JP3037762U - 携帯用信号装置 - Google Patents

携帯用信号装置

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JP3037762U
JP3037762U JP1996012232U JP1223296U JP3037762U JP 3037762 U JP3037762 U JP 3037762U JP 1996012232 U JP1996012232 U JP 1996012232U JP 1223296 U JP1223296 U JP 1223296U JP 3037762 U JP3037762 U JP 3037762U
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正一 玉置
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日幸電子工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯用信号装置において、複数色が点滅し、球
切れが無く、消費電力が少なく、コストダウンを図れ、
光が全周方向へ十分に照射されて合図・信号が確実に届
き、また2種類の電池を使用可能とする。 【解決手段】縦長筒状の本体ケース1内に、複数色で各
複数個の発光ダイオード2,3─を等間隔状に配置し、
その色の種類に等しい本数の導線6,7─と1本の共通
の導線8を配設し、各色の発光ダイオードを、各色用の
導線と共通の導線8間に接続し、各導線6,7─を本体
ケース1下部寄りで点滅回路を含むプリント基板と複数
段の切換えスイッチ10に接続し、本体ケース1内周面
に光拡散シート11を介装する。また本体ケース1下部
の把持部4内を電池収納部5として内底部12に負極接
点用バネ13を設け、そこに収納する電池14より一回
り小型の電池を収納可能で、内底部に上記バネ13へ当
接可能な負極接点金具をもつ補助収納筒を装入可能とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば青色(緑色)と赤色その他の色の如く、2色以上の複数色の 発光ダイオードが点・滅して合図・信号を送る携帯用信号装置の改良に係るもの である。
【0002】
【従来の技術】
例えば、道路での交通整理、駐車場での車両整理、祭り等での人出整理の如く に、車や人に進め・止まれ、特定方向へ移動せよ等の合図・信号を送りたい場合 には、設置されている信号装置とは別に係員が棒状の信号装置を携帯し、それを 手で振って合図・信号を送っている。
【0003】 従来の携帯用の信号装置には、a)例えば特開平7−312101号公報に記 載のものの如く、縦長円筒状のケース内に発光体として赤および青(緑)の電球 (例えば白熱ランプ,キセノン管)を内蔵し、スイッチの切り替えで例えば青の 電球を点灯して進めの合図・信号を送り、また赤の電球を点灯して止まれの合図 ・信号を送るようにしたものがあった(例えば特開平7−312101号公報参 照)。
【0004】 b)また、例えば実開平4−68301号公報に記載したものの如く、「少な くとも2色の発光ダイオードをプリント回路板上に交互に配置すると同時に、そ れを密封被蓋するカバー上を、前記ダイオードに相当する着色ブロックに等分割 し、前記プリント回路上のダイオードを、必要発光色に切り替え得る他段式スイ ッチに接続した電子信号灯」もある。
【0005】 これは、詳しくは公報の第1図・第2図から明らかな如く、トランジスタ・コ ンデンサー・抵抗器等を含む回路をプリント基板化して細長い板状とし、それを 透明または半透明状の円筒状のケース内に長手方向へ差し入れて、該ケース内を 縦断する形で2分割し、断面半円形状の青色用と赤色用の細長い空間部を形成す る。そして一方の空間部には複数個の青色の発光ダイオードを、他方の空間部に は複数個の赤色の発光ダイオードを各等間隔で配置して、プリント基板上の各側 の回路に各々接続したものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記a)の発光体として電球を用いたものは、球切れがし易くまた 電力消費量が多いという問題点があった。
