JP3036267B2 - 貨幣取扱装置 - Google Patents

貨幣取扱装置

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JP3036267B2
JP3036267B2 JP4305752A JP30575292A JP3036267B2 JP 3036267 B2 JP3036267 B2 JP 3036267B2 JP 4305752 A JP4305752 A JP 4305752A JP 30575292 A JP30575292 A JP 30575292A JP 3036267 B2 JP3036267 B2 JP 3036267B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行等で使用される貨
幣取扱装置に係り、特に顧客に対するメッセージが記さ
れた媒体を送出することができる貨幣取扱装置に関する
ものである。
【0002】近来、銀行等の金融機関において、自動預
金支払兼用機(Automatic Teller Ma-chine:以下ATM
という)や現金自動支払機(Cash Dispenser:CD)等の
自動取引装置が急速に普及してきた。
【0003】このような装置では、銀行員による顧客に
対する窓口サービスと同等の情報サービスが求められ、
例えば銀行が行っている各種サービス及び各種取引内
容、例えば定期預金等の利率や、新規取扱い商品の紹介
等を宣伝できることが望まれている。
【0004】またATM等を利用した時に装置が何等か
の原因で障害が発生して、利用している顧客に迷惑をか
けた場合に、特に無人店舗等では銀行員がその場にいな
いため、即座に対応できる方法が望まれている。
【0005】
【従来の技術】図10はリサイクル型のATMに組み込ま
れたは紙幣取扱装置の内部側面図で、図に示すように、
収納箱2a〜2c、リジェクトボックス2d、繰出しローラR1
〜R4、鑑別部3、反転部4、プール部5,6、収納ローラ
R6〜R8、入出金口7a、及び搬送路9aで構成されている。
搬送路9aは、送りローラR等で構成され、要所には図示
していないがジャム検出センサが配置され、また分岐点
に夫々ゲートGが設けられている。
【0006】収納箱2a〜2cには予め所定量の紙幣1aが金
種別(例えば収納箱2aに万円券、収納箱2bに5千円券、
収納箱2cに千円券) に収納され、装置に着脱自在に装着
されている。ここで5千円券は出金には使用しない。
【0007】鑑別部3は入出金口7aに投入されて繰出し
ローラR1によって繰り出された紙幣1aの正否、表裏、金
種を鑑別し、ダブルフィード等はリジェクトする。また
収納箱2a,2c から繰出ローラR2,R4 によって繰り出され
た紙幣1aの金種を鑑別して出金額を計数し、ダブルフィ
ード等を鑑別してリジェクトする。正紙幣と鑑別された
時は図示していない制御部へ信号が送られて金額が計数
される。
【0008】リジェクトボックス2dは、出金繰り出し中
にダブルフィード等でリジェクトされた紙幣1aが収納さ
れ、装置から引き出し可能に構成されている。反転部4
は、鑑別された裏紙幣1aの表裏を反転させる。またプー
ル部5は、入金時に鑑別不良で返却される紙幣1aを一時
プールし、出金時に鑑別計数された紙幣1aを一時プール
する。プール部6は、入金時に鑑別計数された紙幣1aを
一時プールする。
【0009】ジャム検出センサは、搬送路9aを複数の搬
送区域に分けて、各搬送区域の境に設けられ、各センサ
が紙幣1aを検出する時間間隔をカウントして、その時間
が区域毎の所定時間を越えた時にジャム発生と判断し、
ジャム障害が検出される。流通している紙幣1aは、折り
ぐせによる反りや角の折れ等によって正常な繰り出しや
搬送が阻害されて、斜行等を生じてジャム障害となる。
【0010】このような構成を有するので、ATMによ
り入金する時は、入出金口7aに投入された紙幣1aは、繰
り出されて鑑別部3で鑑別して計数されて、プール部6
にプールされ、鑑別不良で返却される紙幣1aはプール部
5に一時プールされてから入出金口7aへ返却され、再投
入等が行われて鑑別できればプール部6に送られてプー
ルされる。一取引の紙幣1aがプールされて、金額確認し
た後に入出金口7aに送られて再び繰り出されて鑑別して
