JP3031811B2 - 苗箱洗浄機 - Google Patents

苗箱洗浄機

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JP3031811B2
JP3031811B2 JP6012131A JP1213194A JP3031811B2 JP 3031811 B2 JP3031811 B2 JP 3031811B2 JP 6012131 A JP6012131 A JP 6012131A JP 1213194 A JP1213194 A JP 1213194A JP 3031811 B2 JP3031811 B2 JP 3031811B2
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謙蔵 川島
和昭 村田
敏雄 小川
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株式会社タイガーカワシマ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗箱を自動的に洗浄す
るための苗箱洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように、機枠100の
機壁101の前面側と後面側とにそれぞれ入口102と
出口103を設け、機枠100内に配設された育苗箱移
送装置111の上方と下方とにそれぞれ回転駆動機構1
12によって強制回転される上部ブラシ104と下部ブ
ラシ105を配設し、機枠100内の出口103の近傍
上方部位にノズル108を有する消毒液タンク107を
備えたものであって、入口102より導入された育苗箱
110を出口へ向けて移送する間に、噴射ノズル106
より洗浄水を噴射しつつ、上部ブラシ104および下部
ブラシ105による育苗箱110の上面および下面の払
拭を行ったのち、ノズル108より消毒液109を散布
して消毒を行う育苗箱の消毒装置が提案されている(特
公昭57−34968号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
上部ブラシは定位置で回転するだけなので、苗箱の進行
方向前後の壁や側壁等にはブラシが届かず、これらの部
分の洗浄ができないという問題点があり、特に、育苗箱
はそのメーカー別に高さが異なっており、このような高
さの異なる育苗箱を洗浄する場合、前記問題点が顕著に
現われる。
【0004】本発明は、上記従来の技術の有する問題点
に鑑みてさなれたものであって、苗箱を一度供給口から
供給するだけでその全面を完全に洗浄できる苗箱洗浄機
を実現することを目的とするものである。
【0005】また、高さの異なる苗箱であってもその全
面を完全に洗浄できる苗箱洗浄機を実現することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の苗箱洗浄機は、洗浄液を散布する給液手段
が設けられているとともに互いに対向する前壁と後壁に
それぞれ供給口および取出口を有する洗浄機本体と、前
記供給口および取出口のそれぞれの近傍に配設された苗
箱を搬送するための供給ローラ機構および取出ローラ機
構と、前記供給口側から前記取出口にかけて間隔をおい
て順次配設された前記苗箱を払拭するための揺動ブラ
シ、中間ブラシおよび後部ブラシと、前記動ブラシ、
中間ブラシおよび後部ブラシを回転させるための回転駆
動手段を備えた苗箱洗浄機であって、前記後部ブラシは
その前記苗箱の側壁上面に対向する部分のブラシ毛の長
さが他の部分のブラシ毛の長さよりも短いものであり、
他方、前記揺動ブラシは、前記取出口側に揺動中心をも
ち自由端側が前記供給口側へ向く揺動自在なブラシアー
ムの自由端側に軸支されているとともに、送される前
記苗箱に向けて弾性部材によって常時付勢されており、
しかもその両端部に苗箱の両側面を払拭するための側部
ブラシを合わせ持ち、
【0007】前記供給ローラ機構および前記取出ローラ
機構が、それぞれ苗箱搬送方向に対して垂直方向に間隔
をおいて配設された回転駆動手段によって回転される駆
動ロールと押えロール軸に自由回転自在に支持された押
えロールとを備え、前記押えロール軸は、弾性部材によ
り常時前記駆動ロールに向けて付勢されているととも
に、前記駆動ロールと前記押えロールとの間隔を複数段
階に変化させるための間隔変更手段に支持されている
とを特徴とするものである。
【0008】また、洗浄機本体のカバーの上面に着脱自
在に取付けたアダプタと、該アダプタに着脱自在に取付
けられる消毒液タンクを備え、該消毒液タンクはその内
部に貯留された消毒液を取出口から放出される苗箱に向
けて散布するためのノズルに連通されたものとするとよ
い。
【0009】
【作用】供給口より洗浄機本体内へ供給された苗箱は、
供給ローラ機構および取出ローラ機構により搬送されて
取出口より放出されるまでの間に、洗浄液が散布される
とともに、順次、揺動ブラシ、中間ブラシおよび後部ブ
ラシによって払拭されて洗浄される。
【0010】例えば、上向きにして洗浄機本体内へ供給
された苗箱は、その苗箱前壁外面が揺動ブラシに当接し
て払拭されたのち、揺動ブラシを押し下げて前進するの
で、この間に苗箱の底壁外面が払拭される。さらに苗箱
が前進する間に、中間ブラシおよび後部ブラシにより苗
箱内面側が2回払拭されるが、後部ブラシの長さの短い
ブラシ毛の毛先によって苗箱の側壁上面が払拭され、こ
の間に苗箱が前記揺動ブラシ上から離脱して揺動ブラシ
が弾性部材の弾発力により上昇し、このとき揺動ブラシ
により苗箱の苗箱後壁外面が払拭される。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0012】図1は、苗箱洗浄機本体のカバーを取外し
た状態を示す平面図、図2はモータが配設された側から
みた側面図、図3はつめ車機構が配設された側からみた
側面図である。
【0013】フレーム22は、4本の脚をもつテーブル
状に形成されており、上面が開放された箱形の洗浄機本
体1を支持する。洗浄機本体1の互いに対向する前壁お
よび後壁にはそれぞれ苗箱を供給するための供給口2
0、苗箱を放出するための取出口21が設けられてい
る。洗浄機本体1の底板1Aの供給口20側の部位には
モータ12が固定されており、モータカバー12Aによ
って覆うことにより気密状態が保たれ、残りの底板1A
上の部分を水槽として利用できるように構成されてい
る。
【0014】また、洗浄機本体1の上面の開放部は図示
しない着脱自在なカバーで開閉でき、底板1Aには底板
1Aよりも上方に開放部をもつ図示しない排水管を設け
て底板1A上に溜る洗浄液を所定レベルに保つことがで
きるように構成されている。洗浄機本体1の供給口20
側に配設された供給ローラ機構5と取出口21側に配設
された取ローラ機構7は、次に説明するように構成さ
れている。
【0015】供給ローラ機構5および取出ローラ機構7
は、それぞれ両端部が側板1B,1Cに軸受を介して回
転自在に支持された駆動軸5B,7Bに一体的に設けら
れた一対ずつの外周に歯車状の突起を有する駆動ロール
5E,7Eと、これと対向して後述する押えロール軸5
D,7Dに自由回転自在に支持された一対ずつの押えロ
ール5A,7Aが間隔hを三段階に変更できるように配
設されている。
【0016】各押えロール5A,7Aは同一構造でよい
ので、供給ローラ機構5の押えロール5Aのみを図4に
示す。
【0017】各押えロール5A,7Aは、それぞれ押え
ロール軸5D,7Dに自由回転自在に設けられており、
押えロール軸5D,7Dの両端部は両側板1B,1Cお
よびこれらに沿うように配設された間隔調整板30a,
30bを貫通するように形成された図示上下方向に延在
するガイド孔31a,31bに遊嵌された状態で両側板
1B,1Cの外方へ突出している。各間隔調整板30
a,30bのガイド孔31a,31bの図示上方には3
個の分岐部をもつ略E字形のロック孔32a,32bが
前記分岐部を図示上方に向けた状態で設けられており、
両側板1B,1Cの各間隔調整板30a,30bに対応
する部位にそれぞれ突設されたロックピン33a,33
bをロック孔32a,32bの前記分岐部のいずれか一
つに係止することができるように構成されている。
【0018】ここで、駆動ロール5E,7Eと押えロー
ル5A,7Aの間隔hを複数段階に変化させる間隔変更
手段について説明する。
【0019】各押えロール軸5D,7Dの両端にはそれ
ぞれ弾性部材であるスプリング19A,19Bの一端側
が取付けられ、各スプリング19A,19Bの他端側
は、両側板1B,1Cにボルト−ナット等によって一端
側が着脱自在に取付けられた長手方向に互いに間隔をお
いて設けられた複数の孔を有する張力調整板26A,2
6Bの他端側に取付けられている。このため、各押えロ
ール5A,7Aは各押えロール軸5D,7Dを介してそ
れぞれ駆動ロール5E,7Eに向けて常時各スプリング
19A,19Bにより付勢されて、前記間隔調整板30
a,30bのガイド孔31a,31bの下端に各押えロ
ール軸5D,7Dが係止される。他方、間隔調整板30
a,30bのロック孔32a,32bの分岐部の一つを
各ロックピン33a,33bに係止することにより、各
間隔調整板30a,30bの図示上下方向の位置を三段
階に変更することができる。その結果、各ロックピン3
3a,33bの係合する各間隔調整板30a,30bの
