JP3778869B2 - 携帯電気機器 - Google Patents

携帯電気機器 Download PDF

Info

Publication number
JP3778869B2
JP3778869B2 JP2002097447A JP2002097447A JP3778869B2 JP 3778869 B2 JP3778869 B2 JP 3778869B2 JP 2002097447 A JP2002097447 A JP 2002097447A JP 2002097447 A JP2002097447 A JP 2002097447A JP 3778869 B2 JP3778869 B2 JP 3778869B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
charging
terminal
discharge
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002097447A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003297316A (ja
Inventor
克徳 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2002097447A priority Critical patent/JP3778869B2/ja
Publication of JP2003297316A publication Critical patent/JP2003297316A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3778869B2 publication Critical patent/JP3778869B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば懐中電灯等に最適な携帯電気機器に関し、特に充電用電池と乾電池の両方で使用できる携帯電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
懐中電灯等の充電用電池を電源に使用する携帯電気機器は、充電用電池を充電して何回も繰り返し使用できるので経済的に使用できる。しかしながら、充電用電池を電源に使用している携帯電気機器は、充電用電池が放電されると使用できなくなり、また充電して使用できる状態にするには、充電するために所定の時間がかかって直ちに使用できない欠点がある。たとえば、充電用電池を急速充電するにしても、満充電するまでには約1時間を必要とする。この欠点は、充電用電池のみでなく、充電用電池に代わって乾電池も使用できる構造として解消できる。充電用電池と乾電池の両方で使用できる携帯電気機器は、充電用電池が充電された状態にあるときは充電用電池を使用し、充電用電池が完全に放電されて使用できないときは、乾電池を入れて使用できる。このため、充電用電池の充電状態にかかわらず便利に使用できる特長がある。
【0003】
このことを実現する携帯電気機器は、たとえば実開昭60−172267号公報に記載される。この公報に記載される携帯電気機器は、ニッケル−カドミウム電池を内蔵する電池パックと、乾電池の両方で使用できるようにしている。この携帯電気機器は、乾電池には接続されない電池パックの専用端子を設けている。電池パックには、携帯電気機器に設けている専用端子に接続される位置に端子を設けている。すなわち、電池パックと乾電池とを専用の端子に接続して、電池パックと乾電池を使用できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上の構造の携帯電気機器は、乾電池と電池パックの両方を電源に使用できるので、電池パックを完全に放電した状態では、乾電池を電源に使用して便利に使用できる。しかしながら、この構造の携帯電気機器は、乾電池と電池パックの各々に専用端子を設けるので、端子構造と配線が複雑であると共に、電池パックのケースも必要であった。
【0005】
さらに、この構造の携帯電気機器は、乾電池を使用するときに、端子の接触不良が発生しやすくなる欠点がある。それは、充電用電池を電源に使用する携帯電気機器は、充電用電池が放電されたときに限って乾電池を使用するので、現実の使用状態にあっては、ほとんどの場合、乾電池を電源として使用する頻度は非常に少い。充電用電池の使用状態を考慮しながら、充電用電池の充電を正常に管理するかぎり、乾電池を使用する必要がないからである。このため、ほとんど使用されない乾電池用の専用端子は、ほとんど乾電池に接触することがない。長期間にわたって使用されない端子は、表面が汚れ、あるいは酸化膜等ができて、接触不良を起こしやすい状態となる。このため、非常のときに乾電池を装着して使用とようとすると、接触不良がおこって正常に動作できなくなることがある。
【0006】