金種別に収納箱2a〜2cに収納される。
【0011】また出金する時は、収納箱2a,2c から繰り
出された紙幣1aは、鑑別部3で鑑別して計数されて、プ
ール部5に一取引の紙幣1aがプールされた後、入出金口
7aへ送られる。鑑別不良の紙幣1aはリジェクトボックス
2dに収納される。
【0012】これらの取引は取引中の操作ガイダンスの
表示に従って顧客が操作パネルから入力して処理が進行
し、また処理中の顧客の待ち時間には「只今処理を行っ
ておりますので、暫くお待ち下さい」というようなスピ
ーカによる放送をしている。
【0013】このような取引の進行中に、紙幣1aが搬送
路9aのいずれかの個所でジャムを生じると、その搬送区
域に配置されたジャム検出センサが検出して図示省略し
た制御部に報知し、後続の紙幣1aの繰り出しを停止し
て、送りローラRを逆方向に所定量回転させて再び送り
方向に回転させる。
【0014】するとジャム障害の程度が軽微であればジ
ャムが復旧されてその紙幣1aは搬送されるので、後続の
紙幣1aの繰り出しを開始するという方法(以下逆転復旧
法という)が行われている。
【0015】この逆転復旧法を複数回、例えば3回繰り
返しても復旧されないジャム障害は、カードや通帳を返
却してから装置を停止させて、取引の運用を一時中止し
て係員を呼び出し、係員がジャム紙幣1aの除去を行っ
て、再び取引を開始する。
【0016】もし、休日、或いは無人店舗で無人運用の
場合には、遠隔監視装置で監視している管理要員が到着
するまで、装置は停止したままで取引は行われない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法によれ
ば、 ATM等の自動取引装置は、取引中の操作ガイダンス
の表示や、スピーカによる音声放送だけで顧客に応対し
ているだけである。最近の銀行利用客は自動取引装置の
コーナーだけを利用する顧客が増えてきたため、銀行が
提供している各種サービスや金融商品の利率等を知る機
会が少なくなってきた。
【0018】装置のディスプレイにメッセージを表示す
る方法も考えられるが、ディスプレイの表示では情報量
が僅かで、しかも顧客が取引を終えて装置から離れてし
まえば忘れられて効果が期待できない。従って自動取引
装置を利用する顧客に対して容易にサービス情報を提供
できる方法が要望されている。
【0019】またATM等で比較的多く発生するジャ
ム障害で送りローラを逆回転させる方法で復旧できない
場合には、一旦装置を停止して取引の運用を一時中止せ
ざるを得ない。しかも係員がいる店舗は即座に対応がで
きるが、最近のように無人化店舗の普及や休日運用でA
TM等が稼働している場合が増えたために、もし取引の
途中で装置に障害が発生すると取引が中止される。
【0020】従って入金の時には、速やかに投入された
金額の現金を返却する必要があるが、直ぐには返却でき
ないので顧客は非常に不安となり、また出金の時には、
他に装置があれば取引操作をやり直しできるが面倒であ
り、他の装置がなければ出金ができず、管理要員が到着
するまで時間が掛かることが多いので、顧客に多大な迷
惑を掛けることになり、装置が停止する頻度をできるだ
け少なくしたいという要請がでている。という問題点が
ある。
【0021】本発明は、顧客に対するメッセージが記さ
れた媒体を繰り出すことにより、顧客向けに情報を提供
し、顧客サービスの向上を図ることができる貨幣取扱装
置を提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図
で、(a) は請求項1に対応する構成図、(b) は請求項2
に対応する構成図である。 1)請求項1に対応する手段 図1(a) において、1は貨幣、2は出金されるべき貨幣
1が金種別に収納された複数の貨幣収納部、10は顧客へ
のメッセージが記された媒体、11は媒体10を収納する媒
体収容部、9は貨幣収納部2より繰り出された貨幣1及
び媒体収容部11より繰り出された媒体10が搬送される搬
送路、8は顧客の出金要求に基づいて貨幣収納部2より
繰り出された貨幣1、及び媒体収容部11より繰り出され
た媒体10が搬送路9を搬送されて送出される出金口であ
る。
【0023】従って顧客毎、或いは必要時に媒体収容部
11より媒体10を繰り出して出金口8へ送出するように構
