JP3039105U - 形紙管 - Google Patents

形紙管

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JP3039105U
JP3039105U JP1996013728U JP1372896U JP3039105U JP 3039105 U JP3039105 U JP 3039105U JP 1996013728 U JP1996013728 U JP 1996013728U JP 1372896 U JP1372896 U JP 1372896U JP 3039105 U JP3039105 U JP 3039105U
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shape
paper tube
shaped
shaped paper
paper
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JP1996013728U
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Inventor
純吉 田中
Original Assignee
田中紙管株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽くて取扱いやすく、耐圧性に優れて破損し
にくい、丈夫で安価に供給できると共に、使用済み後に
おいても、再利用、再使用でき、資源確保や環境保全に
役立つリサイクル可能な形紙管を提供すること。 【解決手段】 本考案に係る形紙管は、複数枚の帯状原
紙で平巻きまたはスパイラル巻きされた耐圧性に優れて
破損しにくい山形、溝形、I形、T形、Z形、H形等の
断面形状の形紙管1であって、該形紙管1の内部に外周
形状と同形の空間部2が設けられていることを特徴とす
る形紙管を開発し、採用した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば日除けテント代り等に用いられる簡易建物や簡易間仕切りパ ネル等に用いられる建物用構造部材または屋外や室内で各種の物品を載せる物置 台や飾り棚等の家具類の構造部材さらには防水処理を施すことによって用いるこ とのできるコンクリート型枠材あるいは衝撃や振動を嫌う物品の運搬輸送時に用 いる包装強化材や緩衝材等広い範囲に亘って用いることのできる形紙管に関する ものである。
【0002】 本考案で言う「形紙管」とは、丸紙管、四角紙管を除いた鉄鋼分野での圧延機 により鋼を圧延して、各種の断面形状に形成される条鋼、例えば、山形鋼、溝形 鋼、I形鋼、T形鋼、Z形鋼、H形鋼等を総称して言う形鋼と同じ断面形状の有 する紙管で構成されているものを言う。
【0003】
【従来の技術】
従来、紙管は主として丸紙管や角紙管に形成されており、特殊な形状、例えば 、山形、溝形、I形、T形、Z形、H形等に形成された紙管はなかった。このよ うな特殊形状のものとしては、図4のA、B、Cに示すような山形や溝形やI形 等に切断した板紙を複数枚重合させて山形合紙10や溝形合紙20やI形合紙3 0等に形成したものがあった。
【0004】 この山形合紙や溝形合紙やI形合紙は、夏期の日照りの強い時に日除けテント 代りとして用いられる簡易建物や建物内部を区切る簡易な間仕切りパネル等の建 物用構造部材または屋内や屋外で各種の物品を載せる物置台や飾り棚、陳列棚等 の家具類構造部材あるいは衝撃や振動を嫌う物品の運搬輸送時に用いる梱包緩衝 材として用いられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、板紙を複数枚重合貼着して形成したこれらの山形合紙や溝形合 紙やI形合紙は、使用済み後にリサイクル用の故紙として、板紙に再利用できる ことから、最近多く用いられる傾向にあるが、肉厚の大きなものを得るには、板 紙を何枚も重ねなければならず、製作上多数の工程を要し、重くなり且つ部材が 弾性を持たないので破損しやすかった。
【0006】 例えば、図4のAに示すように、一般寸法のL50×50×6Kの寸法の山形 合紙10を作るには、仮りに1mmの厚さの板紙を使用するとすれば、直角に折り 曲げたものを6枚貼り合わさなければならず、そのために、次の6枚の板紙を用 意せねばならない。 外側部分 L50×50×1 第2番目部分 L49×49×1 第3番目部分 L48×48×1 第4番目部分 L47×47×1 第5番目部分 L46×46×1 内側部分 L45×45×1
【0007】 このように、接合に際しての作業に手間がかかり、資材を多量に要することか ら、経済的にも問題があると共に、重くなることと、弾力性にも劣ることから、 例えば、建物構造部材や運搬輸送時に用いる包装強化材や緩衝材としては適さな いと言う問題点があった。
