JP3033087U - 粉末または顆粒潤滑剤多段式全自動潤滑装置 - Google Patents

粉末または顆粒潤滑剤多段式全自動潤滑装置

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JP3033087U
JP3033087U JP1996007621U JP762196U JP3033087U JP 3033087 U JP3033087 U JP 3033087U JP 1996007621 U JP1996007621 U JP 1996007621U JP 762196 U JP762196 U JP 762196U JP 3033087 U JP3033087 U JP 3033087U
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文雄 呉
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合進興壓鋳用材有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉末または顆粒潤滑剤多段式全自動潤滑装置
の提供。 【解決手段】 ケーシング20内に収容タンク21が設
けられ、該収容タンク21に固体の粉状或いは顆粒状の
潤滑剤が収容され、並びに一つの入料口212が設けら
れ、該収容タンク21の側辺に第1収容室22が設けら
れ、動作制御用の電子制御部材が設けられ、該ケーシン
グ20の下方に別に第2収容室30が設けられ、該第2
収容室30の該収容タンク21の入料口212に相対す
る下方には潤滑粉料の噴出量を制御する一つの供給定量
微調整装置31が設けられ、該第2収容室30の側辺に
は一つの進気装置50が設けられ、その上には方向制御
弁51、高速制御装置52、及びマニホールド53が設
けられ、空気の進出速度と方向の制御に用いられ、以て
潤滑粉料の定速、定量噴出、潤滑粉料の吹き上げ、余料
の排除などの動作を達成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、潤滑装置に関し、さらに詳しくは、粉末状或いは顆粒状の潤滑剤を 自動定量し噴出する、一種の、粉末または顆粒潤滑剤多段式全自動潤滑装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
現在、機械工業で広く使用されている潤滑方式の多くは、伝統的な油脂を用い た潤滑とされ、環境と機械設備へのマイナスの影響があり、高温の油脂は塗布に 不便で、気温によりその粘度が変化するためその剤量の制御がしにくく、油脂過 多の時には機械と環境を汚染し、油脂が少なすぎる時には、潤滑効果を達成する ことができなかった。また、一旦機械に塗布した潤滑油は取り除きにくく、累積 した古い油脂の廃棄、処理も問題となった。このように、伝統的な液体潤滑方式 と潤滑効果はいずれも理想的でなく、また潤滑油脂の媒介体も一つの高汚染源と なり、ゆえに油脂潤滑は理想的な潤滑方式とはいえなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の油脂潤滑の欠点に対し、粉末或いは顆粒状の潤滑剤を用い、 油脂潤滑の数々の問題を減少し、且つ粉末或いは顆粒状の潤滑剤を定点、定量し 自動噴出させられる、一種の粉末または顆粒潤滑剤多段式全自動潤滑装置を提供 することを目してなされたものである。
【0004】 ゆえに、本考案は、固定粉末或いは顆粒濃縮状の潤滑剤を用い、直接潤滑する 方式により、清潔で高効率の潤滑を行い、低汚染、無公害であり、二次汚染の問 題がなく、伝統的な技術における潤滑油の使用による公害を排除する、一種の粉 末または顆粒潤滑剤多段式全自動潤滑装置を提供することを課題とする。
【0005】 本考案はさらに、空気と潤滑剤を混合して噴出し、毎回の計量は、供給定量微 調整装置により行って、正確に設定量に調整して噴出し、微調定量調整機能を有 し、且つ定点定量潤滑機能を有してその射出力が高く並びに安定し、製品の品質 の安定性制御に絶対的に有利であり、噴料部材の使用寿命が長い、一種の粉末ま たは顆粒潤滑剤多段式全自動潤滑装置を提供することを課題とする。