【0007】 他方、上記b)の電球に代えて発光ダイオードを用いたものは、球切れを無く し消費電力も少なくできるが、上記の如く複数個の青色と赤色の各発光ダイオー ドを、プリント基板上の各側の回路に各々半田付けする必要があるため、半田付 け作業に手間取ったり、製造コストが高くつく等の問題点があった。
【0008】 同じく上記b)のものは、円筒状の本体ケース内をプリント基板が縦断する形 で2分割して、青色用と赤色用の細長い空間部が形成されており、その各空間部 内に複数個の青色または赤色の発光ダイオードが配置されているため、このプリ ント基板が青色用の空間部と赤色用の空間部とを仕切る遮蔽板となっている。
【0009】 そのため、円筒状本体ケース内で青色発光ダイオードが発光時に、他面側はプ リント基板で仕切られ遮蔽されているから、他面側から青色の光が照射されるこ とは殆ど無いし、同様に赤色発光ダイオードが発光時に、他面側から赤色の光が 照射されることも殆ど無い。
【0010】 したがって、青色と赤色の2色の発光ダイオードを各々点滅させるようにした 携帯用信号装置でありながら、この信号装置をもつ位置や角度によっては、片側 の車両や人には青色が発光時の合図・信号だけが届き、また他側では赤色が発光 時の合図・信号だけが判るので、甚だ実用性に欠けるものであった。
【0011】 さらに、上記a)およびb)の携帯用信号装置共に、電源としての電池の収納 部が、単一の大きさの電池例えば単1形電池専用の大きさになっているため、単 1形電池の予備が無い場合には、仮に単2形電池の予備が有ったとしても役に立 たず、信号装置を使えなくなるという問題点もあった。
【0012】 本考案は、上記従来の携帯用信号装置がもつ問題点を解決することを課題とし たものであり、本考案の目的は、2色以上の複数色の発光ダイオードが点滅する もので、球切れを無くし消費電力を少なくすることは勿論のこと、製造コストを 低減するとともに、発光ダイオードが発光時の光が全方向へ照射されて合図・信 号が良く判り、かつ個別にではあるが2種類の電池を使用可能な、携帯用信号装 置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
A 本考案に係る携帯用信号装置の第1のものは、 透明または半透明で下部開口の縦長筒状の本体ケース1内に、少なくとも2色 の種類の複数個の発光ダイオード2,3─を、長手方向へ各色の種類毎に等間隔 状に各々設け、該本体ケース1の下部に、筒状で内部に電池収納部5をもつ把持 部4を連結してなり、 上記本体ケース1内には、発光ダイオード2,3─の色の種類に等しい本数の 各色用の導線6,7─と1本の共通の導線8とを長手方向へ各独立して配設し、 各色の発光ダイオード2,3─を、それに対応する各色用の導線6,7─と共通 の導線8間に接続して、 上記各導線6,7,8─を、本体ケース1下部寄りで点滅回路を含むプリント 基板9に接続すると共に、複数段の切換えスイッチ10に接続し、 かつ、本体ケース1内周面に、光拡散シート11を介装してなるものである。
【0014】 B 本考案に係る携帯用信号装置の第2のものは、 透明または半透明で下部開口の縦長筒状の本体ケース1内に、少なくとも2 色の種類の複数個の発光ダイオード2,3─を、長手方向へ各色の種類毎に等間 隔状に各々設け、該本体ケース1の下部に、筒状で内部に電池収納部5をもつ把 持部4を連結してなり、 上記本体ケース1内には、発光ダイオード2,3─の色の種類に等しい本数の 各色用の導線6,7─と1本の共通の導線8とを長手方向へ各独立して配設し、 各色の発光ダイオード2,3─を、それに対応する各色用の導線6,7─と共通 の導線8間に接続して、 上記各導線6,7,8─を、本体ケース1下部寄りで点滅回路を含むプリント 基板9に接続すると共に、複数段の切換えスイッチ10に接続し、 本体ケース1内周面に、光拡散シート11を介装し、 かつ上記把持部4内の電池収納部5は、内底部12に負極接点用バネ13を設 け、別に、上記収納部5に収納する電池14より一回り小型の電池15を収納可 能で、内底部17に上記負極接点用バネ13へ当接可能な負極接点金具18をも つ補助収納筒16を、必要に応じて装入可能としたものである。
【0015】
【考案の実施の形態】