成されている。 2)請求項2に対応する手段 図1(b) において、1 は貨幣、2は顧客により入金口7
に投入された貨幣1が鑑別されて金種別に収納される複
数の貨幣収納部、10は顧客へのメッセージが記された媒
体、11は媒体10を収納する媒体収容部、9は入金口7に
投入された貨幣1及び媒体収容部11より繰り出された媒
体10が搬送される搬送路、8は鑑別により鑑別不良とな
った入金された貨幣1、及び媒体収容部11より繰り出さ
れた媒体10が搬送路9を搬送されて送出される出金口8
である。
【0024】従って顧客毎、或いは必要時に媒体収容部
11より媒体10を繰り出して出金口8へ送出するように構
成されている。
【0025】
【作用】1)請求項1に対応する作用 顧客の出金要求によって複数の貨幣収納部2から夫々貨
幣1を繰り出して、搬送路9を搬送して出金口8へ送出
し、出金処理が正常終了した顧客毎に媒体収容部11から
媒体10を繰り出して搬送路9を搬送して出金口8へ送出
することにより、顧客に対するメッセージにより情報を
提供してサービスの向上を図ることができる。 2)請求項2に対応する作用 顧客によって入金口7に投入された貨幣1を鑑別して金
種別に複数の貨幣収納部2に夫々収納し、鑑別不良とな
った貨幣1を出金口8へ送出し、入金処理が正常終了し
た顧客毎に媒体収容部11から媒体10を繰り出して搬送路
9を搬送して出金口8へ送出することにより、顧客に対
するメッセージにより情報を提供してサービスの向上を
図ることができる。
【0026】
【実施例】以下、従来例で説明したATMの紙幣取扱装
置に本発明を適用した第1の実施例及び第2の実施例を
説明する。
【0027】1)第1の実施例の説明 図2〜図4により第1の実施例(請求項1、請求項2、
及び請求項3に対応する)を説明する。全図を通じて同
一符号は同一対象物を示す。
【0028】図2の紙幣1a、収納箱2a〜2c、用紙10a及
び用紙収容箱11aは、図1の貨幣1、貨幣収納部2、媒
体10及び媒体収容部11に夫々対応し、図2の入出金口7a
は、図1の入金口7及び出金口8に対応している。
【0029】図2に示すように、装置下部に用紙10aが
収容された用紙収容箱11aが設けられ、装置から引き出
し可能に構成されている。用紙10aは、紙幣1aとは当然
紙質が異なり、紙幣1aの最大サイズ(現在では万円券)
より大きい寸法(縦横2〜3mm大きい) に設定され、顧
客向けのメッセージ、例えば、銀行が提供している各種
サービスや金融商品の利率、利率の変更予告等が印刷さ
れている。
【0030】用紙収容箱11aが装着された下端には用紙
10aを繰り出す繰出しローラR9が設けられている。また
図3の制御ブロック図において、12は主制御部、13はモ
ータドライバ、14,15 はマグネットドライバ、MG,MGa,M
GAはマグネット、C,C1,Ca はクラッチ、Mはモータ、R
は送りローラを示す。
【0031】送りローラRは、モータMの駆動で回転し
て紙幣1a及び用紙10aを搬送し、繰出しローラR1〜R4,R
9 、収納ローラR5〜R8は、モータMの駆動とクラッチC,
C1、クラッチCaの動作で回転して、紙幣1a及び用紙10a
を繰り出し、紙幣1aを収納する。クラッチC,C1はマグネ
ットMGの選択励磁で動作し、クラッチCaはマグネットMG
a の励磁で動作する。ゲートGはマグネットMGA の選択
励磁で動作し、送りローラRによって搬送される紙幣1a
及び用紙10aを搬送路9aの分岐点で搬送する方向へ誘導
する。
【0032】主制御部12は、CPU及び制御プログラム
を備え、CPUは制御プログラムに従って各部を制御し
て、入出金動作、用紙収容箱11aからの用紙10aの繰り
出し、搬送及び送出等を遂行する。
【0033】このような構成を有するので、次に図4の
フローチャートにより作用を説明する。 まず、装置電源がONされると、主制御部12の指令で
モータドライバ13の起動でモータMが回転して、送りロ
ーラR及び収納ローラR5〜R8が回転する。
【0034】入金時に、顧客が紙幣1aを入出金口7aに
投入すると、図示省略したセンサが検出して、マグネッ
トドライバ14が起動してマグネットMGの励磁でクラッチ
Cが動作し、繰出しローラR9が回転して紙幣1aが繰り出
されて鑑別部3で鑑別して計数されて、プール部6にプ