【0006】 本考案はさらに、方向制御弁を利用して空気を送出及び回収し、潤滑粉料噴射 の動作が迅速で確実であり、エネルギー源を節約する動作方式を有する、一種の 粉末または顆粒潤滑剤多段式全自動潤滑装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、 一つのケーシング20が設けられ、該ケーシング20内に、一つの収容タンク 21が設けられ、潤滑粉料の放置に供され、該ケーシング20の該収容タンク2 1に相対する所に一つの透明窓213が設けられて、該収容タンク21内の潤滑 粉料の貯存量の目視に利用され、該収容タンク21の底部は漏斗状とされて一つ の入料口212が設けられ、該収容タンク21の横は第1収容室22とされて制 御用の電子制御部材が設けられ、 上記ケーシング20の下方に一つの第2収容室30が設けられ、該第2収容室 30の該収容タンク21の入料口212に相対する下方に、一つの供給定量微調 整装置31が設けられ、それは一つの送料制御座311を有し、該送料制御座3 11は略長方形のシートブロックとされ、その内部は所定の長さを有する落料溝 312とされ、該落料溝312の一端部には径方向に拡大された一つの気室31 5が形成され、該送料制御座311の上面の該収容タンク21の入料口212に 相対する部分には一つの開放口32が設けられ、入料口212より落下した潤滑 粉料が該落料溝312内に落ちるものとされ、該送料制御座311の該落料溝3 12に相対する端部には径方向に一つの噴料送気孔33が設けられ、該噴料送気 孔33の上方には一つの三方管331が設けられ、下方は一つの出料連接座33 2が連接されてケーシング20外に連通し、潤滑粉料の噴出に供され、該送料制 御座311の側辺の該開放口32に相対する位置には、一つの噴気管34が設け られ、空気を噴出して該入料口212に位置する潤滑粉料を揺動させ、潤滑粉料 を落料溝312に順調に落とすのに利用され、該送料制御座311の気室315 を径方向に貫通する余料噴管35が設けられ、ケーシング20の底部の、該余料 噴管35に相対する位置には一つの孔が設けられて余料の噴出に供され、 該気室315の端部に一つのシリンダ40が設けられ、該シリンダ40内に一 つの伸縮可能な弁棒41が設けられ、該弁棒41の開放端部は該落料溝312の 対応する端部に進入させられ、該シリンダ40の両端部の上面には一つの第1通 気口42と一つの第2通気口43が設けられ、該弁棒41の開放端部には供給定 量微調整軸棒44が設けられて落料溝312内に進入させられ、以て該落料溝3 12の開放程度が調整可能としてあり、所定量の潤滑粉料が落料溝312中に進 入するものとしてあり、 上記第2収容室30の側辺には、一つの進気装置50が設けられ、その上に一 つの方向制御弁51、一つの高速制御装置52及び一つのマニホールド53が設 けられ、その中、該方向制御弁51は上記電子制御部材によりその内の弁門方向 を制御し、該方向制御弁51には一組の排気管541、551と一組の出気管5 4、55が設けられ、その中、該一組の排気管541、551はそれぞれ一つの 第1弛料空気調整器56とその上のそれと相通じる三方管562と連通し、該第 1弛料空気調整器56はまた一つの管561で一つの第2弛料空気調整器59と 連接し、該第2弛料空気調整器59はさらに一つの管591で噴気管34に連通 し、 上記出気管54、55はそれぞれ上記シリンダ40の第1通気口42と第2通 気口43と連通し、該シリンダ40の第1通気口42と出気管54の間には一つ の第1シリンダマニホールド57が設けられ、該第1シリンダマニホールド57 は一つの三方装置とされ、その一つの通管571は、延伸されてケーシング20 外に出ており、もう一つの通管572は該出気管54と連通し、さらにもう一つ の通管573は該シリンダ40の第1通気口42と連通し、該シリンダ40の第 2通気口43と該出気管55の間には一つの第2シリンダマニホールド58が設 けられ、該第2シリンダマニホールド58もまた一つの三方装置とされ、その一 つの通管581はケーシング20の外に延伸され、もう一つの通管582は該出 