上記構成において、本体ケース1は、透明または半透明の合成樹脂製とするこ とが望ましい。また少なくとも2色の種類の発光ダイオード2,3─は、青色の 発光ダイオード2と,赤色の発光ダイオード3を用いることが望ましいが、これ に限らずさらに例えば黄色の発光ダイオードを加えるようにしてもよい。
【0016】 また点滅回路9は、各色の発光ダイオード2,3─毎のものにしてもよいが、 各色の発光ダイオード2,3─で共通した1つとしてもよい。複数段の切換えス イッチ10は、上記の如く青色と赤色の2種類の色の発光ダイオード2,3を用 いた場合には、青色ON用と赤色ON用とOFF用との3段切替えスイッチにす ればよいが、例えば黄色の発光ダイオードが加わる場合には、さらにもう一つ黄 色ON用が加わった4段切り替えスイッチとすればよい。
【0017】 光拡散シート11とは、透明または半透明の合成樹脂フィルムを表面加工して 透過する光を拡散するようにしたものである。
【0018】 上記把持部4内は、電池収納部5としてあり、例えば単1形電池14を2本直 列に収納可能な内径を有するものであるが、該電池収納部5は、別の補助収納筒 16を差し入れ可能としてある。該補助収納筒16は、最大外径が上記電池収納 部5へ収納可能な電池14とほぼ等しく、かつ内径が一回り小型の電池15例え ば単2形電池を2本直列に収納可能な底付筒状で、内底部17に負極接点金具1 8を有するものである。
【0019】 補助収納筒16の最大外径は、補助収納筒16の周部全体の肉厚を厚くしてそ の外径を有するようにしてもよいが、それに限らず例えば外周の一部にリブ29 を設けて、そのリブ29の部分がその外径となるようにしてもよい(図3,図4 参照)。
【0020】 上記本考案に係る携帯用信号装置の第1および第2のものの使用状態は、次の 如くである。 本体ケース1から把持部4を取り外し、該把持部4の電池収納部5内へ電池1 4を収納する。この際、電池収納部5内へ収納可能な大きさの電池14、例えば 単1形電池が有るならそれを収納して、該把持部4を本体ケース1下部の開口側 端部へ連結一体化して、両者1,4間で電気的に導通可能としておく。
【0021】 今、例えば道路での交通整理で車や人に「進め」の合図・信号を送りたい場合 には、本携帯用信号装置の把持部4を持って、切換えスイッチ10を青色ON用 の位置にすればよい。これで収納した電池14からの電流が青色用の導線6と共 通の導線8間で各足線を接続した各青色発光ダイオード2に流れ、該各青色発光 ダイオード2が発光する。この信号装置は点滅回路9を有するので、発光は繰り 返しの青色点滅となり、「進め」の合図・信号を送れることになる。
【0022】 また、車や人に「止まれ」の合図・信号を送りたい場合には、本携帯用信号装 置の切換えスイッチ10を赤色ON用の位置にすればよい。これで電池14から の電流が、赤色用の導線7と共通の導線8間に各足線を接続した各赤色発光ダイ オード3に流れ、該各赤色発光ダイオード3が発光すると共に、繰り返し点滅す る。この繰り返しの赤色点滅により、「止まれ」の合図・信号を送れることにな る。
【0023】 さらに黄色の発光ダイオードも備えておれば、それも発光して点滅することに より、「注意」の合図・信号を送れることになる。
【0024】 上記の場合に、本携帯用信号装置では、切換えスイッチ10の操作により、青 色、赤色または黄色等の各色の繰り返し点滅によって合図・信号を送れる。従来 のように例えば赤色だけが発光し、合図・信号の種類は信号装置の動かし方によ り判別するものと異なり、それを操作する者が非熟練者でも合図・信号の意味を 確実に車や人に伝えられ、トラブルが生じる心配が無くなる。
【0025】 また、本携帯用信号装置の本体ケース1内には、従来のもののような内部を仕 切る形でプリント基板等を設けていないから、青色、赤色または黄色等の発光ダ イオード2,3─が発光した場合の光は、本体ケース1から全周方向へ発射され ることになる。そのため、本携帯用信号装置を持つ位置や角度にかかわらず、道 路の片方にいる車や人だけでなく、対向位置にいる車や人にも同時に合図・信号 が届けられることになる。
【0026】 さらには、本体ケース1内周面に光拡散シート11を介装してあるので、その 発光ダイオード2,3─が発光時には、該光拡散シート11を透過時に光は拡散 され増幅されるような状態となり、より広く充分に合図・信号が伝えられること になる。なお合図・信号を送らない場合は、切換えスイッチ10をOFFの位置 にすれば、電流が流れず各発光ダイオード2,3─は発光しない。
