JP3038305U - 鍋の取手 - Google Patents

鍋の取手

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JP3038305U
JP3038305U JP1996012085U JP1208596U JP3038305U JP 3038305 U JP3038305 U JP 3038305U JP 1996012085 U JP1996012085 U JP 1996012085U JP 1208596 U JP1208596 U JP 1208596U JP 3038305 U JP3038305 U JP 3038305U
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JP
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handle
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pot
pan
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JP1996012085U
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Inventor
賢吉 中澤
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中澤工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的小さな力で鍋を持運びすることがで
き、十分な大きさを有し鍋に対してスマートに取り付け
られる鍋の取手を提供する。 【解決手段】 偏平で横長な略矩形に形成された取手本
体4を縦向きに設ける。この取手本体4は、内側に湾曲
している。取手本体4の上面部及び下面部がそれぞれ上
部指掛部5及び下部指掛部となっている。そして、取手
本体4Aの外周面に手掌Tを当てることにより、包むよ
うにして取手本体4Aを持ち、取手本体4と手掌Tと腕
Aとがほぼ直線をなすようにして鍋1を持運ぶ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鍋の取手に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
従来の鍋の取手は、例えば図12に示すように鍋1の外側に連結部3を介して設 けられ、円柱状或いは角柱状等のものであった。そして前記円柱状等の取手2に 指Fの先端を掛けて鍋1を持ち運んだりするものであった。
【0003】 前記従来技術においては、鍋1の重みGが取手2を介して指Fの先端に加わり 、さらに指Fの力が手掌Tから腕Aへ伝わるものである。したがって図12に示す ように重みGの垂直方向に対して手掌Tが斜め上方へ向き、さらに腕Aも斜め上 方へ向くために、指F、手掌T、腕Aにおいては比較的強力な力を発揮する必要 がある。特にそうめん、うどん、パスタ類を茹でるには大型の鍋を用いるが、こ のような際には強力な腕力を発揮する必要があった。
【0004】 このような問題点を解決することを目的として、本考案者は先に鍋の外側に連 結部を介して固定される鍋の取手において、偏平に形成された取手本体を縦向き に設けるとともに、該取手本体の細幅な上面部及び下面部には夫々上部及び下部 指掛部が形成されることを特徴とする鍋の取手を先に出願した(実用新案登録第 3009468号)。
【0005】 この鍋の取手は、比較的小さな力で鍋を持運びすることができるものであるが 、取手を小さくすると取手の両端部を支持する連結部や鍋の壁面に誤って手など が接触したりしやすくなるため、取手をある程度鍋の壁面から離間させるととも に大きく形成する必要がある。しかしながら、取手を鍋の壁面から十分に離間さ せるとともに大きくすると、取手が特にその両端部において鍋の中心に対して大 きく突出してしまう。もし大きな形状としても鍋に対してスマートに取り付けら れる取手を提供することができれば、大型の鍋をより一層使い勝手のよいものと することができる。
【0006】 そこで、本考案は比較的小さな力で鍋を持運びすることができるとともに、十 分な大きさを有し、鍋に対してスマートに取り付けられる鍋の取手を提供するこ とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1記載の鍋の取手は、鍋の外側に連結部を介して固定される鍋 の取手において、偏平に形成され横長で内側に湾曲した取手本体を縦向きに設け たものである。このような構成を採用することにより第1指を取手本体の上部に 掛け、手掌を前記縦向きに設けられた取手本体の外側部に当て、さらに第2指乃 至第5指を取手本体の下部に掛けて前記取手本体を手で包むように持つことによ り、取手本体と手掌と腕とがほぼ直線をなすので、力が効率良く伝達されるので 、比較的小さい腕の力で鍋を簡単に持運ぶことができる。また、取手本体が内側 に湾曲しているので、取手中央部における鍋の壁面との間隔を十分に確保するこ とができるので、取手本体に指を掛けた際に誤って指などが鍋の壁面と接触した りしにくい。