気管55と連通し、さらにもう一つの通管583は該シリンダ40の第2通気口 43と連通し、 上記高速制御装置52は一つの管521で一つの高速出料送気微調整器60に 連接し、該高速出料送気微調整器60はさらに一つの管61で該送料制御座31 1上の三方管331の中の一つの通口に連通し、 上記マニホールド53は一つの管531で一つの慢速出料送気微調整器62に 連接し、該慢速出料送気微調整器62はさらに一つの管63で該送料制御座31 1の三方管331の別の通口に連接し、この段の送気は流暢に保持され、方向制 御弁51による制御を受けないものとされ、 以上の構造により、進気装置50の提供する気体が上述の各管に進入し、方向 制御弁51による該シリンダ40の弁棒41の進退制御により、気体と共に潤滑 粉料を定量噴出させることを特徴とする、粉末または顆粒潤滑剤多段式全自動潤 滑装置としている。
【0008】 請求項2の考案は、請求項1の粉末または顆粒潤滑剤多段式全自動潤滑装置で 、その中、該供給定量微調整軸棒44は一つの固定棒441を備え、該固定棒4 41の一端が該シリンダ40の弁棒41に螺接され、もう一端には軸棒442が 延伸され、外端部はケーシング20の側辺より伸出して一つの定量微調整セット 443が設けられ、該軸棒442にはスライド式に一つの可動部材444が嵌め 合わされ、該可動部材444は落料溝312上に設けられ、該可動部材444の 偏心位置に一つのスクリューロッド445が設けられ、該スクリューロッド44 5は該定量微調整セット443を穿貫し、穿貫した端部に一つの調整ボタン44 6が設けられ、該ケーシング20の該定量微調整セット443に相対する位置に 、一つのめもり管45がねじこまれていることを特徴とする、粉末または顆粒潤 滑剤多段式全自動潤滑装置としている。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案は、一つのケーシング20を備えている。該ケーシング20の内には収 容タンク21が設けられ、該収容タンク21には固体の粉状或いは顆粒状の潤滑 剤が収容され、並びに一つの入料口212が設けられている。該収容タンク21 の側辺には第1収容室22が設けられ、動作制御用の電子制御部材が設けられて いる。該ケーシング20の下方には別に第2収容室30が設けられ、該第2収容 室30の該収容タンク21の入料口212に相対する下方には潤滑粉料の噴出量 を制御する一つの供給定量微調整装置31が設けられている。該第2収容室30 の側辺には一つの進気装置50が設けられ、その上には方向制御弁51、高速制 御装置52、及びマニホールド53が設けられ、空気の進出速度と方向の制御に 用いられ、以て潤滑粉料の定速、定量噴出、潤滑粉料の吹き上げ、余料の排除な どの動作を達成している。
【0010】
【実施例】
図1、2に示されるように、本考案は、一つのケーシング20を備え、該ケー シング20内に、一つの収容タンク21が設けられ、該収容タンク21は、潤滑 粉料の放置に供され、該収容タンク21の上面は一つの開口とされ、一つの蓋板 211が設けられ、該収容タンク21の底部は漏斗状とされ、並びに一つの入料 口212が設けられ、該ケーシング20の該収容タンク21に相対する所に一つ の透明窓213が設けられて、該収容タンク21内の潤滑粉料の貯存量の目視に 利用される。
【0011】 該収容タンク21の横は第1収容室22とされて本考案の動作制御用の電子制 御部材が設けられ、該ケーシング20の該第1収容室22に相対する表面には、 潤滑時間計時器221と高速計時器222が設けられ、以て電子制御部材の起動 と復位が制御される。
