JP3038383U - ミニトマトのバラ詰用ダンボール箱の放射型中仕切り - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【 目的 】 ミニトマトの大型自動選果機にも対応出
来るバラ詰め用ダンボール箱の放射型中仕切りである。 【 構成 】 Ｖ字型中仕切り（１）の中央にＩ字型中
仕切り（２）を置いた放射型の中仕切りである。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この考案はミニトマトのバラ詰用ダンボール箱の中仕切りに関するものである。

【従来の技術】

一般にミニトマトのバラ詰用ダンボール箱の中仕切りは、図２の十字型中仕切り が使用されている。他に、都城農協が使用している図３のＶ字型中仕切りがある 。

【考案が解決しようとしている課題】

図２の十字型中仕切りはダンボール箱の強度の役割は大きいが、大型自動選果機 を使用する共同選果では実用的でない。何故ならば、まず十字に組み合わせてダ ンボール箱にはめ込む為に作業効率が悪くなる。さらには大型自動選果機から流 れおちるミニトマトが中央でさえぎられ、片側だけに集中してしまう。ここでも 作業効率は悪くなるのである。それでは図３のＶ字型中仕切りはどうかと考える と、組み立てはめ込み作業はすんなりとゆく。Ｖ字型はダンボール板を二つに折 り曲げて作り置きしてあるから広げてはめ込むだけである。ここで何故、図３の Ｖ字型中仕切りが使われているか説明が必要であろう。大型自動選果機の流出口 とダンボール箱の間にはかなり落差がある。完熟したミニトマトが流出口より落 下する場合にはダンボール箱の中仕切りが鋭利な刃物と化して、ぶつかればミニ トマトは裂果する事故が多いのである。この事故を避ける為に図３のＶ字型中仕 切りが存在するのである。しかしながら、ダンボール箱の強度の役割はほとんど 果たしていないのが、図３のＶ字型中仕切りの最大の欠点である。そこで図２と 図３の長所を持つ中仕切りが必要となって来たのである。

【課題を解決する為の手段】

図１で説明すると、最初に（１）のＶ字型中仕切りを（３）のダンボール箱には め込み、次に（２）のＩ字型中仕切りを（１）の中央にはめ込めばよい。 なお、（１）と（２）とも材料はダンボール板であり、（１）はダンボール板を 折り曲げて作り置きしたものを広げたものである。

【実施 例】

大型自動選果機の前にダンボール箱を置く場合は、図４の放射型基部かあるいは 放射型広部を流出口に向ければ良いが都城農協では放射型広部を流出口に向けて ある。

【考案の効果】

図１の放射型中仕切りはダンボール箱にはめ込むと図４のようにどこにでもある 構造になってしまうがダンボール箱の強度の役割は大きくなっている。 組み立てはめ込み作業も楽である。ただ、中央にミニトマトの裂果を促すＩ字型 中仕切りがあるし、ここが本考案で最も苦労したところだが、現在では裂果に強 いミニトマトの品種が出廻って来たので心配ない。よって図２と図３の中仕切り の長所を持つ放射型中仕切りが完成したのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の放射型中仕切りの斜視図である。

【図２】一般的に使用される十字型中仕切りの斜視図で
ある。

【図３】都城農協で使われているＶ字型中仕切りの斜視
図である。

【図４】図１の平面図である。

【符号の説明】

１はＶ字型中仕切り、２はＩ字型中仕切り、３はダンボ
ール箱

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 放射型を利用した、ミニトマトのバラ詰
   用ダンボール箱の放射型中仕切り