JP3031520U - 複合型給排気トップ - Google Patents

複合型給排気トップ

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JP3031520U
JP3031520U JP1996002983U JP298396U JP3031520U JP 3031520 U JP3031520 U JP 3031520U JP 1996002983 U JP1996002983 U JP 1996002983U JP 298396 U JP298396 U JP 298396U JP 3031520 U JP3031520 U JP 3031520U
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和英 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気ダクトと給排気トップをコンパクトに
まとめ、複合型給排気トップの取付けを簡単にして廊下
側への突出量を最小限に抑える。 【解決手段】前面上方に排気口を設けて後端周面に複数
の給気口を有した外箱内に、背面略一側に排気筒を取付
けた内箱を嵌合し、内部には前記排気口に連通する排気
室を形成した薄型の給排気トップを表面略中央に排煙口
を設ける。この排煙口の上方に設けた複数の筒穴の一方
に給気筒を取付けて形成した外枠内に、略中央に設けた
大径のダクト孔に接続筒を取付け、上方に複数の筒穴を
有した内枠を嵌合し、内部には排煙口に連通する排煙室
を形成した薄厚の排気ダクトの表面上方に前記給排気ト
ップの後端を取付ける。この給排気トップの内箱と排気
ダクト外枠との間に給気口と給気筒を連通する給気室を
形成し、中央に大径な開口部を有し、全体を矩形に形成
した薄厚の基板の表面に前記排気ダクトを上下動可能に
取付けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ガスレンジ用の排気ダクトと強制給排気型給湯器用の給排気トップ をコンパクトに組み合わせた複合型給排気トップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、団地、マンション等の高層住宅、特に公団住宅においては台所壁面1に 設けた換気窓2は一定の規格(170×170又は250×250等)に定めら れている。この換気窓2を利用してガスレンジ用排気フ−ド3と強制給排気型給 湯器10の給排気函12を取付ける場合、図1、2に示す如く、建物壁面1に設 けた換気窓2の外側に排気フ−ド3を取付け、図2に示すガスレンジ4の燃焼に より生じた排気ガスを上方に設置した吸込フ−ド部5に連結した連結筒6の先端 に取付けて室外に排出している。同じく、台所内に設置した強制給排気型給湯器 10は、燃焼により生じた排気ガスを排気管11aを介して建物壁面の外側に取 付けた給排気函12の排気口13から大気中に排出し、他方、給気口14から新 鮮な空気を給気筒15および給湯器用の給気管11bを介して取り入れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記したように排気フ−ド3及び給排気函12を壁面から廊下側外方に突出し て取付けると、廊下を通行する人の通行障害になり、廊下側に突出する大小の突 出物が目立って見えて見栄えが悪かった。また、換気窓2の付近には、給排気函 12に接続する給気筒15と排気筒16を挿通させるのに必要な取付口17を該 換気窓に隣接して形成しなければならず極めて不経済であった。 