【0012】 該ケーシング20の下方には一つの第2収容室30が設けられ、該第2収容室 30の該収容タンク21の入料口212に相対する下方に、一つの供給定量微調 整装置31が設けられ、それは一つの送料制御座311を有し、該送料制御座3 11は略長方形のシートブロックとされ、その内部は所定の長さを有する円孔状 の落料溝312とされ、該落料溝312の一端部には径方向に拡大された一つの 気室315が形成され、該気室315の端口内周には適当な長さのねじ部316 が設けられている。該送料制御座311の上面の該収容タンク21の入料口21 2に相対する部分には一つの開放口32が設けられ、該開放口32は該落料溝3 12に連接し、入料口212より落下した潤滑粉料が該落料溝312内に落ちる ものとされる。該送料制御座311の該落料溝312に相対するもう一つの端部 には径方向に該落料溝312を貫通する一つの噴料送気孔33が設けられ、該噴 料送気孔33の上方には一つの三方管331が設けられ、該噴料送気孔33の下 方は一つの出料連接座332が連接されてケーシング20外に連通し、並びにゴ ムホースで希望の潤滑位置上に連接されている。該送料制御座311の側辺の該 開放口32に相対する位置には、一つの噴気管34が連接され、該送料制御座3 11の気室315を径方向に貫通する余料噴管35が設けられ、ケーシング20 の底部の、該余料噴管35に相対する該余料噴管35に相対する位置には一つの 孔が設けられて余料を噴出し排出するのに供される。
【0013】 該気室315のねじ部316には一つのシリンダ40が連接され、該シリンダ 40内に一つの伸縮可能な弁棒41が設けられ、該弁棒41の開放端部は該落料 溝312の対応する端部に進入させられ、該シリンダ40の両端部の上面には内 室に貫通する、一つの第1通気口42と一つの第2通気口43が設けられ、該弁 棒41の開放端部には供給定量微調整軸棒44が螺接されている。
【0014】 該供給定量微調整軸棒44は一つの一つの固定棒441を備え、該固定棒44 1の一端が該シリンダ40の弁棒41に螺接され、もう一端には軸棒442が延 伸され、外端部はケーシング20の側辺より伸出して一つの定量微調整セット4 43が設けられ、該軸棒442にはスライド式に一つの可動部材444が嵌め合 わされ、該可動部材444は落料溝312内に設けられ、該可動部材444の偏 心位置に一つのスクリューロッド445が設けられ、該スクリューロッド445 は該定量微調整セット443を穿貫し、穿貫した端部に一つの調整ボタン446 が設けられ、該ケーシング20の該定量微調整セット443に相対する位置に、 一つのめもり管45がねじこまれている。該調整ボタン446を旋回調整するこ とで、可動部材444が落料溝312内で前後に移動させられ、これにより落料 溝312の開放程度が所定の大きさとされ、所定量の潤滑粉料が該収容タンク2 1の入料口212より落入し、受け取り量は該調整ボタン446とめもり管45 の目盛りの対応により知ることができる(図6参照)。
【0015】 上記第2収容室30の側辺には、一つの進気装置50が設けられ、その進気口 には一つの自動排水と調整進気圧力器501が取りつけられている。該進気装置 50は、一つの方向制御弁51、一つの高速制御装置52及び一つのマニホール ド53を備えている。その中、該方向制御弁51は上記電子制御部材の制御を受 け、以てその内の弁門方向を制御し、該方向制御弁51には一組の排気管541 、551と一組の出気管54、55が設けられ、その中、該一組の排気管541 、551はそれぞれ一つの第1弛料空気調整器56に連通し、さらに管561で 該送料制御座311の余料噴管35に連通し、且つ該第1弛料空気調整器56は 別に一つの三方管562に連通している。該出気管54は第1シリンダマニホー ルド57に連通し、該第1シリンダマニホールド57は一つの三方装置とされ、 その一つの通管571は、延伸されてケーシング20外に出ており、外部の別の シリンダと連接されての使用に供され、もう一つの通管572は出気管54と連 接し、さらに管573でシリンダ40の第1通気口42に連通している。
【0016】 該方向制御弁51の排気管551は、該第1弛料空気調整器56の三方管56 2に連通し、該三方管562は別に一つの管563で第2弛料空気調整器59に 連接し、該第2弛料空気調整器59はさらに一つの管591で該送料制御座31 1の噴気管34に連通している。該出気管55は一つの第2シリンダマニホール ド58に連接し、該第2シリンダマニホールド58も一つの三方装置とされ、一 つの管581を有して該管581はケーシング20外に伸出して外部のシリンダ との連接、使用に供され、該第2シリンダマニホールド58のもう一つの管58 2は該シリンダ40の第2通気口43に連通している。
