JP3038248B2 - 写真フィルム処理装置 - Google Patents

写真フィルム処理装置

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JP3038248B2
JP3038248B2 JP3068854A JP6885491A JP3038248B2 JP 3038248 B2 JP3038248 B2 JP 3038248B2 JP 3068854 A JP3068854 A JP 3068854A JP 6885491 A JP6885491 A JP 6885491A JP 3038248 B2 JP3038248 B2 JP 3038248B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録層を有する写
真フィルムの磁気情報の読み取りまたは書き込み機能を
備えた写真フィルム処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、写真フィルム(以下単にフィルム
ということがある)の全面または一部に透明な磁気記録
層を設けた写真フィルムが提案されている。これは写真
フィルムを処理する各過程においてその磁気記録層に情
報を書き込み、以降の過程において随時その情報を読み
出して使用することにより、写真処理の効率化や写真プ
リントの高品質化に役立てようとするものである。
【0003】前記写真フィルムを処理する過程とは、た
とえば現像処理、ノッチ処理、プレリード処理、焼き付
け処理、フィルムカット処理、および焼き増し処理など
が挙げられる。通常、ユーザーによって像露光が行われ
た写真フィルムは写真店などを通じてラボ(現像所)に
集められ、まず現像装置によりフィルムの現像が行わ
れ、現像されたフィルムはノッチャーによる画面位置の
指示や必要に応じてプレリーダでの画像駒検定が行われ
た後、焼付装置にて印画紙への焼き付けが行われる。焼
き付け処理がなされたフィルムは一定長にカットされフ
ィルム収納シートに納められて焼き付けられたプリント
とともにユーザーに返却される。
【0004】以上が一般的な写真フィルムの処理形態で
あり、磁気記録層を有するフィルムを用いた場合は、上
記各装置に磁気ヘッドを装着して、ある装置にて書き込
まれた情報を別の装置にて読み出すことで各装置での処
理に利用することができる。磁気記録層に書き込まれる
情報としては様々なものが考えられるが、例としてプレ
リーダと焼付装置の場合を考えてみる。
【0005】プレリーダとは印画紙への焼き付けを実施
する前にフィルムの各画像駒を検定する装置であり、フ
ィルムの各画像駒を印画紙へ適切に焼き付けるために画
像駒の濃度やカラーバランス等に応じて露光条件を修正
する機能を持つ。プレリーダにて修正された露光条件は
焼付装置での印画紙への焼き付けに利用される。これま
でこの装置間の露光条件の伝達は、紙テープ、磁気テー
プ、磁気ディスク等の写真フィルムとは別体の記録媒体
により行われていたが、この露光条件をフィルム上の磁
気記録層に記録すれば、上記紙テープ、磁気テープ等の
フィルム以外の他の媒介手段を別に用意しなくても済
む。
【0006】また、焼き増し注文受付機と焼付装置の場
合、各画像駒の注文枚数を情報として記録しておき、焼
付装置でその情報に基づいて各枚数分の焼き付けを実施
すれば、先の例と同様、フィルム以外の他の媒介が不要
になり、焼き増しプリントの効率化を図ることができ
る。
【0007】また、焼付装置自身でもある画像駒の焼付
けに使用した焼付情報を記録しておけば、焼き付けたプ
リントに問題があった場合の焼き直し作業の際に以前の
焼付情報を読み出してその焼き付けに重ねて補正を加え
ることにより、より簡単に焼き直し作業を実施すること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のいず
れにおいても、写真フィルムの処理を行う各装置間また
は同一装置間にあって情報を媒介する場合には、フィル
ムの磁気記録層に記録された情報は、各画像駒に対応し
て記録されていることが望ましい。これはフィルムの処
理過程において上記の露光条件や焼き付け枚数など各画
像駒単位で必要となる情報が最も多いからである。な
お、この場合、フィルム上の各画像駒と、その画像駒に
