JP3038643B2 - 三方弁のバルブシート構造 - Google Patents

三方弁のバルブシート構造

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JP3038643B2
JP3038643B2 JP8115560A JP11556096A JP3038643B2 JP 3038643 B2 JP3038643 B2 JP 3038643B2 JP 8115560 A JP8115560 A JP 8115560A JP 11556096 A JP11556096 A JP 11556096A JP 3038643 B2 JP3038643 B2 JP 3038643B2
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雅雄 榊田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1状態において第1
開閉弁が第1バルブシートを開放し、第2開閉弁が第2
バルブシートを閉塞した際、第1バルブシートによって
第1流路と第3流路を連通し、第2バルブシートによっ
て第3流路と第2流路を閉塞し、一方第2状態において
第1開閉弁が第1バルブシートを閉塞し、第2開閉弁が
第2バルブシートを開放した際、第1バルブシートによ
って第1流路と第3流路を閉塞し、第2バルブシートに
よって第3流路と第2流路を連通する三方弁に関し、そ
のうち前記第1バルブシート、第2バルブシートのバル
ブシート構造に関する。この三方弁は、流体流路内を流
れる流体の流れの切換え、圧力の切換え用として用いら
れる。
【0002】
【従来の技術】従来の三方弁のバルブシート構造は図2
に示される。1は弁本体であり、上端から下方の底部2
Aに向かって第2流路2が凹設される。この第2流路2
は弁本体1の側方に開口し、図示されぬ装置の流路に連
なる。又、弁本体1の下端から上方の底部2Bに向かっ
て第1流路3が凹設される。この第1流路3は弁本体1
の側方に開口し、図示される装置の流路に連なる。
【0003】そして、前記下方の底部2Aと上方の底部
2Bとは、直径Aを有するバルブシート流路4によって
連絡されるもので、このバルブシート流路4の上方の他
端4Aには、第2流路2内に臨んで開口する第2バルブ
シート5が形成され、バルブシート4の下方の一端4B
には、第1流路3内に臨んで開口する第1バルブシート
6が形成される。
【0004】前記、第2バルブシート5及び第1バルブ
シート6のシート径は、バルブシート流路4の直径をφ
Aなるストレート径としたことにより、共にφAなるシ
ート径を有する。
【0005】又、バルブシート流路4の中間部には第3
流路7が開口するもので、この第3流路7は、弁本体1
の側方に開口し、図示される装置の流路に連なる。
【0006】8は、第1流路3内に移動自在に配置さ
れ、第1バルブシート6を開閉制御する第1開閉弁であ
り、スプリング9によって第1バルブシート6を閉塞す
るよう付勢される。10は、第2流路2内に移動自在に
配置され、第2バルブシート6を開閉制御する第2開閉
弁であり、この第2開閉弁10の下方にはバルブシート
流路4内を通って第1開閉弁8を押圧する押圧杆10A
が一体形成され、更に第2開閉弁10の上方には連結杆
10Bが一体形成される。
【0007】Sは電磁装置であって、有底筒状をなすハ
ウジング11内にコイル12が巻回されたコイルボビン
13が収納配置され、コイルボビン13内には、ハウジ
ング11の底部に一体形成された固定コア14が進入し
て配置され、さらに固定コア14に対向して可動コア1
5が移動自在に配置される。16は、可動コア15と固
定コア14との間に縮設されたスプリングである。
【0008】かかる電磁装置Sは、弁本体1上に固定的
に配置されるもので、前記第2開閉弁10と一体形成さ
れる連結杆10Bの上端は可動コア15に一体的に取着
される。従って、押圧杆10A、連結杆10Bを含む第
2開閉弁10は、可動コア15と一体的に移動する。
【0009】そして、電磁装置Sのコイル12への非通
電時において、可動コア15はスプリング16のバネ力
によって下方に押圧され、これによると、第2開閉弁1
0は第2バルブシート5を閉塞し、一方第1開閉弁8は
押圧杆10Aによって下方へ押圧され、第1バルブシー
ト6を開放する。従って、第1流路3と第3流路7とは
連通し、第2流路2は、第1流路3、第3流路7と遮断
される。
【0010】電磁装置Sのコイル12に電流が供給され
ると、可動コア15は磁力によって固定コア14に吸引
され、スプリング16のバネ力に抗して上動する。これ
によると、第1開閉弁8に対する押圧杆10Aによる押
圧が解除されるので、第1開閉弁8はスプリング9によ
って上動し、第1開閉弁8か、第1バルブシート6を閉