本発明は、さらにこのような欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、充電用電池と乾電池の両方を電源として便利に使用でき、しかも乾電池を使用するときの接触不良を極減して、充電用電池を放電したときに乾電池を電源として正常に動作できる携帯電気機器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の携帯電気機器は、円筒型電池である充電用電池30をケース10の収納室11に脱着できるように入れて電源とし、さらに、充電用電池30に代わって、円筒型乾電池50を収納室11に入れて電源とし、充電用電池30と乾電池50のいずれかを電源として使用する。充電用電池30は、円筒型電池の電池端面に、互いに電気接続されてなる放電端子32と充電端子33とを備えており、放電端子32を電池端面の中心に、充電端子33を放電端子32から外周方向に離して配設している。携帯電気機器は、乾電池50の凸部電極52、又は充電用電池30の放電端子32に接続される位置に設けている放電専用接点12と、充電用電池30の充電端子33には接続されるが、乾電池50の凸部電極52には接続されない位置に設けている充電専用接点13と、充電端子33に接続されてなる充電ジャック14とを備えている。携帯電気機器は、ケース10の収納室11に充電用電池30が収納されると、充電用電池30の放電端子32が放電専用接点12に接続されて、充電用電池30から携帯電気機器に電力が供給される。この状態で充電ジャック14に充電器が接続されると、充電器の出力が、充電ジャック14と充電専用接点13と充電端子33を介して充電用電池30に供給されて充電用電池30が充電される。さらに、携帯電気機器は、ケース10の収納室11に乾電池50が収納されると、乾電池50の凸部電極52が放電専用接点12に接続されて、乾電池50から携帯電気機器に電力が供給される。この状態で充電ジャック14に充電器が接続されても、充電専用接点13は凸部電極52には接続されず、充電器で乾電池50が充電されないようにしている。
【0008】
放電端子32と充電端子33は、一枚の金属板とすると共に、充電端子33をリング状として、このリング状の充電端子33の内側に弾性的に突出する放電端子32を配設することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための携帯電気機器を例示するものであって、本発明は携帯電気機器を以下のものに特定しない。
【0010】
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0011】
図1と図2は、携帯電気機器である懐中電灯を示している。ただし、本発明は、携帯電気機器を懐中電灯に特定しない。携帯電気機器には、電池を電源として使用できる全てのもの、たとえば携帯ラジオなどとすることもできる。
【0012】
図の携帯電気機器は、内部に収納室11を設けている筒ケース10Aと、この筒ケース10Aの後端を閉塞する底蓋10Bと、筒ケース10Aの先端に連結されるヘッドケース10Cとを備える。この携帯電気機器は、単1ないし単4タイプの円筒型電池を直列接続したパック電池であって円筒型電池である充電用電池30を筒ケース10Aに設けている収納室11に脱着できるように入れて電源とし、さらに、充電用電池30に代わって、単1ないし単4タイプの円筒型電池である乾電池50を複数個(本実施例では3個)収納室11に入れて電源とし、充電用電池30と乾電池50のいずれかを電源として使用できるようにしている。
【0013】
筒ケース10Aは、円筒型電池である充電用電池30と、円筒型電池である乾電池50とを収納する収納室11を内部に有する円筒状である。筒ケース10Aは、アルミニウム、鉄、ステンレス等の金属製で、電池の一方のリード線として導電経路に併用される。筒ケース10Aは、後端部の内面に雌ネジを設けて、ここに底蓋10Bを脱着できるようにねじ込んで連結している。底蓋10Bは、筒ケース10Aの雌ネジにねじこむことができる雄ネジを設けている。さらに、底蓋10Bは、充電用電池30や乾電池50のマイナス極に弾性的に押し付けられるコイルバネ17を内部に設けている。底蓋10Bは、筒ケース10Aと同じ材質、あるいは異なる材質の金属製で、筒ケース10Aにねじ込まれて、コイルバネ17を充電用電池30や乾電池50のマイナス極に電気的に接続する。コイルバネ17は底蓋10Bに接続され、底蓋10Bは筒ケース10Aに連結され、さらに筒ケース10Aはヘッドケース10Cに接続されて、充電用電池30と乾電池50のマイナス極をヘッドケース10Cに導いている。
【0014】
