JP3034553B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3034553B2
JP3034553B2 JP2070982A JP7098290A JP3034553B2 JP 3034553 B2 JP3034553 B2 JP 3034553B2 JP 2070982 A JP2070982 A JP 2070982A JP 7098290 A JP7098290 A JP 7098290A JP 3034553 B2 JP3034553 B2 JP 3034553B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、原稿の画像を読取り、その読取った画像
データを画像処理して感熱紙等に複写する複写装置、あ
るいは、感熱孔版原紙に穿孔を施す製版(デジタル印
刷)装置、および、ファクシミリ、デジタル複写機等の
装置に係り、特に読取った原稿濃度を2値化し、2値デ
ータとして出力する画像処理装置に関する。
《従来の技術》 従来の複写装置や製版装置およびファクシミリ等の装
置では、原稿の画像をCCDセンサー等の読取手段で読取
り、その読取った原稿の画像データ、すなわち、原稿濃
度を2値化する画像処理装置を用いることにより、原稿
の画像を鮮明に出力するように構成されている。
また、画像処理装置の2値化処理技術としては、大別
すると下記に述べるような2種類のものが開発されて
る。
すなわち、画像処理装置に入力されてくる原稿濃度
値に基づいてしきい値を演算手段で逐次演算し、その演
算したしきい値により画像データを処理するようにした
もので、例えば特公昭60−51105号公報,特公昭63−237
08号公報特公平1−55796号公報等を挙げることができ
る。
次に、画像処理装置に入力されてくる原稿濃度のピ
ーク値あるいはボトム値等の局所的特徴を利用して2値
データを出力するようにした画像処理装置は、例えば、
特公昭61−26744号公報,特公昭62−15351号公報,特公
昭62−16061号公報等を挙げることができる。
《発明が解決しようとする課題》 しかしながら、以上,で述べたような従来の画像
処理装置にあっては、例えばの場合、画像入力部から
順次入力されてくる原稿濃度値を、順次演算手段で演算
し、しきい値を設定する必要があり、このため大容量の
メモリや各種の演算を行なう演算手段が必要になり、画
像処理装置自体が非常に複雑、かつ、大規模のものにな
り、この結果画像処理装置自体が高価になってしまうと
いう問題点を有する。
の場合には、原稿の特徴がマッチしている場合、す
なわち、ライン毎に設定されたしきい値により明確に2
値データに区分けして表示される場合は良いが、不一致
の場合は非常に解読性の悪い画像が再生されることにな
り、例えば(イ)ライン毎のしきい値応答タイプ(原稿
濃度のピーク値およびボトム値よりしきい値を設定する
もの)、(ロ)ライン内での適正しきい値応答タイプの
場合(原稿濃度をフィルタを介して出力する積分形式を
用いたもの)などが考えられるが、上記(イ),(ロ)
の場合は下記のような問題点を有する。
(イ)の装置を用いて原稿濃度レベルの低い場合につ
いてみてみると、第18図(a),(b)で示すように、
原稿Xの白字部分に描かれた中間濃度の「正」100と中
間階調の原稿濃度レベルのベース101上に描かれた
「正」102とをAライン,Bラインと分けてみた場合、印
刷用紙Pに複写される画像は、第19図で示すような再生
画像となり、しきい値に達しない「正」100は消去さ
れ、しかも「正」102は図に示すように判別しにくい文
字となる。
次に(イ)と同一装置であっても、今度は原稿濃度レ
ベルの高い場合を見てみた場合、第20図(a),(b)
に示すように画像処理装置を操作させると、第21図に示
すように濃度レベルの高い場合は、原稿ベース101部分
が真黒で表示され、「正」102が、上述した場合と同様
に判別しにくい状態で再生されるという問題点がある。
更に、(ロ)については、第22図(a),(b)に示
すように、積分時定数によって異なるが、例えば第23図
に示すように「正」100が寸断された文字で表示された
り、原稿ベース101部分が一部分のみ表示されたり、こ
れも上述した(イ)と同様に再生される文字が非常に判
別しにくい場合が生じる等の問題点がある。