本考案は、排気ダトクと給排気トップをコンパクトにまとめ、複合型給排気ト ップの取付けを簡単にして廊下側への突出量を抑えることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前面上方に給湯器用の排気口を有して方形をした外箱の後部周面に 夫々複数の給気口を設け、該外箱内には背面一側に給湯器用の排気筒を連結した 内箱を嵌合し、該排気口に連通する給湯器用の排気室を内部に形成した薄型の給 排気トップと、前面下方に設けたガスレンジ用の排煙口の上方に一対の筒穴を形 成し、該筒穴の一方に先端を連結して後方に突出させた給気筒を設けた外枠内に 、背面中央下部に大径のダクト接続筒を連結して上方に一対の筒穴部を有した内 枠を嵌合し、該内枠の内部に設けたガスレンジ用の排煙室を前記排煙口に連通さ せた薄型の排気ダクトと、前記排気筒及び給気筒と排気ダクトを挿通させる大き な開口部を中央に設けると共に両側には、前記排気ダクト取付用の複数の長穴を 夫々形成して全体を方形に設けた薄型の基枠とからなり、排気ダクトの前面上方 に取付けた前記給排気トップの背面に突出する前記排気筒が前記排気ダクトを貫 通し、該給排気トップの内箱と排気ダクトの外枠との間には前記給気口に連通し て設けた前記給気室に連通する給気筒が前記排気ダクトを貫通し、該排気ダクト を上下に移動可能に該基枠に取付けることを特徴とする。また本考案は、前記給 排気トップを構成する外箱は、給気口を後部周面に設けて内部に収容する内箱の 背面に取付けた止金具を介して前記排気ダクトの前面上部に取付け、該給排気ト ップと前面下部に排煙口を設けた排気ダクトとの間には周面に複数の給気口を有 した給気室を設けたことを特徴とする。さらに本考案は、前記給排気トップを構 成する内箱の背面一側に連結した排気筒の先端に取付けた防滴板を該内箱内に取 付け、下部にドレン穴を設けたことを特徴とする。
【0005】 そのため、排気ダクトと給排気トップを組み合わせて全体を薄型に形成するこ とにより、廊下側への突出部を少なくして通行障害を除くことができる。この複 合型給排気トップは、排気ダクトと給排気トップを別々に取付けずに一体に取付 けるため取付け作業が簡単で能率的である。その上、屋内側に位置する排気ダク ト用接続筒とガスレンジの吸込フ−ド部および給排気トップの給排気筒と強制給 排気型給湯器の給排気パイプを夫々別個に連結して給排気させる。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を図3〜13に基づいて説明すると、図3、5において、複合 型給排気トップ21は略方形に形成した薄型の給排気トップ22と、縦長の方形 に形成して薄型をした排気ダクト39と、同じく薄型で縦長の方形に形成した基 枠61とで形成してある。
【0007】 給排気トップ22は、背面を開口させて薄板材を用いて薄い箱形に形成した外 箱23内に、薄い板材で形成した内箱30を嵌合して内部に排気室35を形成し てある。図6、7において、外箱23は前面上方に複数の排気口24を形成する ため板片25を約60度の角度に折曲げて形成し、排気ガスを該排気口から外部 上方に排出することができる。26は外箱の後端周面を夫々切欠いて形成した給 気口で、強制給排気型給湯器10に外気を取り入れるためのものである。27は 上下に設けた給気口26、26の略両側に設けたねじ穴で、底面中央部にドレン 穴28を設けてある。この内箱30は、背面下方の一側に設けた筒穴31に排気 筒32の先端を連結し、該内箱内には図6に示すように防滴板33を取付けて雨 滴が排気筒32内に浸入するのを防ぎ、該内箱の底面には前記外箱23のドレン 穴28と合致する第2ドレン穴34を設けてある。前記外箱23内に内箱30を 嵌合させると、該内箱は外箱の給気口24より前側に位置させて形成した給排気 トップ22を排気ダクト39の前面上方にに取付け、この内箱30と排気ダクト 39との間には周面に夫々給気口26を有した給気室36を形成してある。
