JP3035022B2 - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
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- JP3035022B2 JP3035022B2 JP3222782A JP22278291A JP3035022B2 JP 3035022 B2 JP3035022 B2 JP 3035022B2 JP 3222782 A JP3222782 A JP 3222782A JP 22278291 A JP22278291 A JP 22278291A JP 3035022 B2 JP3035022 B2 JP 3035022B2
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- Japan
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- liquid crystal
- flexible film
- crystal display
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、可撓性フイルム基板か
らなる液晶表示素子における電極接続部とシール部の構
造に関するものである。
らなる液晶表示素子における電極接続部とシール部の構
造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、液晶表示装置として、ＴＮ型の液
晶セルを用いたものが主流を占めていたが、近年におけ
るドットマトリックス型の液晶表示素子の小型化，薄型
化，高容量化が急速に高まり、時分割数が増大し、従来
のＴＮ型の時分割特性では対向が困難になってきてい
る。特に、１／６４デューティ以上の時分割駆動では、
コントラスト、視角等の表示特性が低下してしまう。
晶セルを用いたものが主流を占めていたが、近年におけ
るドットマトリックス型の液晶表示素子の小型化，薄型
化，高容量化が急速に高まり、時分割数が増大し、従来
のＴＮ型の時分割特性では対向が困難になってきてい
る。特に、１／６４デューティ以上の時分割駆動では、
コントラスト、視角等の表示特性が低下してしまう。
【０００３】そこで、最近では、このＴＮ型のものに変
えて、ＳＢＥ型あるいはＳＴＮ型と称されるモード表示
方法の液晶表示素子が提案され、実用化の段階にある。
このような表示方法の使用により、６４０×４００ドッ
トクラスの大容量表示が可能となっている。
えて、ＳＢＥ型あるいはＳＴＮ型と称されるモード表示
方法の液晶表示素子が提案され、実用化の段階にある。
このような表示方法の使用により、６４０×４００ドッ
トクラスの大容量表示が可能となっている。
【０００４】また、最近では、ＬＣＤの薄型化、軽量化
あるいは対衝撃性等の観点から、ポリエチレンテレフタ
レート，ポリエーテルサルフオン，ポリカーボネート，
ポリアリレート等のプラスチックフイルム基板を用いた
ＬＣＤが注目されている。大型のフイルム基板からなる
液晶表示素子は、偏光板貼り合わせ等のパネル化工程
や、駆動回路接続等の実装工程、あるいは信頼性試験等
において、電極接続部の両端部においてシール部が剥離
し易いという問題を有している。
あるいは対衝撃性等の観点から、ポリエチレンテレフタ
レート，ポリエーテルサルフオン，ポリカーボネート，
ポリアリレート等のプラスチックフイルム基板を用いた
ＬＣＤが注目されている。大型のフイルム基板からなる
液晶表示素子は、偏光板貼り合わせ等のパネル化工程
や、駆動回路接続等の実装工程、あるいは信頼性試験等
において、電極接続部の両端部においてシール部が剥離
し易いという問題を有している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】プラスチックフイルム
基板の如き可撓性フイルム基板からなる液晶表示素子に
おいて、そのフイルム基板の特性上、シール強度を向上
させることは難しい。そして、液晶表示素子のユニット
製品の作製工程において、電極接続部近傍でのシール部
の剥離が発生し、これが歩留りを低下させる要因となっ
ている。また、シール部の剥離を防止するため、シール
部コーナーを別の部材等で補強することもなされている
が、薄型，軽量化の観点から好ましくない。
基板の如き可撓性フイルム基板からなる液晶表示素子に
おいて、そのフイルム基板の特性上、シール強度を向上
させることは難しい。そして、液晶表示素子のユニット
製品の作製工程において、電極接続部近傍でのシール部
の剥離が発生し、これが歩留りを低下させる要因となっ
ている。また、シール部の剥離を防止するため、シール
部コーナーを別の部材等で補強することもなされている
が、薄型，軽量化の観点から好ましくない。
【０００６】本発明は、このような観点から、可撓性フ
イルム基板からなる液晶表示素子において、電極接続部
端部におけるシール部の剥離を極めて簡単な手段により
防止し、製品の歩留りを向上させることができることを
目的とするものである。
イルム基板からなる液晶表示素子において、電極接続部
端部におけるシール部の剥離を極めて簡単な手段により
防止し、製品の歩留りを向上させることができることを
目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、内側に各々対向する透明電極及び駆動用
素子と接続するための電極接続部を備え、内側周辺部を
シール剤で接合する一対の可撓性フイルム基板の間に液
晶を収容してなる液晶表示素子において、前記一対の可
撓性フイルム基板を同一の大きさとし、一方の可撓性フ
イルム基板に形成される電極接続部に相対向する他方の
可撓性フイルム基板の側部を切除し、一対の可撓性フイ
ルム基板の四隅端部を重ね合わせた状態で接着固定され
ることを特徴とするものである。
成するために、内側に各々対向する透明電極及び駆動用
素子と接続するための電極接続部を備え、内側周辺部を
シール剤で接合する一対の可撓性フイルム基板の間に液
晶を収容してなる液晶表示素子において、前記一対の可
撓性フイルム基板を同一の大きさとし、一方の可撓性フ
イルム基板に形成される電極接続部に相対向する他方の
可撓性フイルム基板の側部を切除し、一対の可撓性フイ
ルム基板の四隅端部を重ね合わせた状態で接着固定され
ることを特徴とするものである。
【０００８】また、本発明は、前記一対の可撓性フイル
ム基板を同一の大きさとし、前記電極接続部として各可
撓性フイルム基板にはセグメント電極接続部，コモン電
極接続部が形成され、前記セグメント電極接続部，コモ
ン電極接続部に相対向する他方の可撓性フイルム基板の
側部を切除し、一対の可撓性フイルム基板の四隅端部を
重ね合わせた状態で接着固定されることを特徴とするも
のである。
ム基板を同一の大きさとし、前記電極接続部として各可
撓性フイルム基板にはセグメント電極接続部，コモン電
極接続部が形成され、前記セグメント電極接続部，コモ
ン電極接続部に相対向する他方の可撓性フイルム基板の
側部を切除し、一対の可撓性フイルム基板の四隅端部を
重ね合わせた状態で接着固定されることを特徴とするも
のである。
【０００９】
【作用】本発明の構成により、一対の可撓性フイルム基
板において、一方の可撓性フイルム基板の電極接続部を
形成した両端部と他方の可撓性フイルム基板の端部とは
シール剤を介して接着固定されるので、製品製作の工程
において、シール部の剥離することがなく、液晶表示素
子の外観や材料構成を殆ど変更することなく、シール部
の強度を増し、高信頼性の液晶表示素子を提供すること
ができる。
板において、一方の可撓性フイルム基板の電極接続部を
形成した両端部と他方の可撓性フイルム基板の端部とは
シール剤を介して接着固定されるので、製品製作の工程
において、シール部の剥離することがなく、液晶表示素
子の外観や材料構成を殆ど変更することなく、シール部
の強度を増し、高信頼性の液晶表示素子を提供すること
ができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明の内容をより正確に理解することができる
ように、従来の液晶表示素子について、図３，図４につ
いて説明する。図４に示されるように、上基板１及び下
基板２には、夫々ＩＴＯ等による表示用透明電極３，４
が形成され、その上に配向膜５，６が設けられ、配向処
理が施される。このような構成からなる上基板１と下基
板２からなる一対の可撓性フイルム基板は、表示用透明
電極３，４を対向させ、ギャップ材により均一な間隔を
保持してシール剤７で接着固定されている。
する。本発明の内容をより正確に理解することができる
ように、従来の液晶表示素子について、図３，図４につ
いて説明する。図４に示されるように、上基板１及び下
基板２には、夫々ＩＴＯ等による表示用透明電極３，４
が形成され、その上に配向膜５，６が設けられ、配向処
理が施される。このような構成からなる上基板１と下基
板２からなる一対の可撓性フイルム基板は、表示用透明
電極３，４を対向させ、ギャップ材により均一な間隔を
保持してシール剤７で接着固定されている。
【００１１】一対の可撓性フイルム基板１，２とシール
剤７で囲まれた空間には、液晶注入口８から液晶が注入
され、液晶層９が形成される。注入口８は封止剤１０で
封止され、液晶表示素子が構成される。この液晶表示素
子の上基板１と下基板２の夫々に、上偏光板１１と下偏
光板１２が設けられる。
剤７で囲まれた空間には、液晶注入口８から液晶が注入
され、液晶層９が形成される。注入口８は封止剤１０で
封止され、液晶表示素子が構成される。この液晶表示素
子の上基板１と下基板２の夫々に、上偏光板１１と下偏
光板１２が設けられる。
【００１２】このような構成において、上基板１と下基
板２の各大きさは、上基板１がコモン電極接続部３ａの
部分だけ下基板２の側辺部より突出しており、下基板２
がセグメント電極接続部４ａ，４ａの部分だけ上基板１
の側辺部より突出している。したがって、シール剤７で
接着固定された一対の可撓性フイルム基板１，２の隅角
部に、図３，図４に示されるように、力Ｆが加わると、
突出した電極接続部３ａ，４ａは、図４に示すように、
シール剤７を剥離する方向に作用し、この剥離により、
液晶層９は気泡の発生の要因となる。
板２の各大きさは、上基板１がコモン電極接続部３ａの
部分だけ下基板２の側辺部より突出しており、下基板２
がセグメント電極接続部４ａ，４ａの部分だけ上基板１
の側辺部より突出している。したがって、シール剤７で
接着固定された一対の可撓性フイルム基板１，２の隅角
部に、図３，図４に示されるように、力Ｆが加わると、
突出した電極接続部３ａ，４ａは、図４に示すように、
シール剤７を剥離する方向に作用し、この剥離により、
液晶層９は気泡の発生の要因となる。
【００１３】よって、本発明においては、図１に示され
るように、上基板１と下基板２とを貼り合わせる前工程
において、先ず、上基板１と下基板２とを同一の大きさ
とし、上基板１には、下基板２に形成されるセグメント
電極接続部４ａ，４ａの部分に相当する部分を切欠いて
切欠部１ａ，１ａとし、下基板２には、上基板１に形成
されるコモン電極接続部３ａの部分に相当する部分を切
欠いて切欠部２ａとしている。このため、上基板１と下
基板２の隅角部には、対向して接合される部分が形成さ
れ、上基板１には、切欠部１ａ，１ａの両側に端部１
ｂ，１ｂ，１ｂ，１ｂが突出し、下基板２には、切欠部
２ａの両側に端部２ｂ，２ｂが突出し、各隅角部に形成
された端部１ｂ，２ｂは夫々相対向し、それらは接合で
きる隅角部となる。
るように、上基板１と下基板２とを貼り合わせる前工程
において、先ず、上基板１と下基板２とを同一の大きさ
とし、上基板１には、下基板２に形成されるセグメント
電極接続部４ａ，４ａの部分に相当する部分を切欠いて
切欠部１ａ，１ａとし、下基板２には、上基板１に形成
されるコモン電極接続部３ａの部分に相当する部分を切
欠いて切欠部２ａとしている。このため、上基板１と下
基板２の隅角部には、対向して接合される部分が形成さ
れ、上基板１には、切欠部１ａ，１ａの両側に端部１
ｂ，１ｂ，１ｂ，１ｂが突出し、下基板２には、切欠部
２ａの両側に端部２ｂ，２ｂが突出し、各隅角部に形成
された端部１ｂ，２ｂは夫々相対向し、それらは接合で
きる隅角部となる。
【００１４】本発明において、この隅角部の各端部１
ｂ，２ｂを含む各基板の内側周辺部にシール剤７を印刷
しており、隅角部のシール面積は従来の接合部分の面積
を３〜６倍程度大きくすることができる。そして、前述
した上，下の基板１，２の形状により、基板の隅角部の
シール強度が増加することができ、液晶表示素子として
の厚さや重量、及び材料を殆ど変えることなく、高信頼
性を有する液晶表示素子を得ることができる。
ｂ，２ｂを含む各基板の内側周辺部にシール剤７を印刷
しており、隅角部のシール面積は従来の接合部分の面積
を３〜６倍程度大きくすることができる。そして、前述
した上，下の基板１，２の形状により、基板の隅角部の
シール強度が増加することができ、液晶表示素子として
の厚さや重量、及び材料を殆ど変えることなく、高信頼
性を有する液晶表示素子を得ることができる。
【００１５】
【発明の効果】本発明の構成により、駆動用素子と接続
するために各可撓性フイルム基板に形成された電極接続
部の両端部は、対向する他のフイルム基板と隅角部と重
ね合わせて接着固定され、格別な変更を加えることな
く、シール強度を増加し、高信頼性を有する液晶表示素
子を歩留りを向上させて製造することができる。
するために各可撓性フイルム基板に形成された電極接続
部の両端部は、対向する他のフイルム基板と隅角部と重
ね合わせて接着固定され、格別な変更を加えることな
く、シール強度を増加し、高信頼性を有する液晶表示素
子を歩留りを向上させて製造することができる。
【図１】本発明の液晶表示素子に用いられる上基板と下
基板の関連を示す図面である。
基板の関連を示す図面である。
【図２】本発明の液晶表示素子において上基板，下基板
とシールー剤との関連を示す概略平面図である。
とシールー剤との関連を示す概略平面図である。