【0027】 しかも、本携帯用信号装置の第2のものでは、上記に加えて2種類の電池が使 用可能となっている。即ち、それまで使用していた電池14例えば単1形電池が 消耗し、予備の単1形電池が無くて、それより一回り小型の電池15例えば単2 形電池があるような場合、従来の携帯信号装置では使用できなくなったが、本携 帯用信号装置では使用可能である。
【0028】 それには、把持部4の電池収納部5内に収納してあった単1型電池14を取り 出し、別の補助収納筒16に一回り小型の電池15、つまり単2型電池を収納し て、把持部4の電池収納部5内へ差し入れる。この際、該補助収納筒17は電池 収納部5内へ収納可能な大きさとしてあるので、うまく収納される。また該補助 収納筒16の内底部17に、把持部4の内底部12の負極接点用バネ13へ当接 可能な負極接点金具18を設けてあるので、負極接点用バネ13で押圧された負 極接点金具18は、補助収納筒16内の小型の電池15の陰極に当接し、導通す ることになる。
【0029】 これで、異なる電池を使用しても本携帯用信号装置が使用可能となり、上記の 通りに合図・信号を送ることができる。該補助収納筒16は、これを用いる必要 が無い場合はそれを取り外しておけばよい。
【0030】
【実施例】
図は本考案に係る携帯用信号装置を示し、図1は上記第1のもの、図2は回路 図、図3・図4は第2のものの把持部の構造を示す。
【0031】 本体ケース1は、透明または半透明の合成樹脂製で、例えばポリアミド樹脂、 ABS樹脂、或いはポリカーボネート樹脂性とすればよく、縦長筒状の上端部は キャップ付きで下部開口としてある。長さはここでは約40cmで、また外径は 下部の最大径部分がここでは約40mmとしてある。
【0032】 上記本体ケース1内には、青色発光ダイオード2と赤色発光ダイオード3の各 6個ずつを、各色毎に長手方向へほぼ等間隔状に配置してあり、かつ青色発光ダ イオード用の導線6と、赤色発光ダイオード用の導線7と、共通の導線8との計 3本を、長手方向へ各独立して配設してある。青色の発光ダイオード2の光が弱 いなら、該発光ダイオード2の数を多めに例えば8個設けるようにしてもよい。
【0033】 そして上記各青色発光ダイオード2は、一方の足線を青色発光ダイオード用の 導線6に、他方の足線を共通の導線8に各々半田付けして並列に接続してあり、 各赤色発光ダイオード3も、一方の足線を赤色発光ダイオード用の導線7に、他 方の足線を共通の導線8に各々半田付けして並列に接続してある。
【0034】 上記各導線6,7,8は、本体ケース1の下部開口寄りに円盤状として内装し たプリント基板9と接続すると共に、後記電池収納5の電池14,15との間で 切換えスイッチ10とも接続してある。上記プリント基板9は抵抗器19・コン デンサー20・トランジスター21による点滅回路を有し、上記切換えスイッチ 10は、青色ON用接点22と、赤色ON用接点23と、OFF用接点24とを 有する。
【0035】 本体ケース1内周面には光拡散シート11を筒状にして介装してある。該光拡 散シート11は、ここでは透明状の塩化ビニル樹脂フィルムを用い、光が透過時 に拡散されるように、その片面に微細な凹凸状が形成されるように表面処理した ものである。
【0036】 上記本体ケース1の下部には、把持部4を連結してあるが、ここではネジ式と してあり、該把持部4は底板付きの筒状で、上端部には下部の外径が約40mm の本体ケース1の外周に沿う大径短筒部25と、外径が30mmの本体ケース1 の内周に沿う小径短筒部26と、その中間の支持短筒部27とを有する。
【0037】 上記把持部4は中空内部を電池収納部5とするが、本考案の第1のものでは、 該電池収納部5内は、単1形電池14を2本直列に収納可能な内径と深さ、例え ば内径を36mm、深さを140mm程度とし、内底部12に負極接点用のバネ 13を装着して、内側面に沿ってプリント基板9へ通じる導通板28を設けてあ る。
【0038】 また本考案の第2のものでは、把持部4内の電池収納部5内へ係合可能な別の 補助収納筒16を備える。即ち、この補助収納筒16は、単1形電池14より一 回り小型の単2形電池15を2個直列に収納可能な内径と深さ、例えば内径を2 7mm、深さを120mm程度の底付の筒状であり、かつ把持部4の電池収納部 5内へ収納可能に、最大外径が単1形電池の外径とほぼ等しくなる如く、例えば 33mm程度としてある。この最大外径を33mmとするのに、ここでは補助収 納筒16の外周面に、周方向へ等間隔の4箇所に縦方向へのリブ29を形成して ある。
