JP3039101B2 - 温水洗浄便座 - Google Patents

温水洗浄便座

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JP3039101B2
JP3039101B2 JP4036296A JP3629692A JP3039101B2 JP 3039101 B2 JP3039101 B2 JP 3039101B2 JP 4036296 A JP4036296 A JP 4036296A JP 3629692 A JP3629692 A JP 3629692A JP 3039101 B2 JP3039101 B2 JP 3039101B2
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valve
washing
water
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hot water
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JP4036296A
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Inventor
恭廣 柳川
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東陶機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温水洗浄便座、特におし
り洗浄又はビデ洗浄を選択的に切替ることができる温水
洗浄便座に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、温水をおしり洗浄用に吐水するお
しり洗浄用吐水穴と、ビデ洗浄用に吐水するビデ洗浄用
吐水穴を有する温水洗浄便座においては、コントローラ
により制御される三方電磁弁でおしり用、ビデ用の水路
を切替えて、温水供給源であるヒータ付き貯湯槽から供
給される温水を洗浄ノズルのおしり用吐水穴又はビデ用
吐水穴へ分岐供給するようになっている。(特公平2−
16422号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
温水洗浄便座はおしり用、ビデ用の水路の切替えに三方
電磁弁を使用しているため、コストが高くなるばかりで
なく、電磁弁が比較的大きいので収納スペースが大きく
とられ、製品のコンパクト化も困難であった。また、三
方電磁弁へおしり洗浄、ビデ洗浄の切替の信号出力を行
う必要があるため、信号ハーネスが必要であり、この面
でもコスト高を招いていた。本発明は、従来技術が有す
る上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とする
処は、おしり洗浄、ビデ洗浄の切替を比較的大きく、か
つコストが高い三方電磁弁を使用せずに、流量調整バル
ブの流量調整のみで可能にし、コストの低減と、製品の
コンパクト化を図ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の温水洗浄便座では、温水供給源を洗浄ノズル
のおしり洗浄用吐水穴とビデ洗浄用吐水穴に連絡する水
路の途中に、夫々温水の供給圧力により作動して、その
圧力の低圧時に閉弁し高圧時に開弁する弁機構と、低圧
時に開弁し高圧時に閉弁する弁機構を備える流路切替弁
を設け、該流路切替弁の前者の弁機構の二次側をおしり
洗浄専用水路を介しておしり洗浄用吐水穴に、後者の弁
機構の二次側をビデ洗浄専用水路を介してビデ洗浄用吐
水穴に夫々連絡するものである。そして、上記おしり洗
浄専用及びビデ洗浄専用の二つの水路と、流路切替弁の
二つの弁機構は、一本の洗浄ノズルにまとめて設けるの
が望ましい。
【0005】
【作用】以上のように構成した温水洗浄便座にあって
は、流量調整バルブによる温水の供給流量の操作で、温
水の供給流量がおしり洗浄用の大流量になれば両弁機構
にかかる圧力が高くなるので、おしり洗浄用吐水穴に連
絡する弁機構が開弁すると共にビデ洗浄用吐水穴に連絡
する弁機構が閉弁しておしり洗浄用吐水穴のみに温水が
供給され、ビデ洗浄用の小流量になれば両弁機構にかか
る圧力が低くなるので、おしり洗浄用吐水穴に連絡する