この発明に係る画像処理装置は、上記課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、しき
い値を濃度レベルの比較的高いレベルに固定して設定
し、かつ、その設定したしきいに基づいて原稿濃度を2
値化して出力するようにし、かつ、原稿濃度の変化点を
画像データとして表示することにより、再生画像が非常
に見易くできる他、メモリ容量が少なく、かつ簡単な回
路構成で済みローコスト化が達成できる画像処理装置を
提供するものである。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するため、この発明に係る画像処理装
置は、原稿読取手段により読み取られた原稿の画像デー
タを、黒色データと白色データとに2値化処理する画像
処理装置において、 原稿濃度が所定のしきい値未満の場合には、白色デー
タを出力させ、原稿濃度が上記所定のしきい値以上の場
合には、黒色データを出力させる信号を出力する第1の
黒色データ信号出力手段と、 上記原稿濃度の変化点を検出し、検出された変化点の
みを黒色データとする信号を出力する第2の黒色データ
信号出力手段と、 上記第1の黒色データ信号出力手段からの出力と上記
第2の黒色データ信号出力手段からの出力とを論理和演
算する第3の黒色データ信号出力手段と、 を備えることを特徴とする。
《作用》 以上の構成よりなるこの発明装置によれば、比較的原
稿濃度の高いレベルに、しきい値を固定して設定し、か
つ、その設定したしきい値に基づいて原稿濃度を2値化
して出力する第1の出力手段と、原稿濃度の変化点を検
出しその変化点のみを出力する第2の出力手段と、上記
両出力手段の出力論理和を出力する第3の出力手段とか
らなる2値化処理手段を備えた構成のため、比較的濃度
レベルの高いレベルに設定されたしきい値により、高い
原稿濃度に対しては全てそのままの濃度で再生画像を表
現し、しかも上記しきい値より低い原稿濃度の部分は、
その原稿濃度の変化する変化点のみを表現する再生画像
を得ることができ、したがって上記原稿濃度がしきい値
より低い場合には原稿濃度の変化するエッジ部分が枠状
に表示され、その中に濃度レベルの高い文字、記号等を
表現することになり、極めて解読性の良い再生画像を提
供できる。
《実施例の説明》 以下、この発明装置に係る画像処理装置の一実施例を
図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明装置が用いられた孔版印刷装置全体
の動作を説明する概略説明図、第2図は第1図の印刷装
置の基本的回路構成を示す回路ブロック図、第3図は第
2図で示したこの発明装置の基本回路構成を示す回路ブ
ロック図である。
第1図で示すように、この発明の画像処理装置が用い
られる孔版印刷装置は、原稿Xを撮像するCCDセンサ1
と、そのCCDセンサ1にて撮像された原稿Xの画像信号
を処理するための画像処理装置2と、画像処理装置2で
処理された画像データに基づいて熱可塑性の感熱フィル
ムとインキ透過性の支持体からなるマスタZに穿孔画像
の形成を行なう製版手段3と、そのマスタZが巻き付け
られるドラム4と、そのドラム4およびプレスローラ5
間に印刷用紙Pを挾持してマスタZに形成された穿孔画
像部を通過したインキを印刷用紙Pに転写し、かつ、印
刷用紙Pを搬送する印字・搬送部6とから概略構成され
ている。
この際用いられる画像処理装置2を含む上記印刷装置
全体の回路構成は、第2図で示すように、CCDセンサ1
および全画素補正回路7を有する画像入力部8と、この
画像入力部8から入力される画像データを2値化処理す
るための画像処理部9と、原稿の再生画像を指令するデ
ータ処理部10と、そのデータ処理部10で指令された画像
データを出力する画像出力部11とから概略構成されてい
る。
図で示すように、画像入力部8のCCDセンサ1(密着
型イメージセンサ)は、全画素補正回路7を介し画像処
理部9の写真処理回路12,データ切替回路13,マスク処理
回路14に接続されている。更に、マスク処理回路14は、
画像出力部11のサーマルヘッド15に接続されている。
また、上記全画素補正回路7の出力側には、写真処理
回路12と並列に2値化処理回路16が接続され、写真処理
回路12は入力画像データを2値の階調データに変換処理
した階調データを、また、2値化処理回路16は2値デー
タをそれぞれデータ切替回路13に入力するように構成さ
れている。
第3図で示すように、画像入力部8に接続され、画像
処理装置2に内蔵される2値化処理回路16は、画像入力
部8の全画素補正回路7の出力側に並列接続されるエッ
ジ検出回路17と絶対値検出回路18を有している。
このエッジ検出回路17は、入力される画像データの変
化点部分を検出し細線補償信号を出力する論理和回路、
すなわち,OR回路19を介して論理積回路、すなわち、AND
回路20の入力側へ接続されている。
一方、絶対値検出回路18の出力側は、2つの出力部18
a,18bを有しており、出力部18aは上記OR回路19の他方の
入力側に接続され、他方の出力部18bはAND回路20の他方
の入力側へ接続されている。
すなわち、本発明装置である画像処理装置2の概略回
路ブロック図は、エッジ検出回路17にて、第16図(a)
に示す原稿Xが描かれた画像のベース101部分の原稿濃
度の変化点が検出され、その検出した信号を細線補償信
号としてOR回路19に出力する。一方絶対値検出回路18で
は、画像入力部8のCCDセンサ1から入力されてくる文
字,記号,図形などの濃い文字部分の画像データとそれ
以外とを区別するためその原稿濃度の比較的濃度レベル
の高いレベルに固定して設定され、かつ、そのしきい値
に基づいて原稿濃度を白と黒とに明確に2値化し、その
しきい値より濃度レベルの高い場合は強制黒信号を上記
OR回路19に出力し、また、比較的濃度レベルの低い別の
しきい値より低い場合は強制白信号をAND回路20に出力
するようになっていて、AND回路20からは、白・黒にて
2値化された2値データが出力されるように構成されて
いる。
また、第4図,第8図及び第10図で示すように、上記
エッジ検出回路17の内部回路構成は、画像入力部8の全
画素補正回路7の出力側に、並列に接続されて原稿濃度
の検出に影響を与えるノイズ等の変化分を排除する後述
する乗算器21と、その乗算器21から出力される原稿濃度
のデータを一方の入力側に入力する大小比較器22と、前
回入力された1ドットの原稿濃度のデータをホールドし
ておくためのラッチ回路(以下、1ドットディレイ回路
と称する)23と、この1ドットディレー回路23から出力
される1ドット前の原稿濃度のデータを他方の入力側に
入力する上記大小比較器22と、前回と今回入力されてく
る原稿濃度の比較を行い、その立下りエッジパルスをOR
ゲート回路19に出力する立下りリエッジパルス出力回路
23を有している。
更に、第4図および第5図に示すように、上記1ドッ
トディレー回路23の出力側に上記大小比較器22と並列に
接続され、1ドットディレー回路23が出力する原稿濃度
の出力信号を直接出力する入力部を有する大小比較器24
と、上記ドットディレー回路23から出力された原稿濃度
の入力信号を1ドット分だけホールドして遅延させる1
ドットディレー回路25と、そのディレイ回路25の出力す
る原稿濃度の信号からノイズ成分を排除する乗算器26
と、後述する乗算器26が出力する1ドット前の原稿濃度
の信号と今回入力されてきた原稿濃度の信号とを比較
し、原稿の立ち上がりエッジパルスを出力する立ち上が
りエッジパルス出力回路27とを有している。
そして、この立ち上がりエッジ検出回路27の特性は、
第6図(a),(b)で示すような入力濃度レベル,出
力パルス特性に設定されている。
また、第8図で示した立ち下りエッジ検出回路23は、
第9図(a),(b),(c)で示すような入力濃度レ
ベル,出力パルス特性,遅延濃度レベルに設定されてい
る。
さらに、第10図で示すような上記立ち下りエッジ検出
回路23および立ち上がりエッジ検出回路27を接続した特
性は、第11図(a)〜(e)に示すような入力濃度レベ
ル,出力パルス特性,遅延濃度レベル,及びその出力パ
ルス特性に設定されている。
上記絶対値検出回路18は、第4図及び第12図(a),
(b)に示すように、強制黒検出回路28aと強制白検出
回路28bとからなる白・黒判別手段28を有しており、強
制黒検出回路28aは原稿濃度を第12図(a)で示すよう
に、例えば全画素補正回路7から出力される原稿濃度の
入力信号を256段階のD0〜D7・8ビットに数値化した原
稿濃度の入力信号を入力するデータ入力部29と、そのデ
ータ入力部29に入力されたデータD0〜D7のうち入力デー
タの上位2ビットが1のとき、すなわち、D6とD7の入力
があったときONするANDゲート回路30とから構成され、
入力データの上位2ビットが1の時、すなわち、&HC0
(192)192/256=75%のしきい値が固定して設定され、
原稿濃度レベル75%以上は強制黒信号を上記ORゲート回
路19に出力するように構成されている。
また、強制白検出回路28bは、第12図(b)に示すよ
うに、例えば8ビットの濃度データをD0〜D7に分け入力
するデータ入力部28と、8ビットの濃度データD0〜D7の
入力データの上位3ビットが0の時に、&H20(32)、
すなわち、32/256=12.5%未満の原稿濃度では強制白デ
ータを上記ANDゲート回路20に出力するORゲート回路34
を有している。
なお、上記乗算回路21,26は、例えば第7図で示すよ
うに、全画素補正回路7から入力されてくる原稿濃度の
信号D0〜D7を入力し、それらを選択するためのもので、
入力されてくるデータを2入力ORゲート31〜33により、
上記データ値&H80(128)以上の値は&HE0(224)の値
に固定し、データ値&H10−7F(16〜127)の間は、出力
を約2倍(下位4ビット切り捨てのため)の原稿濃度デ
ータを出力するように構成されている。
なお、この実施例では、全画素補正回路7からの原稿
濃度の信号が256段階に分けられ、強制黒検出回路28aお
よび強制白検出回路28bに入力され、白・黒の2値デー
タが出力されるように構成されているが、必ずしもこれ
に限定されるものではない。また、設定されるしきい値
も原稿濃度レベルの比較的高い75%程度の範囲に設定さ
れていれば良く、しきい値75%に限定されるものではな
い。
上記構成の画像処理装置2から出力される白・黒の2
値データは、第2図で示すように、データ切替回路13に
送られる。
データ切替回路13では、その入力されてきた2値デー
タ、あるいは、階調データのいづれかを選択してマスク
処理回路14に入力するように構成されている。
また、第2図中、画像処理部9の画像クロック回路46
は、画像データの入・出力の際の同期信号を第2図で示
すように写真処理回路12および2値化処理回路16に出力
するように設けられ、さらに画像入力部8のCCDセンサ
1および画像出力部11のサーマルヘッド15、データ処理
部10のカウンタ47に接続されている。
上記写真処理回路12は、画像入力部8から画像データ
が入力されると、その画像データを階調データに置き換
えてデータ切替回路13に出力するように構成されてい
る。
上記2値化処理回路16は、画像入力部8から画像デー
タが入力されると、その画像データを白と黒とに2値化
し、そうして得られた2値データをデータ切替回路13と
データ処理回路10のDP−RAM48に出力するように構成さ
れている。
上記データ処理部10は、画像データの入・出力のタイ
ミングを取るカウンタ47と、プレスキャンの際に予め原
稿のエリアを確認するため、画像入力部8のCCDセンサ
1,画像処理部9の2値化処理回路16を介して原稿のエリ
アを示す2値データが記憶されるDP−RAM48と、そのDP
−RAM48に入力された2値データに基づいて、2値デー
タに強制写真信号や強制白信号を付けてRAM50に入力
し、本スキャンの際にその2値データに基づいてDP−RA
M48から強制写真データをデータ切替回路13に出力した
り、あるいは、DP−RAM48から強制白データをマスク処
理回路14へ出力する入・出力制御手段であるCPU49とか
ら構成されている。
上記データ切替回路13は、通常2値データをマスク処
理回路10に出力するように構成されている。
また、上記データ切替回路13には、第2図で示すよう
にコンピュータ等の外部I/F回路やデジタイザからの画
像データをも入力可能に接続されており、CPU、あるい
は切替スイッチなどの操作により、2値データか、階調
データか、さらにはコンピュータやデジタイザからの画
像データのいずれかが適宜選択されるように構成されて
いる。
上記マスク処理回路14は、AND回路からなるもので、
通常は2値データを出力しているが、DP−RAM48から強
制白データの指令信号が出力されると、原稿の浮いた黒
色2値データ部分を白色に換える信号を割り込ませて、
2値データと白色データを折り込んだ画像データをサー
マルヘッド15に入力するように構成されている。
次に、この第1実施例の発明装置の作用を説明する。
まず、第16図(a)で示すように、CCDセンサ1を主
走査方向に移動させてA点を1ライン分読取った場合に
は、第16図(b)に示すような濃度レベルのタイムチャ
ートとなるが、絶対値検出回路18の黒検出回路28aのし