【0008】
【考案の実施態様】
以下、本考案の第1実施例を図1乃至図7を参照して説明する。1は鍋であり 、この鍋1の両側には取手2が連結部3を介して固定されている。前記取手2は 、偏平で横長な略矩形に形成された合成樹脂製の取手本体4を縦向きに設けたも のであり、この取手本体4は、図2及び図3に示すように鍋1の壁面1Aの曲面 に近似した曲率で内側に湾曲しているとともに、縁部が断面半円形に形成されて おり、取手本体4を把持した際に指Fが掛かりやすいように構成されていて、取 手本体4の上面部及び下面部がそれぞれ上部指掛部5及び下部指掛部6となって いる。そして、前記下部指掛部6には、長手方向に凹部7,8,9,10が形成さ れていて、後述するように第2指乃至第5指F2 ,F3 ,F4 ,F5 が掛り易く なっている。
【0009】 また、前記連結部3は、例えばアルミニウムダイキャスト等からなり、その基 端11を鋲12等により鍋1の壁面1Aに固定し、さらに前記基端11より外方に向か って二股状に形成された突設部13の先端14が相互に内向き形成され、そして前記 取手本体4の壁面に挿着して固着されている。
【0010】 次に前記構成についてその作用を説明する。図1乃至図3に示すように、取手 2を持つときには、第1指F1 を横長な略矩形の取手本体4の前記上部指掛部5 に掛け、手掌Tを取手本体4の外側部4Aに当てるとともに第2指乃至第5指F 2 ,F3 ,F4 ,F5 を前記下部指掛部6の凹部7,8,9,10に下側から掛る ように手で包んで持つことができる。この結果、前記取手本体4が手掌T全体で 包まれるように持たれるため、取手2における鍋1の重みGと、この重みGに抗 する腕Aによる力Pがほぼ平行となり、腕Aには余分な力が不要となり、比較的 小さい力で持ち上げることができる。また、図7(a) に示すように同一の位置に おいて基端11で取り付けられた平板状の取手本体41の場合における間隔L2と比較 して、取手本体4の中央位置において鍋1の壁面1Aとの間隔L1が大きくなって いるので、取手本体4に指を掛けた際に誤って指などが鍋1の壁面1Aと接触し たりしにくくなっている。特に、本実施例においては前記取手本体4の曲率が鍋 1の壁面1Aの曲面の曲率に近似したものとなっているので、図7(b) に示すよ うに取手本体4の中央位置において鍋1の壁面1Aに対し同じ間隔を有する平板 状の取手本体42の場合と比較して両端部が壁面1Aに沿って湾曲しているので、 取手本体4の両端部が鍋の中心に対して過度に外側に飛び出すことがないため、 美感を損なうことがなく、また使い勝手もよい。以上のような2つの効果により 通常より大型の取手本体4とすることができる。そして、上述したように取手本 体4を大型化することができるので、その結果、取手本体4を両端部において支 持する連結部3の間隔が広くなるので、取手本体4に指を掛けた際に誤って指な どが連結部3と接触したりしにくいという効果も奏する。さらに、本実施例にお いては、連結部3が基端11より外方に向かって二股状に形成されているので、取 手本体4が、鍋1の径に対して十分に離間して設けられており、しかも前記取手 本体4が縦向きであるので、鍋1と取手本体4との間に十分な空間Sが形成され るため、調理時の炎などによる熱気は、該空間Sから上昇していくことになり、 取手本体4が熱の影響をほとんど受けず、熱くなることがないように構成されて いる。
【0011】 以上のように、前記第1実施例の鍋の取手2は、鍋1の外側に連結部3を介し て固定される鍋の取手2において、偏平に形成され横長で内側に湾曲した取手本 体4を縦向きに設けたものであるので、前記取手本体4の上部指掛部5及び下部 指掛部6に夫々第1指F1 ,第2指乃至第5指F2 ,F3 ,F4 ,F5 を掛け、 さらに取手本体4の壁面4Aに手掌Tを当てることにより、包むようにして取手 本体4を持つことができ、この結果、取手本体4と、手掌Tと腕Aとがほぼ直線 をなすので、取手2における鍋1の重みGと、この重みGに抗する腕Aによる力 Pがほぼ平行となり、比較的小さい腕Aの力で鍋1を持上げることができる。ま た、取手本体4に指を掛けた際に誤って指などが鍋1の壁面1Aと接触したりし にくくなっている。特に、本実施例においては、前記取手本体4が前記鍋1の壁 面1Aの曲面に近似した曲率に形成されているので、取手本体4の両端部が壁面 1Aに沿ってスマートに取り付けられるため過度に外側に飛び出すことがないの で、美感を損なうことがない。さらに上述したような効果による結果として通常 より大型の取手本体4とすることができるので、取手の連結部3の間隔を広くす ることができ、取手本体4に指を掛けた際に誤って指などが連結部3と接触した りしにくいという効果も奏する。