【0039】 そして該補助収納筒16の内底部17には、上方へ突出すると共に、下方へ突 出して上記把持部4の内底部12に設けた負極接点用バネ13に当接可能な負極 接点金具18を設けてある。該負極接点金具18は、ここでは補助収納筒16の 内底部17の孔に通挿された部分が棒状で、その上・下部に円盤状部を有する形 状としてあるが、これに限るものではなく、上部の円盤状部にコイル状の負極接 点用バネを付設したものでもよい。
【0040】 図において、30は各導線6,7,8からの導線を示し、31は各導線6,7 ,8の振れ止め材であり、ここでは薄い円板状の絶縁材を用いている。この振れ 止め材31を用いる代わりに、各導線6,7,8の上・下部を折り曲げて本体ケ ース1側に係止させるようにしてもよい。なお、上記実施例では、青色発光ダイ オード2と,赤色発光ダイオード3の2色を用いているが、これに限らず更に例 えば黄色の発光ダイオードを加えるようにしてもよいことは上記の通りである。
【0041】 また、本考案の携帯用信号装置は小型・軽量化して、例えば単3形,単4形ま たは単5型の電池を使用可能なものとしてもよく、例えば非常時用の携帯用信号 装置や、イベント等でファンが振るペンライトの代わりとして用いてもよい。
【0042】
【考案の効果】
以上で明らかな如く、本考案に係る携帯用信号装置は、2色以上の複数色の発 光ダイオードが点滅するもので、球切れが無く消費電力も少ないことは勿論のこ と、製造コストを低減するとともに、発光ダイオードの発光を全周方向へ照射で きて、多方面から合図・信号が良く判り、かつ個別にではあるが2種類の電池を 使用することができるものである。
【0043】 即ち、従来の発光体として電球を用いたものは、球切れし易くまた電力消費量 が多かった。また2色の発光ダイオードを用いたものもあったが、各発光ダイオ ードをプリント基板各側面の回路に各々接続しているので、半田による接続作業 に手間取り、製造コストも高くついた。
【0044】 さらに、プリント基板を縦長状として、本体ケース内に装入してあるので、本 体ケース内を縦断する如く内部を2分割に仕切っている。そのため、プリント基 板の片面で例えば青色発光ダイオードが発光しても、遮蔽されているため他面か らは光が殆ど照射されず、該信号装置をもつ位置や角度によっては、道路片側の 車両や人には「進め」の合図・信号が判っても、他側ではその合図・信号が見え ないことがあった。
【0045】 しかも、把持部の電池収納部は単一の大きさの電池例えば単1形電池用となっ ているため、単1形電池の予備が無い場合には、仮に単2形電池の予備が有って も役に立た無かった。
【0046】 これに対して、本考案に係る携帯用信号装置は、発光体として2色以上の発光 ダイオードを点滅させている。そのため、球切れや消費電力の減少を図れること は勿論のこと、例えば青色の点滅または赤色の点滅により、合図・信号の使い分 けができるので、その意味が判り易くなっており、従来の単色の発光だけでその 動きにより合図・信号を送るものと異なり、合図・信号の意味を誤解されること が無くなる。
【0047】 また各発光ダイオードの足線は、本体ケース内に設けた導線に半田付けしてあ るので、従来のように本体ケース内にプリント基板を縦長状に設け、そこに各発 光ダイオードの足線を半田付けするものと異なり、半田付け作業を簡素化し、コ ストダウンを図ることもできる。
【0048】 さらに、点滅回路を含むプリント基板は、本体ケースの下部開口寄りに内装し てあり、従来のように本体ケース内を縦方向へ仕切るように設けていない。その ため、発光ダイオードの発光は本体ケースから全周方向へ照射されることになっ て、この携帯用信号装置を持つ位置や角度に関係なく、道路の片方にいる車や人 だけでなく、対向位置にいる車や人にも光が届き、同時に合図・信号を送ること ができる。
【0049】 しかも、本体ケース内周面に光拡散シートを介装してあるので、その発光ダイ オードの発光は、該シートを透過時に拡散され増幅されるような状態となり、よ り一層広くかつ充分に合図・信号が伝わることになる。
