JP3038812U

JP3038812U - ホット毛髪立ち上げ櫛

Info

Publication number: JP3038812U
Application number: JP1996013884U
Authority: JP
Inventors: 裕二木目田
Original assignee: 裕二木目田
Priority date: 1996-12-17
Filing date: 1996-12-17
Publication date: 1997-06-30
Anticipated expiration: 2002-12-17

Abstract

(57)【要約】【目的】前髪や横髪を立ち上げる、むづかしいセット
を手軽に短時間で整髪できるようにした。【構成】各櫛歯を厚くして、内部に通電式発熱システ
ムを収納した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ホット毛髪立ち上げ櫛に関するものである。詳しくは、髪を立ち上げたヘアースタイルを簡単にセットできるホット毛髪立ち上げ櫛に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

現在に至っても廃れない前髪や横髪を立ち上げた髪形をつくるには、カーラーやホットカーラーを巻いてクセを付けた後、好みの形にブラシ等でセットするか、整髪剤をつけてから、ドライヤーの熱風をあてながら櫛等で形づけていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

カーラーやホットカーラーを巻くには、整髪剤をつけ、必要分量の毛束を櫛等でわけとり、立ち上げ角度を計算して毛先より根元迄巻き込み止着具で固定し、乾くか冷えた後取り外し、ブラシ等で形をつける。しかし鏡を見ながらでは、正確に毛束をわけとり、角度を計算して毛先を折らずにきれいに根元迄巻き込む作業は非常にむずかしい。美容師でさえカーラー巻き技術を習得するには一定期間の練習を積む。不正確に巻かれてクセのついた毛束を、素人がブラシ等で好みのスタイルに形づけるわけで、なかなか思うようにいかないし時間もかかる。また、整髪剤をつけ、熱風をあてながら櫛等で、立ちクセをつける方法は、櫛が真っすぐである故に、どうしても仕上がりがカタイ感じになりやすい。髪を立ち上げた状態になるまで何度も何度も整髪剤が乾く迄、ドライヤー片手にこの作業を行なうのは労力がいるうえに、なかなか思うようにできず、また多くの時間を必要とした。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記問題点を解決するため本考案ホット毛髪立ち上げ櫛は、櫛歯の高さ方向の厚みが１８ミリ以上の櫛歯を最低１本、複数の櫛歯中に含むよう構成し、通電すると発熱する部品と補助部品を、空洞化した複数の櫛歯と支持体内部に配置した。

【０００５】

【作用】

上記手段による基本作用は次の通りである。請求項１及び２のホット毛髪立ち上げ櫛は、付属ソケットの電源プラグを家庭用電源コンセントに差し込み、本考案ホット毛髪立ち上げ櫛の通電端子を付属ソケットに接続すれば発熱部品に通電される。また、請求項３及び４のホット毛髪立ち上げ櫛は、付帯のプラグを家庭用電気コンセントに直接差し込めば、発熱部品に通電され発熱する。その後の作用は何れも同じで、サーモスタット機能でほぼ適温に維持された本考案ホット毛髪立ち上げ櫛を、ソケットかコンセントより取り外し、前髪や横髪の立ち上げたい部分の生え際ぞいに各櫛歯根元まで差し込む。挟み込まれた髪は各櫛歯の厚みだけ立上がり、はみ出た髪は自体の重みで肩方向に垂れ下る。本考案ホット毛髪立ち上げ櫛の熱が冷めた頃をみはからって髪より抜き取ると、熱でクセがついた毛髪は、冷えてその形状が固定されており、デザインされた各櫛歯の厚み分、立ち上ったままになっている。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面に従って実施例を説明する。１は本考案のホット毛髪立ち上げ櫛の通電端子式である、１ａは櫛歯で発熱部品を収納している。各櫛歯の支持体への固定のしかたは並列だが、各櫛歯側面を平行に保ったまま、真っすぐな支持体を例にとると、垂直または斜めに固定してもかまわない。これは、髪の立ち上げ角度のデザインを考慮して固定される、１ｂは支持体で前髪や横髪の立ち上った髪の縁のラインを形ずけるパーツなので、上下だけでなく左右にもカーブしたり真っすぐにしたりして構成されており、通電端子や必要部品が収納されている、１ｃは発熱部品、１ｄはサーモスタット機能を有する部品、１ｅは通電端子、２は本考案のホット毛髪立ち上げ櫛の電源プラグ式である、２ａは櫛歯、２ｂは支持体、２ｃは発熱部品、２ｄはサーモスタット機能を有する部品、２ｆは支持体に設置された電源プラグ、２ｇは支持体に設置されたヒューズである。発熱させるのに必要な部品は上記場所にこだわらず、取り扱いや機能を考慮してどのように配置してもかまわない。請求項５及び６は、ホット毛髪立ち上げ櫛が毛髪立ち上げセットに必要な温度を確保できれば、どのような電気システムでもかまわない。