弁機構が閉弁すると共にビデ洗浄用吐水穴に連絡する弁
機構が開弁してビデ洗浄用吐水穴のみに温水が供給され
る。
【0006】
【実施例】以下、図に基づいて本発明の実施の一例を説
明する。図1は本発明の温水洗浄便座の構成の一例を模
式的に示したもので、水道等の給水源9から分岐栓10を
介して便器洗浄水タンク11側と分岐せしめて導入した水
を加熱して温水となし、この温水を流路切替弁5を介し
て洗浄ノズル8のおしり洗浄用吐水穴2またはビデ洗浄
用吐水穴3に供給して吐水させるものであり、給水源9
とおしり洗浄用吐水穴2及びビデ洗浄用吐水穴3を連絡
する水路4には水路入り口と流路切替弁5の間に上流側
から順に、電磁弁12、流量調整弁13、給湯源1を構成す
るヒータ1aを備えた貯湯槽1bが配備されている。
【0007】給水源9からの給水圧は常時電磁弁12の上
流側まで印荷されており、便座A後部に一体的に備える
コントローラ14のおしり洗浄スイッチ15またはビデ洗浄
スイッチ16のON操作に基づく電磁弁12の開弁により水
が流量調節弁13を通って貯湯槽1bへ流入し、予めヒータ
1aにより適温に沸き上げられた温水が押し出され、流路
切替弁5を介しておしり洗浄用吐水穴2またはビデ洗浄
用吐水穴3から噴水として吐水する。
【0008】上記おしり洗浄用吐水穴2から噴出される
温水の圧力とビデ洗浄用吐水穴3から噴出される温水の
圧力は、前者が後者より高圧になるように設定されてお
り、流量調整弁13で流量を大小調整することにより上記
両吐水穴2、3に供給する温水の圧力をその吐出穴2、
3用に設定した圧力に可変調整するようになっている。
【0009】この流量調整弁13の流量調整は前記おしり
洗浄スイッチ15またはビデ洗浄スイッチ16のON操作に
基づいて行われる。即ち、流量調整弁13はおしり洗浄ス
イッチ15がON操作されたときにはおしり洗浄用に設定
された圧力に対応するように大流量を流し、ビデ洗浄ス
イッチ16がON操作されたときにはビデ洗浄用に設定さ
れた圧力に対応するように小流量を流す。また、流量調
整弁13は前記コントローラ14に備える流量調整スイッチ
17を操作しておしり洗浄用またはビデ洗浄用の温水の圧
力を夫々の洗浄用圧力の所定圧力範囲内で数段階に調整
できるようになっている。
【0010】流路切替弁5は、二つの弁機構a、bを備
え、該流路切替弁5より上流の水路4を一方の弁機構a
(おしり用弁機構と称す)を介しておしり洗浄用吐水穴
2に、他方の弁機構b(ビデ用弁機構と称す)を介して
ビデ洗浄用吐水穴3に夫々連絡している。
【0011】おしり用弁機構aは弁シート51と、この弁
シート51に二次側から対応してバネ52により閉弁方向に
付勢される弁体53とで構成され、ビデ用弁機構bは弁シ
ート54と、この弁シート54に一次側から対応して上記お
しり用弁機構aのバネ52より弱いバネ55により開弁方向
に付勢される弁体56とで構成されている。また、ビデ用
弁機構bの弁体56は流路を摺動するように構成されてい
るが上流側に臨む弁体背面から弁体前部側面と流路との
間に形成した通水間隙57に抜ける通孔58が形成されてい
る。
【0012】上記両弁機構a、bは、双方のバネ52、55
のバネ定数及び弁シート51、54の開口面積を、両弁機構
a、bの一次側への圧力P1 が図4にビデ流調域として
示す比較的低圧の範囲にあるとき、図3(a)に示すよ
うに、おしり用弁機構aはその弁体53がバネ52の力で弁
シート51に押し付けられて閉弁する一方、ビデ用弁機構
bは弁体56を開弁方向に付勢するバネ55の力により開弁
し、一次側への圧力P 1 が更に大きくなるとその圧力に
より、ビデ用弁機構bの弁体56はバネ55の力に抗して弁
シート54に押し付けられて閉弁し、更に一次側圧力P1
が高圧になって図4のおしり流調域になると図3(b)
に示すように、おしり用弁機構aの弁体53がバネ52の力
に抗して弁シート51から押し離されて該弁機構aが開弁
するように設定してある。
【0013】かかる構成の流路切替弁5は、図2に示す
ように一つのノズル体におしり洗浄用吐水穴2とビデ洗
浄用吐水穴3の双方及びこれら各穴2、3に連絡するお
しり洗浄専用水路6とビデ洗浄専用水路7を形成した洗
浄ノズル8内入り口部に設けられており、上記おしり洗
浄専用水路6がおしり用弁機構aの二次側に、またビデ
洗浄専用水路7がビデ用弁機構bの二次側に夫々連続し