【0008】 図5に示す排気ダクト39は、背面を開口させて薄い箱形をした外枠41内に 同じく薄い箱形をした内枠51を嵌合して全体の厚さを薄く形成し、該外枠41 の内部に排煙室40を形成してある。この外枠41は、前面下方に設けた排煙口 42を形成する排煙板43を図12、13に示す如く、約60度の仰角に折曲げ て形成し、ガスレンジ4の排煙を下方に排出することができる。該排煙口42の 上方左右に位置して設けた筒穴44、45の一方の筒穴44に、前記給気室36 に連通する給気筒46の先端を連結してある。両筒穴44、45の周囲部分には 前記給排気トップ22を取付けるねじ穴47を設けてある。この外枠41の上平 坦部48aと下平坦部48bの両側に、内枠51を固定するための小孔49を設 け、下平坦部48bの中央部には排煙室40内に浸入した雨滴を排出するドレン 孔50を設けてある。
【0009】 内枠51の背面中央部に設けたやや大径のダクト穴52にダクト接続筒59を 取付け、このダクト穴52の上方左右に設けた2個の筒穴部54、54に前記給 排気トップ22の排気筒32と外枠41の背面に連結した給気筒46とを夫々挿 通してある。この内枠51の略四隅部には後記する基枠61固定用の取付孔55 を設け、該内枠の上面部51aの略両端には前記外枠41の小孔49と合致する 第2小孔56を形成し、下面部51bには前記外枠41のドレン孔50と合致す る第2のドレン孔57を設けてある。
【0010】 基枠61は、全体を薄く形成して周縁に鍔部62を設け、該基枠を壁面1に設 けた換気窓2を覆うように取付ける際、該換気窓の目隠し及び窓縁の形状相違に よる取付け困難性を容易にするため一回り大きく形成してある。また、基枠61 の中央部には大きな方形に形成した開口部63を設け、前記ダクト接続筒59と 給気筒46及び排気筒32を挿通させる。65は開口部63の両側に位置して一 定間隔毎に複数設けた長穴で、図8、9に示す如く換気窓2に複合型給排気トッ プ21を取付ける際、換気窓2の壁厚によって前縁と後縁との開口径が相違する 場合、この基枠61に取付けた排気ダクト39の取付け位置を上下方向に調整し て簡単に取付けることができる。67は基枠61の略四隅部に夫々設けた基枠固 定用のねじ穴、71はコ字型をした止金具で、上面に外箱23連結用のねじ穴7 2を設け、側面に排気ダクトの外枠41連結用のねじ穴73を設けてある。75 はねじで、前記各ねじ穴67、73は夫々リベット穴に使用でき、リベット止め 又は溶接止めをすることもできるが、ねじで取付けた場合は分解が可能となる。
【0011】 給排気トップ22に関しては、強制給排気型給湯器10の設置要領に「給排気 筒トップの燃焼排ガス出口と排気ダクトの開口部とは150mm以上の距離を必 要とする。」と規定されているが、図12に示すように給排気筒トップ22の排 気口24を上方に設け、矩形に形成したガスレンジ用の排気ダクト39の下方に 設けた排煙口42と、前記排気口24との間に150mm以上の沿面距離Xを設 けることができる。
【0012】 次に、本実施例の作用について説明すると、複合型給排気トップ21は、夫々 薄型に形成した外箱23及び内箱30を組合わせて形成した給排気トップ22を 外枠41の前面上方に取付け、該外枠41内に内枠51を嵌合して形成した薄型 の排気ダクト39を基枠61の中央部に取付けて形成してある。図3に示す如く 、公団住宅等の壁面に設けた換気窓2に、複合型給排気トップ21を取付ける場 合は、壁面の外側(廊下側)から複合型給排気トップ21の後端を換気窓2内に 挿入する。この際、排気ダクト用のダクト接続筒59と排気筒32および給気筒 46は、換気窓2の内面に当たらないように、図8、9に示した排気ダクト39 の取付け位置を長穴65に挿通させたねじ75を支点にして該基枠61を上下方 向に移動して調整することができる。
【0013】 基枠61のねじ穴67にねじ75又はリベットを挿通して壁面1に簡単に取付 けることができ、ベランダ側の外側に出て作業する事がないため作業者は安全に 作業できる。さらに、ダクト接続筒59とガスレンジ4の排気ダクト39を連結 筒6で連結すると、給排気トップ22の排気口32と給湯器の排気管11を排気 管で接続し、また、給気口26と給気筒46及び排気管11を連結するだけで簡 単に接続作業を終了できる。さらに、複合型給排気トップ21を台所等に取付け る場合、既存の換気窓2を拡大させる必要がなく、従来の換気窓2をそのまま利 用できるので取付作業が簡単になり、手間が省けて能率的に行なうことができて 短時間に作業を終了できる。