【０００７】

【考案の効果】

上述のように、本考案のホット毛髪立ち上げ櫛は構成されているので、下記に述べる効果を有する。（１）発熱機能を装備したので、整髪剤をつけなくても毛髪を立ち上げる事ができる。また、セット効果を高めるために、整髪剤をつけた場合、ヘアードライヤーを用意して乾かす必要のない分、手軽で時間もかからない。（２）生え際の毛髪立ち上げを目的とした場合、ホットカーラーやカーラーのように、特殊な技術を駆使して巻き込む事なしに、ただ立ち上げたい部分に差し込めばよく、誰にでも簡単に使用できる。（３）カーラーによるセットはあくまで下準備で、取り外した後、ブラシ等で形づけるので上手くいったり失敗したりで、さまざまな結果になるが、ホット毛髪立ち上げ櫛は、計算された各櫛歯の厚みと支持体の上下左右のカーブの具合で、裁縫の型紙のように、あらかじめデザインされた立ち上った前髪や横髪のヘアースタイルが、そのまま手を加える事なしに何度でも、殆ど同じにセットできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のホット毛髪立ち上げ櫛の通電端子式の
外観図である。

【図２】本考案のホット毛髪立ち上げ櫛の通電端子式の
正面図である。

【図３】本考案のホット毛髪立ち上げ櫛の電源プラグ式
の外観図である。

【図４】本考案のホット毛髪立ち上げ櫛の電源プラグ式
の正面図である。

【符号の説明】

１通電端子式のホット毛髪立ち上げ櫛１ａ櫛歯１ｂ支持体１ｃ発熱部品１ｄサーモスタット機能を有する部品１ｅ通電端子２電源プラグ式のホット毛髪立ち上げ櫛２ａ櫛歯２ｂ支持体２ｃ発熱部品２ｄサーモスタット機能を有する部品２ｆ電源プラグ２ｇヒューズ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】通電すると発熱する部品と外部電気を入力
するための通電端子と最高温度を制御するサーモスタッ
ト機能を有する部品とその他補助部品を、空洞化した複
数の櫛歯と支持体内部に配置したホット毛髪立ち上げ
櫛。
【請求項２】通電すると発熱する部品と外部電気を入力
するための通電端子と最高温度を制御するサーモスタッ
ト機能を有する部品とその他補助部品を、空洞化した複
数の櫛歯と支持体内部に配置し、且つ、高さ方向に１８
ミリ以上の一辺を有するほぼ三角形状の櫛歯を最低１本
含むホット毛髪立ち上げ櫛。
【請求項３】通電すると発熱する部品と電源プラグとヒ
ューズと最高温度を制御するサーモスタット機能を有す
る部品とその他補助部品を、空洞化した複数の櫛歯と支
持体内部に配置した、ホット毛髪立ち上げ櫛。
【請求項４】通電すると発熱する部品と電源プラグとヒ
ューズと最高温度を制御するサーモスタット機能を有す
る部品とその他補助部品を、空洞化した複数の櫛歯と支
持体内部に配置し、且つ、高さ方向に１８ミリ以上の一
辺を有する、ほぼ三角形状の櫛歯を最低一本含むホット
毛髪立ち上げ櫛。
【請求項５】櫛の複数の櫛歯と支持体を空洞化して、内
部に通電すると適温に発熱する仕組みを配置したホット
毛髪立ち上げ櫛。
【請求項６】櫛の複数の櫛歯と支持体を空洞化して、内
部に通電すると適温に発熱する仕組みを配置し、且つ、
高さ方向に１８ミリ以上の一辺を有する、ほぼ三角形状
の櫛歯を最低一本含むホット毛髪立ち上げ櫛。