【0050】 その上、把持部内に補助収納筒を装入可能として、通常使用する電池より一回 り小型の電池を使用できるようにしてある。そのため、使用していた電池例えば 単1形電池が消耗し、予備の単1形電池が無くても、それより一回り小型の電池 例えば単2形電池があるような場合には、この携帯用信号装置は単2形電池を用 いて合図・信号を送ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る携帯用信号装置の第1のものの実
施例を示す一部切り欠き正面図である。
【図2】本考案に係る携帯用信号装置の実施例に用いた
回路図である。
【図3】本考案に係る携帯用信号装置の第2のものの実
施例の把持部内を示す一部切り欠き正面図である。
【図4】本考案に係る携帯用信号装置の第2のものの実
施例の把持部を示す横断面図である。
【符号の説明】
1−本体ケース 11−光拡散シート 21
−トランジスター 2−青色発光ダイオード 12−内底部 22
−青色ON用接点 3−赤色発光ダイオード 13−負極接点用バネ 23
−赤色ON用接点 4−把持部 14−電池 24
−OFF用接点 5−電池収納部 15−小型の電池 25
−大径短筒部 6−青色用の導線 16−補助収納筒 26
−小径短筒部 7−赤色用の導線 17−内底部 27
−支持短筒部 8−共通の導線 18−負極接点金具 28
−導通板 9−プリント基板 19−抵抗器 29
−リブ 10−切換えスイッチ 20−コンデンサー 3
0−リード線 31−振れ止め部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明または半透明で下部開口の縦長筒状の
    本体ケース1内に、少なくとも2色の種類の複数個の発
    光ダイオード2,3─を、長手方向へ各色の種類毎に等
    間隔状に各々設け、該本体ケース1の下部に、筒状で内
    部に電池収納部5をもつ把持部4を連結してなり、 上記本体ケース1内には、発光ダイオード2,3─の色
    の種類に等しい本数の各色用の導線6,7─と1本の共
    通の導線8とを長手方向へ各独立して配設し、各色の発
    光ダイオード2,3─を、それに対応する各色用の導線
    6,7─と共通の導線8間に接続して、 上記各導線6,7,8─を、本体ケース1下部寄りで点
    滅回路を含むプリント基板9に接続すると共に、複数段
    の切換えスイッチ10に接続し、 かつ、本体ケース1内周面に、光拡散シート11を介装
    してなる、携帯用信号装置。
  2. 【請求項2】透明または半透明で下部開口の縦長筒状の
    本体ケース1内に、少なくとも2色の種類の複数個の発
    光ダイオード2,3─を、長手方向へ各色の種類毎に等
    間隔状に各々設け、該本体ケース1の下部に、筒状で内
    部に電池収納部5をもつ把持部4を連結してなり、 上記本体ケース1内には、発光ダイオード2,3─の色
    の種類に等しい本数の各色用の導線6,7─と1本の共
    通の導線8とを長手方向へ各独立して配設し、各色の発
    光ダイオード2,3─を、それに対応する各色用の導線
    6,7─と共通の導線8間に接続して、 上記各導線6,7,8─を、本体ケース1下部寄りで点
    滅回路を含むプリント基板9に接続すると共に、複数段
    の切換えスイッチ10に接続し、 本体ケース1内周面に、光拡散シート11を介装し、 かつ上記把持部4内の電池収納部5は、内底部12に負
    極接点用バネ13を設け、別に、上記収納部5に収納す
    る電池14より一回り小型の電池15を収納可能で、内
    底部17に上記負極接点用バネ13へ当接可能な負極接
    点金具18をもつ補助収納筒16を、必要に応じて装入
    可能としてなる携帯用信号装置。
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WO2011121889A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 Yoshida Hideo 消火ガス噴射器

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