対応する磁気情報の存在している位置との間に一定の関
係が必要となる。最も望ましくはそのフィルム上の画像
駒の位置にその画像駒に対応する磁気情報が存在するの
がよい。 ところが現行の135タイプのフィルムの場
合、フィルム上のどの位置に画像駒があるか一定しな
い。このため各画像駒に関する情報をフィルム上の画像
駒に対応させることが難しく、各画像駒とその画像駒に
関する情報との同期ずれが発生しやすいという問題があ
った。
【0009】また、135タイプのフィルムでは、フル
サイズ、ハーフサイズのように異なる画面サイズでの撮
影が可能となっており、現在それぞれのサイズで撮影す
るカメラが市販されている。このようにフィルム上の駒
サイズが異なるものに関しては、より一層、各画像駒と
その画像駒の情報との同期ずれが発生しやすいという問
題があった。
【0010】本発明は上記の問題点を解消すべくなされ
たもので、フィルムの各画像駒とその画像駒に関する情
報との同期ずれを防止し、正確で高速に処理し得る写真
フィルム処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、画像焼付け位置の上流に画像駒検出手段
を設け、この画像駒検出手段の下流であって画像焼付け
位置より上流にただ1つの磁気情報読み取り手段を設
け、画像焼付け位置より下流に、画像焼付け後のフィル
ムの搬送状態の下で磁気情報を書き込みするただ1つの
磁気情報書き込み手段を設けており、 画像焼付け位置と
磁気情報読み取り手段・書き込み手段の位置との距離情
報、 駒位置情報処理部からの画像駒先端位置情報から、
当該駒の画像駒先端が磁気情報書き込み手段までに至る
距離に対応する所定時間経過した時点で、磁気情報書き
込み手段によって、前記フィルムの搬送状態下での磁気
情報書き込みを開始する、 または、 駒位置情報処理部か
らの画像駒先端位置情報から、当該駒の画像駒先端が磁
気情報書き込み手段までに至る距離と、フィルム搬送量
とを比較して一致したとき先端位置と認識し、磁気情報
書き込み手段によって、前記フィルムの搬送状態下での
磁気情報書き込みを開始することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明では、写真フィルムが搬送手段によって
搬送され、前記画像駒検出手段にて、たとえば該写真フ
ィルムの側縁部に切削されたノッチを検出することによ
り、該写真フィルム上の画像駒の位置が検出される。こ
のとき制御手段は検出された画像駒位置から前記磁気ヘ
ッドの位置までの距離を求め、この距離を搬送した時点
で、フィルムの磁気記録層に対する読み取りおよび書き
込みの両方、またはいずれか一方の動作の開始を磁気ヘ
ッドに指示することにより、各画像駒とその画像駒に関
する情報との同期をとるよう制御する。
【0013】
【実施例】本発明の実施例としてプレリードノッチャー
と焼付装置間での焼付条件の補正情報について図面を参
照して説明する。
【0014】図1は実施例の第1の装置となるプレリー
ドノッチャー1の概要図である。本装置はノッチャーに
プレリーダの機能を付加したもので、ノッチの穿孔と同
時に画像駒の検定を実施する構成となっている。図にお
いて11はフィルム元巻部、12はフィルム搬送部(ネ
ガキャリア)、13はフィルムビュア、14はフィルム
駆動部、15はフィルム巻取部である。写真フィルムF
を複数本スプライスして接続したフィルムロールをフィ
ルム元巻部11にセットし、引き出されたフィルムはフ
ィルム搬送部12とフィルムビュア13とを経てフィル
ム巻取部15に巻き取られる。その間にフィルム検出ブ
ロック部16と画像駒検定・ノッチ穿孔部17およびフ
ィルム磁気記録層への書き込み用の磁気ヘッド(図示省
略)を通過する。18は画像駒の濃度やカラーバランス
等を判定し、その焼付条件を入力するためのキーボード
である。
【0015】図2は、フィルム搬送部12にフィルムF
が通過する状態を示すもので、この実施例ではフィルム
は、フィルム駆動部14によりモータ14aが駆動制御
されることにより矢印方向に移動する。フィルムFの搬
送方向上流側には、スプライス検出器19、画像駒検出
器20がある。これらは前記フィルム検出ブロック部1
6内に納められている。
【0016】これに対してフィルムFの搬送方向下流側