筒ケース10Aの収納室11に装着される充電用電池30は、図3の斜視図と図4の分解斜視図に示すように、円筒型電池の正極側電池端面に、互いに電気接続されてなる放電端子32と充電端子33とを備えている。充電用電池30の円筒型電池は、ニッケル−水素電池、ニッケル−カドミウム電池、あるいはリチウムイオン二次電池等の二次電池31からなる。充電用電池30は、複数の二次電池(本実施例では、乾電池50と同一サイズのものを同数使用)を直線状に並べて直列に接続している。放電端子32は、電池端面の中心に位置するように配置され、充電端子33は、中心の放電端子32から外周方向に離された位置に配置される。図の充電用電池30は、放電端子32と充電端子33を一枚の金属板を裁断してなる端子板34で構成している。端子板34は、充電端子33をリング状とし、このリング状の充電端子33の内側に中心に向かって突出するように放電端子32を設けている。放電端子32は、電池端面から弾性的に突出している。さらに端子板34は、リング状である充電端子33の外周に3つの突出片35を設けている。端子板34の突出片35の一つは、電池端面の凸部電極31Aに溶接しているリード板36に溶接して連結している。突出片35は、図5の拡大断面図に示すように、端子板34と二次電池31との間に配置している端子ホルダー37の貫通孔37Aに挿入されて、凸部電極31Aに溶接されたリード板36の先端に溶接又は半田付けして連結される。図の充電用電池30は、凸部電極31Aに溶接しているリード板36の先端に端子板34を溶接して連結しているが、端子板を直接に凸部電極に溶接して接続することもできる。
【0015】
図の充電用電池30は、端子板34と二次電池31との間に端子ホルダー37を配設している。端子ホルダー37は、端子板34を電池端面の定位置に配置する。端子ホルダー37は、プラスチック等の絶縁材を円盤状に成形している。図の端子ホルダー37は、電池端面の外周の内側に配設できる外径としている。さらに、端子ホルダー37は、電池端面の凸部電極31Aを入れる中心孔37Bを開口しており、端子板34の充電端子33を載せる円形の凸条37Cを一体的に成形して設けている。二次電池31の封口板である電池端面は、通常、凸部電極31Aと同極のプラスであって、マイナスである二次電池31の側面とは絶縁されている。図5にて、理解できるように、端子ホルダー37の電池側は、断面視円形の凹部形状を備え、二次電池31の電池端面とは隙間ができている。そして、図5に示されるように、二次電池31である素電池を、複数連結した状態(図5では、先端側の二次電池31のみを図示している)で、端子ホルダー37の外周部37Dと、連結された二次電池31の側面を熱収縮チューブ31Tで被っている。また、図示しないが、公知の技術を利用して、複数の二次電池間には、金属接続リードが溶接されると共に、絶縁リングを挿入している。他の例として、封口板の全体を凸部電極と同じ極としている二次電池では、端子ホルダーをなくして、端子板の突出片を封口板に溶接して固定することもできる。
【0016】
さらに、外径の大きな円筒型電池である充電用電池30は、図6の斜視図と図7の分解斜視図に示す構造で、電池端面に放電端子32と充電端子33とを配置できる。これらの図に示す充電用電池30は、リング状の充電端子33の内側に中心に向かって突出する放電端子32を設けている端子板34を、端子ホルダー37を介して電池端面に配設している。端子ホルダー37は、中心孔37Aに二次電池31の凸部電極31Aを挿入する状態で二次電池31に連結されて、端子板34を電池端面の定位置に配置している。さらに、端子ホルダー37の外周部37Dに沿ってスペーサー40を配設して、端子ホルダー37を電池端面から外れないようにしている。
【0017】
スペーサー40は、プラスチック等の絶縁材をリング状に成形したもので、二次電池31の外周の内側に配設できる外径とすると共に、内径を端子ホルダー37の外径よりも小さくしている。このスペーサー40は、端子ホルダー37の外周部37Dにラップさせる状態、いいかえると、端子ホルダー37の外周部37Dを外側から保持する状態で電池端面に配設されて、端子ホルダー37が電池端面から外れるのを阻止する。図に示すスペーサー40は、端子ホルダー37の外周部37Dを嵌入して保持する段差凹部(図示せず)を内面に成形しており、この段差凹部に端子ホルダー37の外周部37Dを嵌合させて端子ホルダー37を保持している。さらに、図6に示す充電用電池30は、端子ホルダー37とスペーサー40を電池端面に連結した状態で、スペーサー40の外周部と二次電池31の側面とを熱収縮チューブ39で被覆している。外周部が熱収縮チューブ39で被覆されるスペーサー40は、電池端面に密着されて、内側に位置する端子ホルダー37を確実に電池端面に保持する。
【0018】