きい値が、原稿濃度の高いレベル75%以上に固定して設
定されているため、原稿濃度の文字,記号,図形等が描
かれている部分が明確に表示されている。
しかも、図のように文字,記載,図形等の下に中間濃
度のベース101上に文字,記号,図形等が描かれている
場合でも、中間濃度の変化点のみが図で示すような枠10
3が設定され、その他は文字,記号,図形等が描かれて
いる部分を除き、白地で表示されるため中間濃度のベー
ス101の認識が確実になされるほか、枠103内に表示され
た「正」102の文字も非常に見易くなる。
更に、ノイズ排除手段として乗算回路21,26が設けら
れているので、CCDセンサ1から全画素補正回路7を介
して入力されてくる画像データの原稿濃度の信号にノイ
ズ成分がのっている場合にでもそのノイズ成分が排除さ
れるので、立下りでエッジパルスや立ち上がりエッジパ
ルスが正確に再現され、原稿画像の正確な文字,記号,
図形等が再生されることになる。
しかも、出力される立下りエッジパルスと立ち上がり
エッジパルスとの間に1ドットディレイ回路によりタイ
ムラグを設けるように構成されているため、第6図
(a),(b)および第9図(a),(b),(c)で
示すような同期がとられ、正確な原稿濃度の変化点を得
ることができる。
このように第1実施例のこの発明装置によればしきい
値を原稿濃度レベルの比較的高い所定レベルに固定して
設定するとともに、原稿濃度の変化点を画像データとし
て表示することにより、記憶手段や複雑な演算をしなく
ても済み、簡単な回路構成で済むのでローコスト化が達
成できるうえに、再生画像が非常に見易くできることに
なる他、データ切替回路13で階調データや2値データ,
コンピュータ,デジタイザなどの画像データを入力し
て、その画像データをサーマルヘッド15から出力できる
構成のため、使い勝手が向上する。
第14図は、この発明装置の第2実施例を示すためのも
のであるが、基本回路構成は、第1実施例の第2図と同
じで、かつ第4図の乗算回路21,26と同様の構成であ
り、異なる部分は第1実施例では乗算回路が2倍に固定
されていたが、第2実施例ではエッジ検出回路における
乗算器を原稿濃度に対応できるようにしたり、あるい
は、プログラミングROMを設けてCPUにより第14図で示す
ようにROMテーブルにより自由に乗算器の乗算値を変換
できるようにしたものである。
すなわち、このような第2実施例の場合には、第1実
施例と同等の作用・効果を奏するが、この場合におい
て、より適切な原稿濃度の対応が出来るという効果を有
する。
第15図は、この発明装置の第3実施例を示すもので、
第1実施例と異なる部分は、第1実施例が主走査方向に
1ドットごとに原稿濃度を検出するためにディレイ回路
が設けられていたが、この場合には、1ライン毎の画像
データを検出する1ラインディレイ回路51,52が設けら
れ、それを垂直方向回路53にて以前のラインと現在検出
中のラインとを比較するようになっているおり、画像デ
ータを副走査方向に検出するように構成され、その他は
第1実施例と同等の構成であるのでその説明を省略す
る。
なお、第3実施例以外にも、例えば1ライン毎の原稿
濃度データをCPU49を介してRAM50に入力し、順次CPU49
に入力されてくる現在の入力中の原稿濃度と比較し、白
・黒2値データとしてデータ切替回路13に出力すること
もできる。
この場合も、RAM50のメモリ容量を少し活用すれば済
み、第1実施例と同等の作用・効果を奏する。
なお、上述した第1実施例では、写真処理回路12と並
列に2値化処理回路16を接続したが、これに限定される
ものではなく、写真処理回路12をのぞいて全画素補正回
路7とデータ切替回路13との間に直列に2値化処理回路
16を接続しても良く、この場合は、階調データの選択が
できないだけで、上記第1実施例と同様な作用・効果を
有する。
《発明の効果》 以上の説明から明らかなように、この発明装置によれ
ば、次のような効果を奏する。
請求項1記載の発明によれば、原稿濃度が所定のしき
い値未満の場合には、白色データを出力させ、原稿濃度
が上記所定のしきい値以上の場合には、黒色データを出
力させる信号を出力する第1の黒色データ信号出力手段
と、原稿濃度の変化点を検出し、検出された変化点のみ
を黒色データとする信号を出力する第2の黒色データ信
号出力手段と、第1の黒色データ信号出力手段からの出
力と第2の黒色データ信号出力手段からの出力とを論理