て形成されている。
【0014】而して、斯様に構成した温水洗浄便座は、
ビデ洗浄操作に伴う流量調整弁13の流量調整により、洗
浄ノズル8入り口部の水圧が低圧(ビデ流調域)にされ
たときには、その圧力により流路切替弁5のビデ用弁機
構bのみが開いてビデ洗浄用吐水穴3に温水が供給さ
れ、該穴3から温水を噴出してビデ洗浄を行う。
【0015】また、おしり洗浄操作に伴う流量調整弁13
の流量調整により、洗浄ノズル8入り口部の水圧が高圧
(おしり流調域)にされたときには、その圧力により流
路切替弁5のおしり用弁機構aのみが開いておしり洗浄
用吐水穴2に温水が供給され、該穴2から温水を噴出し
ておしり洗浄を行う。
【0016】尚、以上説明した実施例においては、流路
切替弁5をおしり洗浄用及びビデ洗浄用の吐出穴2、3
と、これらに通ずるおしり洗浄専用及びビデ洗浄専用の
水路6、7と共に一本の洗浄ノズル8装備したが、この
流路切替弁5は給湯源である貯湯槽1から洗浄ノズル8
に至る水路4の途中に洗浄ノズル8とは別に設けること
も任意である。また、おしり洗浄用吐出穴2及びこれに
通ずるおしり洗浄専用水路6と、ビデ洗浄用吐出穴3及
びこれに通ずるビデ洗浄専用水路を別々の洗浄ノズルに
別けて設けるようになすことも勿論任意である。
【効果】本発明は以上のように温水供給源を洗浄ノズル
のおしり洗浄用吐水穴とビデ洗浄用吐水穴に連絡する水
路の途中に、夫々温水の供給圧力により作動して、その
圧力の低圧時に閉弁し高圧時に開弁する弁機構と、低圧
時に開弁し高圧時に閉弁する弁機構を備える流路切替弁
を設け、該流路切替弁の前者の弁機構の二次側をおしり
洗浄専用水路を介しておしり洗浄用吐水穴に、後者の弁
機構の二次側をビデ洗浄専用水路を介してビデ洗浄用吐
水穴に夫々連絡したので、下記するような効果を奏す
る。 (1).おしり洗浄用、ビデ洗浄用の流路の切替が流量
調整弁での水圧調整のみで可能になり、従来の温水洗浄
便座で使用していたような三方電磁弁を必要としないの
で、製品コストが安くなると共に製品のコンパクト化も
図れる。 (2).三方電磁弁を用いて流路の切替を行わないの
で、流路切替用制御のための信号ハーネスが不要であ
り、コストの低減を図れる。 (3).請求項2にあっては、おしり洗浄専用及びビデ
洗浄専用の二つの水路と上記流路切替弁の二つの弁機構
を一本の洗浄ノズルに共に具備せしめたので、ノズルま
での水路が簡素化し、一層のコスト低減とコンパクト化
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す温水洗浄便座の構成
図。
【図2】要部の断面図。
【図3】流路切替弁の作動を説明する断面図で、(a)
はおしり洗浄時の状態、(b)はビデ洗浄時の状態を夫
々示す。
【図4】流路切替弁の一次側圧力と各弁機構二次側の圧
力の関係を示す説明図。
【符号の説明】
1 給湯源 2 おしり洗浄用
吐水穴 3 ビデ洗浄用吐水穴 4 水路 5 流路切替弁 6 おしり洗浄専
用水路 7 ビデ洗浄専用水路 8 洗浄ノズル a 弁機構(おしり用) b 弁機構(ビデ
用)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温水供給源を洗浄ノズルのおしり洗浄用吐
    水穴とビデ洗浄用吐水穴に連絡する水路の途中に、夫々
    温水の供給圧力により作動して、その圧力の低圧時に閉
    弁し高圧時に開弁する弁機構と、低圧時に開弁し高圧時
    に閉弁する弁機構を備える流路切替弁を設け、該流路切
    替弁の前者の弁機構の二次側をおしり洗浄専用水路を介
    しておしり洗浄用吐水穴に、後者の弁機構の二次側をビ
    デ洗浄専用水路を介してビデ洗浄用吐水穴に夫々連絡し
    てなる温水洗浄便座。
  2. 【請求項2】おしり洗浄専用及びビデ洗浄専用の二つの
    水路と流路切替弁の二つの弁機構が一本の洗浄ノズルに
    共に具備されていることを特徴とする請求項1記載の温
    水洗浄便座。
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JP6857316B2 (ja) * 2018-09-28 2021-04-14 Toto株式会社 水洗大便器
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