携帯電気機器は、図8ないし図10に示すように、ヘッドケース10Cに、単1ないし単4タイプの乾電池50の凸部電極52、又は充電用電池30の放電端子32に接続される位置に設けている放電専用接点12と、充電用電池30の充電端子33には接続されるが、乾電池50の凸部電極52には接続されない位置に設けている充電専用接点13と、充電端子33に接続されてなる充電ジャック14とを設けている。放電専用接点12と充電専用接点13を設けるために、図のヘッドケース10Cは、筒ケース10Aに連結する後端に接点ホルダー21を嵌入している。接点ホルダー21に放電専用接点12を設ける放電リード板22と、充電専用接点13を設ける充電リード板23とを固定している。接点ホルダー21は、ヘッドケース10Cの後端に嵌入できる外形にプラスチック等の絶縁材を成形している。この接点ホルダー21は、図8と図9に示すように、後端面の中心に放電専用接点12を固定して、放電専用接点12から外周の方向に離した位置に充電専用接点13を固定している。接点ホルダー21は、図10(紙面左側が先端側)に示す上側部分と、図12(紙面右側が先端側)に示す下側部分を固着して一体化する。
【0019】
図11は放電専用接点12を構成する放電リード板22と、充電専用接点13を構成する充電リード板23の配置を示す斜視図、図12は放電リード板22と充電リード板23の配置を判りやすくするために、接点ホルダー21の上半分を除去した状態を示す斜視図である。これ等の図に示す放電専用接点12を構成する放電リード板22は、接点ホルダー21を後端から先端に貫通して、接点ホルダー21の先端面に、スイッチ19に接続される接続用接点24を設けている。充電リード板23は、逆電流を防止するダイオード25を介して、接点ホルダー21に固定している充電ジャック14のセンターピン15に接続している。充電ジャック14のマイナス側に接続される弾性接点16は、上端に弾性片16Aを弾性的に突出するように設けており、この弾性片16Aをヘッドケース10Cに接続している。
【0020】
接点ホルダー21の先端に表出させている接続用接点24は、スイッチ19を介して電球18に接続される。この携帯電気機器は、スイッチ19をオンにすると、放電専用接点12が電球18に接続され、スイッチ19をオフにすると放電専用接点12は電球18に接続されない状態となる。このため、スイッチ19をオンにして電球18を点灯し、オフにして電球18を消灯できる。なお、充電用電池30又は乾電池50のマイナス極は、底蓋10Bと筒ケース10Aとヘッドケース10Cを介して電球18に接続される。
【0021】
以上の携帯電気機器は、図13に示すように、筒ケース10Aの収納室11に充電用電池30を収納すると、充電用電池30の放電端子32を放電専用接点12に接続する。したがって、充電用電池30から携帯電気機器に電力を供給できる状態となり、この状態でスイッチ19をオンにすると、充電用電池30は、放電端子32→放電専用接点12→放電リード板22→接続用接点24→スイッチ19→電球18の経路で電力を電球18に供給して、電球18を点灯する。さらに、充電用電池30を収納する状態で、充電ジャック14に充電用コネクター(図示せず)を接続して充電器を接続すると、充電器の出力は、充電コネクター→充電ジャック14→ダイオード25→充電専用接点13→充電端子33の経路で充電用電池30に供給されて充電用電池30は充電される。そして、充電端子33は、リング状であるので、充電用電池30が円筒体の中心軸で回転しても常に充電端子33と充電専用接点13はコンタクトできる。
【0022】
ケース10の収納室11に、図14に示すように、充電用電池30に代わって乾電池50を収納すると、乾電池50の凸部電極52は放電専用接点12に接続され、乾電池50から携帯電気機器に電力が供給される状態となる。このため、この状態でスイッチ19をオンにすると、乾電池50の電力は、凸部電極52→放電専用接点12→放電リード板22→接続用接点24→スイッチ19→電球18の経路で電力を電球18に供給して、電球18を点灯する。収納室11に乾電池50を収納する状態で、誤って充電ジャック14に充電コネクターを接続して充電器を接続しても、充電専用接点13は乾電池50の凸部電極52には接続されず、充電器は乾電池50を充電することはない。
【0023】
さらに、図15に示すように、収納室11に充電用電池30や乾電池50を逆向きに入れると、充電用電池30や乾電池50のマイナス側は凸部電極52や放電端子32がないので、接点ホルダー21の後側外周に当接するだけで、先方に位置する放電専用接点12と充電専用接点13の両方に接続されず、充電用電池30や乾電池50から電力が供給されることはない。よって、誤った方向の電池収納であったことがわかる。
【0024】
【発明の効果】
本発明の携帯電気機器は、充電用電池と乾電池の両方を電源として便利に使用でき、しかも乾電池を使用するときの接触不良を極減して、充電用電池を放電したときに乾電池を電源として正常に動作できる特長がある。それは、本発明の携帯電気機器が、互いに電気接続される放電端子と充電端子とを電池端面に備える充電用電池と、乾電池のいずれかを電源として使用できる構造としており、充電用電池の放電端子、又は乾電池の凸部電極に接続される位置に放電専用接点を設けると共に、充電用電池の充電端子には接続されるが、乾電池の凸部電極には接続されない位置に充電専用接点を設けているからである。そして、充電用電池は、電池端面に放電端子と充電端子を備えるだけなので、別途、ケースも必要なく、二次電池の外形を略そのまま利用することができる。
