JP3032607U - 貨物自動車 - Google Patents

貨物自動車

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JP3032607U
JP3032607U JP1996005726U JP572696U JP3032607U JP 3032607 U JP3032607 U JP 3032607U JP 1996005726 U JP1996005726 U JP 1996005726U JP 572696 U JP572696 U JP 572696U JP 3032607 U JP3032607 U JP 3032607U
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JP1996005726U
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Inventor
谷口  誠
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フジタ自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 唯一の駆動源であるシリンダを作動操作する
だけで、荷台後部が後傾状態と水平状態にそれぞれ自動
的に可動して且つ水平状態では同状態に確実に停止する
貨物自動車を提供すること。 【解決手段】 荷台後部2を後傾状態に受支可能に形成
してあるシャーシフレーム後部5にリンク8下端を軸支
し、このリンク上端のローラ10を荷台後部における前後
方向のガイドレール18に沿いスライド可能に納め、且
つ、リンク上端側に荷台下に軸支されたシリンダ15のロ
ッド15a 先端を枢着し、ロッドの駆動にリンクが応動し
てほぼ起立状態まで揺動した時点で荷台後部から垂下状
のストッパー20に揺動規制されると同時にリンクと一体
連動状の荷台後部が後傾状態から水平状態に従動する態
様にしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は自走式の各種建設機械等の重量物を荷台後側から積み降ろしするのに 有用な貨物自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図6及び図7に示す貨物自動車がある。同車における荷台後部の後傾 構造は、シャーシフレーム後部50に後傾状態に受支されている荷台後部51をシリ ンダ52で水平状態に押し上げ可能にすると共に、この荷台後部51を水平状態に保 持するために、シャーシフレーム後部50と荷台後部51との間にスペーサ53を介在 させて止め具54でロックするようにしてある。 そして、積み降ろし時に荷台後部51を水平状態から後傾状態にセットするのに 、止め具54を外してロック解除する、荷台後部51を水平状態よりも若干高く 押し上げて停止させる、スペーサ53を倒す、荷台後部51をシャーシフレーム 後部50上面に下ろす、作業を要している。 また、積み降ろし後に荷台後部51を水平状態に戻すのに、荷台後部51を水平 状態よりも若干高く押し上げて停止させる、スペーサ53を起こしてシャーシフ レーム後部50と荷台後部51との間に介在させる、荷台後部51をスペーサ53上面 に下ろす、荷台後部51とスペーサ53を止め具54でロックする、作業を要してい る。 これらの作業は非効率的であるばかりか、スペーサ53を倒したり起こす作業と 、止め具54を外したり掛ける作業を、車の左右に移動してそれぞれ手作業で行わ なければならず、甚だ面倒であると共に手間がかかり、しかも、高さが低い荷台 下側での作業であるから労力的にも厳しい問題がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする課題は、第1には、唯一の駆動源であるシリンダを作動操作 するだけで、荷台後部が後傾状態と水平状態にそれぞれ自動的に可動して且つ水 平状態では同状態に確実に停止し、そして第2には、荷台後部が水平状態で上下 動せずに安定する貨物自動車を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記した課題を達成するため、荷台における荷台後部が前端部のヒン ジを支点にして後傾可能に備えられている貨物自動車において、前記荷台後部を 後傾状態に受支可能に形成してあるシャーシフレーム後部にリンク下端を軸支し 、このリンク上端のローラを荷台後部における前後方向のガイドレールに沿いス ライド可能に納め、且つ、リンク上端側に荷台下に軸支されたシリンダのロッド 先端を枢着し、ロッドの駆動にリンクが応動してほぼ起立状態まで揺動した時点 で荷台後部から垂下状のストッパーに揺動規制されると同時にリンクと一体連動 状の荷台後部が後傾状態から水平状態に従動する態様にしてあることを特徴とす る。 また本考案では、前記ストッパーを、リンクが起立状態まで揺動すると同時に 、リンクの嵌合部と嵌合可能な態様に形成してあることを特徴とする。このスト ッパーと嵌合部は、一方が凸部で他方が凹部である関係または一方が突起状で他 方が穴状である関係のいずれでも良い。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1乃至図5には本考案の貨物自動車の実施の1形態を例示しており、荷台1 は荷台後部2を前端部のヒンジ3を支点にして後傾可能に備えている。 シャーシフレーム4における下向き傾斜状のシャーシフレーム後部5はその上 面5aに荷台後部2を後傾状態に受支可能に形成してある。この左右のシャーシフ レーム後部5後端近くには後支持体6を架設して、後支持体6の左右の軸受部7 にリンク8下端を軸9で揺動可能に枢着してある。 リンク8は略H型状に形成してあり、その左右の脚部8a下端を左右の軸受部7 にそれぞれ軸着してあると共に、左右の腕部8b上端の外面部分にローラ10を軸11 でそれぞれ枢着し、且つ、左右の腕部8b上端の内面部分からそれぞれ内方に向け て突出している板状延出部8cに穴状嵌合部12を形成してある。