ールされる。鑑別不良で返却される紙幣1aはプール部5
に一時プールされてから入出金口7aへ返却され、一取引
の紙幣1aがプール部6にプールされると、図示省略した
ディスプレイに金額が表示される。
【0035】そこで顧客が金額を確認して図示省略し
た確認釦を押すと、プール部6からプール部5を経て入
出金口7aに送られ、再び繰り出されて金種別に収納箱2a
〜2cに収納される。その直後に以下のフローが行われ
る。
【0036】また出金する時は、出金金額等が図示省
略したホストコンピュータに送られて出金可否を照会
し、出金可であればクラッチが繰り出しのタイミングで
動作して繰出しローラR2,R4 が回転して収納箱2a,2c か
ら紙幣1aを繰り出す。繰り出された紙幣1aは鑑別部3で
鑑別して計数されてプール部5にプールされる。ダブル
フィード等で鑑別不良の紙幣1aはリジェクトボックス2d
に収納される。
【0037】一取引の紙幣1aがプール部5にプールさ
れると入出金口7aへ送られる。その直後に以下のフロ
ーが行われる。 マグネットドライバ14が起動してマグネットMGを励磁
してクラッチC1を動作させて繰出しローラR9が回転し
て、用紙収容箱11aから用紙10aを繰り出して、搬送路
9aを搬送して入出金口7aへ送出する。
【0038】このようにして、顧客の取引毎に顧客向け
のサービス情報が記された用紙10aが入出金口7aへ送出
されるので、顧客がそれを読んで参考にすることがで
き、サービスの向上を図ることができる。また用紙10a
が紙幣1aより大きく、出金された紙幣1aの中に用紙10a
が混ざっても容易に識別できて取り出すことができるの
で、現金管理に悪影響を及ぼすことがない。
【0039】2)第2の実施例の説明 図5〜図8により第2の実施例を説明する。第2の実施
例の機構は、図2で説明した第1の構成図と全く同じで
あるので省略する。
【0040】第2の実施例が第1の実施例と異なるの
は、紙幣1aが搬送中にジャム障害を生じた時に、紙幣1a
とは異なる紙質(腰の強い)の用紙10aを繰り出して搬
送路を搬送させるというもので、これによりジャム紙幣
1aが走行する用紙10aによって引きずられてジャム障害
が復旧する。
【0041】図5のブロック図において、主制御部12a
は、CPU及び制御プログラムを備え、CPUは制御プ
ログラムに従って各部を制御して、第1の実施例で説明
した主制御部11と同様に入出金動作を遂行すると共に、
ジャム検出センサ (従来例で説明したジャム検出センサ
と同じである。以下センサという)S1,S2, ─のいずれか
が紙幣1aのジャム障害を検出した時には、逆転復旧法を
行っても復旧されない時に、用紙収容箱11aからの用紙
10aの繰り出し、入金取引時には図6に太線で示す(a)
の「第1の出金ルート」及び(b) の「収納ルート」の夫
々の搬送ルートを順次搬送させ、出金取引時には図7に
太線で示す「第2の出金ルート」を搬送させて送出す
る。
【0042】次に図6及び図7の用紙搬送ルートと、図
8及び図9のフローチャートにより作用を説明する。な
お、ジャム障害がなく正常に入金の収納或いは出金が行
われた時は、第1の実施例と同様に用紙10aが入出金口
7aに送出されるが、以下の説明では省略している。
【0043】(1)入金取引時 (図6及び図8参照) 入出金口7aに投入された紙幣1aは、繰り出されて鑑別
されて搬送路9aを正常に搬送されるとプール部6に順次
プールされ、鑑別不良の紙幣1aはプール部5にプールさ
れる。もし紙幣1aが搬送路9aでジャム障害を発生した時
は、センサS1,S2,─のいずれかが検出して主制御部12a
へ通知する。
【0044】すると主制御部12aは繰り出しを停止し
て逆転復旧法の動作を行う。 この動作でジャム障害が復旧 (ジャム障害の検出が解
除) された時は、紙幣1aを搬送してプール部6へ送って
(この時、搬送路9a上に他の紙幣1aがあれば、同様にプ
ール部6に送る) 既にプールされている紙幣1aと共にプ
ール部5へ移し、更に既にプール部5にプールされてい
る紙幣1aと共に入出金口7aへ送出する。次いで及び
のフローを行う。
【0045】逆転復旧法の動作でジャム障害が復旧し
ない時は、用紙収容箱11aから用紙10aを繰り出し、図
6(a) 及び(b) に太線で示す「第1の出金ルート」及び