塞し、一方第2開閉弁10は第2バルブシート5を開放
する。従って、第3流路7と第2流路2とは連通され、
第1流路3は、第3流路7、第2流路2と遮断される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の三方弁の
バルブシート構造によると、電磁装置Sへの非通電時に
おいて、第1流路3から第1バルブシート6を介して第
3流路7内へ流入する流体の流量はX(L/H)であ
り、一方電磁装置Sへの通電時において、第3流路7か
ら第2バルブシート5を介して第2流路2内へ流入する
流体の流量はY(L/H)となる。そして、第1バルブ
シート6のシート径と、第2バルブシート5のシート径
とが単一の直径Aを有するバルブシート流路4にて形成
されることから、流量Y(L/H)は流量X(L/H)
より大流量となる。
【0012】ここで、第1流路3から第3流路7内へ流
入する流体の流量X(L/H)及び第3流路7から第2
流路2内へ流入する流体の流量Y(L/H)について鑑
案すると、その流量は予め定められた流量Q(L/H)
を満足するものでなければならない。そして前述の流量
X(L/H)<流量Y(L/H)の関係からすれば、第
1流路3から第1バルブシート6を介して第3流路7に
向かう流体の流量X(L/H)を、定められたQ(L/
H)以上の流量となるようバルブシート流路4の直径A
が選定される。いいかえると、第1バルブシート6のシ
ート径と第2バルブシート5のシート径が前記直径Aに
選定されることである。尚、第3流路7から第2流路2
内へ流入する流体の流量Y(L/H)は、X(L/H)
<Y(L/H)の関係から定められたQ(L/H)以上
の流量が得られる。
【0013】ここで、第2開閉弁10に対する流体圧力
による開弁力は、第2バルブシート5のシート径Aによ
って決定され、この流体圧力による開弁力は、出来るだ
け小であることが望ましい。これは、流体による開弁力
が小なることはスプリング16のバネ力を小とすること
ができ、電磁装置に発生する吸引力を小さくできて電磁
装置全体をコンパクトにすることができるからである。
【0014】本発明になる三方弁のバルブシート構造
は、第2開閉弁に対する流体圧力による開弁力を下げる
ことのできるバルブシート構造を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決する為の手段】本発明になる三方弁のバル
ブシート構造は、前記目的達成の為に、弁本体1に一端
4Bが第1流路3内に開口し、他端4Bが第2流路2内
に開口するバルブシート流路4と、バルブシート流路4
の一端4Bにあって、第1流路3に臨みスプリング9に
てバックアップされる第1開閉弁8にて開閉される第1
バルブシート6と、バルブシート流路4の他端4Aにあ
って、第2流路2に臨み電磁装置Sの可動コア15と一
体的に取着された通電開型の第2開閉弁10にて開閉さ
れる第2バルブシート5と、バルブシート流路4の中間
部に開口する第3流路7と、を備え、電磁装置Sへの非
通電時において、第1開閉弁8が第1バルブシート6を
開放するとともに第2開閉弁10が第2バルブシート5
を閉塞し、一方通電時において、第1開閉弁8が第1バ
ルブシート6を閉塞するとともに第2開閉弁10が第2
バルブシート5を開放する三方弁において、前記第2バ
ルブシート5のシート径φBを第1バルブシート6のシ
ート径φAより小径としたことを特徴とする。
【0016】
【作用】第2バルブシートのシート径が第1バルブシー
トのシート径より小径に形成されたので第2バルブシー
トを開閉する第2開閉弁に対する流体圧力による開弁力
を小さくすることができる。従って、電磁装置のスプリ
ングのバネ力を弱めることができ電磁装置をコンパクト
に形成できる。
【0017】
【実施例】図1により本発明の三方弁のバルブシート構
造について説明する。尚、図2と同一構造部分は同一符
号を使用し、説明を省略する。バルブシート流路20
は、第1流路3に臨む一端20Bの流路径がφAをな
し、第2流路2に臨む他端20Aの流路径φBが前記流
路径φAより小径に形成される。すなわち、第1バルブ
シート6のシート径はφAで形成され、第2バルブシー
ト5のシート径はφBで形成され、それらはφA>φB
となる。尚、第1バルブシート6のシート径φAは、図
2の第1バルブシート6のシート径φAと同一に形成し
たものである。
【0018】そして、電磁装置Sのコイル12への非通
電時において、可動コア15はスプリング16のバネ力
によって下方に押圧され、これによると、第2開閉弁1
0は第2バルブシート5を閉塞し、一方第1開閉弁8は
押圧杆10Aによって下方へ押圧され、第1バルブシー
ト6を開放する。以上によると、第1流路3の流体は、
第1バルブシート6を介して第3流路7内へ流入するも