の画像駒検定窓Wの裏側の位置には、画像駒検定・ノッ
チ穿孔部17と磁気ヘッドHが設けられている。また、
画像駒検定・ノッチ穿孔部17は画像駒検定窓Wとノッ
チ穿孔刃25aより成り、画像駒検定窓WはフィルムF
上の1画像駒の大きさに相当する枠を有し、この窓内に
搬送された画像駒が検定の対象となる。またノッチ穿孔
刃25aは、画像駒検定窓Wの中央に設置されている。
なお、磁気ヘッドHは画像駒検定窓Wより下流に設置さ
れる。このようにノッチ穿孔部と画像駒検定部とは一体
の構成となっている。
【0017】フィルムFはモータ駆動部14の制御によ
って矢印方向に移動しつつ、スプライス検出器19によ
ってスプライス検出がなされ、ついで画像駒検出器20
で画像駒の検出を行う。画像駒検出器20は、フィルム
Fに光照射する発光器とフィルムFの透過光を受光する
受光センサで構成されている。画像駒検出器20からの
出力は、アンプ21を経てA/D変換器22によってA
/D変換され、この出力に基づいて画像駒検出処理部2
3によって画像駒位置の検出がなされる。
【0018】画像駒検出処理部23による画像駒位置検
出はフィルム上の画像部と非画像部(すなわちフィルム
ベースに相当する)との濃度差を検出することで行なわ
れ、画像駒の先端部および後端部が容易に検出し得る。
【0019】画像駒先端部を検出後、画像駒後端部を検
出するまでのフィルムFの搬送量をチェックすること
で、画像駒のサイズを認識し、画像駒の中心位置を確定
する。この中心位置はノッチを画像駒中心に切削するの
に有用である。フィルムFの搬送量は、フィルム搬送制
御部24において、モータ駆動部14より送られるパル
スモータ14aの駆動パルス数をカウントすることで求
められる。このフィルム搬送量情報が画像駒検出処理部
23へ送られる。
【0020】なお画像駒サイズの認識をこの画像駒検出
処理部23で実施せず、あらかじめ画像駒サイズ情報と
して別途入力しておき、そのサイズ情報に基づいて画像
駒の中心位置を求めるようにしてもよい。この場合画像
駒の後端部の検出を必要としない。
【0021】画像駒検出処理部23により検出された画
像駒の先端部および画像駒中心の位置情報がフィルム搬
送制御部24に送られる。
【0022】フィルム搬送制御部24は画像駒中心をノ
ッチ穿孔駆動部25にて駆動制御されるノッチ穿孔刃2
5aの位置、すなわちノッチ打ち込み位置まで搬送する
ための搬送制御、および画像駒先端を磁気ヘッドHの位
置まで搬送するため搬送制御の2つの制御機能を有す
る。
【0023】画像駒中心のノッチ打ち込み位置までの搬
送制御は、画像駒検出処理部23からの画像駒中心位置
情報から、画像駒の中心がノッチ打ち込み位置まで到達
するために必要な搬送量を求め、モータ駆動部14によ
るフィルムFの搬送量と比較することで行なう。フィル
ムFの搬送量はモータ駆動部14より送られるパルスモ
ータ14aの駆動パルス数をカウントする事で求められ
る。
【0024】また画像駒先端の磁気ヘッドHの位置まで
の搬送制御は、画像駒検出処理部23からの画像駒先端
位置情報から、画像駒の先端が磁気ヘッドHの位置まで
到達するために必要な搬送量を求め、モータ駆動部14
によるフィルムFの搬送量と比較することで行なう。フ
ィルムFの搬送量は前記と同様にモータ駆動部14より
送られるパルスモータ14aの駆動パルス数をカウント
することで求められる。
【0025】画像駒中心がノッチ打ち込み位置に到達す
ると、フィルム搬送制御部24はフィルムFの搬送を停
止するようモータ駆動部14へ指示すると同時に、画像
駒検定処理部26へ画像駒が検定窓W内に位置している
ことを知らせる。すると、画像駒検定処理部26はオペ
レータに画像駒の検定を促す。オペレータが焼付条件補
正値をキーボード18より入力すると、画像駒検定処理
部からキーボード18の押下情報がノッチ穿孔駆動部2
5に伝達され、画像駒の中心にノッチを穿孔する。一方
入力された焼付条件補正値は磁気ヘッド制御部27へ送
られる。
【0026】また、画像駒先端が磁気ヘッドHに到達す
ると、フィルム搬送制御部24は磁気ヘッド制御部27
に画像駒の先端が磁気ヘッドH上にあることを通知し、
磁気ヘッド制御部27は先にキーボード18より入力さ
れた焼付条件補正値のフィルムの磁気記録層への書き込