【0014】 複合型給排気トップ21による給排気の内、強制給排気型給湯器10への給排 気は、図11、13に示す如く、給気は給排気トップ22の給気口26から給気 室36に入って給気筒46を通って給湯器10に送気される。また、給湯器10 からの排気ガスは排気筒32から給排気トップ22の排気室35を介して排気口 24より外部に排出される。この排気口24より排出される排気ガスは板片25 の傾斜に沿って上方に排出される。さらに、ガスレンジ4から排出する排煙は、 図12に示す如く、連結筒6からダクト接続筒59を介して排気ダクト39の排 煙室40に入って排煙口42から外部に排出されるものである。該排煙口42か ら排出される排煙は排煙板43の影響により下方に排気され、給排気トップ22 の周囲に設けてある給気口26内への逆流を防いでいる。
【0015】
【考案の効果】
本考案は以下のような効果を有している。 複合型給排気トップを薄型で縦長をした方形にし、排気ダクト及び給排気ト ップを薄型にしたため、排気ダクトの排煙口と給排気トップの排気口との間に必 要な沿面距離を設けて全体をコンパクトに形成したため、廊下側への突出部分を 少なくして通行障害を防止し、且つ、廊下の見栄えを良好にできる。 複合型給排気トップの取付作業は、廊下側からダクト接続筒と排気筒と給気 筒とを換気窓内に挿入するだけの簡単な作業で行うことができるので、作業能率 を高めてコストダウンを図ることができ、安全に取付けることができる。 基枠の前方に排気ダクトと給排気トップとをコンパクトにまとめて取付けた 簡単な構造であるから、生産コストが安価で経済的である利点を有している。 基枠をやや大形に形成したため、換気窓を覆うことができ、また、この基枠 に設けた複数の長穴に排気ダクトを取付けるため、該排気ダクトを上方向に位置 を調整することができる。
【提出日】平成8年6月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】 本考案は、ガスレンジ用の排気ダクトと強制給排気型給湯器用の給排気トップ をコンパクトに組み合わせた複合型給排気トップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、団地、マンション等の高層住宅、特に公団住宅においては台所壁面1に 設けた換気窓2は一定の規格(170×170又は250×250等)に定めら れている。この換気窓2を利用してガスレンジ用排気フード3と強制給排気型給 湯器10の給排気函12を取付ける場合、図1、2に示す如く、建物壁面1に設 けた換気窓2の外側に排気フード3を取付け、図2に示すガスレンジ4の燃焼に より生じた排気ガスを上方に設置した吸込フード部5に連結した連結筒6の先端 に取付けて室外に排出している。同じく、台所内に設置した強制給排気型給湯器 10は、燃焼により生じた排気ガスを排気管11aを介して建物壁面の外側に取 付けた給排気函12の排気口13から大気中に排出し、他方、給気口14から新 鮮な空気を給気筒15および給湯器用の給気管11bを介して取り入れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記したように排気フード3及び給排気函12を壁面から廊下側外方に突出し て取付けると、廊下を通行する人の通行障害になり、廊下側に突出する大小の突 出物が目立って見えて見栄えが悪かった。また、換気窓2の付近には、給排気函 12に接続する給気筒15と排気筒16を挿通させるのに必要な取付口17を該 換気窓に隣接して形成しなければならず極めて不経済であった。 本考案は、排気ダトクと給排気トップをコンパクトにまとめ、複合型給排気ト ップの取付けを簡単にして廊下側への突出量を抑えることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前面上方に給湯器用の排気口を有して方形をした外箱の後部周面に 夫々複数の給気口を設け、該外箱内には背面一側に給湯器用の排気筒を連結した 内箱を嵌合し、該排気口に連通する給湯器用の排気室を内部に形成した薄型の給 排気トップと、前面下方に設けたガスレンジ用の排煙口の上方に一対の筒穴を形 成し、該筒穴の一方に先端を連結して後方に突出させた給気筒を設けた外枠内に 、背面中央下部に大径のダクト接続筒を連結して上方に一対の筒穴部を有した内 枠を嵌合し、該内枠の内部に設けたガスレンジ用の排煙室を前記排煙口に連通さ せた薄型の排気ダクトと、前記排気筒及び給気筒と排気ダクトを挿通させる大き な開口部を中央に設けると共に両側には、前記排気ダクト取付用の複数の長穴を 夫々形成して全体を方形に設けた薄型の基枠とからなり、排気ダクトの前面上方 に取付けた前記給排気トップの背面に突出する前記排気筒が前記排気ダクトを貫 通し、該給排気トップの内箱と排気ダクトの外枠との間には前記給気口に連通し て設けた給気室に連通する給気筒が前記排気ダクトを貫通し、該排気ダクトを上 下に移動可能に該基枠に取付けることを特徴とする。また本考案は、前記給排気 トップを構成する外箱は、給気口を後部周面に設けて内部に収容する内箱の背面 に取付けた止金具を介して前記排気ダクトの前面上部に取付け、該給排気トップ と前面下部に排煙口を設けた排気ダクトとの間には周面に複数の給気口を有した 給気室を設けたことを特徴とする。さらに本考案は、前記給排気トップを構成す る内箱の背面一側に連結した排気筒の先端に取付けた防滴板を該内箱内に取付け 、下部にドレン穴を設けたことを特徴とする。
【0005】 そのため、排気ダクトと給排気トップを組み合わせて全体を薄型に形成するこ とにより、廊下側への突出部を少なくして通行障害を除くことができる。この複 合型給排気トップは、排気ダクトと給排気トップを別々に取付けずに一体に取付 けるため取付け作業が簡単で能率的である。その上、屋内側に位置する排気ダク ト用接続筒とガスレンジの吸込フード部および給排気トップの給排気筒と強制給 排気型給湯器の給排気パイプを夫々別個に連結して給排気させる。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を図3〜13に基づいて説明すると、図3、5において、複合 型給排気トップ21は略方形に形成した薄型の給排気トップ22と、縦長の方形 に形成して薄型をした排気ダクト39と、同じく薄型で縦長の方形に形成した基 枠61とで形成してある。
【0007】 給排気トップ22は、背面を開口させて薄板材を用いて薄い箱形に形成した外 箱23内に、薄い板材で形成した内箱30を嵌合して内部に排気室35を形成し てある。図6、7において、外箱23は前面上方に複数の排気口24を形成する ため板片25を約60度の角度に折曲げて形成し、排気ガスを該排気口から外部 上方に排出することができる。26は外箱の後端周面を夫々切欠いて形成した給 気口で、強制給排気型給湯器10に外気を取り入れるためのものである。27は 上下に設けた給気口26、26の略両側に設けたねじ穴で、底面中央部にドレン 穴28を設けてある。この内箱30は、背面下方の一側に設けた筒穴31に排気 筒32の先端を連結し、該内箱内には図6に示すように防滴板33を取付けて雨 滴が排気筒32内に浸入するのを防ぎ、該内箱の底面には前記外箱23のドレン 穴28と合致する第2ドレン穴34を設けてある。前記外箱23内に内箱30を 嵌合させると、該内箱は外箱の給気口24より前側に位置させて形成した給排気 トップ22を排気ダクト39の前面上方にに取付け、この内箱30と排気ダクト 39との間には周面に夫々給気口26を有した給気室36を形成してある。
【0008】 図5に示す排気ダクト39は、背面を開口させて薄い箱形をした外枠41内に 同じく薄い箱形をした内枠51を嵌合して全体の厚さを薄く形成し、該外枠41 の内部に排煙室40を形成してある。この外枠41は、前面下方に設けた排煙口 42を形成する排煙板43を図12、13に示す如く、約60度の仰角に折曲げ て形成し、ガスレンジ4の排煙を下方に排出することができる。該排煙口42の 上方左右に位置して設けた筒穴44、45の一方の筒穴44に、前記給気室36 に連通する給気筒46の先端を連結してある。両筒穴44、45の周囲部分には 前記給排気トップ22を取付けるねじ穴47を設けてある。この外枠41の上平 坦部48aと下平坦部48bの両側に、内枠51を固定するための小孔49を設 け、下平坦部48bの中央部には排煙室40内に浸入した雨滴を排出するドレン 孔50を設けてある。
【0009】 内枠51の背面中央部に設けたやや大径のダクト穴52にダクト接続筒59を 取付け、このダクト穴52の上方左右に設けた2個の筒穴部54、54に前記給 排気トップ22の排気筒32と外枠41の背面に連結した給気筒46とを夫々挿 通してある。この内枠51の略四隅部には後記する基枠61固定用の取付孔55 を設け、該内枠の上面部51aの略両端には前記外枠41の小孔49と合致する 第2小孔56を形成し、下面部51bには前記外枠41のドレン孔50と合致す る第2のドレン孔57を設けてある。
【0010】 基枠61は、全体を薄く形成して周縁に鍔部62を設け、該基枠を壁面1に設 けた換気窓2を覆うように取付ける際、該換気窓の目隠し及び窓縁の形状相違に よる取付け困難性を容易にするため一回り大きく形成してある。また、基枠61 の中央部には大きな方形に形成した開口部63を設け、前記ダクト接続筒59と 給気筒46及び排気筒32を挿通させる。65は開口部63の両側に位置して一 定間隔毎に複数設けた長穴で、図8、9に示す如く換気窓2に複合型給排気トッ プ21を取付ける際、換気窓2の壁厚によって前縁と後縁との開口径が相違する 場合、この基枠61に取付けた排気ダクト39の取付け位置を上下方向に調整し て簡単に取付けることができる。67は基枠61の略四隅部に夫々設けた基枠固 定用のねじ穴、71はコ字型をした止金具で、上面に外箱23連結用のねじ穴7 2を設け、側面に排気ダクトの外枠41連結用のねじ穴73を設けてある。75 はねじで、前記各ねじ穴67、73は夫々リベット穴に使用でき、リベット止め 又は溶接止めをすることもできるが、ねじで取付けた場合は分解が可能となる。
【0011】 給排気トップ22に関しては、強制給排気型給湯器10の設置要領に「給排気 筒トップの燃焼排ガス出口と排気ダクトの開口部とは150mm以上の距離を必 要とする。」と規定されているが、図12に示すように給排気筒トップ22の排 気口24を上方に設け、矩形に形成したガスレンジ用の排気ダクト39の下方に 設けた排煙口42と、前記排気口24との間に150mm以上の沿面距離Xを設 けることができる。
【0012】 次に、本実施例の作用について説明すると、複合型給排気トップ21は、夫々 薄型に形成した外箱23及び内箱30を組合わせて形成した給排気トップ22を 外枠41の前面上方に取付け、該外枠41内に内枠51を嵌合して形成した薄型 の排気ダクト39を基枠61の中央部に取付けて形成してある。図3に示す如く 、公団住宅等の壁面に設けた換気窓2に、複合型給排気トップ21を取付ける場 合は、壁面の外側(廊下側)から複合型給排気トップ21の後端を換気窓2内に 挿入する。この際、排気ダクト用のダクト接続筒59と排気筒32および給気筒 46は、換気窓2の内面に当たらないように、図8、9に示した排気ダクト39 の取付け位置を長穴65に挿通させたねじ75を支点にして該基枠61を上下方 向に移動して調整することができる。
【0013】 基枠61のねじ穴67にねじ75又はリベットを挿通して壁面1に簡単に取付 けることができ、ベランダ側の外側に出て作業する事がないため作業者は安全に 作業できる。さらに、ダクト接続筒59とガスレンジ4の排気ダクト39を連結 筒6で連結すると、給排気トップ22の排気口32と給湯器の排気管11を排気 管で接続し、また、給気口26と給気筒46及び排気管11を連結するだけで簡 単に接続作業を終了できる。さらに、複合型給排気トップ21を台所等に取付け る場合、既存の換気窓2を拡大させる必要がなく、従来の換気窓2をそのまま利 用できるので取付作業が簡単になり、手間が省けて能率的に行なうことができて 短時間に作業を終了できる。
【0014】 複合型給排気トップ21による給排気の内、強制給排気型給湯器10への給排 気は、図11、13に示す如く、給気は給排気トップ22の給気口26から給気 室36に入って給気筒46を通って給湯器10に送気される。また、給湯器10 からの排気ガスは排気筒32から給排気トップ22の排気室35を介して排気口 24より外部に排出される。この排気口24より排出される排気ガスは板片25 の傾斜に沿って上方に排出される。さらに、ガスレンジ4から排出する排煙は、 図12に示す如く、連結筒6からダクト接続筒59を介して排気ダクト39の排 煙室40に入って排煙口42から外部に排出されるものである。該排煙口42か ら排出される排煙は排煙板43の影響により下方に排気され、給排気トップ22 の周囲に設けてある給気口26内への逆流を防いでいる。
【0015】
【考案の効果】
本考案は以下のような効果を有している。 複合型給排気トップを薄型で縦長をした方形にし、排気ダクト及び給排気ト ップを薄型にしたため、排気ダクトの排煙口と給排気トップの排気口との間に必 要な沿面距離を設けて全体をコンパクトに形成したため、廊下側への突出部分を 少なくして通行障害を防止し、且つ、廊下の見栄えを良好にできる。 複合型給排気トップの取付作業は、廊下側からダクト接続筒と排気筒と給気 筒とを換気窓内に挿入するだけの簡単な作業で行うことができるので、作業能率 を高めてコストダウンを図ることができ、安全に取付けることができる。 基枠の前方に排気ダクトと給排気トップとをコンパクトにまとめて取付けた 簡単な構造であるから、生産コストが安価で経済的である利点を有している。 基枠をやや大形に形成したため、換気窓を覆うことができ、また、この基枠 に設けた複数の長穴に排気ダクトを取付けるため、該排気ダクトを上方向に位置 を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】壁面の換気窓に取付けた従来のレンジ排気フ−
ドと給排気函の斜視図である。
【図2】公団住宅の台所室内に取付けた強制給排気型給
湯器とガスレンジの取付状態を示す説明図である。
【図3】本考案に係る複合型給排気トップを建物の壁面
に設けた開口部に外側から取付ける状態を示す斜視図で
ある。
【図4】複合型給排気トップを建物壁面に設けた換気窓
に取付け、ガスレンジからの連結筒を連結する直前の状
態を示す断面図である。
【図5】複合型給排気トップの各部品を分解した斜視図
である。
【図6】給排気トップを組み立てる直前の状態を示す断
面図である。
【図7】給排気トップを組み立てた状態の裏面からの斜
視図である。
【図8】複合型給排気トップの背面図である。
【図9】排気ダクトを上下に移動して調整する状態を示
す一部破断した側面図である。
【図10】複合型給排気トップの正面図である。
【図11】強制給排気型給湯器の排気と給気を示す図1
0のA−A線断面図である。
【図12】ガスレンジの排気の流れを示す図10のB−
B線断面図である。
【図13】強制給排気型給湯器の給気の流れを示す図1
0のC−C線断面図である。
【符号の説明】
21 複合型給排気トップ 22 給排気トップ 23 外箱 24 排気口 26 給気口 30 内箱 32 排気筒 35 排気室 36 給気室 39 排気ダクト 40 排煙室 41 外枠 42 排煙口 44 筒穴 45 筒穴 46 給気筒 51 内枠 54 筒穴部 59 ダクト接続筒 61 基枠 63 開口部 65 長穴 71 止金具
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 複合型給排気トップ
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】壁面の換気窓に取付けた従来のレンジ排気フー
ドと給排気函の斜視図である。
【図2】公団住宅の台所室内に取付けた強制給排気型給
湯器とガスレンジの取付状態を示す説明図である。
【図3】本考案に係る複合型給排気トップを建物の壁面
に設けた開口部に外側から取付ける状態を示す斜視図で
ある。
【図4】複合型給排気トップを建物壁面に設けた換気窓
に取付け、ガスレンジからの連結筒を連結する直前の状
態を示す断面図である。
【図5】複合型給排気トップの各部品を分解した斜視図
である。
【図6】給排気トップを組み立てる直前の状態を示す断
面図である。
【図7】給排気トップを組み立てた状態の裏面からの斜
視図である。
【図8】複合型給排気トップの背面図である。
【図9】排気ダクトを上下に移動して調整する状態を示
す一部破断した側面図である。
【図10】複合型給排気トップの正面図である。
【図11】強制給排気型給湯器の排気と給気を示す図1
0のA−A線断面図である。
【図12】ガスレンジの排気の流れを示す図10のB−
B線断面図である。
【図13】強制給排気型給湯器の給気の流れを示す図1
0のC−C線断面図である。
【符号の説明】 21 複合型給排気トップ 22 給排気トップ 23 外箱 24 排気口 26 給気口 30 内箱 32 排気筒 35 排気室 36 給気室 39 排気ダクト 40 排煙室 41 外枠 42 排煙口 44 筒穴 45 筒穴 46 給気筒 51 内枠 54 筒穴部 59 ダクト接続筒 61 基枠 63 開口部 65 長穴 71 止金具

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面上方に給湯器用の排気口を有して方
    形をした外箱の後部周面に夫々複数の給気口を設け、該
    外箱内には背面一側に給湯器用の排気筒を連結した内箱
    を嵌合し、該排気口に連通する給湯器用の排気室を内部
    に形成した薄型の給排気トップと、 前面下方に設けたガスレンジ用の排煙口の上方に一対の
    筒穴を形成し、該筒穴の一方に先端を連結して後方に突
    出させた給気筒を設けた外枠内に、背面中央下部に大径
    のダクト接続筒を連結して上方に一対の筒穴部を有した
    内枠を嵌合し、該内枠の内部に設けたガスレンジ用の排
    煙室を前記排煙口に連通させた薄型の排気ダクトと、 前記排気筒及び給気筒と排気ダクトを挿通させる大きな
    開口部を中央に設けると共に両側には、前記排気ダクト
    取付用の複数の長穴を夫々形成して全体を方形に設けた
    薄型の基枠とからなり、 排気ダクトの前面上方に取付けた前記給排気トップの背
    面に突出する前記排気筒が前記排気ダクトを貫通し、該
    給排気トップの内箱と排気ダクトの外枠との間には前記
    給気口に連通して設けた前記給気室に連通する給気筒が
    前記排気ダクトを貫通し、該排気ダクトを上下に移動可
    能に該基枠に取付けることを特徴とする複合型給排気ト
    ップ。
  2. 【請求項2】 前記給排気トップを構成する外箱は、給
    気口を後部周面に設けて内部に収容する内箱の背面に取
    付けた止金具を介して前記排気ダクトの前面上部に取付
    け、該給排気トップと前面下部に排煙口を設けた排気ダ
    クトとの間には周面に複数の給気口を有した給気室を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の複合型給排気トッ
    プ。
  3. 【請求項3】 前記給排気トップを構成する内箱の背面
    一側に連結した排気筒の先端に取付けた防滴板を該内箱
    内に取付け、下部にドレン穴を設けたことを特徴とする
    請求項1または2記載の複合型給排気トップ。
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