JP3031907U - 髪止め具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、極めて簡略な操作で短時間に多数ス
タイルの各所望の髪形を形成し、且つ、その髪形を維持
できる髪止め具を提供する。 【解決手段】可撓性のある芯材２と、この芯材２を包覆
する包覆材３とから髪止め具１を構成した。芯材２の可
撓性を利用して極めて簡略な操作で短時間に所望の髪形
を形成し、且つ、その髪形を維持できる。また、前記芯
材２を包覆材３により包覆しているので、髪や皮膚を痛
めることもない。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】

本考案は、髪止め具に関するものであり、詳しくは例えば女性の髪形を所定の 形状に止めるために使用する髪止め具に関する。

【従来の技術】

従来、女性の髪形を各種所定の形状に止めるために使用する髪止め具としては 、各種の整髪用具をはじめ、ヘアーピン類、ゴムバンド類、紐類等が用いられて いる。

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述した従来の整髪用具、ヘアーピン類、ゴムバンド類、紐類 等を使用した整髪は、所望の髪形を形成する間での労力が大きく、且つ、所望の 髪形を形成するまでに長時間を要するという課題があった。 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、極めて簡略な操作で短時間 に多数スタイルの各所望の髪形を形成し、且つ、その髪形を維持できる髪止め具 を提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

請求項１記載の考案に係る髪止め具は、可撓性のある芯材と、この芯材を包覆 する包覆材とからなることを特徴とするものである。 請求項２記載の考案に係る髪止め具は、可撓性のある芯材と、この芯材を包覆 する外面が装飾された包覆材とからなることを特徴とするものである。 請求項３記載の考案に係る髪止め具は、可撓性のある芯材と、この芯材を包覆 する防水性を有する包覆材とからなることを特徴とするものである。 請求項１記載の考案に係る髪止め具は、可撓性のある芯材と、この芯材を包覆 する包覆材とからなるので、芯材の可撓性を利用して極めて簡略な操作で短時間 に多数スタイルの各所望の髪形を形成し、且つ、その髪形を維持でき、更にこの 髪止め具自体の取り外しも簡単に行うことができる。また、前記芯材を包覆材に より包覆しているので、この髪止め具の使用の際、不用意に髪を引き抜いてしま ったり、髪や皮膚を痛めることもない。 請求項２記載の考案に係る髪止め具は、可撓性のある芯材と、この芯材を包覆 する外面が装飾された包覆材とからなるので、請求項１記載の髪止め具と同様な 作用を発揮することに加え、包覆材の外面が装飾されているので、装飾作用も発 揮させることができる。 請求項３記載の考案に係る髪止め具は、可撓性のある芯材と、この芯材を包覆 する防水性を有する包覆材とからなる請求項１記載の髪止め具と同様な作用を発 揮することに加え、包覆材が防水性を有するので、水泳により髪が濡れたり、各 種の運動等々により汗をかいた場合でも、この髪止め具自体が腐食等の影響を受 けることがない。

【考案の実施の形態】

以下に、添付図面を参照しながら本考案に係る髪止め具の実施の形態を詳細に 説明する。 （実施の形態１） 図１乃至図９は、本考案に係る髪止め具の実施の形態１を示すものである。 実施の形態１の髪止め具１は、図１、図２に示すように、可撓性のある金属材 からなる芯材２と、この芯材２を包覆する柔軟な布等からなる例えば黒色の包覆 材３とから構成されている。 そして、芯材２の可撓性を利用して極めて簡略な操作で、例えば図３に示すよ うな女性の髪形を短時間で形成し、且つ、その髪形を維持することが可能となっ ている。 また、前記芯材２を柔軟な布等からなる例えば黒色の包覆材３により包覆して いるので、髪や皮膚を痛めることもない。 次に、図４乃至図９を参照して、前記髪止め具１の具体的な使用方法を説明す る。 先ず、図４に示すように、左手で髪を束ねるとともに、右手で前記髪止め具１ の一端１ａ側をＬ字状に折り曲げ、次に、図５に示すように、折り曲げた前記髪 止め具１を束ねた髪の部分にあてがい、図６に示すように、一端１ａ側を更に屈 曲させた状態で髪を挟む。 そして、図７に示すように、前記髪止め具１の他端１ｂ側で束ねた髪の部分を 巻き付けるようにしてこの髪止め具１を長円又は楕円状とし、更に、図８に示す ように、髪止め具１の上下両面を指等で矢印方向に押し潰し、最後に、図９に示 すように、髪止め具１を湾曲させることで、例えば図３に示すような髪形を形成 するものである。 （実施の形態２） 図１０乃至図１１は、本考案に係る髪止め具の実施の形態２を示すものである 。 実施の形態２の髪止め具１０は、図１１、図１２に示すように、可撓性のある 金属材からなる芯材１１と、この芯材１１を包覆する柔軟な布等からなり、且つ 、外面に例えば×印の散点模様の装飾を施した包覆材１３とから構成されている 。 図１２は、実施の形態２の髪止め具１０を使用して形成した髪形の例を示すも のである。 実施の形態２の髪止め具１０によれば、前記実施の形態１の髪止め具１と同様 な作用を発揮することに加え、包覆材１３の外面が装飾されているので、髪形の 装飾作用も発揮させることができる。 実施の形態２の髪止め具１０としては、散点模様による装飾の他、包覆材１３ として赤色、ピンク色、黄色等各種の着色を施したものや、髪止め具１０自体に リボン部分等の装飾部を付加したもの等を挙げることができる。 （実施の形態３） 図１３乃至図１４は、本考案に係る髪止め具の実施の形態３を示すものである 。 実施の形態３に係る髪止め具２０は、図１３、図１４に示すように、可撓性の ある金属材からなる芯材２１と、この芯材２１を包覆する柔軟性を有し、且つ防 水性を有する例えばポリエチレン材等からなる包覆材２３とから構成されている 。 図１３は、実施の形態３の髪止め具１０を使用して形成した例えばテニスや水 泳等のスポーツに的した髪形の例を示すものである。 実施の形態３の髪止め具２０によれば、前記実施の形態１の髪止め具１と同様 な作用を発揮することに加え、包覆材２３が防水性を有するので、テニスや水泳 等のスポーツにより髪が濡れたり、汗をかいた場合でも、この髪止め具２０自体 が腐食等の影響を受けることがない。 なお、上述した各実施の形態１乃至３の夫々の髪止め具１、１０、２０の、長 さ、幅、厚さは、髪の量や使用者の年齢等に応じて種々に設定できることはいう までもない。

【考案の効果】

請求項１記載の考案によれば、極めて簡略な操作で短時間に多数スタイルの各 所望の髪形を形成し、且つ、その髪形を維持でき、更にこの髪止め具自体の取り 外しも簡単に行うことができるとともに、不用意に髪を引き抜いてしまったり髪 や皮膚を痛めることもない髪止め具を提供することができる。 請求項２記載の考案によれば、請求項１記載の髪止め具と同様な効果を奏する ことに加え、包覆材の外面が装飾されているので、装飾作用も発揮させることが できる髪止め具を提供することができる。 請求項３記載の考案によれば、請求項１記載の髪止め具と同様な効果を奏する ことに加え、例えば水泳により髪が濡れたり、各種の運動等々により汗をかいた 場合でも、この髪止め具自体が腐食等の影響を受けることがない髪止め具を提供 することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施の形態１の髪止め具を示す斜視図である。

【図２】図１に示す髪止め具を長手方向に縦断した断面
図である。

【図３】実施の形態１の髪止め具を使用して形成した髪
形を示す斜視図である。

【図４】実施の形態１の髪止め具の具体的使用例を示す
説明図である。

【図５】実施の形態１の髪止め具の具体的使用例を示す
説明図である。

【図６】実施の形態１の髪止め具の具体的使用例を示す
説明図である。

【図７】実施の形態１の髪止め具の具体的使用例を示す
説明図である。

【図８】実施の形態１の髪止め具の具体的使用例を示す
説明図である。

【図９】実施の形態１の髪止め具の具体的使用例を示す
説明図である。

【図１０】実施の形態２の髪止め具を示す斜視図であ
る。

【図１１】図１０に示す髪止め具を長手方向に縦断した
断面図である。

【図１２】実施の形態２の髪止め具を使用して形成した
髪形を示す斜視図である。

【図１３】実施の形態３の髪止め具を示す斜視図であ
る。

【図１４】図１３に示す髪止め具を長手方向に縦断した
断面図である。

【図１５】実施の形態３の髪止め具を使用して形成した
髪形を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 髪止め具 １ａ 一端 １ｂ 他端 ２ 芯材 ３ 包覆材 １０ 髪止め具 １１ 芯材 １３ 包覆材 ２０ 髪止め具 ２１ 芯材 ２３ 包覆材

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】可撓性のある芯材と、この芯材を包覆する
   包覆材とからなることを特徴とする髪止め具。
2. 【請求項２】可撓性のある芯材と、この芯材を包覆する
   外面が装飾された包覆材とからなることを特徴とする髪
   止め具。
3. 【請求項３】可撓性のある芯材と、この芯材を包覆する
   防水性を有する包覆材とからなることを特徴とする髪止
   め具。