【0012】 次に本考案の第2実施例について図8乃至図10を参照して説明する。第2実施 例の鍋の取手2は、前記第1実施例の鍋の取手において、取手本体4が中央部に 開口部21が形成されており矩形の環状となっていて、これに伴い前記開口部21の 上側下面部22には、長手方向に凹部24,25,26,27が複数形成されてい指掛部23 が構成されてたものである。また、本実施例においては、前記取手本体4の下部 指掛部6には、凹部7,8,9,10が形成されていない構成となっている。
【0013】 前記構成についてその作用を説明する。図10に示すように取手2を持つときに は、第1指F1 を横長な略矩形の取手本体4の上部指掛部5に掛け、手掌Tで取 手本体4を外側から包み込むようにして第2指乃至第5指F2 ,F3 ,F4 ,F 5 を前記下部指掛部6に下側から掛けることにより持つことができる。また、第 1指F1 を横長な略矩形の取手本体4の上部指掛部5に掛け、第2指乃至第5指 F2 ,F3 ,F4 ,F5 を前記開口部21に挿入して、凹部24,25,26,27にそれ ぞれ下側から掛るようにして握持することもできる。このように、第2実施例の 鍋の取手2は、第1実施例と同様にして持ち運ぶことができるのみならず、鍋が 空であったり、あるいは内容物が少なく軽量であるときには、開口部21に第2指 乃至第5指F2 ,F3 ,F4 ,F5 を挿入して取手本体4の上側部を握持するよ うにして持ち運ぶこともできるため、一層使いやすくなっている。
【0014】 尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、本考案の思想の範囲内で 適宜変形可能であり、例えば取手本体4の曲率や形状などは適宜変更可能である 。また、連結部3は前記第1実施例及び第2実施例のように、取手本体4の両端 部において固着されている必要はなく、図11に示すように前記基端11より外方に 向かって二股状に形成された突設部13の先端14を取手本体4の内面側に固着する ように構成するなど種々の形状の連結部4に適用可能である。
【0015】
【考案の効果】
本考案の請求項1の鍋の取手は、鍋の外側に連結部を介して固定される鍋の取 手において、偏平に形成され横長で内側に湾曲した取手本体を縦向きに設けたも のであるので、第1指を取手本体の上部に掛け、手掌を前記縦向きに設けられた 取手本体の外側部に当て、さらに第2指乃至第5指を取手本体の下部に掛けて前 記取手本体を手で包むように持つことにより、取手本体と手掌と腕とがほぼ直線 をなすので、力が効率良く伝達されるので、比較的小さい腕の力で鍋を簡単に持 運ぶことができる。また、取手本体が内側に湾曲しているので、取手中央部にお ける鍋の壁面との間隔を十分に確保することができるので、取手本体に指を掛け た際に誤って指などが鍋の壁面と接触したりしにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例による鍋の取手を装着した
鍋を示す斜視図である。
【図2】前記鍋の取手を装着した鍋を示す断面図であ
る。
【図3】前記鍋の取手を装着した鍋を示す平面図であ
る。
【図4】図3における取手の平面図である。
【図5】図3における取手の正面図である。
【図6】図3における取手の側面図である。
【図7】前記鍋の取手を装着した鍋を示す平面図であ
り、(a) は鍋の壁面との間隔を示し、(b) は鍋に中心か
らの距離を示す概略図である。
【図8】本考案の第2実施例による鍋の取手を示す斜視
図である。
【図9】本考案の第2実施例による鍋の取手を示す断面
図である。
【図10】前記鍋の取手を装着した鍋を示す断面図であ
る。
【図11】本考案の第3実施例による鍋の取手を示す平面
図である。
【図12】従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
1 鍋 2 取手 4 取手本体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋の外側に連結部を介して固定される鍋
    の取手において、偏平に形成され横長で内側に湾曲した
    取手本体を縦向きに設けたことを特徴とする鍋の取手。
JP1996012085U 1996-11-26 1996-11-26 鍋の取手 Expired - Lifetime JP3038305U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0589582U (ja) * 1992-05-21 1993-12-07 株式会社岡部建材店 コンクリート製の下水道用溜ます
JP2010210097A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機の室外機及びこれを備えた空気調和機

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