【0008】 本考案は、上記のような問題を解決することを課題として、研究開発されたも ので、軽くて取扱いやすく、耐圧性に優れて破損しにくい、丈夫で安価に供給で きると共に、使用済み後においても、再利用、再使用でき、資源確保や環境保全 に役立つリサイクル可能な形紙管を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本考案では、複数枚の 帯状原紙で平巻きまたはスパイラル巻きされた耐圧性に優れて破損しにくい山形 、溝形、I形、T形、Z形、H形等の断面形状の形紙管であって、該形紙管の内 部に外周形状と同形の空間部が設けられていることを特徴とする形紙管を開発し 、採用した。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施の形態を添付図面の図1のA、B、C、D、E、Fに基 づいて説明すると、各図において1は裏面に接着剤を塗着した帯状原紙で複数層 平巻きまたはスパイラル巻きされた垂直壁面1aと水平壁面1bが一体に連設さ れた耐圧性に優れて破損しにくい山形、溝形、I形、T形、Z形、H形等の断面 形状の形紙管である。この形紙管1の内部には相対向する垂直壁面1a,1a間 と水平壁面1b,1b間に空間部2が形成されており、その空間部2は外周形状 と同形の形状になっている。
【0011】 例えば、図1のAの山形紙管において、垂直壁面1aの厚さtawと空間部2の 内面壁面距離tasと外部肉圧taとは次の関係を有する。ta=2×taw+tas 従って、形紙管1は一辺の長さをAとすると、次の記号で表示される。La×A ×ta
【0012】 このように構成された形紙管1を、例えば、図2に示すような簡易陳列棚の構 成部材として使用するには、長く形成した形紙管1を側柱とし、その側壁面3に 適宜間隔毎に透孔4を穿設し、その透孔4に板紙や段ボール等からなる棚板5の 両側端面に設けた突出部6,6を挿嵌すれば簡易陳列棚が形成されて各種物品を 載置することができるものである。この形紙管1は、簡易陳列棚ばかりでなく、 例えば日除けテント代りに使用される簡易建物等の構造部材や間仕切り壁等の建 具の構造部材として使用でき、また防水処理を施せばコンクリートを流し込む型 枠材等としても利用でき広い範囲に亘って使用できる。
【0013】 また、別の例として、図3に示すように、嫌振動物品Gを運搬輸送する時の包 装強化材として用いることができ、その場合には、形紙管1を予め段ボール箱B の四隅角部に配置しておき、その内部に嫌振動物品Gを収容すれば包装強化材と しても使用でき、嫌振動物品Gを全方位から加わる衝撃に対して保護でき安全に 運送できるものである。この場合は、嫌振動物品Gの四隅角部に包装強化材とし て用いた場合についてを説明したが、嫌振動物品と嫌振動物品の間に入れる緩衝 材としても使用できる。
【0014】 なお、前記各実施例においては、山形紙管について述べたが、本考案はこれに 限られるものでなく、溝形、I形、T形、Z形、H形等の各種形状の形紙管でも よいのは勿論のことであり、本考案の目的を達成でき、かつ本考案の要旨を逸脱 しない範囲において種々設計変更が可能であることは言うまでもない。
【0015】
【考案の効果】
本考案は以上説明したとおり、複数枚の帯状原紙で平巻きまたはスパイラル巻 きされた耐圧性に優れて破損しにくい山形、溝形、I形、T形、Z形、H形等の 断面形状の形紙管であって、該形紙管の内部に外周形状と同形の空間部が設けら れているから、軽量になると共に、弾力性があるので衝撃を嫌う機器等を囲う包 装用箱の包装強化材や緩衝材として利用できるばかりでなく、簡易建物や間仕切 りパネル等の建物用構造部材または展示会場などでの各種の物品を載せる簡易展 示棚を受止する家具類の構造部材としても利用でき、その場合に、軽くて組み立 て分解時の取扱いが容易となると共に、安価に供給でき、使用済み後においては リサイクル紙として再利用でき資源確保や環境保全に役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】A〜Fは本考案の各種の形紙管を示す斜視図で
ある。
【図2】形紙管を簡易陳列棚の構造部材として使用した
状態の斜視図である。
【図3】形紙管を包装強化材として使用した状態の横断
面図である。
【図4】A〜Cは従来の板紙からなる各種の梱包緩衝材
の斜視図である。
【符号の説明】
1 形紙管 2 空間部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の帯状原紙で平巻きまたはスパイ
    ラル巻きされた耐圧性に優れて破損しにくい山形、溝
    形、I形、T形、Z形、H形等の断面形状の形紙管であ
    って、該形紙管の内部に外周形状と同形の空間部が設け
    られていることを特徴とする形紙管。
JP1996013728U 1996-12-27 1996-12-27 形紙管 Expired - Lifetime JP3039105U (ja)

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ID=43173754

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004114425A (ja) * 2002-09-25 2004-04-15 Fuji Photo Film Co Ltd 感光性平版印刷版包装体

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