ロック孔32a,32bの分岐部を変更することによっ
て各駆動ロール5E,7Eとそれぞれ対向する押えロー
ル5A,7Aとの間隔hを三段階に変化させることがで
きる。なお、分岐部の数を2個または4個以上とするこ
とも可能である。
【0020】本実施例では供給ローラ機構5と取出ロー
ラ機構7の間に、苗箱40(図5に示す)を下方から受
けて案内するための自由回転する支持ローラ6を配設し
て苗箱の搬送をより円滑に行うように構成したが、支持
ローラ6は必ずしも設ける必要はない。
【0021】また、駆動ロールおよび押えロールは、苗
箱の幅に合わせた間隔をおいて2個ずつ設けたものに変
えて、3個以上としたり、軸方向の長さが苗箱の幅と同
等以上の一本のものとすることができる。
【0022】次に、本実施例における揺動ブラシ2、中
間ブラシ3、後部ブラシ4および供給ローラ機構5およ
び取出ローラ機構7およびこれらを回転するための回転
駆動手段について説明する。
【0023】両側板1B,1Cの取出口側の中央部位に
は主軸15Bが回転自在に軸支されており、主軸15B
の一端側には大プーリ15が固定されている。大プーリ
15とモータ12の出力軸12Bに固定された小プーリ
12Cとには、ゆるみ止めのための第1テンションロー
ラ機構23Aが付設された第1ベルト13がかけ回され
ており、これによりモータ12の回転駆動力が主軸15
Bに伝動される。
【0024】主軸15Bには一対のブラシアーム16
a,16bの一端側が自由回転自在に軸支されており、
前記ブラシアーム16a,16bの自由端側には揺動ブ
ラシ2の軸2Aが回転自在に軸支されているとともに、
両側板1B,1Cにそれぞれ一端側が取付られた一対の
弾性部材であるスプリング18a,18bにより図2に
おいて反時計方向に回動するように常時付勢され、両側
板1B,1Cに形成された図示しないスリットの長さの
範囲内で揺動できるように構成されている。また、揺動
ブラシ2の両端部には側部ブラシ2B,2Cが一体的に
取付けられている。本実施例において、各ブラシアーム
16a,16bは、2枚の板状体をボルト−ナットによ
り分解自在に結合したものであるが、一体のものでもよ
い。
【0025】中間ブラシ3および後部ブラシ4は、両側
板1B,1Cの揺動ブラシ2よりも取出口21寄りであ
って、しかも上方部位に、順次間隔をおいて回転自在に
軸支されている。
【0026】揺動ブラシ2の軸2Aには第4スプロケッ
ト17C、中間ブラシ3の軸3Aには第3スプロケット
17B、後部ブラシ4の軸4Aに第2スプロケット17
A、主軸15Bには第1スプロケット15Aがそれぞれ
固定されており、第1スプロケット15A、第2スプロ
ケット17Aおよび第4スプロケット17Cにかけ回さ
れたチェーン14の外周側に第3スプロケット17Bが
かみ合わされている。これにより、モータ12の回転駆
動力は大プーリ15により減速され、各スプロケット1
5A,17A〜17Cをそれぞれ介して後部ブラシ4、
中間ブラシ3および揺動ブラシ2に伝動され、中間ブラ
シ3を除き同一方向へ回転する。すなわち、中間ブラシ
3のみが逆回転するように構成されている。
【0027】一方、主軸15Bの他方の側板1Cより外
方へ突出した他端側には回転輪15Cが固定されてお
り、回転輪15Cにはつめ車機構25のリンク25aが
ピン25bを介して連動連結されている。
【0028】つめ車機構25は公知のものでよいのでそ
の説明は省略するが、このつめ車機構25によって主軸
15Bの回転は大幅に減速されて、取出ローラ機構7の
駆動軸7Bに伝動されることになる。加えて、前記駆動
軸7Bに固定された取出側プーリ7Cと供給ローラ機構
5の駆動軸5Bに固定された供給側プーリ5Cには第2
ベルト24がかけ回されているため、取出ローラ機構7
および供給ローラ機構5はともに同方向へ間欠回転さ
れ、供給口20から供給された苗箱を低速で間欠的に搬
送することができる。
【0029】図5は後部ブラシと苗箱との関係を説明す
るための模式斜視図であって、後部ブラシ4はその苗箱
40の側壁上面43aに対向する部分である軸方向の両
端部に長さの短いブラシ毛4Bを有し、その他の部分は
長さの長いブラシ毛4Cを有する。このため、苗箱40
の苗箱前壁41および苗箱後壁42の両端部上面並びに
苗箱側壁43の側壁上面43aは長さの短いブラシ毛4
Bの毛先によって払拭され、その他の部分は長さの長い
ブラシ毛4Cの毛先によって払拭されるため、苗箱40
の上面全体が隅々まで洗浄化される。
【0030】さらに、洗浄液を散布するための給液手段
である給液パイプ8は、揺動ブラシ2と第2ブラシ4の
上方に臨む略U字状の散布部を有し、図示しない供給源
から供給される水等の洗浄液を2度にわたり散布するよ