「収納ルート」を搬送する。
【0046】この搬送中にジャム障害の検出の解除
(用紙10aの走行によりジャム紙幣1aがジャム個所から
脱却する確率が高い) があると、用紙10aとジャム紙幣
1aをプール部6に送って(この時、搬送路9a上に他の紙
幣1aがあれば、同様にプール部6に送る) 既にプールさ
れている紙幣1aと共にプール部5へ移し、既にプール部
5にプールされている紙幣1aの上に重ねて一括して入出
金口7aへ送出する。
【0047】すると、ディスプレイへの表示或いはス
ピーカでの音声によって、顧客に迷惑を掛けたことを陳
謝するメッセージ及び紙幣1aの返却を告げて、入出金口
7aの図示省略したシャッタを開くと、顧客は入出金口7a
から返却紙幣1aを抜き取って確認する。
【0048】入出金口7aから返却紙幣1aが抜き取られ
ると、図示省略したセンサによる検出が解除され、入金
操作のやり直しをメッセージを表示或いは音声で依頼
し、のフローが繰り返される。
【0049】またジャム障害の検出の解除がないと、
ジャム障害を顧客に表示或いは音声で知らせ、カード或
いは通帳を返却し、係員をコールして、装置を停止させ
る。 (2) 出金取引時 (図7及び図9参照) 収納箱2a,2c から繰り出された紙幣1aは、鑑別部3で
鑑別されて搬送路9aを正常に搬送されるとプール部5に
順次プールされ、鑑別不良の紙幣1aはリジェクトボック
ス2dに収納され、紙幣1aが搬送路9aでジャム障害を発生
した時は、センサS1,S2,─のいずれかが検出して主制御
部12aへ通知する。
【0050】すると主制御部12aは、繰り出しを一時
停止して、まず逆転復旧法の動作を行い、復旧されれば
紙幣1aの繰り出しを再開する。 一取引分の出金紙幣1aがすべてプール部5にプールさ
れると、入出金口7aへ送出され、入出金口7aの図示省略
したシャッタが開き、顧客は出金紙幣1aを取り出す。
【0051】逆転復旧法の動作で復旧できない時は、
用紙収容箱11aから用紙10aを繰り出して図7に示す
「第2の出金ルート」を搬送する。 この搬送中にジャム障害の検出が解除されると、ジャ
ム個所が収納箱2a,2cと鑑別部3の間であるか、鑑別部
3と入出金口7aの間であるか、即ち、鑑別部3の前か後
かを判断して、鑑別部3の前であれば、鑑別でダブルフ
ィードとされてジャム紙幣1aと用紙10aをリジェクトボ
ックス2dに収納する。
【0052】またジャム個所が鑑別部3の後であれ
ば、用紙10aとジャム紙幣1aをプール部6へ送る。ジャ
ム障害が復旧したので、引続き収納箱2a,2c から紙幣1a
の繰り出しを再開し、正常に搬送されればのフローの
ように紙幣1aをプール部5にプールする。
【0053】一取引分の残りの出金紙幣1aがプール部
5にプールされると、プール部6の用紙10aと紙幣1aが
プール5へ送られて、既にプールされている紙幣1aの上
に重ねられ、一括してプール部5から入出金口7aへ送出
され、入出金口7aのシャッタが開き、顧客は用紙10aと
共に出金紙幣1aを取り出す。
【0054】またジャム障害の検出の解除がないま
ま、用紙10aがプール5に送られて入出金口7aへ送出さ
れると、用紙10aを装置内に取り込むと共に、ジャム障
害を顧客にディスプレイ或いはスピーカで告げて、カー
ド或いは通帳を返却し、係員をコールして、装置を停止
させる。
【0055】このようにして、入出金時に紙幣1aが搬送
中にジャム障害を生じた時に、用紙収容箱11aから用紙
10aを繰り出して、入金時或いは出金時の搬送経路に対
応する所定のルートを搬送させて、ジャム紙幣1aをジャ
ム障害から脱却させて、障害を復旧させることができ
る。また顧客が入金して返却された紙幣1a、或いは出金
された紙幣1aの中に用紙10aが混ざっても容易に識別で
きて取り出すことができるので、現金管理に悪影響を及
ぼすことがない。
【0056】上記第1の実施例では、紙幣取扱装置の場
合を説明したが、硬貨を取り扱う装置の場合にも適用で
きることは勿論である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1及び請求項2では、入金時及び出金時に、顧客
毎、或いは必要時に媒体収容部より顧客に対するメッセ
ージが記された媒体を繰り出して出金口へ送出すること