【0006】 また、左右のシャーシフレーム後部5前端近くには前支持体13を架設して、前 支持体13の軸受部14にシリンダ15を軸16で揺動可能に枢着してある。このシリン ダ15のロッド15a 先端はリンク8における横杆部8d中央の軸受部8eに軸17で枢着 していて、ロッド15a の駆動にともないリンク8が前傾状態と起立状態に揺動す るように一体連動状にしてある。
【0007】 そして、荷台後部2は底面左右にガイドレール18をそれぞれ前後方向に垂設し てあり、この左右のガイドレール18は開口側がそれぞれ内方に向いている断面コ 形状のもので、左右のレール部18a にはリンク8の左右のローラ10がそれぞれ前 後方向に転動可能に納まっていて、リンク8の前傾時には荷台後部2が後傾状態 を呈する一方、リンク8の起立時には荷台後部2が水平状態を呈するように一体 連動状に形成してある。そのため、リンク8における軸9と軸11の軸心間の長さ は、リンク8が起立状態を呈した時に荷台後部2が荷台1と同一平面状の水平状 態になる関係に設定している。
【0008】 また、荷台後部2における左右のガイドレール18後端に架設してある横杆19に は突起状ストッパー20をリンク8側の左右の穴状嵌合部12とそれぞれ対向させて 配設してある。この左右の突起状ストッパー20の先端部20a は横杆19から前方に 向けて突出していると共に先端径が嵌合部12穴径よりも小径で且つ基端径が嵌合 部12径よりも大径である円錐台形状に形成してあり、リンク8が前傾状態から起 立状態に揺動した時点で、先端部20a に嵌合部12が嵌合するようにして、リンク 8の後方への揺動を阻止することにより起立状態に規制し且つリンク8を通じて 荷台後部2がシャーシフレーム後部5に対して上下にぶれ動かないように規制し てある。
【0009】 荷台後部2後端にはゲート21を起伏可能に軸支してあり、ゲート21はシリンダ 22と連動していて、起立状態と、荷台後部2と同一平面状の水平状態に可動可能 にしてある。また、荷台後部2後端にはサブゲート23を揺動可能に軸支してある 。このゲート21およびサブゲート23は歩み板を兼ねており、積み降ろし時に荷台 後部2と地面との間を橋渡し可能に形成してある。また、荷台後部2後端とゲー ト21後端にはそれぞれ接地脚24を設けてある。
【0010】 この貨物自動車の不積み降ろし時には、リンク8がシリンダ15の伸動したロッ ド15a とストッパー20で起立状態に制御されているため、荷台後部2は水平状態 (図3参照)に保たれる。尚、シリンダ15はチェックバルブを通して制御されて いて、ロッドが余分な動きをしないようにしてある。 そして、同車の積み降ろし時には、リンク8がシリンダ15の縮動したロッド15 a に引かれて前傾状態を呈することにより、荷台後部2はシャーシフレーム後部 5に受支された後傾状態(図1参照)に保たれ、ゲート21およびサブゲート23を 下ろして、積み降ろしに備える。
【0011】
【考案の効果】
A.請求項1により、唯一の駆動源であるシリンダを作動操作するだけで、荷 台後部を後傾状態から水平状態に、また水平状態から後傾状態に、それぞれ自動 的に可動させて姿勢制御することができる。そして、荷台後部を後傾状態ではシ ャーシフレーム後部に受支された安定姿態に、水平状態ではストッパーとシリン ダのロッドで起立状態に規制されているリンクを経てシャーシフレーム後部に支 えられた安定姿態に、それぞれ整えることができる。 B.請求項2により、荷台後部が水平状態で上下動せずに安定しているため、 走行中安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)本考案の貨物自動車の実施の1形態を
例示している側面図、(B)は部分拡大側面図。
【図2】 部分拡大平面図で一部切欠している。
【図3】 要部の拡大側面図。
【図4】 図3の(4)−(4)縦断面図。
【図5】 部分拡大縦断面図。
【図6】 従来の貨物自動車の部分側面図。
【図7】 図6の(7)−(7)縦断面図。
【符号の説明】
1 荷台 2 荷台後部 3 ヒンジ 4 シャーシフレー
ム 5 シャーシフレーム後部 6 後支持体 7 後支持体の軸受部 8 リンク 8a リンクの脚部 8b リンクの腕部 8c リンクの板状延出部 8d リンクの横杆部 8e 横杆部の軸受部 9,11,16,17 軸 10 ローラ 12 穴状嵌合部 13 前支持体 14 前支持体の軸受
部 15 シリンダ 15a ロッド 18 ガイドレール 18a レール部 19 横杆 20 ストッパー 20a 先端部 21 ゲート 22 シリンダ 23 サブゲート 24 接地脚

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台における荷台後部が前端部のヒンジ
    を支点にして後傾可能に備えられている貨物自動車にお
    いて、前記荷台後部を後傾状態に受支可能に形成してあ
    るシャーシフレーム後部にリンク下端を軸支し、このリ
    ンク上端のローラを荷台後部における前後方向のガイド
    レールに沿いスライド可能に納め、且つ、リンク上端側
    に荷台下に軸支されたシリンダのロッド先端を枢着し、
    ロッドの駆動にリンクが応動してほぼ起立状態まで揺動
    した時点で荷台後部から垂下状のストッパーに揺動規制
    されると同時にリンクと一体連動状の荷台後部が後傾状
    態から水平状態に従動する態様にしてあることを特徴と
    する貨物自動車。
  2. 【請求項2】 前記ストッパーを、リンクが起立状態ま
    で揺動すると同時に、リンクの嵌合部と嵌合可能な態様
    に形成してあることを特徴とする請求項1記載の貨物自
    動車。
JP1996005726U 1996-06-19 1996-06-19 貨物自動車 Expired - Lifetime JP3032607U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240561A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Nippon Fruehauf Co Ltd 折り畳み式リヤゲート装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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