うに構成されている。
【0031】次に本実施例の動作について説明する。
【0032】苗箱40の洗浄作業開始に先立ち、押えロ
ール5A,7Aと駆動ロール5E,7Eとの間隔hを洗
浄すべき苗箱40の高さに対応する大きさのものに変更
する。この間隔hの変更は、各ロックピン33a,33
bに対する各間隔調整板30a,30bのロック孔32
a,32bの係止部位を変更することで達成されるが、
具体的には、各押えロール軸5D,7Dを持ち上げ、各
間隔調整板30a,30bを移動させることによって前
記係止部位を変更する。
【0033】ついで、給液パイプ8により洗浄液を散布
した状態でモータ12を起動したのち、供給口20より
苗箱40を上向きに供給すると、苗箱40は低速かつ間
欠回転する供給ローラ機構5により低速で搬送される。
苗箱40は先ずその苗箱前壁外面が揺動ブラシ2に当接
して払拭されたのち、揺動ブラシ2を前記スプリング1
9A,19Bの弾発力に抗して押し下げて進む。このた
め、苗箱40の苗箱側壁外面が側部ブラシ2B,2Cに
よって払拭されるとともに、揺動ブラシ2は進行する苗
箱40の底壁外面を払拭し、苗箱40が揺動ブラシ2か
ら離脱するとき再び前記スプリング19A,19Bの弾
発力によって上昇する。このとき苗箱40の苗箱後壁外
面を払拭することになる。
【0034】苗箱40は、前記揺動ブラシ2によりその
外面が払拭されている間に順次中間ブラシ3および後部
ブラシ4によりその上面および内面さらには苗箱前壁外
面、苗箱後壁外面が2回にわたり払拭されるが、後部ブ
ラシ4の両端部の長さの短いブラシ毛4Bの毛先によっ
て苗箱40の側壁上面43aが払拭されたのち、低速か
つ間欠回転する取出ローラ機構7により取出口21か
ら、ガイドアーム10およびガイド棒11からなるガイ
ド上へ放出される。
【0035】以上の説明から明らかなように、洗浄機本
体1内へ供給された苗箱40は洗浄液が散布されるとと
もにその全面が完全に払拭されるので、一度の洗浄作業
で苗箱全面を洗浄することができる。
【0036】次に、本発明の苗箱洗浄機の第2実施例に
ついて説明する。
【0037】図6に示すように、本実施例は第1実施例
の苗箱洗浄機の洗浄機本体1のカバー1D上の取出口2
1側にアダプタ50を着脱自在に取付け、該アダプタ5
0に消毒液タンク60を着脱自在に取付けたものであ
る。第1実施例と同一部分は同一符号を付してその説明
は省略し、異なる部分のみについて説明する。
【0038】洗浄機本体1に固定したカバー1D上の取
出口21側の部位に平面視コ字形の壁51および側壁5
1aによって囲まれた空所を有するアダプタ50が、前
記側壁51aに一体的に設けられたフランジ部51bを
カバー1Dにボルト52等の固着手段により着脱自在に
取付けられている。
【0039】前記アダプタ50の空所には、該空所に消
毒液タンク60を嵌め込んだ状態で、ゴム製等の弾力性
を有する締付ベルト61の両端部に設けられた係止金具
62を壁51に設けられている係止孔53に係止するこ
とにより、着脱自在に取付けられている。また、本実施
例においてアダプタ50の壁51には取出口21から放
出される苗箱40の上面に消毒液を散布するためのノズ
ル55が固着されており、該ノズル55と消毒液タンク
60とはコック54を介在させた管路により連通される
ように構成され、コック54を開閉することによって消
毒液タンク60に貯留されている消毒液を洗浄機本体1
の外部で苗箱40の上面に散布したり散布を止めたりす
ることができる。
【0040】本実施例では、消毒液は洗浄機本体1の外
部で散布されるため、洗浄液と消毒液とが混り合うこと
がなくなり、消毒液の濃度が変化しないため消毒効果が
向上する。また、アダプタ50を取付けるだけで簡単に
洗浄液タンク60を取付けることができるため、これら
を洗浄機本体の追加部品として別途販売することができ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載するような効果を奏する。
【0042】供給口から供給された苗箱が取出口より放
出されるまでの間に、苗箱の全面が、揺動ブラシ、中間
ブラシおよび後部ブラシのいずれかにより払拭されるた
め、一度の洗浄操作で苗箱の全面を完全に洗浄すること
ができる。
【0043】加えて、高さの異なる苗箱でも円滑に搬送
できるため、一台の苗箱洗浄機で高さの異なる複数の種
類の苗箱の全面を完全に洗浄することができる。
【0044】また、請求項に記載の発明は、洗浄後の
苗箱を自動的に消毒することができるとともに、洗浄液
と消毒液とが混り合わないため消毒液の濃度が変化しな
いので消毒効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の苗箱洗浄機の第1実施例を示し、カバ