により、顧客に対してサービス情報を提供することがで
き、サービスの向上を図ることができる。
【0058】請求項3では、出金時に貨幣が出金口へ送
出された直後、或いは入金時に投入されたすべての貨幣
が貨幣収納部に収納された直後に、媒体収容部より媒体
を繰り出して出金口へ送出することにより、タイミング
良く媒体を送出することができ、サービスの向上を図る
ことができる。
【0059】なお、本発明によれば、出金時或いは入金
時に搬送路を搬送された貨幣が、搬送路で滞留した時
に、媒体収容部より媒体を繰り出して少なくとも出金
時、或いは入金時に貨幣が搬送される搬送路の経路を搬
送して、出金口へ送出することにより、貨幣のジャム障
害を媒体の走行で復旧させることができるので、ジャム
障害による装置の停止を防止することができ、特に無人
運用の装置の運用効率及び顧客へのサービスの向上を図
ることができる。
【0060】さらに、媒体は、貨幣の最大サイズの紙幣
より大きい寸法に設定されることにより、紙幣の中に混
ざっても容易に識別できて取り出すことができるので、
現金管理に悪影響を及ぼすことがない、という効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明の第1の実施例を示す内部側面図
【図3】 第1の実施例の制御ブロック図
【図4】 第1の実施例のフローチャート
【図5】 本発明の第2の実施例を示す制御ブロック図
【図6】 第2の実施例の用紙の搬送ルートの説明図
(その1)
【図7】 第2の実施例の用紙の搬送ルートの説明図
(その2)
【図8】 第2の実施例のフローチャート(その1)
【図9】 第2の実施例のフローチャート(その2)
【図10】 従来例の紙幣取扱装置を示す内部側面図
【符号の説明】
1は貨幣、 1aは紙幣、 2
は貨幣収納部、2a〜2cは収納箱、 2dはリジェク
トボックス、7は入金口、7aは入出金口、 8
は出金口、 9,9a は搬送路、10は媒体、
10aは用紙、 11は媒体収容
部、11aは用紙収容箱、

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出金されるべき貨幣(1) が金種別に収納
    された複数の貨幣収納部(2) と、 顧客へのメッセージが記された媒体(10)を収納する媒体
    収容部(11)と、 該貨幣収納部(2) より繰り出された貨幣(1) 及び該媒体
    収容部(11)より繰り出された媒体(10)が搬送される搬送
    路(9) と、 出金要求に基づいて該貨幣収納部(2) より繰り出された
    貨幣(1) 、及び該媒体収容部(11)より繰り出された媒体
    (10)が該搬送路(9) を搬送されて送出される出金口(8)
    とを備え、出金処理が正常終了した顧客毎に該媒体収容部(11)より
    媒体(10)を繰り出して該出金口(8) へ送出することを特
    徴とする貨幣取扱装置。
  2. 【請求項2】 入金口(7) に投入された貨幣(1) が鑑別
    されて金種別に収納される複数の貨幣収納部(2) と、 顧客へのメッセージが記された媒体(10)を収納する媒体
    収容部(11)と、 入金口(7)に投入された貨幣(10)及び該媒体収容部(11)
    より繰り出された媒体(10)が搬送される搬送路(9) と、 該鑑別により鑑別不良となった入金された貨幣(1) 、及
    び該媒体収容部(11)より繰り出された媒体(10)が該搬送
    路(9) を搬送されて送出される出金口(8) とを備え、入金処理が正常終了した顧客毎に該媒体収容部(11)より
    媒体(10)を繰り出して該出金口(8) へ送出することを特
    徴とする貨幣取扱装置。
  3. 【請求項3】 出金要求に基づいて前記貨幣収納部(2)
    から繰り出された貨幣(1) が前記出金口(8) へ送出され
    た直後、或いは入金口(7) に投入されたすべての貨幣
    (1) が鑑別されて前記貨幣収納部(2) に収納された直後
    に、該媒体収容部(11)より媒体(10)を繰り出して該出金
    口(8) へ送出することを特徴とする請求項1または請求
    項2の貨幣取扱装置。
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