【0025】
この構造の携帯電気機器は、充電用電池を収納する状態では、充電用電池の放電端子が放電専用接点に接続されるので、充電用電池から携帯電気機器に電力を供給できると共に、充電端子が充電専用接点に接続されるので、充電ジャックに充電器を接続して充電用電池を充電できる。さらに、携帯電気機器は、ケースの収納室に乾電池を収納する状態では、乾電池の凸部電極が放電専用接点に接続されるので、乾電池から携帯電気機器に電力が供給できるが、充電専用接点は凸部電極に接続されないので、充電器で乾電池が充電されることがない。したがって、充電用電池と乾電池の両方を電源として便利に使用できる。とくに、本発明の携帯電気機器は、充電用電池の放電端子と乾電池の凸部電極の両方を放電専用接点に接続する構造としているので、充電用電池に比べて少ない頻度で使用される乾電池を使用する場合においても、接触不良を極減して乾電池を電源として正常に動作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる携帯電気機器の斜視図
【図2】図1に示す携帯電気機器の分解平面図
【図3】携帯電気機器に収納される充電用電池の電池端面の斜視図
【図4】図3に示す充電用電池の分解斜視図(チューブを省略した状態)
【図5】図3に示す充電用電池のA−A線断面図
【図6】充電用電池の他の一例を示す斜視図
【図7】図6に示す充電用電池の分解斜視図
【図8】図2に示すヘッドケースの後端を示す斜視図
【図9】ヘッドケースに嵌入される接点ホルダーの一部断面斜視図
【図10】接点ホルダーの上側部分を示す斜視図
【図11】接点ホルダーの内部に配線されるリード板を示す斜視図
【図12】接点ホルダーの下側部分を示す斜視図
【図13】携帯電気機器に充電用電池を収納した状態を示す断面図
【図14】携帯電気機器に乾電池を収納した状態を示す断面図
【図15】携帯電気機器に充電用電池や乾電池を逆向きに収納した状態を示す断面図
【符号の説明】
10…ケース 10A…筒ケース 10B…底蓋
10C…ヘッドケース
11…収納室
12…放電専用接点
13…充電専用接点
14…充電ジャック
15…センターピン
16…弾性接点 16A…弾性片
17…コイルバネ
18…電球
19…スイッチ
21…接点ホルダー
22…放電リード板
23…充電リード板
24…接続用接点
25…ダイオード
30…充電用電池
31…二次電池 31A…凸部電極 31T…チューブ
32…放電端子
33…充電端子
34…端子板
35…突出片
36…リード板
37…端子ホルダー 37A…貫通孔 37B…中心孔
37C…凸条 37D…外周部
39…熱収縮チューブ
40…スペーサー 40A…段差凹部
50…乾電池
52…凸部電極

Claims (2)

  1. 円筒型電池である充電用電池(30)をケース(10)の収納室(11)に脱着できるように入れて電源とし、さらに、充電用電池(30)に代わって、円筒型乾電池(50)を収納室(11)に入れて電源とし、充電用電池(30)と乾電池(50)のいずれかを電源として使用できる携帯電気機器であって、
    充電用電池(30)は、円筒型電池の電池端面に、互いに電気接続されてなる放電端子(32)と充電端子(33)とを備えており、放電端子(32)を電池端面の中心に、充電端子(33)を放電端子(32)から外周方向に離して配設しており、
    携帯電気機器は、乾電池(50)の凸部電極(52)、又は充電用電池(30)の放電端子(32)に接続される位置に設けている放電専用接点(12)と、充電用電池(30)の充電端子(33)には接続されるが、乾電池(50)の凸部電極(52)には接続されない位置に設けている充電専用接点(13)と、充電端子(33)に接続されてなる充電ジャック(14)とを備えており、
    ケース(10)の収納室(11)に充電用電池(30)が収納されると、充電用電池(30)の放電端子(32)が放電専用接点(12)に接続されて充電用電池(30)から携帯電気機器に電力が供給され、この状態で充電ジャック(14)に充電器が接続されると、充電器の出力が、充電ジャック(14)と充電専用接点(13)と充電端子(33)を介して充電用電池(30)に供給されて充電用電池(30)が充電され、
    ケース(10)の収納室(11)に乾電池(50)が収納されると、乾電池(50)の凸部電極(52)が放電専用接点(12)に接続されて乾電池(50)から携帯電気機器に電力が供給され、この状態で充電ジャック(14)に充電器が接続されると、充電専用接点(13)は凸部電極(52)には接続されず、充電器で乾電池(50)が充電されないようにしてなる携帯電気機器。