【0017】 上記高速制御装置52は一つの管521で一つの高速出料送気微調整器60に 連接し、該高速出料送気微調整器60はさらに一つの管61で該送料制御座31 1上の三方管331の中の一つの通口に連通し、該管61の気流は圧力が比較的 大きく、気流速度は比較的速いものとされる。
【0018】 上記マニホールド53は一つの管531で一つの慢速出料送気微調整器62に 連接し、該慢速出料送気微調整器62はさらに一つの管63で該送料制御座31 1の三方管331の別の通口に連接し、該管63内の気流の速度は、該進気装置 50の進気速度により定められるが、但し、該管63は一つの長管とされるため 、相対的に、該三方管331に進入する端口の風速は比較的ゆっくりで、風力も 比較的小さい。
【0019】 該第1弛料空気調整器56、第2弛料空気調整器59、高速出料送気微調整器 60、慢速出料送気微調整器62の位置に対応して、それぞれ調整ボタン64が ケーシング20の外に設けられ、以て上述の各調整器、微調整管の空気流量が調 整される。
【0020】 本考案の操作及び動作方式について以下に説明する。潤滑粉料を該収容タンク 21に入れ、電源を入れ、潤滑の必要により毎回の潤滑剤噴出量を調整する。そ の調整方法は、定量微調整セット443の調整ボタン446を回し、スクリュー ロッド445により可動部材444の位置を軸棒442上でスライド調整し、落 料溝312の開放程度を所定のものとし、潤滑粉料を入料口212より該落料溝 312に定量落入させる。該潤滑粉料の落入量はめもり管45のめもりと該定量 微調整セット443の対応状況により知ることができる。例えば、該定量微調整 セット443が該めもり管45のめもり5度に相対する時には、潤滑粉料の落料 溝312への落入量は5ccである。
【0021】 操作者は、潤滑粉料の粒の大きさにより該調整ボタン64で各調整器、即ち第 1弛料空気調整器56、第2弛料空気調整器59、高速出料送気微調整器60、 慢速出料送気微調整器62の空気流通量を調節する。このとき、空気は進気装置 50より該方向制御弁51の排気管541に進入し、第1弛料空気調整器56の 管561に進入し、送料制御座311の余料噴管35に進入し、潤滑粉料が落料 溝312に落入する時に、固定棒441と該落料溝312の間隙でシリンダ40 方向に溜まることを防止し、余料噴管35の空気は、潤滑粉料をケーシング20 に落とすほか、潤滑粉料の堆積がシリンダ40と供給定量微調整装置31の動作 に影響を与えるのを防ぐ。
【0022】 同時に、空気は出気管54を経て第1シリンダマニホールド57に進入し、該 シリンダ40の第1通気口42に噴入し、シリンダ40の弁棒41を第2通気口 43の方向に押し動かし、その内の空気は第2通気口43から第2シリンダマニ ホールド58の管581に排出され、並びに管582より方向制御弁51の出気 管55に送られて空気は回収され、回収された空気はさらに方向制御弁51の排 気管551より第1弛料空気調整器56の三方管562に送られ、その一部の気 体は管561に進入して使用され、また一部の気体は管563より第2弛料空気 調整器59に進入し、管591より該噴気管34に注入され、入料口212及び その上方の潤滑粉料を空気により攪拌し、均一とし、滑らかに入料口212に落 入させる。同時に、気体は慢速出料送気微調整器62の管63よりゆっくりと送 料制御座311の三方管331内に注入され、高速制御装置52から空気は高速 出料送気微調整器60に注入され、管61より高速で送料制御座311の三方管 331内に注入され、電子制御部材により両者の交互作用が制御され、潤滑粉料 の噴出の瞬間に該高速出料送気微調整器60の管61の高速気流が瞬間的に潤滑 粉料を噴出した後に即時停止し、潤滑粉料が外接の管に噴出された後には、慢速 出料送気微調整器62の管63による定速送風により潤滑粉料は所定の位置に送 られ、重力により落ちて出料され、高速出料による潤滑粉料の跳ね返りと浪費が 防止される。
【0023】 潤滑粉料を噴出させたい時には、該電子制御部材により方向制御弁51の気体 の流れる方向を制御し、該出気管55から第2シリンダマニホールド58に至ら せ、並びに管583より第2通気口43に注入し、第2通気口43よりシリンダ 40に進入した空気により弁棒41を外に押し、空気を該第2通気口42より第 1シリンダマニホールド57に排出し、さらに管572を経て該方向制御弁51 により回収し、余料噴管35に至らせて噴出させる。該弁棒41が推動される時 には、固定棒441、軸棒442、可動部材444、スクリューロッド445、 調整ボタン446、など相関部材も連動して外向きに移動し、可動部材444と 固定棒441の間の軸棒442は噴料送気孔33に位置し、且つ該固定棒441 が落料溝312内の所定量の潤滑粉料を噴料送気孔33の相対位置へと押して落 とす。これにより、潤滑粉料と噴料送気孔33の高速空気は混合されて出料連接 座332より噴出される。
【0024】 潤滑粉料噴出後、電子制御部材は再び該方向制御弁51を制御して出気管54 を空気通路とし、弁棒41を後退させ、潤滑粉料は再び所定量、落料溝312に 落入し、次の噴射動作に備える。潤滑粉料噴出時でも噴射後の復位する時も、噴 気管34と余料噴管35の各一つの動作循環時には空気が噴出され、材料の吹き 上げと余料の排除がなされ、潤滑粉料の堆積が防止され、潤滑粉料噴出の相関部 材の正常な運転が確保され、動作完了後には全てが動作を停止する。
【0025】 このほか、該第1シリンダマニホールド57及び第2シリンダマニホールド5 8の管571、581に二つの管を連接して伸縮自動出料シリンダ(図には表示 せず)に連接し、該管571、581の空気の交互進出により、シリンダにノズ ルの工作物に対する遠離、或いは接近を制御することも可能である。
【0026】
【考案の効果】
本考案の効果は以下のとおりである。 1.固定粉末或いは顆粒濃縮状の潤滑剤を用い、直接潤滑する方式を採用して おり、清潔で高効率の潤滑を行うことができ、低汚染、無公害であり、二次汚染 の問題がなく、伝統的な技術における潤滑油の使用による公害を排除することが できる。 2.空気と潤滑剤を混合して噴出し、毎回の計量は、供給定量微調整装置の定 量定点移動により、正確に噴出量を調整でき、粉末或いは顆粒状潤滑剤の形状や 大きさが違っても、出料量を変えることなく、微調整定量調整機能を有している 。 3.自動変速供料が行え、供料時の速度の強弱は、状況により第1弛料空気調 整器56、第2弛料空気調整器59、高速出料送気微調整器60、慢速出料送気 微調整器62の調整ボタン操作により調整され、各管が相互に組み合わせられ風 速と風量が調整できるものとされ、供料の速度の強弱は使用者の必要により制御 可能である。 4.機械体積が小さく、場所をとらない。 5.透明窓213が設けられて、収容タンク21内の潤滑粉料の残量を監視す ることができる。 6.定点定量潤滑機能を有し、並びに安定した射出力を備え、ダイカスト製品 の品質の安定性制御に絶対的に有利であり、噴料部材の使用寿命を延長する。 7.方向制御弁51を利用して空気の送出と回収を制御しており、潤滑粉料噴 射と噴射後復位の動作が迅速確実に行われるほか、回収した気体を、持続的な潤 滑粉料の吹き上げと余料排除に十分に利用しており、エネルギー源の消耗を少な くしている。 8.気動制御システムと電気を組み合わせた設計とされ、さらに管の連結によ り、空気の動力源を完全利用しており、不必要な浪費を節約しており、この設計 は、気動部材の駆動、潤滑剤の圧送と潤滑剤の収容タンクの潤滑粉料吹き上げ設 計を含む。特に重要であるのは、潤滑剤が送られる管の末端の潤滑位置が高くと も低くとも、いずれもこのシステムで調整されて、潤滑剤が最末端で出料される 時の速度は自然重力による落下速度とほぼ同じくされることである。潤滑位置の 高さが異なる時の選択と設定は非常に重要であり、この設計がなければ、潤滑剤 が潤滑位置に来るときの速度が強すぎたり弱すぎたりして順調に供給されず、所 期の効果を達成することはできなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の外観斜視図である。
【図2】本考案の断面図である。
【図3】本考案の供給定量微調整装置の分解斜視図であ
る。
【図4】本考案の進気装置の構造表示図である。
【図5】本考案の動作表示図である。
【図6】本考案のめもり管とスクリューロッドの対比表
示図である。
【符号の説明】
20・・・ケーシング 21・・・収容タンク 211
・・・蓋板 212・・・入料口 213・・・透明窓 22・・・
第1収容室 221・・・潤滑時間計時器 222・・・高速時間計
時器 30・・・第2収容室 31・・・供給定量微調整装置 311・・・送料制御座 312・・・落料溝 315
・・・気室 316・・・ねじ部 32・・・開放口 33・・・噴
料送気孔 331・・・三方管 332・・・出料連接座 34・
・・噴気管 35・・・余料噴管 40・・・シリンダ 41・・・
弁棒 42・・・第1通気口 43・・・第2通気口 44・・・供給定量微調整軸棒 441・・・固定棒
442・・・軸棒 443・・・定量微調整セット 444・・・可動部材 445・・・スクリューロッド 446・・・調整ボタ
ン 45・・・めもり管 50・・・進気装置 501・・・自動排水と調整進気圧力器 51・・・方
向制御弁 52・・・高速制御装置 521・・・管 53・・・
マニホールド 531・・・管 54、55・・・出気管 541、5
51・・・排気管 56・・・第1弛料空気調整器 561・・・管 56
2・・・三方管 563・・・管 57・・・第1シリンダマニホールド
571・・・通管 572・・・通管 573・・・通管 58・・・第2
シリンダマニホールド 581・・・管 582・・・管 583・・・管 59・・・第2弛料空気調整器 591・・・管 60・・・高速出料送気微調整器 61・・・管 62・・・慢速出料送気微調整器 63・・・管 64
・・・調整ボタン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つのケーシング20が設けられ、該ケ
    ーシング20内に、一つの収容タンク21が設けられ、
    潤滑粉料の放置に供され、該ケーシング20の該収容タ
    ンク21に相対する所に一つの透明窓213が設けられ
    て、該収容タンク21内の潤滑粉料の貯存量の目視に利
    用され、該収容タンク21の底部は漏斗状とされて一つ
    の入料口212が設けられ、該収容タンク21の横は第
    1収容室22とされて制御用の電子制御部材が設けら
    れ、 上記ケーシング20の下方に一つの第2収容室30が設
    けられ、該第2収容室30の該収容タンク21の入料口
    212に相対する下方に、一つの供給定量微調整装置3
    1が設けられ、それは一つの送料制御座311を有し、
    該送料制御座311は略長方形のシートブロックとさ
    れ、その内部は所定の長さを有する落料溝312とさ
    れ、該落料溝312の一端部には径方向に拡大された一
    つの気室315が形成され、該送料制御座311の上面
    の該収容タンク21の入料口212に相対する部分には
    一つの開放口32が設けられ、入料口212より落下し
    た潤滑粉料が該落料溝312内に落ちるものとされ、該
    送料制御座311の該落料溝312に相対する端部には
    径方向に一つの噴料送気孔33が設けられ、該噴料送気
    孔33の上方には一つの三方管331が設けられ、下方
    は一つの出料連接座332が連接されてケーシング20
    外に連通し、潤滑粉料の噴出に供され、該送料制御座3
    11の側辺の該開放口32に相対する位置には、一つの
    噴気管34が設けられ、空気を噴出して該入料口212
    に位置する潤滑粉料を揺動させ、潤滑粉料を落料溝31
    2に順調に落とすのに利用され、該送料制御座311の
    気室315を径方向に貫通する余料噴管35が設けら
    れ、ケーシング20の底部の、該余料噴管35に相対す
    る位置には一つの孔が設けられて余料の噴出に供され、 該気室315の端部に一つのシリンダ40が設けられ、
    該シリンダ40内に一つの伸縮可能な弁棒41が設けら
    れ、該弁棒41の開放端部は該落料溝312の対応する
    端部に進入させられ、該シリンダ40の両端部の上面に
    は一つの第1通気口42と一つの第2通気口43が設け