【図３】従来の液晶表示素子における上基板，下基板の
形状とシール部との関係を示す概略平面図である。
形状とシール部との関係を示す概略平面図である。
【図４】液晶表示素子の断面図の一部であり、突出した
電極接続部の一部に外力が加わってシール剤が剥離した
状態を示す。
電極接続部の一部に外力が加わってシール剤が剥離した
状態を示す。
１ 上基板 １ａ 切欠部 １ｂ 隅角部の端部 ２ 下基板 ２ａ 切欠部 ２ｂ 隅角部の端部 ３，４ 透明電極 ３ａ コモン電極接続部 ４ａ セグメント電極接続部 ５，６ 配向膜 ７ シール剤 ８ 注入口 ９ 液晶層 １０ 封止剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G02F 1/1333 500 G02F 1/1339 505 G02F 1/1345
Claims (3)
- 【請求項１】 内側に各々対向する透明電極及び駆動用
素子と接続するための電極接続部を備え、内側周辺部を
シール剤で接合する一対の可撓性フイルム基板の間に、
液晶を収容してなる液晶表示素子において、前記一対の
可撓性フイルム基板を同一の大きさとし、一方の可撓性
フイルム基板に形成される電極接続部に相対向する他方
の可撓性フイルム基板の側部を切除し、一対の可撓性フ
イルム基板の四隅端部を重ね合わせた状態で接着固定さ
れることを特徴とする液晶表示素子。 - 【請求項２】 内側に各々対向する透明電極及び駆動用
素子と接続するための電極接続部を備え、内側周辺部を
シール剤で接合する一対の可撓性フイルム基板の間に、
液晶を収容してなる液晶表示素子において、前記一対の
可撓性フイルム基板を同一の大きさとし、前記電極接続
部として各可撓性フイルム基板にはセグメント電極接続
部，コモン電極接続部が形成され、前記セグメント電極
接続部，コモン電極接続部に相対向する他方の可撓性フ
イルム基板の側部を切除し、一対の可撓性フイルム基板
の四隅端部を重ね合わせた状態で接着固定されることを
特徴とする液晶表示素子。 - 【請求項３】 前記シール剤パターンは一対の可撓性フ
イルム基板の四隅端部を含む内側周辺部に形成されるこ
とを特徴とする請求項２記載の液晶表示素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3222782A JP3035022B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3222782A JP3035022B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 液晶表示素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0561028A JPH0561028A (ja) | 1993-03-12 |
| JP3035022B2 true JP3035022B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=16787811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3222782A Expired - Fee Related JP3035022B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3035022B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101297340A (zh) * | 2005-12-05 | 2008-10-29 | 夏普株式会社 | 显示装置 |
| KR101980769B1 (ko) * | 2012-12-28 | 2019-05-21 | 엘지디스플레이 주식회사 | 유기 발광 다이오드 표시 장치 및 이의 제조 방법 |
| CN111627352B (zh) * | 2020-07-07 | 2021-07-20 | 深圳市玖润光电科技有限公司 | 一种led显示屏箱体及led大屏幕显示设备 |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP3222782A patent/JP3035022B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0561028A (ja) | 1993-03-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000201 |
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