JP3030795U - 分離式電気用品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの電源から異なる電気用品に電気を供給
することのできる分離式電気用品を提供すること。 【解決手段】 本考案の分離式電気用品は、電源基台、
電気用品４０および電源供給器から成る。電源基台に
は、外殻１０があり、外殻１０の開口の中に収納空間１
１が設けられ、外殻１０の上には最低一組のコ型凹部１
３を設け、コ型凹部１３に第一導電片１３１が設けられ
ている。電気用品４０の一端に底台座が設けてあり、底
台座の両側は階段状をなして電源基台のコ型凹部にスラ
イドして挿入する嵌台座４１となり、嵌台座４１の一面
には電源基台の第一導電片１３１と接触できる第二導電
片４１１が設けられている。電源供給器は電源基台の収
納空間内に設けられ、正極と負極が導線により電源基台
の第一導電片１３１の正極と負極に接続されている。こ
れにより、電気用品４０と電源基台との分離ができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、一つの電源から異なる電気用品に電気を供給することのできる分離 式電気用品の構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、一般には屋外では電源供給が制限されているので、一般の電気用品は屋 内の電源を使用している。したがって、いったん屋外へ出て電源の供給がないと きはそれらの機器は使用できない。ここで、レジャーと屋外活動を重視するとき に、コンセントからしか電源を取り入れられない電気用品は不便である。また、 一部の電気用品はバッテリーで使用できるが、このバッテリーの規格が同一でな い場合は取り替えて使用することができなく、不便である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、上記の不便を解消するため、一つの電源から異なる電気用品 に電気を供給することのできる分離式電気用品を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の分離式電気用品は、電源基台、電気用品および電源供給器から構成さ れる。電源基台には、外殻があり、外殻の開口の中に収納空間が設けられ、外殻 の上には少なくとも一組のコ型凹部を設け、コ型凹部に第一導電片が設けられて いる。電気用品の一端に底台座が設けてあり、底台座の両側は階段状をなして電 源基台のコ型凹部にスライドして挿入する嵌台座になり、嵌台座の一面には電源 基台の第一導電片と接触できる第二導電片が設けられている。電源供給器は電源 基台の収納空間内に設けられ、正極と負極が導線により電源基台の第一導電片の 正極と負極に接続されている。これにより、電気用品と電源基台との分離ができ る。

【０００５】 分離式電気用品には、外殻の上のコ型凹部の外側に可動性の凸体を設け、凸体 のコ型凹部から離れた一端は外殻とつながっていてコ型凹部と近接した一端は上 向きにはね起きているために、電気用品がコ型凹部にスライドして挿入されたと きに凸体のコ型凹部と近接した一端が電気用品を突き上げて、電気用品を固定す ることもできる。

【０００６】 電源供給器はバッテリーにすることができ、また、バッテリーは充電できるも のにすることができる。 電源基台に直流電源を外接して電気を供給することもできる。 発光ダイオード、液晶表示部などの電子素子でつくられた表示灯を設け、電源 供給器に残っている電力を表示することもできる。

【０００７】 第一導電片および第二導電片は金属材料で製造することができる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

本考案の実施例について、図面に基づいて説明する。 図１に示すように、本考案実施例における電源基台は外殻１０、コントロール 回路（一般に使用されているものであり、図には示していない。）、およびバッ テリー２０から構成される。外殻１０は第一外殻１０１と第二外殻１０２を上下 に組み合わせて構成される。第一外殻１０１には二つのコ型凹部１３が設けられ 、コ型凹部１３の底部には第一導電片１３１が設けられている。第一導電片１３ １は金属材料で製造することができる。二つの第一導電片１３１は図示しない導 線によりバッテリー２０の正極と負極にそれぞれ接続されている。外殻１０には 貫通孔１４が設けてあり、貫通孔１４と外殻１０とで把手１５を形成する。また 、外殻１０にはスイッチ１６、表示灯１７、充電孔１８および一端にバッテリー 挿入口１９を設けてあり、バッテリー挿入口１９はバッテリー２０を外殻１０の 内部の収納空間１１に収納するのに対応している。バッテリー挿入口１９の上下 にはノッチ１９１が設けられ、容易にバッテリー２０を抜き出すことができる。

