JP3037992U - メッセージコールサービスカード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 購入者が求めるカードであることをはっきり
認識させると共に、カードに表示するアクセス先の電話
番号や個々のカードを識別するカード番号を購入者以外
の人が簡単に見ることができないようにする。 【解決手段】 ２枚１組のカード本体１とシールカード
２で構成し、カード本体１の裏面とシールカード２の表
面を重ね合わせてカード袋３に封入する。カード本体１
の表面は、人物の写真などイメージ１１のみを印刷し、
文字などは一切印刷しない。カード本体１の裏面にアク
セスナンバー１４とカード番号１５を記載し、これをシ
ールカード２で隠し、カードの購入者以外にその番号が
分からないようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、利用者の好きなタレントやスポーツ選手など、著名人の肉声でメッ セージコールサービスを享受するカードに関する。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

自分の好きなタレントやスポーツ選手から自分宛にモーニングコールなどの電 話がかかってくる。 このようなことができたら、自分の好きなタレントやスポーツ選手をもっと身 近な存在として感じることができ、単に時間を知らせるというモーニングコール 以上に、多くのファンに夢を与える新しい商品として期待できる。

【０００３】 この商品をプリペイドカードとして販売するためには、人目を引くデザインに すると共に、一目見ただけで購入者の求めるタレントやスポーツ選手のカードで あることを認識させる必要がある。

【０００４】 また、サービスを依頼するアクセス先の電話番号と個々のカードを識別するカ ード番号（ＩＤ）をカード本体に表示する必要がある。 サービス提供者は、このカード番号でカードを識別し、カード度数や有効期限 を判定してサービスを行う。 従って、これらの情報を購入者以外の人が簡単に見ることができると、不正に 使用されプリペイドカードとしての価値がなくなる。

【０００５】 そこで本考案は、カードのデザインと構成を工夫して、購入者が求めるカード であることをはっきり認識させると共に、カードに表示するアクセス先の電話番 号や個々のカードを識別するカード番号を購入者以外の人が簡単に見ることがで きないようにすることを目的になされたものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

かかる目的を達成するために、本考案は以下のように構成した。

【０００７】 すなわち、カード本体とカード本体の裏面を隠すシールカードを重ね合せて透 明なカード袋に封入し、 カード本体の表面には人物の写真などイメージのみを印刷し、 カード本体の裏面にはサービスを依頼するアクセス先電話番号とカードの固有 番号を印刷することを特徴とする。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下に図面を参照して本考案の実施の形態について説明する。

【０００９】 図１に、本考案を実施したカードの構成図を示す。 カードは、２枚１組のカード本体１とシールカード２で構成し、カード本体１ の裏面とシールカード２の表面を重ね合わせてカード袋３に封入する。 カード本体１、シールカード２およびカード袋３は、いずれも財布などに入れ て持ち歩くのに便利な、クレジットカードやテレホンカードと同じサイズ（縦５ ４ｍｍ、横８６ｍｍ）に統一する。

【００１０】 カード本体１は、長期保存可能で表面に印刷する写真の品質を損わない素材の クレジットカードなどと同じプラスチックで形成し、シールカード２は、それよ り薄手の表面加工シートで形成する。 また、カード袋３は、薄い透明なプラスチックシートで形成する。

【００１１】 図２と図３に、カード本体１の表面図と裏面図を示す。 カード本体１の表面は、人物の写真などイメージ１１のみを印刷し、文字など は一切印刷しない。 このため、このカード本体１をブロマイドや、図７に示すように、シングルＣ Ｄと同じサイズの台座に貼り付けて装飾用ディスプレイとして使用することもで きる。 イメージ１１には、ミュージシャン、タレント、アーチスト、俳優、スポーツ 選手、アニメキャラクター、ゲームキャラクター、コンパニオンなどの写真ある いはイラストなどがある。

【００１２】 カード本体１の裏面は、上から順に、カードのロゴ１２、カードの説明文１３ 、サービスを依頼するアクセス先の電話番号を示すアクセスナンバー１４、カー ド毎に割り振った固有番号を示すカード番号１５、サービスの依頼方法を説明す るセット方法１６、およびカードの発売元、システム提供者、問い合せ先を記載 するカードの奥付に相当する事業者欄１７を印刷する。