    られ、該弁棒41の開放端部には供給定量微調整軸棒4
    4が設けられて落料溝312内に進入させられ、以て該
    落料溝312の開放程度が調整可能としてあり、所定量
    の潤滑粉料が落料溝312中に進入するものとしてあ
    り、 上記第2収容室30の側辺には、一つの進気装置50が
    設けられ、その上に一つの方向制御弁51、一つの高速
    制御装置52及び一つのマニホールド53が設けられ、
    その中、該方向制御弁51は上記電子制御部材によりそ
    の内の弁門方向を制御し、該方向制御弁51には一組の
    排気管541、551と一組の出気管54、55が設け
    られ、その中、該一組の排気管541、551はそれぞ
    れ一つの第1弛料空気調整器56とその上のそれと相通
    じる三方管562と連通し、該第1弛料空気調整器56
    はまた一つの管561で一つの第2弛料空気調整器59
    と連接し、該第2弛料空気調整器59はさらに一つの管
    591で噴気管34に連通し、 上記出気管54、55はそれぞれ上記シリンダ40の第
    1通気口42と第2通気口43と連通し、該シリンダ4
    0の第1通気口42と出気管54の間には一つの第1シ
    リンダマニホールド57が設けられ、該第1シリンダマ
    ニホールド57は一つの三方装置とされ、その一つの通
    管571は、延伸されてケーシング20外に出ており、
    もう一つの通管572は該出気管54と連通し、さらに
    もう一つの通管573は該シリンダ40の第1通気口4
    2と連通し、該シリンダ40の第2通気口43と該出気
    管55の間には一つの第2シリンダマニホールド58が
    設けられ、該第2シリンダマニホールド58もまた一つ
    の三方装置とされ、その一つの通管581はケーシング
    20の外に延伸され、もう一つの通管582は該出気管
    55と連通し、さらにもう一つの通管583は該シリン
    ダ40の第2通気口43と連通し、 上記高速制御装置52は一つの管521で一つの高速出
    料送気微調整器60に連接し、該高速出料送気微調整器
    60はさらに一つの管61で該送料制御座311上の三
    方管331の中の一つの通口に連通し、 上記マニホールド53は一つの管531で一つの慢速出
    料送気微調整器62に連接し、該慢速出料送気微調整器
    62はさらに一つの管63で該送料制御座311の三方
    管331の別の通口に連接し、この段の送気は流暢に保
    持され、方向制御弁51による制御を受けないものとさ
    れ、 以上の構造により、進気装置50の提供する気体が上述
    の各管に進入し、方向制御弁51による該シリンダ40
    の弁棒41の進退制御により、気体と共に潤滑粉料を定
    量噴出させることを特徴とする、粉末または顆粒潤滑剤
    多段式全自動潤滑装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の粉末または顆粒潤滑剤多段式
    全自動潤滑装置で、その中、該供給定量微調整軸棒44
    は一つの固定棒441を備え、該固定棒441の一端が
    該シリンダ40の弁棒41に螺接され、もう一端には軸
    棒442が延伸され、外端部はケーシング20の側辺よ
    り伸出して一つの定量微調整セット443が設けられ、
    該軸棒442にはスライド式に一つの可動部材444が
    嵌め合わされ、該可動部材444は落料溝312上に設
    けられ、該可動部材444の偏心位置に一つのスクリュ
    ーロッド445が設けられ、該スクリューロッド445
    は該定量微調整セット443を穿貫し、穿貫した端部に
    一つの調整ボタン446が設けられ、該ケーシング20
    の該定量微調整セット443に相対する位置に、一つの
    めもり管45がねじこまれていることを特徴とする、粉
    末または顆粒潤滑剤多段式全自動潤滑装置。
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