ーを取外した状態の平面図である。
【図2】図1に示す苗箱洗浄機をモータの出力軸側から
みた側面図である。
【図3】図2の反対側からみた側面図である。
【図4】供給ローラ機構のみを示す斜視図である。
【図5】後部ブラシと苗箱との位置関係を説明するため
の模式斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例である洗浄機本体に消毒液
タンクを着脱自在に取付けた苗箱洗浄機の斜視図であ
る。
【図7】従来の育苗箱の消毒装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 洗浄機本体 1A 底板 1B,1C 側板 1D カバー 2 揺動ブラシ 2B,2C 側部ブラシ 3 中間ブラシ 4 後部ブラシ 4A 軸 4B 長さの短いブラシ毛 5 供給ローラ機構 5A,7A 押えロール 5B,7B 駆動軸 5C 供給側プーリ 5D,7D 押えロール軸 5E,7E 駆動ロール 6 支持ローラ 7 取出ローラ機構 8 給液パイプ 12 モータ 12C 小プーリ 13 第1ベルト 14 チェーン 15 大プーリ 15A 第1スプロケット 15B 主軸 15C 回転輪 16a,16b ブラシアーム 17A 第2スプロケット 17B 第3スプロケット 17C 第4スプロケット 18a,18b,19A,19B スプリング 20 供給口 21 取出口 24 第2ベルト 25 つめ車機構 25a リンク 25b ピン 25c 外輪 26A,26B 張力調整板 30a,30b 間隔調整板 31a,31b ガイド孔 32a,32b ロック孔 33a,33b ロックピン 40 苗箱 41 苗箱前壁 42 苗箱後壁 43 苗箱側壁 43a 側壁上面 50 アダプタ 51 壁 51a 側壁 51b フランジ部 52 ボルト 53 係止孔 60 消毒液タンク 61 締付けベルト 62 係止金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−252835(JP,A) 実開 昭54−166410(JP,U) 実開 昭54−125311(JP,U) 特公 昭57−34968(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 9/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液を散布する給液手段が設けられて
    いるとともに互いに対向する前壁と後壁にそれぞれ供給
    口および取出口を有する洗浄機本体と、前記供給口およ
    び取出口のそれぞれの近傍に配設された苗箱を搬送する
    ための供給ローラ機構および取出ローラ機構と、前記供
    給口側から前記取出口にかけて間隔をおいて順次配設さ
    れた前記苗箱を払拭するための揺動ブラシ、中間ブラシ
    および後部ブラシと、前記動ブラシ、中間ブラシおよ
    び後部ブラシを回転させるための回転駆動手段を備えた
    苗箱洗浄機であって、 前記後部ブラシはその前記苗箱の側壁上面に対向する部
    分のブラシ毛の長さが他の部分のブラシ毛の長さよりも
    短いものであり、他方、前記揺動ブラシは、前記取出口
    側に揺動中心をもち自由端側が前記供給口側へ向く揺動
    自在なブラシアームの自由端側に軸支されているととも
    に、送される前記苗箱に向けて弾性部材によって常時
    付勢されており、しかもその両端部に苗箱の両側面を払
    拭するための側部ブラシを合わせ持ち、 前記供給ローラ機構および前記取出ローラ機構が、それ
    ぞれ苗箱搬送方向に対して垂直方向に間隔をおいて配設
    された回転駆動手段によって回転される駆動ロールと押
    えロール軸に自由回転自在に支持された押えロールとを
    備え、前記押えロール軸は、弾性部材により常時前記駆
    動ロールに向けて付勢されているとともに、前記駆動ロ
    ールと前記押えロールとの間隔を複数段階に変化させる
    ための間隔変更手段に支持されている ことを特徴とする
    苗箱洗浄機。
  2. 【請求項2】 洗浄機本体のカバーの上面に着脱自在に
    取付けたアダプタと、該アダプタに着脱自在に取付けら
    れる消毒液タンクを備え、該消毒液タンクはその内部に
    貯留された消毒液を取出口から放出される苗箱に向けて
    散布するためのノズルに連通されたことを特徴とする請
    求項1載の苗箱洗浄機。
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