  2. 放電端子(32)と充電端子(33)が一枚の金属板で、充電端子(33)がリング状で、このリング状の充電端子(33)の内側に弾性的に突出する放電端子(32)を配設している請求項1に記載される携帯電気機器。
JP2002097447A 2002-03-29 2002-03-29 携帯電気機器 Expired - Fee Related JP3778869B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002097447A JP3778869B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 携帯電気機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002097447A JP3778869B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 携帯電気機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003297316A JP2003297316A (ja) 2003-10-17
JP3778869B2 true JP3778869B2 (ja) 2006-05-24

Family

ID=29387693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002097447A Expired - Fee Related JP3778869B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 携帯電気機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3778869B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5065353B2 (ja) * 2009-09-16 2012-10-31 廣東正飛移動照明有限公司 充放電可能な懐中電灯
CN211125878U (zh) * 2019-12-12 2020-07-28 深圳市东方芯愿新能源有限公司 一种一体成型的充电式电池

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003297316A (ja) 2003-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7785723B2 (en) Battery device with plural joined-together batteries
US7806555B2 (en) Power supply control device of a flashlight
US6979502B1 (en) Battery having a housing for electronic circuitry
JP2604936B2 (ja) 電池給電式装置
EP1250720B1 (en) Battery having a housing for electronic circuitry
US20070273326A1 (en) Charger with internal battery for charging portable batteries
WO2007019159A2 (en) Spare battery holder
US3220888A (en) Rechargeable battery pack
JPH07211301A (ja) バッテリアセンブリ
US2848598A (en) Flashlight with battery locking device
JP3778869B2 (ja) 携帯電気機器
CN112909440A (zh) 带照明的充电电池
CN109309189B (zh) 充电电池
CN215215801U (zh) 可快速更换电芯的户外手电筒
JP3113656B1 (ja) パック電池
KR20040058915A (ko) 전지 팩
KR0131065Y1 (ko) 1차전지와 겸용할 수 있는 재충전 밧데리 장치 및 휴대용 장치
JP3314118B2 (ja) 電源パック
JP3031128U (ja) 太陽電池式充電器
JP3039798U (ja) 電池アダプタケース
JP2563834Y2 (ja) 電池ケース
JPH0613069A (ja) バッテリパック装置
JPH05283059A (ja) 角形密閉アルカリ蓄電池およびその充電器
JP2001076502A (ja) 充電式懐中電灯
JP2587633Y2 (ja) 電池用ブリスターパック

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060228

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees