を用いる場合に
ついて説明したが、本発明は、数45に示すように制御
系の入出力変数の正規化時系列信号の時間変化分を用い
る場合にも適用できる。
【0118】
【数45】
【0119】本発明の一実施例では、ニューラル・ネッ
トワークへの入力信号として、数10に示すように制御
系の入出力変数の正規化時系列信号ZN を用いる場合に
ついて説明したが、本発明は、数46,数47に示すよ
うに制御対象1の入出力変数及び目標値の正規化時系列
信号を用いる場合にも適用できる。
【0120】
【数46】
【0121】
【数47】
【0122】また、本発明は、ニューラル・ネットワー
クへの入力信号として、数48,数49に示すように制
御偏差及び制御対象1の入出力変数の正規化時系列信号
を用いる場合にも適用できる。
【0123】
【数48】
【0124】
【数49】
【0125】すなわち、本発明は、ニューラル・ネット
ワークへの入力信号として、制御系の入出力変数のうち
から適当に変数を選択し、それらの正規化時系列信号の
加減乗除,時間変化分等の処理値を用いる場合にも適用
できる。
【0126】本発明の一実施例では、ニューラル・ネッ
トワークの入力信号として、数10に示すように制御系
の入出力変数の正規化時系列信号を用いる場合について
説明したが、本発明は、数50に示すようにコントロー
ラ2の制御パラメータKp ,Ti ,Td 及び制御系の入
出力変数の正規化時系列信号を用いる場合にも適用でき
る。
【0127】
【数50】
【0128】ここで、Kp*,Ti*,Td*:Kp ,Ti
d の現在値 また、本発明は、ニューラル・ネットワークへの入力信
号として、数51,数52に示すように、コントローラ
2の制御パラメータKp ,Ti ,Td 、制御対象1の入
出力変数及び目標値の正規化時系列信号を用いる場合に
も適用できる。
【0129】
【数51】
【0130】
【数52】
【0131】また、本発明は、ニューラル・ネットワー
クへの入力信号として、数53,数54に示すように、
コントローラ2の制御パラメータKp ,Ti ,Td 、制
御偏差及び制御対象1の入出力変数の正規化時系列信号
を用いる場合にも適用できる。
【0132】
【数53】
【0133】
【数54】
【0134】すなわち、本発明は、ニューラル・ネット
ワークへの入力信号として、制御系の入出力変数のうち
から適当な変数を選択し、それらの正規化時系列信号の
加減乗除,時間変化分等の処理値及びコントローラ2の
制御パラメータ値を用いる場合にも適用できる。
【0135】本発明の一実施例では、ニューラル・ネッ
トワークの出力信号として、数11に示すようにコント
ローラ2の制御パラメータKp ,Ti ,Td の絶対値を
用いる場合について説明したが、本発明は、数55に示
すようにコントローラ2の制御パラメータKp ,Ti
d の修正分を用いる場合にも適用できる。
【0136】
【数55】
【0137】ここで、ΔKp ,ΔTi ,ΔTd :Kp
i ,Td の修正分 この場合、制御パラメータKp ,Ti ,Td は、数56
により求められる。
【0138】
【数56】
【0139】また、本発明は、ニューラル・ネットワー
クの出力信号として、数57に示すようにコントローラ
2の制御パラメータKp ,Ti ,Td の修正比率Cp
i,Cd を用いる場合にも適用できる。
【0140】
【数57】
【0141】この場合、制御パラメータKp ,Ti ,T
d は、数58により求められる。
【0142】
【数58】
【0143】本発明の一実施例では、学習用入力データ
をシミュレーションにより求めるとき、図5に示すよう
に、目標値にテスト信号tS を重畳させる場合について
説明したが、本発明は、図8,図9に示すように、テス
ト信号tS を操作量あるいは制御量に重畳させる場合に
も適用できる。なお、テスト信号tS としては、擬似ラ
ンダム信号,正弦波信号,ステップ信号,ランプ信号等
種々の信号が利用できる。
【0144】本発明の一実施例では、コントローラ2の
制御パラメータを調整するとき、図1に示すように操業
データを利用する場合について説明したが、本発明は、
図10,図11,図12に示すように、テスト信号を目
標値,操作量あるいは制御量に重畳させる場合にも適用
できる。なお、テスト信号としては、擬似ランダム信
号,正弦波信号,ステップ信号等種々の信号が利用でき
る。
【0145】本発明の一実施例では、制御パラメータの
調整ルールを学習するとき、教師用データの作成のため
に部分的モデル・マッチング法を使用し、その参照モデ
ルとして北森モデルを使用する場合について主に説明し
たが、本発明は、参照モデルが北森モデルに限定される
ことはなく、他の種々の参照モデルを使用する場合にも
適用できる。なお、他の参照モデルの例を表2に示す。
【0146】
【表2】
【0147】本発明の一実施例では、制御パラメータの
調整ルールを学習するとき、教師用データの作成のため
に部分的モデル・マッチング法を使用する場合について
説明したが、本発明は、部分的モデル・マッチング法に
限定されることはなく、(1)ziegler−Nichols法、
(2)chien−Hrones−Roswick法等種々の調整方法(増淵
正美著「改訂自動制御基礎理論」、コロナ社、昭和52
年6月参照)を使用する場合にも適用できる。
【0148】本発明の一実施例では、コントローラ2と
して数1に示すPIDコントローラを1種類使用する場
合について説明したが、本発明は、PIコントローラ,
I−PDコントローラ,I−Pコントローラ等種々のコ
ントローラ及びこれらのコントローラの調整ルールを用
意しておき、これらのコントローラ及び調整ルールから
1つのコントローラ及び対応する調整ルールを選択して
使用する場合にも適用できる。このとき、(1)種々のコ
ントローラの調整ルールをコントローラに対応して別々
の重み係数として用意する方法、(2)種々のコントロー
ラの調整ルールを1種類の重み係数で対応する方法、が
ある。後者の方法では、ニューラル・ネットワークへの
入力信号として、数59,数60に示すように、コント
ローラの種類を示す変数CT ,目標値及び制御対象1の
入出力変数の正規化時系列信号を用いる。
【0149】
【数59】
【0150】
【数60】
【0151】本発明の一実施例では、制御パラメータの
調整ルールを学習するとき、教師用データの作成のため
に部分的モデル・マッチング法を使用し、その参照モデ
ルとして応答波形の特徴量であるオーバシュート量と減
衰比が固定の北森モデルを使用する場合について主に説
明したが、本発明は、オーバシュート量,減衰比等の応
答波形の特徴量が可変の参照モデルを使用し、制御パラ
メータの調整においてオーバシュート量,減衰比等の応
答波形の特徴量を指定できるようにする場合にも適用で
きる。このとき、(1)コントローラの調整ルールを種々
のオーバシュート量、減衰比等に対応して別々の重み係
数として用意する方法、(2)コントローラの調整ルール
を種々のオーバシュート量,減衰比等121種類の重み
係数で対応する方法、がある。後者の方法では、ニュー
ラル・ネットワークへの入力信号として、数61,数6
2に示すように、オーバシュート量,減衰比等を指定す
る変数0,A,目標値及び制御対象1の入出力変数の正
規化時系列信号を用いる。
【0152】
【数61】
【0153】
【数62】
【0154】本発明の一実施例では、制御対象1が1次
遅れ+無駄時間系で近似できる1入力1出力系について
説明したが、本発明は、制御対象が多入力多出力系の場
合にも適用できる。この場合、種々の化学プラント,火
力プラント等の多入力多出力系のコントローラに対応し
て調整ルールを用意しておき、これらの調整ルールから
適当な調整ルールを選択する。
【0155】本発明の一実施例では、学習用入力データ
をシミュレーションにより求める場合について説明した
が、本発明は、種々の特性のプラントの制御系の時間応
答(操業データ)のうち良好な特性の時間応答を記録し
ておき、この時間応答から得られる制御系の入出力変数
の正規化時系列信号を学習用入力データとし、また、良
好な特性の時間応答に対応する制御パラメータを記録し
ておき、このパラメータを学習用教師データとして使用
し、ニューラル・ネットワークを学習させる場合にも適
用できる。
【0156】本発明の一実施例では、制御系の入出力信
号を逐次的に取込んで、制御パラメータの調整を逐次的
に実施する場合について主に説明したが、本発明は、制
御系の入出力信号を逐次的に取込んで、制御パラメータ
の調整をバッチ的に実施する場合にも適用できる。すな
わち、逐次的に取込んだ制御系の入出力信号がある程度
まとまって集まった時点でバッチ的に制御パラメータを
調整する場合にも適用できる。
【0157】本発明の一実施例では、取込んだ制御系の
入出力変数の時系列信号を制御対象の無駄時間を基準に
して時間軸の方向に正規化するようにしたが、取込んだ
制御系の入出力変数の時系列信号を制御系の無駄時間を
基準にして時間軸の方向に正規化してもよい。
【0158】本発明の一実施例では、制御系の入出力変
数の時系列信号を制御対象の無駄時間Lの整数分の1で
サンプリングすることにより、時間軸の方向に正規化す
るようにしたが、数63に示すように制御系の入出力変
数の時系列信号を無駄時間Lに比例した周期Δtでサン
プリングすることにより、時間軸の方向に正規化するよ
うにしてもよい。
【0159】
【数63】
【0160】ここで、a:定数 本発明の一実施例では、制御系の入出力変数の時系列信
号を入力変数の変動幅で振幅方向に正規化するようにし
たが、数64に示すように制御系の入出力変数の時系列
信号を各変数の変動幅で振幅方向に正規化するようにし
てもよい。
【0161】
【数64】
【0162】ここで、Δymax :制御量yの変動量 なお、入出力変数の変動幅としては、時間的に動的な変
動幅あるいは時間的に静的な変動幅のどちらを利用して
もよい。
【0163】本発明の一実施例では、制御対象あるいは
制御系の無駄時間の計測方法について具体的に説明しな
かったが、無駄時間の計測については、ステップ応答
法、最小2乗推定法等があり(渡辺嘉二郎他2名著「パ
ソコンによる制御工学」,海文堂,1990年11月参
照)、これらの方法が利用できる。
【0164】
【発明の効果】本発明によれば、制御対象あるいは制御
系の入出力変数の時系列信号を取込み、これらの信号を
制御対象あるいは制御系の無駄時間を基準にして時間軸
の方向に正規化すると共に、制御対象あるいは制御系の
時間応答の変動幅を基準にして振幅方向に正規化し、こ
の正規化した時系列信号に基づいてニューラル・ネット
ワークによりコントローラの制御パラメータを調整する
ので、種々の制御対象にも、あるいは制御対象の特性変
化が大きい場合にも対応でき、用意する調整用ニューラ
ル・ネットワークの個数を最小に抑え、制御パラメータ
を良好に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す制御構成図である。
【図2】ニューラル・ネットワークの構成図である。
【図3】ニューラル・ネットワークのユニットの構成図
である。
【図4】制御対象をPIDコントローラで制御する一例
を示す構成図である。
【図5】本発明の一実施例を示す制御構成図である。
【図6】本発明の一実施例を示す制御構成図である。
【図7】本発明の一実施例を示す制御構成図である。
【図8】本発明の一実施例を示す制御構成図である。
【図9】本発明の一実施例を示す制御構成図である。
【図10】本発明の一実施例を示す制御構成図である。
【図11】本発明の一実施例を示す制御構成図である。
【図12】本発明の一実施例を示す制御構成図である。
【符号の説明】
1…制御対象、2…コントローラ、3…時系列信号正規
化処理システム、4…パラメータ調整システム、5…調
整ルール学習システム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠山 栄二 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株式会社 日立製作所 大みか工場内 (72)発明者 横川 篤 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株式会社 日立製作所 大みか工場内 (56)参考文献 特開 平2−8903(JP,A) 特開 平3−233702(JP,A) 特開 平2−108179(JP,A) 特開 平3−129401(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 11/00 - 13/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御量を目標値に一致させるように制御対
    象を制御するコントローラの調整方法において、制御対
    象或いはコントローラと制御対象を組合わせた制御系の
    入出力変数の時系列信号を取込み、これらの信号を制御
    対象或いは制御系の無駄時間を基準にして時間軸の方向
    に正規化し、この正規化した時系列信号に基づいてニュ
    ーラル・ネットワークによりコントローラの制御パラメ
    ータを決定することを特徴とするコントローラの調整方
    法。
  2. 【請求項2】制御量を目標値に一致させるように制御対
    象を制御するコントローラの調整方法において、制御対
    象或いはコントローラと制御対象を組合わせた制御系の
    入出力変数の時系列信号を取込み、これらの信号を制御
    対象或いは制御系の無駄時間を基準にして時間軸の方向
    に正規化するとともに、制御対象或いは制御系の時間応
    答の変動幅を基準にして振幅方向に正規化し、この正規
    化した時系列信号に基づいてニューラル・ネットワーク
    によりコントローラの制御パラメータを決定することを
    特徴とするコントローラの調整方法。
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