【００１３】 図４と図５に、シールカード２の表面図と裏面図を示す。 シールカード２は、カード本体１の裏面に記載してあるアクセスナンバー１４ とカード番号１５を隠すためのもので、カードの購入者以外にその番号が分から ないようにしている。 シールカード２の表面は、上段に、サービスを依頼するときの注意事項を示す サービス設定の際の注意２１ａを、下段に、サービスを受けるときの注意事項を 示すコールを受ける際の注意２１ｂを印刷する。

【００１４】 シールカード２の裏面は、上から順に、カードのロゴ２２、カードの定価、度 数、有効期限を記載する価格表示欄２３、カードの説明文２４、カードの使用約 款を示す注意事項２５、カードの発売元、システム提供者、問い合せ先を記載す るカードの奥付に相当する事業者欄２６、および商品のバーコード２７を印刷す る。

【００１５】 図６に、カード袋３の斜視図を示す。 カード袋３は、長さ方向の一辺を延長して開閉自在の蓋３１を形成し、カード 本体１とシールカード２を封入するときは、蓋３１をカード袋３の裏面に折り込 んで剥離自在に糊付けする。 このとき、カード袋３の表面（蓋３１を糊付けしない面）からカード本体１の 表面にある人物の写真などのイメージ１１が見えるように、カード本体１の表面 をカード袋３の表側に、カード本体１の裏面に重ね合わせるシールカード２の裏 面をカード袋３の裏側にして挿入する。

【００１６】 本考案のカードは以上のような構成で、利用者が糊付を剥して蓋３１を開け、 カード袋３から中のカード本体１を取り出し、裏面に記載してあるアクセスナン バー１４とカード番号１５を参照する。 そして、プッシュホンを使用して、次の手順でサービスの依頼手続きを行う。 （１）アクセスナンバー１４をダイヤルしてサービス提供者を呼び出し、音声ガ イダンスに従って以下の入力操作を行う。 （２）カード番号６を入力する。 （３）コールをもらう時刻を入力する。 （４）コールをもらう着信先を市外局番から入力する。 以上の手続きを終了すると、指定の時刻に指定の着信先に電話がかかり、受話 器をとると購入したカードのタレントなどの声でメッセージが流れる。

【００１７】

【考案の効果】

本考案のカードは、カード本体の表面に人物の写真などイメージのみを印刷し ている。 従って、本考案によれば、購入者が好きなタレントやスポーツ選手などを選択 するときに、容易にカードを識別できる。 また、写真だけで文字などが印刷されないので、このカードをブロマイドや装 飾用ディスプレイとしても使用できる。

【００１８】 本考案のカードは、アクセス先電話番号とカードの固有番号をカード本体の裏 面に印刷し、その上にシールカードを重ね合わせて透明なカード袋に封入してい る。 従って、本考案によれば、カード袋を開けてカード本体だけを取り出せば、簡 単にアクセス先電話番号やカード番号を見ることができる。 また、シールカードは重ね合わせてあるだけで糊付けしていないので、取り外 しても汚れたり、剥がれたりしない。 この他、シールカードの表裏が情報スペースとして利用できるので、より多く の情報を小さなカードに表示できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を実施したカードの構成図である。

【図２】本考案を実施したカード本体の表面図である。

【図３】本考案を実施したカード本体の裏面図である。

【図４】本考案を実施したシールカードの表面図であ
る。

【図５】本考案を実施したシールカードの裏面図であ
る。

【図６】本考案を実施したカード袋の斜視図である。

【図７】本考案を実施したカードの装飾用ディスプレイ
の平面図である。

【符号の説明】

１ カード本体 １１ イメージ １２ ロゴ １３ 説明文 １４ アクセスナンバー １５ カード番号 １６ セット方法 １７ 事業者欄 ２ シールカード ２１ａ サービス設定の際の注意 ２１ｂ コールを受ける際の注意 ２２ ロゴ ２３ 価格表示欄 ２４ 説明文 ２５ 注意事項 ２６ 事業者欄 ２７ バーコード ３ カード袋 ３１ 蓋

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 利用者の好きなタレントやスポーツ選手
   など、著名人の肉声でメッセージコールサービスを享受
   するカードであって、 カード本体とカード本体の裏面を隠すシールカードを重
   ね合せて透明なカード袋に封入し、 カード本体の表面には人物の写真などイメージのみを印
   刷し、 カード本体の裏面にはサービスを依頼するアクセス先電
   話番号とカードの固有番号を印刷することを特徴とする
   メッセージコールサービスカード。