みを開始する。フィルム磁気記録層への書き込みは、モ
ータ駆動部14による搬送に伴って行われる。
【0027】以上の動作によれば、フィルムFの画像駒
の先端部と磁気情報の書き込まれる先頭位置は同一の位
置にあり、またノッチは画像駒の中心位置に穿孔されて
いるので、ノッチと磁気情報の書き込まれた先頭位置の
関係も明確である。
【0028】なお望ましくはノッチ穿孔刃25aと磁気
ヘッドHの位置は図3のような位置関係にあると良い。
この場合、フィルムFにおいてノッチ穿孔刃25aによ
るノッチ打ち込み位置に画像駒の中心が到達した時に、
同時に磁気ヘッドHの位置に画像駒の先端がくることに
なり、フィルム搬送制御部24を簡素化できる。図4は
本実施例の第2の装置となる写真焼付装置2の概要図で
ある。フィルム元巻部51に上記のプレリード機能付き
ノッチャー1により焼付条件補正値情報を磁気記録した
フィルムロールFRをセットする。引き出されたフィル
ムFはアキューム52を介してフィルムキャリア53へ
送られる。アキューム52はフィルムFを送り出すフィ
ルム元巻部51の回転速度(図の場合は右回転)とフィ
ルムFを露光ステージに送るフィルム搬送手段の送り速
度の違いを吸収するもので、現在蓄積されているフィル
ムFの量を上下移動するアキューム制御子54の位置に
換算して光学センサ(図示せず)で読み取り、その位置
により双方のネガの搬送を制御している。フィルムキャ
リア53において、露光位置にフィルムFの画像駒をセ
ットし印画紙Pへ露光する。露光後のフィルムFは第2
のアキューム55を介してフィルム巻取部56に巻き取
られる。第2のアキューム55もアキューム52と同様
で、フィルム搬送手段の送り速度とフィルム巻取部56
の回転速度の違いを吸収するものである。
【0029】印画紙Pは、ペーパーマガジン57内にロ
ール状に巻かれてセットされており、あらかじめ定めら
れたプリントサイズ単位で露光部58の方へ引き出され
る。そして、印画紙Pが前記プリントサイズ単位で露光
部58まで引き出されると、一旦引き出しが停止されて
露光部58によりフィルムF上のネガ画像の焼き付けが
行われ、その後引き出しが再開されてペーパー巻取りマ
ガジン59内に巻き取られる。
【0030】図5にフィルムキャリア53の詳細図を示
す。フィルムFはフィルム導入部60(破線により図
示)よりフィルム搬送基台61に設けられたフィルム搬
送路62とフィルム圧着ガイド63の間を搬送される。
フィルム搬送路62の両側は、フィルムFの搬送をガイ
ドするためのガイド壁となっている。フィルム圧着ガイ
ド63は、ヒンジ部材64を介して開閉可能となってい
る。
【0031】図6(a)および(b)がフィルム搬送路
62およびフィルム圧着ガイド63の詳細図である。フ
ィルム搬送路62およびフィルム圧着ガイド63には、
スプライス検出器65、2つのノッチ検出器66が設け
られている。上側のノッチ検出器66は、フィルムの左
端側(図では上側)にノッチが穿孔された場合の検出
用、下側のノッチ検出器66は、同様にフィルムの右端
側(図では下側)にノッチが穿孔された場合の検出用で
ある。ノッチ検出器66の下流側には、フィルム磁気記
録層読み取り用の第1の磁気ヘッドRHが付設されてい
る。また、第1の磁気ヘッドRHの直上には、フィルム
Fを磁気ヘッドに確実に当接させるための押さえローラ
67が配置される。第1の磁気ヘッドRHに続いて、印
画紙Pへの焼き付けを行う焼付露光部68があり、この
焼付露光部68には、フィルム種に応じてネガマスク6
9が装着される。焼付露光部68の下流側にはフィルム
磁気記録層への書き込み用の第2の磁気ヘッドWHが設
けられている。第1の磁気ヘッドRHと同様に第2の磁
気ヘッドWHの直上に押さえローラ67が配置されてい
る。
【0032】また、フィルム搬送路62にはフィルム搬
送用の搬送ローラ70があり、パルスモータ71によっ
て駆動される。
【0033】フィルムFは、パルスモータ71によって
フィルム搬送路62を搬送され、スプライス検出器65
によってスプライス検出がなされ、ついでノッチ検出器
66によりノッチの検出が行われる。このノッチは、先
のプレリード機能付きノッチャー1によりフィルムF上
の画像駒ごとにその中心位置に穿孔されたものである。
ノッチ検出器66は、フィルム部とノッチの穿孔された
非フィルム部との反射率の違いを検出する発光LEDと
受光センサで構成されている。
【0034】ノッチ検出器66からの出力は、アンプ7
2を経て、ノッチ検出処理部73へ送られる。ノッチ検
出処理部73ではフィルム部とノッチの穿孔された非フ
ィルム部との反射率の違いによる受光センサの出力差に
よりノッチ位置を検出する。ノッチ位置は画像駒の中心
にあることから、フィルムサイズに対応して画像駒の先
端が検出できる。求められた画像駒先端位置情報は、フ
ィルム搬送制御部74へ送られる。
【0035】フィルム搬送制御部74は画像駒先端を第
1の磁気ヘッドRHの位置まで搬送する搬送制御、およ
び第2の磁気ヘッドWHの位置まで搬送する搬送制御を
行う。
【0036】ノッチ検出処理部73からの画像駒先端位
置情報から、画像駒の先端が第1磁気ヘッドRHの位置
まで到達するために必要な搬送量を求め、モータ駆動部
75によるフィルムFの搬送量と比較しチェックする。
フィルムFの搬送量はモータ駆動部75より送られるパ
ルスモータ71の駆動パルス数をカウントすることで求
められる。
【0037】そして、フィルム搬送制御部74は、画像
駒の先端が第1磁気ヘッドRHに到達すると、この第1
磁気ヘッドRHを制御する第1磁気ヘッド制御部76に
画像駒の先端が磁気ヘッドRH上にあることを通知し、
第1磁気ヘッド制御部76はフィルムFの磁気記録層の
読み取りを開始する。フィルム磁気記録層の読み取り
は、モータ駆動部75による搬送に伴って行われる。
【0038】読み込まれる情報は、先にプレリード機能
付きノッチャー1によって書き込まれた焼付条件補正値
情報であり、この焼付条件補正値情報は第1磁気ヘッド
制御部76から露光制御部77に送られ、本画像駒の露
光演算用補正データとして使われる。画像駒が焼付露光
部68に搬送された時、この補正データが焼き付けに用
いられる。
【0039】また、フィルム搬送制御部74は、ノッチ
検出処理部73からの画像駒先端位置情報から、画像駒
の先端が第2磁気ヘッドWHの位置まで到達するために
必要な搬送量を求め、モータ駆動部75によるフィルム
Fの搬送量と比較しチェックする。フィルムFの搬送量
は前記と同様にモータ駆動部75より送られるパルスモ
ータ71の駆動パルス数をカウントすることで求められ
る。
【0040】そして、フィルム搬送制御部74は、画像
駒の先端が第2磁気ヘッドWHに到達すると、この第2
磁気ヘッドWHを制御する第2磁気ヘッド制御部78に
画像駒の先端が磁気ヘッドWH上にあることを通知し、
第2磁気ヘッド制御部78はフィルムFの磁気記録層の
書き込みを開始する。
【0041】この時書き込まれる情報は、たとえば先の
焼付露光部68で焼き付けた際のトータルの焼付条件等
が考えられる。現在の写真焼付装置には、ネガを測光す
る測光機能(図示せず)が備えられたものが多く、LA
TD(全面積平均透過濃度)方式などを利用して自動焼
付制御が行われている。ところがユーザが使用・撮影す
る多種多様のフィルムや撮影シーンの全てに対して最良
の焼付制御を実施することは難しい。このため、先のプ
レリーダ等を用いて、自動焼付制御での焼付条件にシー
ンに応じた補正データを加えることにより、より高収率
な写真プリントの生産を行っている。先のトータルの焼
付条件とは、自動焼付制御とプレリーダによる焼付補正
条件を加味した実質的な焼付情報を指す。
【0042】この焼付情報は、不良プリントの焼き直し
やプリントの焼き増しを実施する場合に非常に有効であ
る。不良プリントの焼き直しの場合、先に焼き付けた時
の、焼付情報もしくはプレリーダでの補正情報を読み取
り、その情報を基に再度補正を実施することで容易に的
確な補正が可能となる。また、焼き増しプリントの場
合、以前に焼き付けた情報を読み取り、同一の条件での
焼き付けを実施することでオリジナルプリントと焼き増
しプリントにおいて品質差のないプリントを生産するこ
とが可能となる。
【0043】第2の磁気ヘッドWHによって、上記の如
く以降の処理にて有効な焼き付けデータ等を記録する。
【0044】なお、本発明は上述の実施例に限定される
ことなく、たとえば磁気ヘッドとノッチ検出器とを適切
に配置することにより写真フィルムを一定速度で搬送
し、ノッチ検出後そのノッチ検出にかかわる画像駒の先
端が磁気ヘッドの位置に到達するまでに要する時間を一
定にして、ノッチ検出後、一定時間経過した時点で磁気
ヘッドによるリード/ライトを開始するようにしてもよ
い。
【0045】
【発明の効果】本発明の写真フィルム処理装置によれ
ば、フィルムの画像駒の検出信号に基づいて、フィルム
の磁気記録層の情報の読み込みもしくは書き込み開始タ
イミングを制御することにより、簡便な構成で画像駒と
その画像駒に対する情報との同期ずれを防止でき、また
情報の書き込みまたは読み込み位置が一意的に容易に認
識できるので、高速なフィルム処理を行うことができ
る。
【0046】またフィルム上の画像サイズ(たとえばフ
ルサイズ、ハーフサイズなど)が変わっても画像駒と情
報とは一対の状態にあり、情報の同期ずれを起こすこと
なく正確な処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による写真フィルム処理装置
の構成要素であるプレリーダノッチャーの斜視図であ
る。
【図2】図1のフィルム搬送部をフィルムが通過する状
態、および各種処理部を示す図である。
【図3】図2に示したノッチ穿孔刃と磁気ヘッドとの好
ましい位置関係を示す図である。
【図4】本発明の一実施例による写真フィルム処理装置
の構成要素である写真焼付装置の斜視図である。
【図5】図4に示したフィルムキャリアの詳細図てあ
る。
【図6】(a)は図4に示したフィルム搬送路の平面
図、(b)は図4に示したフィルム搬送路の正面図、お
よび各種処理部を示す図である。
【符号の説明】
14 フィルム駆動部 23 画像駒検出処理部 24 フィルム搬送制御部 27 磁気ヘッド制御部 73 ノッチ検出処理部 74 フィルム搬送制御部 75 フィルム駆動部 76 第1磁気ヘッド制御部 77 第2磁気ヘッド制御部 H 磁気ヘッド RH 磁気ヘッド WH 磁気ヘッド F フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−98821(JP,A) 特開 平4−159601(JP,A) 特開 平4−247443(JP,A) 実開 昭57−133033(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/32 G03B 27/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像焼付け位置の上流に画像駒検出手段
    を設け、この画像駒検出手段の下流であって画像焼付け
    位置より上流にただ1つの磁気情報読み取り手段を設
    け、画像焼付け位置より下流に、画像焼付け後のフィル
    ムの搬送状態の下で磁気情報を書き込みするただ1つの
    磁気情報書き込み手段を設けており、 画像焼付け位置と磁気情報読み取り手段・書き込み手段
    の位置との距離情報、 駒位置情報処理部からの画像駒先端位置情報から、当該
    駒の画像駒先端が磁気情報書き込み手段までに至る距離
    に対応する所定時間経過した時点で、磁気情報書き込み
    手段によって、前記フィルムの搬送状態下での磁気情報
    書き込みを開始する、 または、 駒位置情報処理部からの画像駒先端位置情報から、当該
    駒の画像駒先端が磁気情報書き込み手段までに至る距離
    と、フィルム搬送量とを比較して一致したとき先端位置
    と認識し、磁気情報書き込み手段によって、前記フィル
    ムの搬送状態下での磁気情報書き込みを開始する ことを
    特徴とする写真フィルム処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像駒検出手段は、前記写真フィル
    ムの側縁部に切削されたノッチを検出する手段よりなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の写真フィルム処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記画像駒検出手段は、前記写真フィル
    ム上の画像駒部と非画像駒部との濃度差を利用するもの
    であることを特徴とする請求項1に記載の写真フィルム
    処理装置。
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