和演算する第3の黒色データ信号出力手段とを備えた構
成のため、比較的濃度レベルの高いレベルに設定された
しきい値より高い原稿濃度に対しては全てそのままの濃
度で再生画像を表現し、しかも上記しきい値より低い原
稿濃度の部分は、その原稿濃度の変化する変化点のみを
表現する再生画像を得ることができ、したがって、上記
原稿濃度がしきい値より低い場合には、原稿濃度のエッ
ジ部分を表現することになり、極めて解読性の良い再生
画像を得ることができるほか、記憶手段も必要としない
ので回路構成が簡単で済み、装置自体を安価に製作する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明装置が用いられた孔版印刷装置全体の
動作を説明する概略説明図、第2図は第1図の印刷装置
の基本的回路構成を示す回路ブロック図、第3図は第2
図で示したこの装置の基本回路構成を示す回路ブロック
図、第4図はこの装置の第1実施例を示す回路ブロック
図、第5図はこの装置で使用するエッジ検出回路の回路
ブロック図、第6図(a),(b)は原稿濃度の変化点
を示す入力濃度レベルとパルスのタイムチャート、第7
図はこの装置で使用する乗算回路の回路構成図、第8図
はこの装置で使用する立下り検出回路の回路ブロック
図、第9図(a)〜(c)は各々立下りエッジ検出回路
の入力濃度レベルとパルス出力の特性を示すフローチャ
ート、第10図は両エッジ検出回路の回路ブロック図、第
11図(a)〜(e)は、それぞれ第10図で示した両エッ
ジ検出回路から出力される濃度レベルとパルスのフロー
チャート、第12図はこの装置で使用する絶対値検出回路
の回路ブロック図、第13図(a)〜(c)は第12図で使
用する絶対値検出回路と入力濃度レベルと同回路からか
ら出力されるパルスのフローチャート、第14図は第2実
施例で使用する乗算回路の乗算値の特性を示す特性図、
第15図はこの装置の第3実施例を示す回路ブロック図、
第16図(a)はこの装置の走査状態を示す説明図、第16
図(b)は第16図(a)のA点での濃度レベルのフロー
チャート第17図はこの装置を用いて出力された状態を示
す説明図、第18図(a),(b)はそれぞれ従来装置で
の走査状態を示す説明図と濃度レベルとしきい値のフロ
ーチャート、第19図は第18図の走査結果から印刷用紙に
出力された複写状態を示す説明図、第20図(a),
(b)は、従来装置のその他の例を示す説明図と濃度レ
ベルとしきい値のフローチャート、第21図は第20図の従
来装置で出力された原稿画像の説明図、第22図(a),
(b)は従来装置のその他の例を示す説明図と濃度レベ
ルとしきい値のフローチャート、第23図は第22図の従来
装置から出力された原稿画像の説明図である。 1……CCDセンサ(読取手段) 2……画像処理装置 16……2値化処理回路 17……エッジ検出回路 18……絶対値検出回路 19……論理和回路(OR回路) 20……論理積回路(AND回路) 21,26……乗算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−8474(JP,A) 特開 平1−113789(JP,A) 特開 昭61−103372(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46,1/60 G06T 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿読取手段により読み取られた原稿の画
    像データを黒色データと白色データとに2値化処理する
    画像処理装置において、 原稿濃度が所定のしきい値未満の場合には、白色データ
    を出力させ、原稿濃度が上記所定のしきい値以上の場合
    には、黒色データを出力させる信号を出力する第1の黒
    色データ信号出力手段と、 上記原稿濃度の変化点を検出し、検出された変化点のみ
    を黒色データとする信号を出力する第2の黒色データ信
    号出力手段と、 上記第1の黒色データ信号出力手段からの出力と上記第
    2の黒色データ信号出力手段からの出力とを論理和演算
    する第3の黒色データ信号出力手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
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