ので、このとき前記第1バルブシート6のシート径φA
を所望の流量Q(L/H)が得られるようそのシート径
φAが選定される。
【0019】電磁装置Sのコイル12に電流が供給され
ると、可動コア15は磁力によって固定コア14に吸引
され、スプリング16のバネ力に抗して上動する。これ
によると、第1開閉弁8に対する押圧杆10Aによる押
圧が解除されるので、第1開閉弁8はスプリング9によ
って上動し、第1開閉弁8か、第1バルブシート6を閉
塞し、一方第2開閉弁10は第2バルブシート5を開放
する。以上によると、第3流路7内の流体は第2バルブ
シート5を介して第2流路2内へ流入するもので、この
とき第2バルブシート5のシート径φBを第1バルブシ
ート6のシート径φAより小径としたものであるが、所
望の流量Q(L/H)を得ることができる。このこと
は、前述のごとく、従来の三方弁のバルブシート構造に
おいて、第1バルブシート6、第2バルブシート5のシ
ート径を同一のシート径φAとした際、第1流路3から
第3流路7内へ流入する流体の流量X(L/H)に対
し、第3流路7から第2流路2内へ流入する流体の流量
Y(L/H)より大流量となることより理解される。以
上の如く、第2バルブシート5のシート径φBを第1バ
ルブシート6のシート径φAより小径としたことによっ
ても第1流路3から第3流路7内へ流入する流体の流量
と、第3流路7から第2流路2内へ流入する流体の流量
とを所望の流量Q(L/H)とすることができたもので
ある。
【0020】そして、前述の如く、第2バルブシート5
のシート径φBを第1バルブシート6のシート径φAに
対して小径にしたことによると、第2開閉弁10に作用
する流体による開弁力を小さくすることができ、これに
よってスプリング16のバネ力を小さくすることができ
たものである。以上によると、電磁装置において、第2
開閉弁10を含む可動コア15に対する電磁吸引力を小
さく設定することが可能となり、これによって電磁装置
を小型化できる。
【0021】
【発明の効果】以上の如く、本発明になる三方弁のバル
ブシート構造によると、第2バルブシートのシート径を
第1バルブシートのシート径より小径とすることによっ
て第2開閉弁に対する流体圧力による開弁力を下げるこ
とができたものである。従って、第2開閉弁に対する開
放操作力を下げることができ、例えば、電磁三方弁にお
ける電磁装置を小型化でき、もって小型化された三方弁
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる三方弁におけるバルブシート構造
を示す縦断面図。
【図2】従来の三方弁におけるバルブシート構造を示す
縦断面図。
【符号の説明】
1 弁本体 2 第2流路 3 第1流路 4 バルブシート流路 4A 他端 4B 一端 5 第2バルブシート 6 第1バルブシート 7 第3流路 A 第1バルブシートのシート径 B 第2バルブシートのシート径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 11/048 F16K 1/38 F16K 1/44 F16K 31/06 305 F16K 47/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体1に一端4Bが第1流路3内に開
    口し、他端4Bが第2流路2内に開口するバルブシート
    流路4と、バルブシート流路4の一端4Bにあって、第
    1流路3に臨みスプリング9にてバックアップされる第
    1開閉弁8にて開閉される第1バルブシート6と、バル
    ブシート流路4の他端4Aにあって、第2流路2に臨み
    電磁装置Sの可動コア15と一体的に取着された通電開
    型の第2開閉弁10にて開閉される第2バルブシート5
    と、バルブシート流路4の中間部に開口する第3流路7
    と、を備え、電磁装置Sへの非通電時において、第1開
    閉弁8が第1バルブシート6を開放するとともに第2開
    閉弁10が第2バルブシート5を閉塞し、一方通電時に
    おいて、第1開閉弁8が第1バルブシート6を閉塞する
    とともに第2開閉弁10が第2バルブシート5を開放す
    る三方弁において、前記第2バルブシート5のシート径
    φBを第1バルブシート6のシート径φAより小径とし
    たことを特徴とする三方弁のバルブシート構造。
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JP4981603B2 (ja) * 2007-09-28 2012-07-25 株式会社ケーヒン 電磁アクチュエータ

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