【０００９】 第３図に示したように、外殻１０の上のコ型凹部１３の外側に可動性の凸体１ ０３を設け、凸体１０３のコ型凹部１３から離れた一端は外殻１０とつながって いてコ型凹部１３と近接した一端は上向きにはね起きている。そのために、電気 用品４０がコ型凹部１３にスライドして挿入されたときに凸体１０３のコ型凹部 １３と近接した一端が電気用品４０を突き上げて、電気用品４０が滑り落ちるの を防ぐこともできる。

【００１０】 本考案を使用するときには、電気用品４０の嵌台座４１を外殻１０のコ型凹部 １３に嵌め合わせる。嵌台座４１の底部の第二導電片４１１はコ型凹部１３の第 一導電片１３１と互いに接触する。したがって、スイッチ１６を入れると、電源 が電気用品４０まで供給される。 使用中は、図示しないコントロール回路（一般に使用されているもの。）によ りバッテリー２０に残存する電力を計測し、その結果を表示灯１７に表示する。 表示灯１７は発光ダイオードあるいは液晶表示などで作られる。バッテリー２０ は一般のバッテリーあるいは充電式のバッテリーを使うことができる。充電式の 場合は、バッテリー２０の電力を使い果たした、あるいは使い果たしそうなとき に、充電をすることができる。したがって、バッテリーの廃棄による環境汚染を 低減することができる。外殻１０の充電孔１８は自動車の煙草点火器５０に対応 していて、直流電源により充電することができる。このため、屋外での利用に便 利である。

【００１１】 また、外殻１０には把手１５を設けてあるので、携帯や操作に便利である。 実施例として僅かな例しか挙げていないが、本考案の分離式電気用品の構造は 、他の様々な電気用品にも応用することができる。

【００１２】

【考案の効果】

以上、実施例によって示したように、本考案によれば一つの電源から異なる電 気用品に電気を供給することができ、取扱が容易で屋外での使用に便利な分離式 電気用品を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の斜視図である。

【図２】本考案実施例において嵌台座を設けた電気用品
の斜視図である。

【図３】本考案の別の実施例の斜視図である。

【図４】本考案実施例における電気用品の底面図であ
る。

【符号の説明】

１０ 外殻 １０１ 第一外殻 １０２ 第二外殻 １０３ 凸体 １１ 収納空間 １３ コ型凹部 １３１ 第一導電片 １４ 貫通孔 １５ 把手 １６ スイッチ １７ 表示灯 １８ 充電孔 １９ バッテリー挿入口 １９１ ノッチ ２０ バッテリー ４０ 電気用品 ４１ 嵌台座 ４１１ 第二導電片 ５０ 煙草点火器

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 外殻があり、外殻の開口の中に収納空間
   が設けられ、外殻の上には少なくとも一組のコ型凹部を
   設け、コ型凹部に第一導電片が設けられた電源基台と、 一端に底台座が設けてあり、底台座の両側が階段状をな
   して電源基台のコ型凹部にスライドして挿入する嵌台座
   が設けられ、嵌台座の一面には電源基台の第一導電片と
   接触できる第二導電片が設けられている電気用品と、 電源基台の収納空間内に設けられ、正極と負極が導線に
   より電源基台の第一導電片の正極と負極に接続されてい
   る電源供給器とから構成され、電気用品と電源基台との
   分離ができることを特徴とする分離式電気用品。
2. 【請求項２】 外殻の上のコ型凹部の外側に可動性の凸
   体を設け、凸体のコ型凹部から離れた一端は外殻とつな
   がっていてコ型凹部と近接した一端は上向きにはね起き
   ているために、電気用品がコ型凹部にスライドして挿入
   されたときに凸体のコ型凹部と近接した一端が電気用品
   を突き上げて、電気用品を固定することができることを
   特徴とする、請求項１記載の分離式電気用品。
3. 【請求項３】 電源供給器をバッテリーにすることがで
   きることを特徴とする、請求項１記載の分離式電気用
   品。
4. 【請求項４】 バッテリーが充電できることを特徴とす
   る、請求項３記載の分離式電気用品。
5. 【請求項５】 電源基台に直流電源を外接して電気を供
   給することができることを特徴とする請求項１記載の分
   離式電気用品。
6. 【請求項６】 表示灯が設けられ、表示灯は発光ダイオ
   ード、液晶表示部などの電子素子でつくられ、電源供給
   器に残っている電力を表示することができることを特徴
   とする請求項１記載の分離式電気用品。
7. 【請求項７】 第一導電片および第二導電片は金属材料
   で製造することができることを特徴とする請求項１記載
   の分離式電気用品。